著者
森満喜子著
出版者
新人物往来社
巻号頁・発行日
1977
著者
大森 志郎
出版者
東京女子大学
雑誌
東京女子大學論集 (ISSN:04934350)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.95-115, 1953-12
著者
森川 正章 菅原 雅之 鈴木 和歌子 三輪 京子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.799-804, 2014-12-01 (Released:2015-12-01)
参考文献数
29

およそ60兆の細胞からなるヒトには100〜1,000兆もの細菌が住んでいることが近年明らかとなり,動物と微生物の深いかかわりが注目されている.一方,肥沃な土壌1グラム中には1~10億程度の細菌が含まれおり,植物と微生物ともやはり深いかかわりがある.植物根の周辺域いわゆる根圏や内生の微生物が植物の成長などに重要な役割を果たすことも古くから知られている.実に今から100年以上前の1908年のサイエンス誌に“Pure cultures for legume inoculation(マメ科植物の純粋培養)”という記事で細菌の影響の排除がいかに難しいかを論じている.このように土壌植物の根圏に関する研究は長い歴史をもち根粒菌や菌根菌をはじめとする多くの知見が蓄積されてきた.一方,水生植物と微生物とのかかわりに関する研究は歴史が浅くまだ未解明の点が多い.私たちは,水生植物の一つであるウキクサからその成長を顕著に促進する表層付着細菌を複数発見している.本稿では,これら水生植物成長促進細菌とその作用機構の特徴について解説する.
著者
森 日出丸
出版者
Japanese society of turfgrass science
雑誌
芝草研究 (ISSN:02858800)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.117-121, 1982

ペンクロスベントグラスの乾燥種子に放射線を照射し, その中から栄養体選抜して得られた, スプリングスの地上部栄養形態の特徴を, ペンクロスと比較し調査した。<BR>その結果は, 以下のように要約される。<BR>(1) 茎葉の伸長生長は, 終始ペンクロスが少し大きかったが, いつの時期においても有意差は認められなかった。<BR>(2) 葉身長は, スプリングスが長い形態となる傾向はあるが, 必ずしも有意な差をもって長くなるとはいいがたい。葉巾はいつの時期の測定においても, スプリングスが狭くなる。<BR>その他の葉の形態形質には差は認められなかった。<BR>(3) 節間長はスプリングスが20%ほど短かく, 節間径は, 10%ほど細い形質となる。<BR>(4) スプリングスは, 葉巾が狭く, 稈茎が短少であるため, 密度の高い芝生を形成する。又やや葉長が長いことから, よく低刈りにも耐えるものと考えられ, 極く短かく, 頻繁に刈込んで利用するゴルフ場のパッテンググリーンにはもっとも適応する品種であると考えられる。
著者
安達 一寿 青木 玲子 尼川 洋子 大西 祥世 森 未知
出版者
独立行政法人国立女性教育会館
雑誌
国立女性教育会館研究紀要
巻号頁・発行日
vol.9, pp.133-146, 2005-08
被引用文献数
1

「女性情報ポータル再構築プロジェクト委員会」は、使い勝手が良く信頼性の高い「女性情報ポータル」を再構築するために、女性情報提供の現況調査や国立女性教育会館(以下NWEC )の保有する各データベースへのニーズ調査などを行い、「女性情報ポータル」として備えるべき内容、機能、仕様、運用について検討を行った。初めに、インターネット、女性関連施設などから提供されている女性情報の現状調査と利用者に対する現状の情報提供に関する評価をモニター及びアンケート方式で行い、今後のポータル利用想定者とそのニーズに関する分析を行った。次に、ナショナルセンターとしてのNWEC が提供する「女性情報ポータル」の役割として、グローバルな女性情報ネットワークのフォーカルポイントとしての役割、多様な利用者に対する操作性の確保、既有データベースと情報検索システムの改良による資源の活用などの再構築方針を決定した。同時に、「女性情報ポータル」の持つべき機能を、分析結果より抽出し、「女性情報ポータル」に必要な要素として、アクセス支援、情報検索、ナビゲーション、コミュニティーなどの観点から検討を行った。それらの結果より、「女性情報ポータル」が持つべき機能仕様が策定でき、サイト構成の原案、並びにポータル再構築に必要な設計を行うことができた。この「女性情報ポータル」を構築することにより、多くの利用者に対して有効な情報提供が可能になると考えられる。
著者
河尻 陽子 金森 亮 山本 俊行 森川 高行
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.I_487-I_500, 2014
被引用文献数
2

各都市でカーシェアリングサービスの拡充が進んでいるなか,本研究では名古屋市を中心に事業展開されているカーシェアリングの利用実態の把握を目的に,運営管理データを分析する.用いた運営管理データは数カ月間の車両GPSデータや予約データであり,利用車両軌跡の追跡による利用目的の把握,クラスター分析による利用パターンの把握,地域特性を考慮した利用目的判別モデル(決定木)を構築する.分析結果から名古屋のカーシェアリングは男女で利用パターンが異なること,利用直前の予約が多いこと,私事目的での利用が最も多いこと,を明らかにした.

