著者
松浦 敏雄
雑誌
高校教科「情報」シンポジウム2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.38-51, 2019-10-19
著者
松浦 恵里子 嶋﨑 貴文 髙山 剛
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.356-359, 2017-03-25 (Released:2017-05-01)
参考文献数
3

【はじめに】ステロイド全身投与中にアキレス腱断裂を認めた2症例に対し,保存療法と手術療法を行った.【症例】症例1:63歳男性.自己免疫性水疱症に対しステロイド及び免疫抑制剤の投与中であった.ステロイド投与開始後4か月時に歩行中の右踵部の疼痛を主訴に来院し,右アキレス腱断裂を認めた.手術加療を検討したが,自己免疫性水疱症により皮膚の状態が不良であり,創傷治癒遅延や感染が危惧されたため装具を用いた保存療法を行った.症例2:79歳男性.ANCA関連腎炎に対しステロイド及び免疫抑制剤の投与中であった.ステロイド投与開始後5年時に両踵部の疼痛を主訴に来院し,亜急性右アキレス腱断裂を認めた.最大底屈位で断端の接触が得られず手術療法を行った.【考察】ステロイド全身投与患者のアキレス腱断裂に対する保存療法では腱修復に長期間を要し,画像上腱修復も不十分であり,早期運動開始および確実な腱修復を得るためには手術療法が望ましい.
著者
島 晴信 大野 康亮 松浦 光洋 松井 義郎 道 健一 江川 薫 滝口 励司
出版者
特定非営利活動法人 日本口腔科学会
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.155-164, 1998-04-10 (Released:2011-09-07)
参考文献数
23

The purpose of the present study was to clarify the anatomical basis of the cranio-and maxillofacial rehabilitation using implants. In the present study, 30 cadavers from the dissection room were evaluated. In particular measurements of the craniofacial bones, including height, width, and thickness of the cortical bone were performed. The results were as follows:1. Orbital areaIn the lateral and superior orbital rim of the placement site of implant of orbital prosthesis, the maximal thickness of the inner and outer sides was 16.0 mm, and the minimum was 9. 2 mm. The maximal thickness of the width was 11.1 mm and the minimum was 6. 8 mm. The maximal thickness of the cortical bone was 2.5 mm, and the minimum was 2.1 mm.2. Temporal bone1) At the placement site of the implant of an auricular prosthesis, the maximum thickness of the width was 10.4 mm, and the minimum was 2. 8 mm. The maximum thickness of the cortical bone was 3.7 mm, and the minimum was 3.7 mm.2) At the placement site of the bone anchored hearing aid, the thickness of the inner and outer sides was 8.6 mm. Thickness of the cortical bone was 3.0 mm.3. Frontal and nasal boneIn the center of the frontal and nasal bone, the thickness of the inner and outer sides was 19.3 mm. The thickness of the coronal bone was 3.0 mm.4. MaxillaThe thickness of the inner and outer sites at the site 1 of the maxilla (5 mm distal to the center) was 13 mm. The thickness of the width at site 1 was 10. 1 mm. Tne thickness of the cortical bone at site 1 was 1.4 mm.From these results, the anatomical basis on the cranio-and maxillofacial rehabilitation using implants could be clarified.
著者
松浦 一悦
出版者
松山大学総合研究所
雑誌
松山大学論集 = MATSUYAMA UNIVERSITY REVIEW (ISSN:09163298)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.1-29, 2014-12-01
著者
矢田 喜大 松浦 真也 前川 明弘 立野 雄也 徳本 勇人 川岡 孝督 神嵜 康之
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.217, 2020 (Released:2020-11-30)

