著者
松井 誠一 冨重 信一 塚原 博
出版者
九州大學農學部
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.229-234, 1986 (Released:2011-12-19)
著者
下藤 悟 大谷 貴美子 松井 元子
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.335-342, 2013 (Released:2013-12-13)
参考文献数
20

銅ボウルで調製した泡立て卵白の特性について,銅イオンとオボアルブミンの反応性の観点から検討した。銅イオンは,泡立て卵白の起泡性には関与していなかったが,安定性に関与していた。動的粘弾性測定より,銅ボウルで調製した泡立て卵白は,ガラスボウルで調製したものと比べて,粘弾性が大きく,より安定な構造であることが示された。オボアルブミンの役割を明らかにするために,銅イオンとの反応性を検討した。銅イオンが存在することで,オボアルブミン溶液の遊離SH基量と疎水性の減少および,粘弾性向上が示された。さらにSDS-PAGEより分子量の大きなタンパク質が検出されたことから,銅イオンはオボアルブミンの分子間における架橋形成を促進していることが示唆された。銅ボウルで泡立て卵白を調製すると,銅イオンにより形成されたS-Cu-S架橋によって泡立て卵白の膜の粘弾性が向上する。このことによって不均化や薄膜化による破泡を抑え,泡沫安定性を向上させたと考えられる。
著者
豊田 有美子 奥津 史子 松川 高明 草野 寿之 根来 理沙 濵坂 弘毅 眞木 信太郎 遠藤 舞 松井 藍有美 大川 周治
出版者
日本顎口腔機能学会
雑誌
日本顎口腔機能学会雑誌 (ISSN:13409085)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.115-129, 2014 (Released:2015-04-01)
参考文献数
69
被引用文献数
1 2

本研究の目的は,味覚機能検査の全口腔法とVisual Analogue Scale(以下,VASと略す)を併用し,全ての被験者が認知し得る最低濃度を基本味ごとに1種類選定することにより,1味質につき1種類のみの検査液を応用した,4基本味における味覚機能スクリーニング検査法を構築することである. 実験1では,被験者として健常有歯顎者84名を選択し,すべての被験者が認知し得る最低濃度を基本味ごとに1種類選定するための検査濃度設定について検討を行った.また,その時に感じた味の強さに関してはVASによりスコア化し(以下,味覚VAS値と略す),平均値を算出した. 実験2では,被験者として実験1で選択した被験者の中から4名を無作為に抽出し,4基本味における日内変動および日間変動について検討を行った. 実験3では,被験者として健常有歯顎者25名を選択し,実験1で求めた濃度の検査液を用いて味覚機能検査を実施し,本研究の味覚機能スクリーニング検査法としての可能性について検討を行った.その結果,全員が味を認識できた最低濃度は,甘味0.075 M,塩味0.2 M,酸味2.0×10-3M,苦味7.5×10-5Mとなり,すべての被験者が認知し得る最低濃度を基本味ごとに1種類選定し得ることが示された.また,本研究の味覚機能スクリーニング検査法を用いることにより,被験者25人中7人(28%)に味覚障害が認められた.以上より,全口腔法にVASを併用した本法が若年者における味覚機能のスクリーニング検査法として有用となる可能性が示唆された.

23 0 0 0 OA 大日本国語辞典

著者
上田万年, 松井簡治 著
出版者
金港堂書籍
巻号頁・発行日
vol.第2巻く〜し, 1916
著者
松井 大
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR ANIMAL PSYCHOLOGY
雑誌
動物心理学研究 (ISSN:09168419)
巻号頁・発行日
pp.69.1.3, (Released:2019-05-30)
参考文献数
82
被引用文献数
1 1

