著者
新田 哲夫
雑誌
金沢大学文学部論集. 文学科篇 (ISSN:02856530)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.A19-A48, 1987-02-25

金沢大学文学部
著者
松田 雅弘 楠本 泰士 酒井 弘美 伊藤 公一 田上 未来 阿部 紀之 関 亮祐 本藤 伸男 山﨑 友豊 赤池 優也 二瓶 篤史 新田 收
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.495-499, 2016 (Released:2016-08-31)
参考文献数
10

〔目的〕マイクロビーズ製クッション上での臥位が,関節可動域と筋緊張に及ぼす影響を通常のベッド上臥位と比較して明らかにすることとした.〔対象と方法〕回復期脳卒中後片麻痺患者9名(52~84歳)とした.同一対象者に20分の臥床をクッション(クッション条件),およびベッド上背臥位で(臥位条件)行わせ,前後でのROMt,筋緊張(MAS),僧帽筋上部線維の筋硬度の変化と変化量を対応のあるt検定により統計学的に解析し,その違いを条件間で比較した.〔結果〕クッション条件では介入前後で,麻痺側肘屈曲,頸部左回旋角度に有意差がみられた.筋緊張,筋硬度も軽減している症例が多かった.〔結語〕マイクロビーズ製クッションが,脳卒中患者に対して筋緊張の軽減と関節可動域の増大に効果をもたらすことが示唆される.
著者
掛橋 秀直 鎌田 寛恵 石川 亜香里 浅井 龍太郎 新田 篤志 和田 美暁 中野 史保子 松田 駿太朗 佐々木 啓子 志摩 典明 鎌田 徹 西岡 裕 三木 昭宏 片木 宗弘
出版者
日本法科学技術学会
雑誌
日本法科学技術学会誌 (ISSN:18801323)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.73-78, 2019 (Released:2019-01-31)
参考文献数
6
被引用文献数
2

N-tert-Butoxycarbonyl-methamphetamine (t-BOCMA), a tert-butoxycarbonyl (t-BOC) derivative of methamphetamine (MA), which has recently been reported in several countries, was seized for the first time in Japan in 2017. It deprotected easily in an acidic condition to result in an illicit MA, and recently became a newly designated drug of the Pharmaceutical and Medical Device Act. For drug enforcement, the information of its properties was, therefore, strongly demanded. In this study, we synthesized the t-BOCMA standard, acquired various analytical data, and demonstrated its conversion to MA in high yield in the relatively moderate acidic condition (5% HCl methanol solution, 50℃). Also, the stability of t-BOCMA in simulated gastric juice (0.08 M HCl, 37℃) was explored by using GC/MS. As the result, 19% of t-BOCMA remained even after 120 min incubation, and the T1/2 was calculated to be 50 min. These suggest that the orally ingested t-BOCMA would be absorbed into blood in some degree without conversion to MA.
著者
新田 富也 深堀 康昌 山田 毅
出版者
The Society of Resource Geology
雑誌
鉱山地質 (ISSN:00265209)
巻号頁・発行日
vol.23, no.118, pp.99-110, 1973-05-25 (Released:2009-06-12)
参考文献数
12

Several copper orebodies are discovered in the deeper portion of the Mozumi mine during a recent development. Some results of the investigation on the geologic structure, mineralization and occurrence of ore minerals are summarized as follows:1) The Mozumi ore deposits have been developed more than 900 meters in depth. A remarkably vertical zonal arrangement of the ore minerals is observed as follows; in descending order, none mineralized limestone, lead-zinc ore with calcite-quartz (shiroji ore), lead-zinc ore with skarn (mokuji ore), copper-zinc ore with skarn (mokuji ore), copper ore bearing pyrrhotite with skarn (mokuji ore), barren skarn.2) Copper orebodies occur generally in the center of mineralized area.3) Copper ores can be classified into four types by the mineral assemblage. It is observed that the mineral assemblage is simpler in the center of mineralization.4) These copper orebodies are considered to be formed during two mineralization stages. The earlier mineralization stage was mainly lead-zinc, which was associated with small amount of copper. The mineralization of later stage which was overlapped to the earlier stage in some places, was mainly copper.5) The main copper mineral is chalcopyrite. Generally in these copper orebodies, it is observed that sphalerite includes fine grained chalcopyrite and pyrrhotite as exsolution paragenesis6) The iron content of sphalerite in copper orebodies are higher than that of sphalerite in lead-zinc orebodies.7) Two types of pyrrhotite are recognized; One is a monoclinic type and another is a hexagonal type. The hexagonal pyrrhotite occurs usually in the center of the mineralization. In an orebody, the hexagonal pyrrhotite occurs usually at the core. In some cases, it is observed that these arrangements are disturbed and, microscopically, they show exsolution lamellae texture.
著者
楠本 泰士 菅原 仁 松田 雅弘 高木 健志 新田 收
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.168-173, 2019 (Released:2019-06-20)
参考文献数
15

