著者
広瀬典
出版者
巻号頁・発行日
vol.[4],
著者
広瀬 直人 小野 裕嗣 前田 剛希 和田 浩二
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.27-31, 2019
被引用文献数
2

<p>試験用黒糖製造において,仕上加熱工程と冷却撹拌工程を連続して実施できる,卓上型の黒糖試験製造装置を開発した.この装置は,PC制御されたマイクロヒーターと水道水利用の冷却管を備えた加熱冷却容器,および撹拌トルクを検出できる撹拌装置から構成される.この試験製造装置を用いて黒糖を試作する過程で,冷却撹拌工程の終了時に品温が上昇する現象を見出した.この品温上昇は,温度上昇幅と糖蜜の推定比熱からショ糖の結晶熱が要因と推測された.</p>
著者
広瀬 孝文/ボーチェック ボレスラフ A. Takafumi/Boczek Boleslaw A. Hirose
雑誌
聖徳学園岐阜教育大学紀要 = Bulletin of Gifu College of Education (ISSN:09160175)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.28-56, 1976-07-20

This is a study of the relationship between the status of permanent neutrality and the modern system of collective security. The point in question is whether or not the status of permanent. Neutrality is compatible with the system of collective security which requires its members to participate in coercive measures against a common enemy. Based on a number of scholastic arguments presented in the past this is a comparative study of two different arguments : one by Switzerland which is not a member of the United Nations, and the other by Austria which has been a member of the U. N. since 1955. First, it examines these arguments in order to determine why Switzerland and Austria chose different, courses. Then, actual practices of these states in relation to the U. N. are examined in order to probe the possibility or impossibility of the existence of permanent neutrality in the United Nations. It is, then, concluded that, from a legal point of view, there remain many conditions that must be met before a permanently neutral state can become a member of the U. N. without any anxiety. But Austria became a member for her own politicalreasons, and the stability of her status in the U. N. largely depends on the political atmosphere of the organization. Whether a member of the U. N. or not, a permanently neutral state can contribute a great deal to the world peace in its own way.
著者
広瀬 浩二郎
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.379-398, 2005

本論文においては「介護」を障害者と健常者の関係と定義し、「介護の人類学」構築の可能性を探る。具体的には戦後60年間の視覚障害者と日本社会の関わりに注目し、「介護」概念の変遷を追う。「平家物語」の創造、伝播に象徴されるように、日本の宗教・芸能史のなかで盲人たちは大きな役割を果たしてきた。江戸時代以後、彼らは主に按摩・鍼・灸、あるいは筝曲を生業とした。近代の盲教育にあっても、中世の当道(琵琶法師の座)以来の伝統的職業を死守していくことが最大の目標とされた。「決められた道」を持つことが他の障害者には見られない視覚障害者の特徴であり、その「決められた道」からの脱却が第二次大戦後の盲青年たちの"見果てぬ夢"となった。"見果てぬ夢"は視覚障害者の高等(大学)教育への進出という形で発現した。本論文では、1950〜60年代を「大学の門戸開放」期、70〜80年代を「入学後の学習環境の整備」期、90年代以降を「卒業後の就労支援」期と位置付け、各時期の「介護」状況を示す団体として「日本盲人福祉研究会(文月会)」「関西SL(スチューデント・ライブラリー)」「視覚障害者文化を育てる会(4しょく会)」の活動を取り上げる。障害者=「特殊」、健常者=「普通」という図式は、少数者を差別、排除する近代化過程の必然の帰結だった。視覚障害者は「奮闘」「懇願」することから"見果てぬ夢"の実現をめざし、彼らの社会参加を求める運動は晴眼者の「同情」により受け入れられていった。70年代以後には「権利」を主張する障害者とそれを「支援」する健常者により、「特殊」を「普通」に変換する「バリアフリー」が進展した。本論文では「バリアフリー」の次なる課題、21世紀の「介護」を創出する新しい概念として「フリーバリア」を提唱したい。
著者
八幡 祥子/河野 英司/広瀬 弥奈/浅香 めぐみ/松本 大輔/坂口 也子/丹下 貴司/時安 喜彦/渡部 茂/五十嵐 清治/広瀬 公治/三浦 宏子/水谷 博幸/上田 五男 ヤハタ ショウコ/カワノ エイジ/ヒロセ ミナ/アサカ メグミ/マツモト ダイスケ/サカグチ ナリコ/タンゲ タカシ/トキヤス ヨシヒコ/ワタナベ シゲル/イガラシ セイジ/ヒロセ コウジ/ミウラ ヒロコ/ミズガイ ヒロユキ/ウエダ イツオ YAHATA Syouko/KAWANO Eiji/HIROSE Mina/ASAKA Megumi/MATSUMOTO Daisuke/SAKAGUCHI Nariko/TANGE Takashi/TOKIYASU Yoshihiko/WATANABE Shigeru/IGARASHI Seiji/HIROSE Kouji/MIURA Hiroko/MIZUGAI Hiroyuki/UEDA Itsuo
雑誌
東日本歯学雑誌
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.207-212, 1995-12-31