Animal foraging behaviour has evolved in tight association with diverse forms of body structures species-specifically, because morphology shapes and affects perception, information processing, and subsequent motor control. Primates including humans possess skillful sensorimotor control such as tool-using, utilizing their arm-hand morphology. Birds also are capable of dexterous visually-guided behaviors despite the largely different body structures. This rises a question: what and how the body morphology constraints/facilitates behaviors in birds? The present article reviews research advance of sensorimotor control in birds. Specifically, it would be discussed about pecking, the analogous behavior to reaching and grasping in primates and tool-using. The author would suggest a research direction with the morpho-functional and embodiment views for comparative research on sensorimotor mechanisms underlying the dexterous foraging skills.
著者
水野 りか 松井 孝雄
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.59-70, 2014-02-28 (Released:2014-08-06)
参考文献数
26
被引用文献数
1 1

本研究では,日本語母語者の日本の漢字表記語のメモリスパンには形態情報の影響が大きく音韻情報の影響は少ないことを検証することを目的とした.実験1では,漢字表記語の形態的長さを統制し,音韻的長さの語長効果への影響を調べた.その結果,モーラ数とメモリスパンは直線的な比例関係にはなく,また,読みの速度の速い参加者ほどメモリスパンが大きいわけではないことが明らかとなった.実験2では,単語の音韻的長さを統制し,形態的長さの語長効果への影響を調べた.その結果,文字数とメモリスパンには明確な直線的な比例関係が認められた.実験3では,メモリスパンへの形態的隣接語数の影響を,標準読みと熟語訓の漢字表記語で比較した.その結果,形態的隣接語数の影響は2種の漢字表記語間で差がなかった.これらの結果は,日本語母語者の漢字表記語のメモリスパンには,音韻情報の影響が少なく,形態情報の影響が大きいことを示している.
著者
Viliame Waqalevu 松井 英明 本田 晃伸 Serge Dossou 山本 淳 塩崎 一弘 小谷 知也
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.139-155, 2019-06-20 (Released:2020-06-20)
参考文献数
71

Brachionus plicatilis 複合種 SS および L 型に及ぼす3 種の栄養強化剤(DHA 強化クロレラ,冷凍ナンノクロロプシスおよび乳化筋子油)の餌料効果を比べた(対照区:濃縮淡水クロレラ)。両型ワムシの増殖速度と脂肪酸含量は試験区間で変化した。 非極性脂質と極性脂質の含量はワムシ型間で変化した。可溶性タンパク質は両型で DHA 強化クロレラおよび生クロレラ給餌で多かった。冷凍ナンノクロロプシスを除いた全ての試験区で,SS 型の可溶性タンパク質含量は L 型よりも高かった。 ワムシ型に応じて,培養方法,強化剤の投与量および脂肪酸要求量を考慮する必要がある。
著者
市来 嘉伸 宮澤 光男 竹内 裕也 松井 孝至 島田 敦 大石 崇 磯部 陽 窪地 淳 池内 駿之 島 伸吾
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.254-258, 2001-03-01
被引用文献数
6

毛髪胃石とは経口的に摂取された毛髪に胃液が作用して固形物となり, 胃内に残存したものである.今回, 我々は腸閉塞をきたした毛髪胃石の1例を経験したので報告する.症例は15歳の女性.平成9年4月上腹部痛を主訴に来院.心窩部に腫瘤を触知し, 胃内視鏡にて胃内に巨大な毛髪塊を認めた.内視鏡的に摘出を試みるも, 摘出困難.手術を勧めたが, 本人が受験後に治療を希望したため, 一時退院となった.平成10年4月, 再び上腹部痛, 嘔吐出現.同様の腫瘤を触知, 腹部全体が膨隆していた.腹部X-p上, 拡張した小腸ガス像と多量の胃内容物を認め, デニスチューブ挿入するも症状改善なく, 開腹による毛髪塊摘出術を施行した.回盲部から120cmの回腸と胃内に, それぞれ70g, 530gの毛髪塊を認め, 回腸内毛髪塊によりイレウスが誘発されたと考えられた.現在精神科的にもfollow upされており, 再発徴候は見られていない.
著者
内藤 誠章 武田 幹治 松井 良行
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.100, no.1, pp.2-30, 2014 (Released:2013-12-31)
参考文献数
218
被引用文献数
9 14

