1 0 0 0 中世史講座

著者
木村尚三郎 [ほか] 編
出版者
学生社
巻号頁・発行日
1982
著者
近藤 清彦 木村 百合香
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.59, no.7, pp.376-382, 2005-07-20 (Released:2011-10-07)
参考文献数
13

人工呼吸療法中のALS患者に対し, 病院と自宅訪問での音楽療法を行い, その効果とALS患者の緩和ケアにおける音楽療法の意義について述べた. 言葉でのコミュニケーションが困難となったALS患者では, ノンヴァーバルコミュニケーションが可能な音楽療法は身体的苦痛の軽減に加え, 精神・心理的側面とスピリチュアルな側面のQOL向上に有用であり, ALS患者に対する緩和ケアの一手段として重要な方法となりうる. ALS患者に対する音楽療法は, 人工呼吸器を装着し長期療養者の多いわが国でこそ, すすめていくべきテーマであり, そのためには音楽療法士の参加と協力が必須である.
著者
秋庭 義明 木村 英彦 鶴 尋貴 中村 亜有子
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.74, no.742, pp.879-884, 2008-06-25 (Released:2011-03-02)
参考文献数
18
被引用文献数
1

Fatigue test system for thin sheets was constructed using an ultrasonic fatigue testing machine. Specimens were fixed at the location where the displacement amplitude became the maximum. The specimen was fatigued under full-reverse bending. Displacement at a fixed edge of the specimen and the deflection of the specimen were measured with a laser displacement gage during fatigue tests. Modal analysis was carried out to determine the dimensions of the specimen and to calculate the applied stress on the basis of the flexural displacement amplitude. The maximum stress was observed on the free side edge near the fixed edge. Two kinds of martensitic stainless steel sheets, SUS301-CSPH and SUS632J1-CSP, were fatigued with the fatigue test system. The thickness of the specimen was 83 and 106μm, respectively. The 3rd vibration mode was selected for fatigue tests. The fatigue cracks initiated from the free side edge of the specimen. For the case of shorter fatigue life, fatigue strength for both stainless steels were almost identical. On the other hand, for longer fatigue life, fatigue strength of SUS632J1 is higher than that of SUS301.
著者
山口 享子 桑田 寛子 石井 香代子 木村 安美 高橋 知佐子 治部 祐里 渕上 倫子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成25年度(一社)日本調理科学会大会
巻号頁・発行日
pp.165, 2013 (Released:2013-08-23)

【目的】日本各地で伝承されてきた年中行事や通過儀礼のハレの日の食事が、親から子へ伝承されない傾向にある。そこで、それらの認知状況、調理状況や食べ方、これらが変化した時期などについて調査を行い、全国レベルで比較検討し、地域性(広島県と全国の違い)を明らかにすることが本研究の目的である。【調査】平成21年12月~平成22年8月に行った日本調理科学会の行事食・儀礼食調査において、47都道府県24,858名の学生及び一般(保護者を含む)からの回答を得た。その中から、広島県に10年以上住んでいる人及び住んだことがある人858名(学生及び一般)を抽出し、お節料理について全国調査結果と比較した。【結果】年中行事を代表する正月に供される食べ物11種類の「一般」の喫食頻度(毎年食べる率)は以下の順番になった。広島県:魚料理>かまぼこ>煮しめ>黒豆>なます>肉料理>数の子>田作り>昆布巻き>だて巻き卵>きんとん。全国:かまぼこ>煮しめ>黒豆>魚料理>肉料理>数の子>なます>だて巻き卵>田作り>昆布巻き>きんとん。お節料理の喫食頻度で一番多かったのは、広島県の一般の魚料理(93.2%)で、全国の一般(81.3%)よりも多く食べていた。広島県の学生の魚料理の喫食頻度は全国とほぼ同じで、約73%の者が毎年食べると答えている。一般の最も少なかったのは広島県も全国もきんとんであった。学生が最も多く食べている物は、広島県、全国ともかまぼこであり、最も少なかったものは昆布巻きであった。家庭で作る頻度が50%以上と多いものは、煮しめ>なます>肉料理であった。
著者
平舩 寛彦 高橋 宏彰 千葉 健史 菅原 敦子 木村 祐輔 工藤 賢三 若林 剛 高橋 勝雄
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.395-402, 2012 (Released:2012-10-18)
参考文献数
18
被引用文献数
2

