6 0 0 0 OA 神社考詳節

著者
[林道春] [著]
巻号頁・発行日
1000

1巻。神道。林羅山著。正保2(1645)年に田原仁左衛門が初版を刊行。『本朝神社考』の記述が極めて詳細かつ専門的であったのに対し、本書は細かな考証を省き、諸社の祭神・由来等を簡略に記述したもので、一般的に分かりやすい神社一覧的な著作になっている。所収寺社数は本朝神社考に比べて少なく117社を収める。当館本は初版の正保2年版の覆せ彫りで、跋文を削除し、刊記も省いている。福田敬同「福田文庫」、根岸武香「冑山文庫」の蔵書印あり。(岡雅彦)
著者
小林 龍生
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.147-156, 2012 (Released:2012-06-01)
被引用文献数
1 1

本稿では,日本における国際符号化文字集合を含む文字符号標準の変遷を,国語施策との関わりを軸に概観すると共に,人名の表記に用いる漢字の特殊性と情報通信機器に実装する際の問題点について述べる。
著者
佐原 宏典 小林 悠也 中村 健二郎 尾又 由佳乃 阿部 圭典 染谷 昴 西尾 勘汰 飯塚 俊明
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会論文集 (ISSN:13446460)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.205-210, 2019 (Released:2019-12-05)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Microsatellites are now in vogue and a lot of and a variety of missions using them are progressed in the world, some of them require propulsion system to realize a highly precise attitude control or orbit transfer. In order to satisfy the requirements, we are developing Microsatellite-Friendly Multi-Purpose Propulsion System, MFMP-PROP, with capabilities of both mono-propellant and bi-propellant modes to provide both of small impulse bit and large delta-V, under the policies of Safety First, Border Free, Effective COTS, and Easy Scalability, based on the techniques of 60wt% Hydrogen Peroxide. We conducted captive tests of a thruster for mono-propellant mode under bi-propellant mode to confirm its stable ignition and continuous operation, and obtained performances under its pre-heating temperature and mixing ratio of hydrogen peroxide and ethanol, of 160 seconds of specific impulse at the highest.
著者
金子 祐紀 平林 剛
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, 2020-10-15

本稿では,一般人から有名人まで多種多様な声を収集・蓄積し,それをさまざまなサービス企業に提供する音声合成プラットフォーム「コエステーション」について,プラットフォームの内容やそれを実現するためのコア技術,具体的な導入事例,今後の展開などを報告する.合成音声の権利に関する法的な見解や不正利用対策の取り組みにも言及する.
著者
安川 知宏 久田 智也 中島 華子 増田 隆介 北之園 拓 山下 恭弘 小林 修
出版者
公益社団法人 有機合成化学協会
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.353-361, 2023-04-01 (Released:2023-04-08)
参考文献数
57

Molecular sieves are type A zeolites with specific sized pores and are commonly used in organic synthesis to capture small molecules such as water. In addition to their trapping effect, they also have acidic and basic active sites and are used as solid acid-base catalysts. Usually, heat-drying treatments are performed prior to use, but the heat treatment methods, such as microwave ovens or heat guns, are not standardized, which could cause problems in reproducibility of reactions. Particularly, for reactions requiring acid/base sites of molecular sieves, these treatment methods are considered more sensitive because the structure of the active sites changes upon heating. In this article, we propose new methods of activation when using molecular sieves and their application to continuous-flow reactions.
著者
村井 政史 伊林 由美子 堀 雄 森 康明 古明地 克英 八重樫 稔 今井 純生 大塚 吉則 本間 行彦
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.227-230, 2017 (Released:2017-12-26)
参考文献数
12

症例は31歳の女性で,出産後に上下の口唇に黄白色の痂皮ができ,剥けるようになった。剥脱性口唇炎と診断し,陰証および虚証で,出産後で気血ともに虚した状態と考え帰耆建中湯で治療を開始したが無効で,同じく気血両虚の十全大補湯に転方したが改善せず,胃の調子が悪化した。胃腸への負担が少ない虚証の方剤がよいと考え補中益気湯に転方したところ,口唇の痂皮は著明に改善しほとんど目立たなくなった。剥脱性口唇炎は慢性に持続した炎症性疾患であることから少なくとも口唇の局所は陽証と考えられ,少陽病をもカバーしうる補中益気湯が奏効したものと思われた。また,剥脱性口唇炎には何らかの精神医学的要因が関与している可能性があり,柴胡の解鬱・抗ストレス作用や陳皮の理気・鎮静作用もまた,本症例で補中益気湯が奏効した一因であると思われた。
著者
吉田 謙一 花尻 瑠理 川原 玄理 林 由起子 前田 秀将
出版者
東京医科大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2018-06-29