The collective dental examinations of nursery school children aged 3 to 5 in Shinshinotsu village in Hokkaido have been conducted for several years by our departments in cooperation with the administrative organs of Shinshinotsu village. The data of dental examinations in 1994 were analyzed and compared with the data for 1988 as well as with the data of the Survey of Dental Diseases by the Health Policy Bureau Ministry of Health and Welfare, Japan in 1993 and 1987. The results were as follows; (1) The rate of persons with carious teeth and the mean number of carious teeth per person in Shinshinotsu village were higher than those of the National Survey by the Ministry of Health and Welfare at all ages. (2) The rate of persons with carious teeth and the mean number of carious teeth per person decreased. The rate of persons with dental treatment increased from 1988 to 1994 in 4 year-old children in Shinshinotsu village in the same manner as the results of the National Survey by the Ministry of Health and Welfare, while dental caries showed no decrease in the 3 and 5 year-old children.
著者
小田 禄平 広瀬 源二郎 江守 巧
出版者
医学書院
雑誌
Brain and Nerve 脳と神経 (ISSN:00068969)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.155-160, 1985-02-01

抄録 種々の神経疾患患者の髄液中β—glucuronidase (β—GL)およびβ2—rnicroglobulin (β2—m)を測定し,各種神経疾患における測定値の検討と腫瘍マーカーとしての有用性,各種髄膜炎,特に感染性髄膜炎と癌性髄膜炎の鑑別における有用性等につき検討を加えた。対象は99例の神経疾患患者で,変性疾患群(6例),変形性頸椎症群(15例),ギランバレー症候群(8例),くも膜下出血群(6例),感染性髄膜炎群(21例),癌性髄膜炎群(9例),転移性硬膜外腫瘍群(10例),脳腫瘍群(24例)の8群に大別した。また13例の非神経疾患患者の髄液を正常対照としたがβ—GL,β2—m値はそれぞれ122.5±10.8μg/dl/hr (Mean±SEM),0.99±0.15mg/lであった。髄液中β—GL値が有意に増加した群は,感染性髄膜炎群(266.7±65.5,P<0.001),癌性髄膜炎群(249.0±54.5,P<0.001),脳腫瘍群(216.0±470,P<0.001)であった。しかし,感染性髄膜炎と癌性髄膜炎との間には有意差は認められず,腫瘍マーカーとしての有用性には乏しいと考えられた。ただし,髄膜浸潤を認める脳腫瘍例は著明に高値を示し,脳腫瘍の髄膜腔への拡がりを知る一つの手掛りとなりうると考えられた。髄液巾β2—mは種々の神経疾患で増加がみられたが,腫瘍マーカーとしての有用性には乏しかった。
著者
広瀬正和著
出版者
時事通信社
巻号頁・発行日
1977
著者
寺澤 輝雄 浅野 紘臣 広瀬 昌平
出版者
日本雑草学会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.14-18, 1981-07-26
被引用文献数
1