1 0 0 0 OA 石狩少女

著者
森田たま 著
出版者
日本社
巻号頁・発行日
1948
著者
森田 孝夫 藤本 眞一 城島 哲子 吉川 正英 石指 宏通 赤井 靖宏 青山 美智代 白嶋 章
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.268, pp.17-22, 2009-10-30

チーム基盤型学習(TBL)は個人学習、グループ学習、全体セッションの三つの過程からなるインタラクティブな授業方法である。「LENONシステム」((株)寺田電機製作所)はレスポンスアナライザーの一種で、クラスメンバーの意見を「face to face」で瞬時に把握できるため双方向対話型授業に有用であり、TBLにおいては全体セッションを効果的に運営するために用いられていた。今回、TBLの「グループ学習」で用いる「PCスクラッチカード」を新たに開発し「LENON」に追加したため、「LENON」はTBLのすべてのプロセスを支援できるツールとなった。「LENON」によるTBLの支援の概要について報告する。
著者
緒方 信 四倉 達夫 森島 繁生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.582, pp.53-58, 2000-01-21
被引用文献数
4

感情音声が合成可能となれば、人間と機会とのノンバーバルなコミュニケーションが実現できるのみならず、人間同士の対話も円滑化する新しいコミュニケーションシステムが実現可能となる。しかし自然音声に感情を付加する為には、原音声のクオリティ、発話内容、話者の情報を保ちつつ、韻律情報を制御しなくてはならない。本稿では、音声系列中の各母音を切り出してピッチ制御を行い、文節単位でイントネーションを変化させ、さらに発話速度や音の強弱の制御によって、感情表現付加が可能なシステムを開発した。本手法により無感情音声から原音声のクオリティを保ったまま合成感情音声の作成が可能となった。
著者
古田 幸子 鈴木 明子 木岡 悦子 森 由紀 高森 壽 菊藤 法 谷山 和美
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.49-58, 1998-01-15
被引用文献数
2

歩き始めの子どもの靴の着用実態を調査し, 着用靴にどのような特徴があるのかを, 足部形状の成長変異の結果をふまえて, サイズ, はかせやすさ等の面から, 検証することを試みた. 主な結果は以下のとおりである. (1) 調査当日の着用靴について, 保育者は「サイズ」「はかせやすさ」を主な購入動機としており, 足への適合性と同程度に, はかせる側の着脱の簡便性が重視されていた. 一方, 半年から1年の間同サイズの靴をはかせている例もみられた. また, ほとんどの者がはかせやすさについては評価の高い靴を着用しているものの, とめ具の様式によってはかせやすさの評価が有意に異なることなどが明らかになった. (2) 乳幼児靴全般を対象にしたサイズ適合に関する実態は, 約3割強が, 大きめのサイズを購入しており, 全体の約半数の者が, 足長を基準に選んだ際, 他の部位が合わない場合があるとの回答であった. 特に足先から甲を覆う部分に関して, 市販靴のゆとり量に問題がある場合が多かった. (3) 足部計測値と着用靴サイズ間の関係を分析した結果, 足高の計測値と靴サイズとの相関が低く, 靴設計において考慮する必要があることが確認された. 本調査を行うに当たり, ご協力いただいた保育園ならびに保護者の皆様に感謝いたします. 本研究の一部は日本家政学会第45回大会において発表した.
著者
中瀬 絢哉 栗原 聡 森山 甲一 清川 清 沼尾 正行 雄山 真弓
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

アンビエント環境では、人の行動をセンサネットワークで検出するだけでなく、環境からの人に応じた能動的なインタラクションが重要な機能である。 本研究では、日常でのそれぞれの人に適したインタラクションの獲得のための強化学習法を提案する。今回はバイタルセンサを用いてユーザの状態を分類し、提案手法の性能を実験によって示す。
著者
池水 孝幸 小野 智司 森重 綾太 中山 茂 飯村 伊智郎
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.22, no.6, pp.804-817, 2010