近年,有機性廃棄物を発酵させ,得られたバイオガスを燃料として発電を行うバイオガス発電が注目を集めている.バイオガス発電事業においては,投入した廃棄物とほぼ同量の発酵残渣(以下,消化液とする)が発生する.消化液は窒素成分を含有するため,一部は液肥等として活用されるが,肥料の需要変動や臭気等の問題から排水処理が行われる場合も多く,その際には窒素含有量を排水基準値以下に低減させる必要がある.本研究では,消化液の窒素成分濃度を低減させるため,多孔性を有する天然鉱物や廃棄物を吸着材として用いる手法について検討を行った.併せて,消化液中の菌叢の変化や存在する菌種を確認するために,菌叢解析を実施した.その結果,天然ゼオライト,竹炭及び活性白土を吸着材として用いると,消化液のアンモニア性窒素濃度が減少することや,吸着材の投入により消化液の菌種が大きく変化しないことなどが確認できた.
著者
松浦 淳介
出版者
日本法政学会
雑誌
法政論叢 (ISSN:03865266)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.53-72, 2016-02-25 (Released:2017-11-01)

This paper analyzes the legislative process of the bill on the protection of specially designated secrets which passed the Japanese Diet in December 2013, for the purpose of clarifying how the divided Diet changes the legislative process of confrontational bills. The author expects, applying the game theory, that the government tends to give up submitting confrontational bills to the Diet in the divided Diet. Further, I focus on the process until the bill on the protection of specially designated secrets is submitted to the Diet, and show that it was not submitted to the Diet, though the bill was prepared for beforehand in the divided Diet.
著者
呉靭 松浦佑哉 松野浩嗣
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2014-MPS-100, no.6, pp.1-3, 2014-09-18

近年,分子系統学の手法を言語学に応用し,言語系統樹を推定するアプローチが注目を集めている。本発表では,基礎語彙に基づいた分子系統学の手法による言語系統樹の推定方法を調査し報告する.これを踏まえ,我々の研究展開の位置づけおよび方向性などを示す.
著者
松浦 一雄
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.584-589, 1993

ハーバーとボッシュによるアンモニア合成触媒の発見のように, 昔から画期的な触媒の誕生は社会に大きな影響を与えてきた。とくに, 今世紀最大の発見のひとつともいえるチーグラー触媒の誕生により, ポリエチレンのようなプラスチック類が金属や木材など天然素材に代わって登場し, 我々の生活様式は一変した。しかし, 触媒のはたらきは長い間プラックボックスとされてきたのであり, 新触媒の誕生は偶然や意外性に支配されることが多かった。一体, 新触媒はどのような背景で生れ, 育っていったのだろうか?また, それとともに, 工業プロセスはどう移り変わったのだろうか?
著者
大坪 由佳 田代 教二 添島 正和 大森 桂二 山田 俊介 森永 健三 木村 瞳 岡松 加恵 山本 勝己 長島 義之 山崎 裕 城戸 寛史 松浦 正朗
出版者
福岡歯科大学学会
雑誌
福岡歯科大学学会雑誌 (ISSN:03850064)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.11-19, 2007-03-31
被引用文献数
1

The aim of this study was to investigate a treatment policy for the practices of Kyushu area dentists related to dental implant restorations for single missing teeth of the lower first molars and edentulous mandibles. Questionnaires were sent to 43 dentists practicing in the Kyusyu area. Valid answers were obtained from 23 dentists. During 2003, 20 clinics had performed various numbers of implant treatments, and a total of 539 cases had been treated with implant prostheses. During 2004, 21 clinics had performed implant treatments, and a total of 679 cases had been treated with implant prostheses. Thirteen clinics had performed single-tooth implant restorations of missing lower first molars during 2003 and 2004. The totals of the cases were 47 such cases during 2003, and 56 such cases during 2004. Conversely, 406 cases of missing lower first molars had been treated with conventional bridges during 2003, and 423 such cases during 2004. Only 5 clinics in 2003 and 6 clinics in 2004 had cases with edentulous mandibles treated with implant-supported prostheses. The totals of the cases were 19 cases during 2003 and 18 cases during 2004. Conversely, more than 300 cases during 2003 and 450 cases during 2004 had been treated with conventional full denture. Fourteen of 23 dentists strongly recommended implant therapy to patients with single missing teeth of the lower first molars and 10 dentists recommend implant therapy to the patients with edentulous mandibles.
著者
越智 洋 水谷 政美 松浦 靖 古市 佳代 林 幸男
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.274-279, 2016-06-15 (Released:2016-07-31)
参考文献数
22