The modern blast furnace operation at integrated steel works in Japan has started in 1901 by the first blown-in of Higashida No. 1 blast furnace in Yawata Works, while a 150 years history of Japanese steel industry has dated back to the first western blast furnace built by T. Ohashi in 1857. The steel industry has been supporting the Japanese economy as a key industry which supplies base materials for social infrastructure and developments throughout the pre and post war periods.After the recovery period from the war destruction, Chiba Works of Kawasaki Steel Corp., were built and started its operation in 1953 as the first integrated steel works in Keiyo Industrial Region after the war. During the rapid growth period, many coastal steel works equipped with a large blast furnace more than 3000m3 and some of 5000m3 were built for the efficient marine transportation of raw materials and steel products. Most advanced technologies, high pressure equipment, stave cooler system and bell-less charging system etc., were introduced, improved and has risen to the top level in the world with low reducing agent ratio (RAR), energy saving and long service life of a blast furnace and coke ovens.Energy shift from oil to coal by the oil crisis, cost oriented operation design and technology were tackled and the hot metal of about 80 million tons is manufactured with 27 blast furnaces including over 5000m3 large scale blast furnaces in 2012. During this period, our industry has faced many economical and social pressures of high exchange rate of yen, oligopoly of mining market, global warming problem, and surge of iron ore and coal prices by the rapid growth of the BRICs. We have kept our competitive positions by developing advanced technologies on pulverized coal injection, extended use of low cost iron resources, recycling for environment and CO2 mitigation technologies.Prospects of ironmaking technologies for other decades are discussed by reviewing various papers published and looking back the history of ironmaking developments during the last 100 years.

21 0 0 0 OA 小禽の塒

著者
松井由谷 画
出版者
本田雲錦堂
巻号頁・発行日
1901
著者
中島 淳 鬼倉 徳雄 及川 信 松井 誠一
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.515-519, 2006-12-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
36

カマツカの水槽飼育自然産出卵を用いて, 卵の孵化率, 孵化所要日数に及ぼす水温の影響を11~31℃で調べた。全孵化率は14~27℃で水温に拘らずほぼ一定で60%以上であり, この温度範囲で全孵化仔魚に占める正常孵化率はほぼ100%であった。したがってこの温度範囲が本種の最適孵化水温と考えられる。この最適孵化水温の範囲はこれまで知られている魚類の中では最も広い。本種は河川の上流から下流まで広く分布することが知られている。したがって本種の広い最適孵化水温の範囲が, 広い流程分布を可能にしている要因の一つと考えられる。
著者
松井 理直
出版者
神戸松蔭女子学院大学学術研究委員会
雑誌
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス (ISSN:13434535)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.105-150, 2018-03-05

日本語に音節構造が存在するかという問題については、これまでに多くの議論がなされてきた。Labrune (2012) は日本語に音節が存在することを否定しているが、窪園・本間(2002) や川原(2014) は、日本語に音節が存在する多くの証拠を提出している。この問題に答えるため、本研究は撥音・促音・長音を含む付属モーラの構造と素性に注目した。結論として、付属モーラは“C/V”スロットを持っておらず、付属モーラの異音を引き起こす要因はコーダ位置という性質であることを述べる。このことは、日本語がモーラの上位構造として音節を持つことを示す。さらに、促音は空のスロットではなく、撥音と同様に基底形の段階で音韻情報を持っていることを提案する。
著者
小柳 綾子 松井 康子 戸叶 隆雄 吉岡 正人
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.122-127, 2011-06-20 (Released:2013-06-20)
参考文献数
6

アミノ変性シリコーンはコンディショニング効果に優れたシリコーン誘導体の一つであり,ヘアケア製品に広く使用されている。しかし,連用するとアミノ変性シリコーンが毛髪表面に蓄積 (ビルドアップ) することで感触が損なわれることが問題であった。今回われわれは,「 (加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール) クロスポリマー」 (Hydrolyzed Silk PG-Propyl Methylsilanediol Crosspolymer;以下,HPS)をアミノ変性シリコーン含有コンディショナーに配合することでアミノ変性シリコーンのビルドアップが抑制されるかどうかを確認した。エネルギー分散型X線分析装置 (EDS)による毛髪表面のシリコーン量の測定と官能評価の結果から,HPSにはアミノ変性シリコーンのビルドアップを抑制し良好な感触を維持する効果があることがわかった。
著者
松井 哲哉 田中 信行 八木橋 勉
出版者
一般社団法人 日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.7-13, 2007 (Released:2008-07-10)
参考文献数
43
被引用文献数
7 7