【目的】本研究の目的は,痙直型脳性麻痺(以下,CP)者における安静時と足関節等尺性背屈時のH 波の振幅値変化の違いを明らかにすることとした。【方法】対象は粗大運動能力分類システムにてレベルⅠ,Ⅱ,ⅢのCP 群14 名と健常者である対照群14 名とした。CP 群では下肢随意性検査を行い,利き足を決定した。両群で利き足でのヒラメ筋のH 波最大振幅値を安静時と等尺性背屈時とで比較した。【結果】対照群は等尺性背屈時にH 波最大振幅値が有意に低下したが,CP 群は振幅値が低下した者が8 名,上昇した者が6 名であり,全体としては変化がなかった。【結論】CP 者は足関節等尺性背屈時にヒラメ筋への相反抑制がかからない者がおり,健常者と比べて脊髄前角細胞の興奮性が十分に制御されていなかった。CP 者の腓腹筋やヒラメ筋のストレッチでは,背屈時のH 波振幅値の上昇と低下に合わせて,相反抑制の効果を組み合わせるか判断する必要性が示唆された。
著者
新田 真理 芝木 智美 水内 豊和
出版者
富山大学人間発達科学部発達教育学科発達福祉コース
雑誌
とやま発達福祉学年報 (ISSN:21850801)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.31-34, 2012-05-31

私立大学における障害者雇用の現状を明らかにするため、中部地方のすべての4年制大学に対しアンケート調査を行った。その結果、回答のあった私立大学のうち約4割が法定雇用率を達成しているものの、障害のある職員を「計画的雇用」している大学は皆無に等しい状況であった。私立大学における障害者雇用の今後の課題としては、現時点で法定雇用率を達成している大学にあっては障害のある教職員が退職しても雇用率を維持していけるように計画的雇用を推進していくことや、法定雇用率を達成していない大学にあっては小規模校であるための雇用の難しさなどがあげられていた。今回のアンケート調査の回答からは、私立大学において障害者雇用の課題はあるものの、国立大学とは異なり私立大学という特徴を活かした障害者雇用のあり方についていくつかの示唆を得ることができた。

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著者
新田 恒治
出版者
社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会会報 (ISSN:00214426)
巻号頁・発行日
vol.17, no.12, pp.1026-1029, 1978-12-30 (Released:2011-08-10)
参考文献数
8
著者
新田 卓也
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

目的:アスタキサンチンによる網膜神経節細胞(RGC)保護効果を調べるために、正常眼圧モデル動物であるGLASTノックアウトマウスに、アスタキサンチンを経口投与し、網膜神経節細胞死の抑制効果を調べた。アスタキサンチンは用量依存性にRGCの保護作用を示し、投与されたマウス網膜において酸化ストレスのマーカーである4-hydroxy-2-nonenal (HNE)の減少がみられた。しかしNF-kBの抑制はみられず、抗炎症作用についてはみられなかった。アスタキサンチンは緑内障の有力な治療薬の候補であり、その神経保護作用は抗酸化作用によって生じていることが、今回明らかになった。
著者
鳥塚 尚樹 羽毛田 真弓 橋口 晃一 前川 竜也 渡辺 仁 金子 吉史 新田 浩之 浜田 淳 榊原 雄太 佐藤 玄 佐藤 耕一 諏訪 浩一 高見 清佳
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本毒性学会学術年会
巻号頁・発行日
vol.45, pp.P-93, 2018

<p> 2017年8月,FDA Data Standards Catalog v4.6にSEND Implementation Guide ver. 3.1(以下,IG 3.1)が収載され,2019年3月15日以降開始の試験はNDA/BLA申請時にIG 3.1準拠のSENDデータ提出が義務化された。IG 3.1の対象試験には心血管系及び呼吸系安全性薬理試験が含まれるため,それらのSEND対応はCJUG SENDチームの最重要課題の一つと考えられた。そこで,ITベンダー,ソリューションプロバイダ,非臨床試験CRO,製薬企業が所属するCJUG SENDチームの全27施設を対象に,安全性薬理試験のSEND対応状況及び想定される課題等に関するアンケートを実施し,匿名で回答を収集して分析した。</p><p> その結果,ほぼ全ての施設が安全性薬理試験のSEND対応への必要性を認識している一方,IG 3.1の詳細把握から具体的な業務手順の整備等の体制構築を進めている施設は少数のみであった。今後の対応方針を業種別にみると,製薬企業の多くは外注での対応を想定し,受託側のソリューションプロバイダ及びCROは自社対応やパートナリングで積極的にSENDデータ作成受託を進めようとしている傾向が示された。また,機器からの印刷物や手書きの記録を安全性薬理試験の生データとしている施設も依然多く,データの電子化自体が安全性薬理試験SEND対応の大きな課題であることが明らかとなった。さらに,SENDデータセット作成・検証の担当者に安全性薬理研究者の配置を想定している企業は少なく,統制用語の適切な利用など,安全性薬理試験SEND対応のプロセスに専門家がどう関与すべきかという潜在的な課題も見出された。本発表では調査内容を更に精査し,安全性薬理試験SEND対応の課題及び今後のデータセット作成に有用な情報を提供したい。</p>