【目的】本研究では, がん患者の栄養状態とフェンタニル経皮吸収性との関連性について検討を行った. 【方法】栄養スクリーニングツールのMalnutrition Universal Screening Tool (MUST)およびNutritional Risk Screening 2002 (NRS2002)を用いてがん患者の栄養状態を危険度別に分類し, 各群のフェンタニル皮膚移行率(FE)を比較した. 【結果】対象患者24名のMUSTによる分類(低, 中, 高度群)では, 栄養危険度が高い患者ほどFEが低くなる傾向にあり, NRS2002による分類(低, 高リスク群)では, 高リスク群のFEは低リスク群に比べて有意に低かった. 【結論】栄養状態の変化は, FEに影響を及ぼす要因の1つとなることが示唆された. また, 栄養状態が低下している患者では, フェンタニル経皮吸収性が低下している可能性があると考えられた.
著者
木村 陽二郎
出版者
公益社団法人 日本植物学会
雑誌
植物学雑誌 (ISSN:0006808X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.721-726, pp.103-107, 1948 (Released:2007-06-18)
参考文献数
9

In Japanese Islands; Honsyu, Sikoku, Kyusyu, Hokkaido, Kuriles and Saghalien, there are 21 species of Euphrasia. The author divides these species into 4 groups (Grex) by the characters of the calyx which may be the best representatives of many distinguishable characters. The calyx of Euphrasia is partited to 4 lobes either in equal degree (A) or in unequl degree (a), and is either longer (B) or shorter (b) than the half length of the corolla. The first group (Grex E. Maximowiczii) has the character AB and is distributed widely all over the Islands. The second group (Grex E. Yabeanae) has the character Ab and is distributed in the upper region of the high mountains. The third group (Grex E. Makinoi) has the character aB and is distributed in the mountains facing the Pacific Ocean. The fourth group (Grex E. japonicae) has the character ab and is distributed in the mountains facing the Japan Sea. The species belonging these groups are described with number in the text, and its distributions are indicated by the same number in the map inserted in the text.
著者
葛西 光希 木村 圭司
出版者
The Hokkaido Geographical Society
雑誌
地理学論集 (ISSN:18822118)
巻号頁・発行日
vol.88, no.2, pp.37-48, 2014
被引用文献数
1

日本でケッペンの気候区分を適用すると,東北から北海道にかけての地域で,温帯から亜寒帯の遷移帯がみられる。本研究では,この遷移帯付近に位置し,かつ比較的小さな範囲である北海道(北方領土は除く) を対象としてケッペンの気候区分を適用した。また,気候の面的な分布を見られるよう,気象台やAMeDAS観測所のデータより詳細な,1kmメッシュデータを用いて区分を行った。この結果,北海道の代表的な気候区とされている亜寒帯のDf(Dfa・Dfb・Dfc) 以外にも,温帯のCfa・Cfb・Cs* や,それにわずかながらDwb,寒帯のETと,さまざまな気候区が存在することが分かった。また,1971~2000年,1981~2010年の2期間について同様の解析を行い,気候区が変化した地域を明らかにした。2期間で生じたすべての気候区変化パターンをクロス集計により明らかにした。さらに,各変化パターンの代表メッシュを抽出し,気温や降水量のデータを用いて,変化が生じた理由を説明した。北海道において,ある気候区が変化するパターンとその逆方向の気候区への変化パターンが混在した地域が見られ,この地域は気候区の遷移帯であると判断できる。遷移帯において気候区が変化したメッシュ数を比較すると,温暖化の傾向を示すメッシュ数が多かった。北海道という比較的小さな地域でもケッペンの気候区分により気候変動の一側面が把握できたことから,小地域におけるケッペンの気候区分が有効性を持つ場合があることが確認された。
著者
木村 清幸 児玉 浩一
出版者
The Society of Plant Protection of North Japan
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.39, pp.35-40, 1988

1987年, 秋田県北部でアワヨトウが多発した。糖蜜誘蛾器による調査では, 成虫は年3回の山を作る発生消長を示した。成虫100頭以上の多誘引は6月, 8月, 9月, 11月にみミられ, この成虫が多数誘引された時の上空3000m付近の気象をみると, 気温の高い南西の強風軸が北日本に進路をとっていた。<BR>2世代目には水稲に被害がみられた。被害分布状況から水田付近の牧草地が発生源と推察され, 水稲での2世代目幼虫の生息密度は1世代目の牧草地における幼虫密度と薬剤防除時期の二つの要因が影響していた。<BR>幼虫加害による止葉食害面積率の増加は収量減少に結びついていた。
著者
河津 浩子 木村 英子 田中 康子 藤井 博英
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.32-34, 2006