温暖化した2100年における白神山地のブナ林の分布適域を,分類樹モデルと二つの気候変化シナリオ(RCM20とCCSR/NIES)によって予測し,ブナ林の将来変化について考察した。4気候変数と5土地変数を用いたブナ林の分布予測モデルENVIによると,白神山地地域のブナ林の分布は冬期降水量(PRW)と暖かさの指数(WI)で制限されている。二つの気候変化シナリオのPRWは将来も変化が少ないので,将来ブナ林分布へ影響を与える主要因はWIである。分布確率0.5以上の分布適域は,現在の気候下では世界遺産地域の95.4%を占めるが,2100年にはRCM20シナリオで0.6%に減少し,CCSR/NIESシナリオでは消滅する。ブナ優占林の分布下限のWI 85.3に相当する標高は,現在は43 mだが,RCM20シナリオでは588 m,CCSR/NIESシナリオでは909 mに上昇する。現地調査と文献情報にもとづいて求めたブナ林の垂直分布域は,標高260~1,070 mであった。施業管理計画図によると自然遺産地域の約8割が林齢150~200年生であるので,2100年には多くのブナが壮齢期から老齢期を迎える。温度上昇により,ブナ林下限域から,ブナの死亡後にミズナラやコナラなどの落葉広葉樹が成長し,ブナの分布密度の低下が進行する可能性がある。
著者
松井 健太
出版者
イタリア学会
雑誌
イタリア学会誌 (ISSN:03872947)
巻号頁・発行日
vol.71, pp.1-28, 2021 (Released:2021-11-16)
参考文献数
81

Aldo Rossi (1931-1997), uno dei principali architetti e teorici dell’architettura postmoderna, negli anni Cinquanta acquisì, attraverso il contatto con la cultura degli intellettuali del Partito Comunista Italiano, riferimenti, concetti e temi che ne determinarono il successivo orientamento teorico. Qui viene presentato il legame organico tra quei motivi extradisciplinari e lo sviluppo della teoria architettonica di Rossi, mettendo a fuoco lo strano, e pressoché sconosciuto, incontro tra Rossi e l’architettura sovietica come modello di collegamento tra cultura comunista e cultura architettonica e cercando di offrire una prospettiva coerente dello sviluppo teorico di Rossi in quegli anni.La cultura architettonica, nell’Italia del dopoguerra, manteneva un canale di comunicazione attivo con il Partito Comunista Italiano e Rossi, allora studente della scuola di architettura di Milano, partecipava negli stessi anni alle conferenze del partito e contribuiva alla rivista ufficiale. La Commissione Culturale, organo ufficiale del Partito, che interveniva in modo deciso in ambito pittorico e letterario, non era altrettanto manifestamente presente in ambito architettonico, lasciando uno spazio che Rossi cercò di colmare infondendovi la propria teoria.Il trasferimento in campo architettonico del dibattito culturale interno al Partito indusse Rossi a concentrarsi sui temi di tradizione e realismo: nel dopoguerra, il movimento moderno aveva guardato con interesse al tema della tradizione come possibile fattore di rafforzarmento e accelerazione, ma nella visione di Rossi esso rappresentò un elemento di radicale trasformazione: la tradizione, in questo senso, fu interpretata nell’ambito della discussione sul passaggio “dal neorealismo al realismo” avanzata dai critici del Partito dell’epoca.Per la teoria di Rossi su tradizione e realismo, foriero di un orizzonte specifico per l’architettura fu l’incontro con l’architettura stalinista durante il viaggio a Mosca. Le architetture urbane del Realismo socialista e gli ornamenti classici che il movimento moderno in architettura aveva cercato di cancellare offrivano a Rossi uno spunto per la riflessione teorica, secondo cui rivoluzione ed elementi architettonici tradizionali potevano coesistere. L’esperienza indusse Rossi a progettare un articolo che esaltava l’architettura stalinista come alternativa al movimento moderno per la rivista comunista Società, che non fu però mai pubblicato. L’architettura stalinista, d’altra parte, fornì alla riflessione di Rossi non solo termini di riferimento concreti ma anche problematiche complesse, come la critica del “superfluo” nell’architettura accademica sovietica, sviluppata da Nikita Khrushchev alla fine del 1954. Il leader della nuova U.R.S.S. si appellava all’industrializzazione, uno dei principi del movimento moderno in architettura, il che fu percepito in Italia come un ritorno al movimento dell’architettura russa, in contrasto con l’elogio tessuto da Rossi verso l’architettura stalinista, nel tentativo di interpretare la critica al superfluo di Khrushchev in chiave diversa dal ritorno all’architettura moderna o dalla critica dell’architettura stalinista.Le speculazioni di Rossi su tradizione e realismo culminarono infine, grazie al consiglio dei redattori di Società, in un articolo sull’architettura neoclassica milanese del XVIII e XIX secolo, che approfondiva l’ambito teorico dei temi presentati dal Partito Comunista Italiano e i problemi posti dall’architettura sovietica: l’architettura neoclassica milanese è definita come sintesi di due razionalismi, risposta al problema sollevato dall’architettura sovietica sull’adeguata interpretazione della valutazione della monumentalità e della critica del superfluo in modo coerente e senza contraddizioni. La discussione di Rossi sulla tradizione(View PDF for the rest of the abstract.)
著者
松井 豊
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.335-342, 1993-12-20 (Released:2010-07-16)
参考文献数
14
被引用文献数
3 5 6