ラットに腹腔内に合成カンナビノイド(sCB)の一種AB-CHMICAを投与し代謝物変化を調べた結果、ヒト急死例における迅速な代謝と臓器移行の知見は確認できなかった。ゼブラフィッシュ(Zf)用行動解析装置で同時・多数・経時的に、薬物投与後の行動を記録・解析し、死亡率を推定できる実験系を確立した。当初、この装置を利用して、sCBによる急死の機序を解明する予定であったが、法規制のため入手困難となった。そこで、 大麻(CB)成分の一つカンナビジオール(CBD)をZfに投与した後、光刺激のある“明期”、ない“暗期”を交互に反復した「ストレス負荷」の後、薬物を除去し、投与24時間の「離脱後」に同じ明暗刺激に暴露した。活動量は、投与後、濃度依存的に減少、離脱後、高濃度で活動量が増加した。明暗刺激が進むにつれ活動量が減少する「馴化」は、CBD低濃度で、投与後・離脱後に増加し、高濃度では馴化はせず、活動量が低下した。離脱後には、高濃度ほど馴化が低下し、高活動量状態を維持したZf用行動解析装置を用いてsCBによる急死の機序を解明する予定であったが、sCBを使えなくなったので、代替薬を探した。カフェインは、大量摂取すると突然死することがあるが、機序は不明である。そこで、Zfにカフェインを投与すると、容量依存性に徐脈と死を誘発したが、処置4時間後にカフェインを除去すれば、24時間後の生存率は改善された。Zfの致死性徐脈に対するカフェイン濃度は、死亡症例の血中濃度の2~5倍程度で、本実験系が、未知の物質の致死濃度の予測に有効であることが示された。5回連続、各々15分の明暗刺激に幼魚を暴露し、水泳距離分析により、暗転時の行動増加と明転時の行動減少、各々における下向き、上向きのピークが、不安行動を反映している可能性を明らかにした。本実験系が、未知の物質の不安や学習行動の評価に有用であることが示された。
著者
若林 芳樹 鈴木 晃志郎
出版者
Japan Cartographers Association
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.3-16, 2003-12-28 (Released:2011-07-19)
参考文献数
107
被引用文献数
1
著者
林 政彦 民谷 晴亮 小松 睦美 堤 貞夫 山崎 淳司
出版者
宝石学会(日本)
雑誌
宝石学会(日本)講演会要旨 平成19年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
巻号頁・発行日
pp.4, 2007 (Released:2008-06-01)

アメシストを加熱することによりシトリンの色調に変化させることはよく知られている。そこで、次の4つの産地の天然アメシストと1つの合成アメシストをそれぞれ加熱実験し、色調の変化を追ってみた。 (1)ブラジル、リオ・グランデ産:Iai, Rio Grande do Sul, Brazil (2)ウルグアイ産:North Cantera mine, Artigas, Uruguay (3)メキシコ産:Ras Begas mine, Mexico (4)ロシア製合成アメシスト:Synthetic amethyst, Russian Academy これら加熱実験結果から、ブラジルのリオ・グランデ産、ウルグアイ産及び合成アメシストは、420~450度で脱色し、その後に黄色あるいは黄褐色のシトリン(黄水晶)の色調を呈するようになった。 今回の加熱実験結果で着目すべき点は、メキシコ産アメシストについては、脱色はするがその後の色調の変化は見られず、最終的に白色(不透明な無色)になったことである。 以上の結果をふまえて、加熱によるアメシストのシトリンへの変化について、CL像の観察・化学分析・IR吸収スペクトル測定などを行った結果から、次のような結論を得た。 ・カラーセンターによって生じた可視領域の吸収(550nm付近)が、420~500度の加熱によって消滅した結果、紫色は消失した。 ・黄色に変化するというのは、分光特性において可視部から紫外部にかけて徐々に吸収が大きくなることを示している。 ・黄色に変化しないものは、カラーセンターによって生じた可視領域の吸収(550nm付近)が、加熱によって消滅した後、さらに加熱温度を上昇しつづけても、その他の吸収の変化が可視領域になかったことを示している。 ・アメシストを加熱することによりシトリンの色調に変化させるには、H2O分子の存在と450~500度という温度が必要である。
著者
大嶋 繁 原 彩伽 阿部 卓巳 秋元 勇人 大原 厚祐 根岸 彰生 冲田 光良 大島 新司 井上 直子 沼尻 幸彦 小川 越史 齋木 実 小林 大介
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.137, no.5, pp.623-633, 2017 (Released:2017-05-01)
参考文献数
20
被引用文献数
5

Pharmacists applied deprescribing, which is a process for the rational use of drugs, for 13 at-home patients. The standard used for the rational use of drugs was the “Guidelines for Medical Treatment and Its Safety in the Elderly” (the Guidelines). The results of the deprescribing were discussed with physicians to determine prescriptions. After the prescription change, activities of daily living (ADL) and QOL were assessed using the Barthel Index and SF-36v2, respectively. Potentially inappropriate medications (PIMs) were detected in 10 of the 13 patients (76.9%). This detection rate is higher than previous PIM detection rates of 48.4% and 40.4% reported in prescriptions for home-care patients in Japan under the Beers and STOPP/START criteria. The Guidelines appeared useful as a decision support tool for deprescribing. The patients continuing the changed prescriptions showed no decrease in ADL or QOL after deprescribing, suggesting its rationality. The 10 measurement items of the Barthel Index were all suitable for evaluating the physical conditions of the patients. Meanwhile, SF-36v2 includes many items, but few indexes were directly applicable.
著者
林 真理
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.63-68, 1998-03-31 (Released:2010-05-28)
参考文献数
13
著者
松島 公望 林 明明 荒川 歩
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.39-49, 2019-11-30 (Released:2019-11-30)
参考文献数
38

This study examined the relationship between Christian religious consciousness (CFC) and subjective well-being for Japanese Christians. Members of the Roman Catholic Church (status of denomination: Believers, n=58; Leaders, n=61) and of the A subgroup of the Holiness Church (status of denomination: Believers, n=646; leaders, n=102) participated in the research. Based on factor analysis, we developed a scale of CFC that contained three factors: “Christian doctrine-based belief,” “norms of religious activities,” and “relationship with other church members.” Hierarchical multiple regression analysis on CFC and subjective well-being showed that the people who had high “Christian doctrine-based belief” or a high “relationship with other church members” have high subjective well-being, and that they were partially influenced by subjective well-being among denominations. However well-being was not influenced by status of denomination. These results indicate that subjective well-being rests largely on CFC, although a small portion of it rests on the type of denomination.