オカラ麹と発酵原料としてのオカラや米を使用して,新しい発酵物を製造し,その成分含量とACE阻害活性について検討した.オカラ麹を使用すると,有機酸,アミノ酸が豊富でACE阻害活性の高い発酵物が得られた.アミノ酸の中では特に必須アミノ酸が大きく増加し,機能性成分のGABAも増加した.また,オカラ麹の発酵物は発酵初期から高いACE阻害活性を示し,発酵終了まで高い活性で推移した.一方,米麹発酵物は,発酵初期はACE阻害活性がなく,時間の経過に従い高くなったが,オカラ麹と比較すると低い値であった.オカラ麹発酵物は体内消化液処理後もACE阻害活性を維持していたので,経口摂取した場合でも有効であると考えられた.
著者
池田 敬 松浦 友紀子 伊吾田 宏正 東谷 宗光 高橋 裕史
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.45-52, 2017 (Released:2017-07-11)
参考文献数
26
被引用文献数
3

ニホンジカCervus nipponの個体数管理において夜間銃猟を含めた様々な捕獲手法を効率的に実施するために,誘引地点でのニホンジカの出没状況を明らかにした.調査は北海道洞爺湖中島で2016年2月11日から3月19日の間に実施し,誘引期間と捕獲期間に区分した.捕獲は装薬銃を用いて日中に実施した.給餌地点7地点に自動撮影カメラを設置し,ニホンジカの撮影頻度を各地点で比較した.日の出・日の入り時刻と正午を基準として午前・午後・夜間に区分し,各地点の単位時間あたりの撮影頭数を算出して撮影頻度とした.出没状況についてみると,誘引期間には7地点のうち4地点で夜行型を示したが,捕獲期間には全地点で夜行型を示した.撮影頻度についてみると,誘引期間の午前と午後ではそれぞれ5地点と2地点で夜間よりも有意に少なかったが,捕獲期間の午前と午後ではそれぞれ6地点と5地点で夜間よりも有意に少なかった.捕獲期間の全撮影頭数と4地点での撮影頭数は誘引期間よりも大きく減少し,残りの3地点のうち2地点では夜間の撮影頻度が有意に増加したことから,捕獲がニホンジカの出没状況に与える明確な影響を発見した.以上の結果,日中の短期的な捕獲により,シカは誘引地点への出没を誘引期間と比べてより夜行型に変化させることが示唆された.したがって,捕獲従事者は継続的なモニタリングによって誘引地点への出没状況を十分に把握し,最適な捕獲手法を選択する必要がある.
著者
吉尾 寛 堀 美菜 松浦 章
出版者
高知大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

①代表者吉尾寛が、昨年度研究協力者公文豪氏(高知近代史研究会会長)との調査、又土佐清水郷土史研究会の支援を得て見出すにいたった、当該の漁民の出身地就中高知県土佐清水市(松尾等)ならびに同黒潮町の複数の当事者・遺族に対して、2018年6月(2度)、7月、2019年1月に聞き取り調査を行った。その中で、南方澳出生を確認できる戸籍謄本など本テーマに直結する資料(PDF)を把握するとともに、当地で生まれ現在も当時の事情を具体的に語っていただける方(1名)に辿り着いた。そこで得た情報は、昨年訪問した南方澳郷土史家から聞いた内容と符号するものであり(沖縄漁民の雇用等)、加えて、居住地(一戸建てと集合住宅)の位置、移住した婦人の副業(鰹節工場での労働等)、原住民(「生蕃」)との関わり、当時南方澳に在った日本軍兵営の関係者との交流、米軍の空襲下の状況、日本への「引き揚げ」等に関する新たな事実であった。そして、それらは他の高知県関係者の話と基本的に合致するものであった。②2018年8月台湾側の研究協力者台湾海洋大学卞鳳圭教授と、宜蘭大学の教授(漁業史)の協力を得て南方澳を再訪した。前年同様当地の郷土史家(南方澳 商圏発展協会理事長兼南方澳文史工作室・三剛鉄工廠文物館長、元南興社区発展協会理事長)に対して、上記②の高知県側の調査内容を紹介した。今年度は、高知県での調査に対応する形で、南方澳の側で当時の日本人漁民に関して記憶のある方(1名)が紹介され、始めて聞き取りを行った。蘇澳鎮に在った小学校の事、鰹節工場の位置等の情報を得た。吉尾は当日から翌日にかけて南方澳のほぼ全市街地街を踏査した。③本年度は代表者、分担者、研究協力者がそれぞれ本テーマの直接的な研究成果を発表することができた。
著者
松浦 雄介
出版者
京都大学文学部社会学研究室
雑誌
京都社会学年報 : KJS = Kyoto journal of sociology
巻号頁・発行日
vol.12, pp.73-90, 2004-12-25