In this study, the interrelational structure of the six love styles based on J. A. Lee's theory (1973, 1974) was analyzed, and developmental changes in the structure at distinct behavioral stages of romantic love (Matsui, 1991) were examined. One thousand and ninety-two undergraduates from six universities in the Tokyo Metropolitan area responded to a questionnaire asking about (1) their behavior and experience in romantic love, (2) love and liking scales (Rubin, 1970), and (3) love style scale developed by Matsui, Tokusa, Tachizawa, Okubo, Omae, Okamura, and Yoneda (LETS-2; 1990) based on Lee's theory. Principal component analysis and multidimensional scaling of LETS-2 scores of 738 students who had an intimate heterosexual friend indicated that their Eros, Mania, and Agape scores clustered together. Analyses of variance showed that Eros, Mania, and Agape scores increased as love developed, but the Ludus score peaked at the kissing stage, and the Storge score was high at an early stage. All the analyses suggested that the interrelational structure of the six love styles is perhaps square or triangular pyramid, and not circular as Lee hypothesized
著者
清水 いと世 舟場 正幸 松井 徹
出版者
日本ペット栄養学会
雑誌
ペット栄養学会誌 (ISSN:13443763)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.99-113, 2017-10-10 (Released:2017-12-25)
参考文献数
47

維持期におけるイヌ用レシピを、飼い主へのアンケート調査(n=63)ならびにイヌの手作り食の成書(n=145)から収集した。日本食品標準成分表等を用いて各レシピの栄養素含量を算出し、AAFCO養分基準(2016)の最小値を上回る場合を充足とし、最大値を上回る場合を過剰とした。ほとんどのレシピにおいて、粗タンパク質と必須アミノ酸は充足していた。一方、カルシウム、カルシウムとリンの比、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、リボフラビン、ビタミンB12の不足しているレシピは多かった。また、一部のレシピではn-6とn-3系脂肪酸の比、カルシウム、リン、カルシウムとリンの比、ヨウ素、セレン、ビタミンAやビタミンDが過剰であった。AAFCO養分基準を満たすように手作り食を調製するには、上記の不足しやすい栄養素を多く含む食材を用い、過剰となりやすい栄養素を多く含む食材の使用量に注意する必要があることが示された。