メヒシバ,スベリヒユを土壌の最大容水量に対して12,25,50,100%の4条件下で全生育期間を通してa/2,000ポットで栽培し,土壌水分の差異が両草種の生育と種子生産構造に及ぼす影響を調査した。1)栄養生長期,成熟期を通して,過湿と過乾に対する両草種の反応は異なっており,メヒシバは過乾条件で,スベリヒユは過湿条件で生長がより大きく抑制された。2)栄養生長期の地上部乾物重で最大生長を示す最適水分条件はメヒシバでは50%区であり,スベリヒユでは25%区であった。3)両草種の種あるいはがい果当たりの稔実種子生産量は4処理条件下で,ほぼ一定であり,土壌水分の変化による個体当たりの種子生産量の差異は個体当たり,穂数あるいはがい果数の増減によるものであった。4)土壌水分の差異によるCREの変化は,メヒシバで3〜4%の範囲にあり,一方,スベリヒユでは15〜20%であって,スベリヒユはメヒシバに比べCREが高かった。5)両草種の形質の土壌水分に対する表現型可変性は生長量の形質に関しては,スベリヒユの分枝数を除いて,一般にメヒシバがスベリヒユに比べて高く,成熟期の種子生産形質については,メヒシバの穂数を除いて,一般に,スベリヒユがメヒシバに比べて高かった。6)最適水分条件下でメヒシバは穂数,スベリヒユはがい果の増加によって個体当たり種子数の拡大生産を確保し,不適当な条件下でも,両種は得られた種あるいはがい果に稔実した種子を確実に着生し,最低限の生存を確保していることが明らかにされた。
著者
広瀬 正幸 伊藤 琢巳 松原 仁 Masayuki Hirose Takumi Ito Hitoshi Matsubara
雑誌
人工知能学会誌 = Journal of Japanese Society for Artificial Intelligence (ISSN:09128085)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.452-460, 1998-05-01

Several techniques have been developed to solve puzzle problems in conventional AI, but there are few attempts to compose problems automatically by computers. Tsume-Shogi, a mating problem of Japanese Chess, is a kind of puzzles that is created and solved according to specific rules. This paper presents a system to compose Tsume-Shogi problems by reverse method. The search space increases enormously when the reverse method is adopted, but we can reduce it by using some constraints. We conducted several experiments with our method to compose Tsume-Shogi problems and showed that our system could compose some good short Tsume-Shogi problems and some special Kyuku-Tsume problems.
著者
五十嵐 敏夫 広瀬 統 八代 洋一 中田 悟
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.222-226, 2016-09-20 (Released:2017-03-21)
参考文献数
6

目袋は目もとに陰影を生じ,その人に老けた印象を与えることから,美容的に好ましくない。目もとは照明条件の影響を受けやすく,写真や画像を用いた二次元的な手法では高精度な評価が難しい。そこで,目もとの印象に影響を及ぼす形状特徴を解明することを目的とし,三次元形状データにおける曲面の局所的な形状を表す三次元曲率を用い,目もと印象との関連性を検討したところ,目袋と瞼頬溝において強い関連性を認めた。したがって,三次元曲率は観察方向に不変であることから,目袋と瞼頬溝の三次元曲率を用いた評価法は客観性が高く,高精度に目もと印象を定量化することが可能であることが明らかとなった。
著者
岡本 康孝 広瀬 昶 長谷川 篤彦
出版者
日本獸医師会
雑誌
日獣会誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.32, no.9, pp.499-504, 1979

僧帽弁閉鎖不全が疑われた, 7才6ヵ月の雄のグレートデンについて, 心電図, 心音図, 胸部X線などの諸検査に加えてUCG検査を行なった.<BR>その結果, 以下のよう'な所見が得られた.<BR>1) 拡張期では, 僧帽弁弁尖の増厚した, 急峻, 尖鋭で振幅の増大した開放動態エコー像.<BR>2) 収縮期では, 厚みを増して層状を呈する僧帽弁前・後尖像と, その両弁尖間の隙間像.<BR>3) 正常な開閉動態を示す, 大動脈弁, 三尖弁, および肺動脈弁エコー像.<BR>4) 左右両心室の肥大と拡張, および心室中隔の肥大の二次的病態エコー像.<BR>なお, 剖検によりこれらUCG所見をうらづける肉眼的所見が認められた.