In this paper I investigate the mode of memory and style of life in early works of Furui Yoshikichi, a contemporary Japanese novelist. Contemporary society could be characterized by its indeterminacy. This indeterminacy appears on the level of everyday life in various ways. Memory is a point of view suitable for observing the indeterminacy of society. As H. Bergson once said, memory enables free action and creates the rhythm of life. But it is common that one's memory is interrupted and fragmented in modern society, which is driven by endless changes. Interruption and fragmentation of memory is a symptom of indeterminacy of a society. We can understand the latter by analyzing the former. The purpose of this paper is to consider the characteristics of indeterminacy in contemporary society through observing how their memories are interrupted and fragmented. This is the reason for why I focus on the mode of memory in Furui's novels. In Furui's works, relationships between contradictory values-such as life
著者
岩永 彩子 爲廣 一仁 松浦 泰雄 木村 芳三 檜垣 浩一 猿渡 彰洋 廣方 玄太郎 青柳 武史 谷口 雅彦 緒方 俊郎
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.52, no.7, pp.345-357, 2019-07-01 (Released:2019-07-31)
参考文献数
102
被引用文献数
3

目的:Segmental arterial mediolysis(以下,SAMと略記)の治療選択肢は多様化してきており,治療法の変遷と選択について検討した.方法:当院12例;2008年から2015年までにSAMと診断された症例について集計を行った.本邦症例報告100例;2004年から2016年までに医学中央雑誌に掲載された症例の検討を行った.結果:当院12例;年齢は中央値69(47~92)歳,男女比は6:6であった.主病変血管は肝動脈,胃大網動脈が3例ずつであった.単発10例,多発2例であった.治療法はTAE 8例,手術2例,治療不能1例,経過観察1例であった.在院日数は中央値23(10~165)日であった.在院死は2例で,退院後他病死が2例であった.8例は健在で1例に8か月後に他部位に再発を認めた.本邦症例報告100例;年齢中央値57(32~88)歳,男女比7:3であった.病変血管は,中結腸動脈が最も多かった.治療方法の内訳は手術52例,TAE 38例,経過観察10例であった.治療方法の時代変遷は2011年以降TAEと手術はほぼ同等になっていた.これらの比較検討では,non-responder,動脈瘤径が大きなものが有意に手術を,膵十二指腸動脈の病変は有意にTAEが選択されていた.再発,在院日数に有意差はなかった.結語:SAMの治療は,患者の全身状態と病変部位,病態を把握し,個々の症例に応じた適切な治療法を選択,施行することが重要であると考えられた.
著者
今田 丈雅 松浦 幹太
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.2, 2017-10-16

われわれは今日なんらかのコミュニケーションツールを使って情報の伝達をしている. 情報伝達にあたっては中央サーバーを経由しており, ユーザーからはデータの制御権が離れてしまう. このため後から政府の検閲によってセンシティブなデータが見られてしまう可能性がある. そのような脅威に対抗するためにはデータに期限を設定し, 自動で消去されるような仕組みが必要である. 本研究では公開分散型台帳と秘密分散法を組み合わせることによって上記の要請を満たすプロトコルを提案する. このシステムは従来研究と異なり, 信頼できる第三者機関やセキュアなハードウエアを必要とせずシビル攻撃にも耐性があるという性質を持つ.