意識障害がある患者は, 唾液腺に対する物理的刺激が低下し, 唾液分泌低下をきたしている. 先行研究では, 酸味刺激による唾液分泌を図った口腔ケアが主流であった. しかし今回, 従来の口腔ケアに歯ブラシを利用し, 舌体の奥から舌尖, 舌小帯後方から舌尖へ舌を上下させる運動 (以下, 舌の上下ブラッシング法) を機械的に加えることで唾液腺を刺激し, 唾液分泌の促進が図れるのではないかと考えた. そこで, 意識障害があり, 歯磨きおよび経口摂取が不可能な患者10名に対して, 従来の口腔ケア (歯ブラシを用いたブラッシングでの口腔清拭 ; 対照群) と, 従来の口腔ケア後に舌の上下ブラッシング10回を加えた口腔ケア (介入群) を行い, 比較検討した. 口腔ケアの実施直前, 直後に唾液量を唾液浸潤度検査紙 KS─3エルサリボで測定した結果, 対照群と介入群の比較では, 舌下粘膜での唾液量に有意差を認めた. また, 口腔ケア前後の舌上 ・ 舌下粘膜での測定の結果, 対照群と介入群の比較でも有意差を認めた. このことから, 従来の口腔ケアにおいても唾液分泌が促されていたが, 舌の上下ブラッシング法を加えたことによってさらに唾液分泌が促されたと考えられる. 今回の舌の上下ブラッシング法は, 物理的刺激を加えることで従来の口腔ケアを生かし, 唾液分泌を促進させることができたと考えられる.
著者
木村 雄貴 平林 由希子 木下 陽平
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.28, 2015

全球平均気温は2000年代に昇温傾向が止まり、いわゆる温暖化ハイエイタスの時期になっているといわれているが,陸上気温の高温極値は上昇し続けている.一方, 地球温暖化が進行すると世界の多くの地域で河川洪水の頻度が上昇することがいくつかの研究で指摘されており, 陸上の気温と洪水頻度には強い正の相関があることも指摘されているため, 温暖化ハイエイタスといわれる2000年以降についても世界の洪水の頻度が増加している可能性がある.そこで本研究では,流量観測データや全球河川氾濫モデルによる河川流量再解析データを用いて, 温暖化ハイエイタス期の洪水頻度について解析を行った. その結果,既往の研究で指摘されている通り,陸上の、年最大日平均気温に関しては上昇していることがわかった.また,GRDCの流量観測データと河川流量再解析データによる洪水頻度指標の双方において,20世紀から21世紀に洪水頻度指標が上昇しており, 2000年以降もその上昇傾向が続いていることが判明した.全球平均気温は2000年代に昇温傾向が止まり、いわゆる温暖化ハイエイタスの時期になっているといわれているが,陸上気温の高温極値は上昇し続けている.一方, 地球温暖化が進行すると世界の多くの地域で河川洪水の頻度が上昇することがいくつかの研究で指摘されており, 陸上の気温と洪水頻度には強い正の相関があることも指摘されているため, 温暖化ハイエイタスといわれる2000年以降についても世界の洪水の頻度が増加している可能性がある.そこで本研究では,流量観測データや全球河川氾濫モデルによる河川流量再解析データを用いて, 温暖化ハイエイタス期の洪水頻度について解析を行った. その結果,既往の研究で指摘されている通り,陸上の、年最大日平均気温に関しては上昇していることがわかった.また,GRDCの流量観測データと河川流量再解析データによる洪水頻度指標の双方において,20世紀から21世紀に洪水頻度指標が上昇しており, 2000年以降もその上昇傾向が続いていることが判明した.
著者
永田 由美子 杉山 理香 木村 修一
出版者
Japanese Society for Mastication Science and Health Promotion
雑誌
日本咀嚼学会雑誌 (ISSN:09178090)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.71-78, 2001

高齢者の咀嚼能力を評価する方法として脳総動脈血流量・速度と心拍数やエネルギー消費量・呼吸比, 体熱産生と体熱放散などのパラメーターから検討した. この結果, すべてのパラメーターから, 硬い米飯食を咀嚼した方が軟らかい米飯より, 高いレベルを維持していた. これは食べものをよく噛むことによって, 顎の運動が心拍数を高めることになり, 唾液中の分解酵素の作用を受けて糖質からエネルギーへの転換が生じたことが考えられた. また, 交換神経が刺激されたことにより, エネルギー消費量が高く維持され, 熱産生が高まり, 脳総動脈血流量が上昇することは脳における広範囲の領域が活性化されることが推測された
著者
木村博光
雑誌
歯学
巻号頁・発行日
vol.72, pp.1251-1255, 1985
被引用文献数
3
著者
木村 武
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.11, pp.775-780, 1986-11-15 (Released:2011-11-04)

飲酒と健康問題は古くから繰リ返し議論されている。本論文はカナダにおいて実施された健康意識と飲酒形態との調査結果を要約したものである。日本における実情と一致するか否かは別として, ここに紹介する。