アントコロニー最適化法(ACO)は,蟻の群による採餌行動を模擬したメタヒューリスティクスであり,巡回セールスマン問題,スケジューリング問題など多くの組合せ最適化問題でその有効性が確認されている.近年,0-1整数計画問題(0-1IP)にACOを適用するBinary Ant Colony Optimization(BACO)と呼ばれる方式が提案されている.BACOではACOと同様,探索領域の集中化,多様化を調整する方式を採り入れることで探索性能の改善が期待できるものの,これまでの研究では,集中化,多様化を積極的に調整するBACOが提案されていない.本研究では,女王蟻戦略AS<SUB>queen</SUB>をBACOに組み入れたBAS<SUB>queen</SUB>を提案する.BAS<SUB>queen</SUB>は,グループ化された働き蟻の集団により多様な探索を行い,女王蟻が働き蟻に指令を送ることで探索領域の多様化,集中化を調整するため品質の高い解の発見が期待できる.0-1ナップザック問題を対象として実験を行い,提案するBAS<SUB>queen</SUB>が,他のBACOアルゴリズム,焼き鈍し法,粒子群最適化法などよりも高い探索性能を示すことを確認した.
著者
河合 潜二 和田 義人 大森 南三郎
出版者
長崎大学熱帯医学研究所
雑誌
熱帯医学 (ISSN:03855643)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.58-64, 1967-03

Investigations on the swarm of Culex tritaeniorhynchus were carried out in the field in villages around Nagasaki and Isahaya Cities during from early spring through late autumn in 1965 and 1966. The swarms were ellipsoid, typically about 0.7×1.0-1.5m, in shape, and formed in the air at about 1.5m height, usually obliquely and sometimes right above the swells of grasses or shrubs; frequently by the dry ice traps; and sometimes under the eaves of animal sheds as shown in Figs.1 and 2. A swarm started usually at about sun-set and progressed through an increasing phase for 10 minutes, to a prosperous phase for some 15 minutes when the swarm contained one to two hundred males, and through a decreasing phase for some ten minutes they disappeared as shown in Fig.3. The starting time of the swarm was roughly parallel with the sunset time during the periods from April to June and after mid-October, while in from July to September the starting time became late by 10 to 15 minutes (Fig.4). When compared the seasonal prevalence of the population density in the swarms (males) which were found within a definite area and that of females which were found in a pig-shed, it was found that: In May and April, hibernated females were only found; from the end of April through the end of August the two prevalence curves passed over roughly in parallel; while, on September a sudden and great fall in the density of females took place and thereafter, in spite of near absence of females, the males continued to swarm till the beginning of November (Fig.5). The female rate to the total number of mosquitoes found in the typical swarm usually formed in the field was roughly 2.3% in an average and 9.1% in a maximal case. The rate was as high as 14.3% for average and 25.7% for maximum in the swarm formed by the dry ice traps probably owing to the joining to the swarm of the females which were attracted to CO_2 gas. The rate was intermediate between the above two in the case of the swarm formed under the eaves of animal-sheds. Seasonally, the rate was higher during the active feeding season of the mosquito than in those days when females had entered hibernation. During the process of swarming, the rate became higher in the decreasing phase owing to the gradual disappearing of males (Table 1). The swarm was formed at down, though for a shorter period and in a smaller scale than those formed in the evening. Within the swarm of this mosquito, mosquitoes of seven other species were found in a rare cases and in a very small numbers. The swarming of C. tritaeniorhynchus is considered to be closely related to the mating as mating is very frequently observed within the swarm.1. 1965, 1966年の早春から晩秋にかけて,長崎・諫早両市近郊の,数部落の水田地帯で,コガタアカイエカの群飛についての観察調査をおこなった.2.たけの高い草株,石垣,灌木,畜舎の軒先,水田わきに設置したドライアイストラップなどのように,周囲から一段と高く突出した物体の上または斜め上に,地上約1.5mの空間に,0.7×1.0~1.5mの楕円体として群飛の形成されることが多い.3.群飛は,一般に5-10個体に始まり,以後約10分間の段階的に増加する増加期,ふつう約100~200個体からなる15分間くらいの最盛期,約10分間の段階的な数の減少を示す減少期を経て解散に至る.4.群飛が,最初にみられた4月下旬から,最後にみられた11月下旬までを通じて,群飛の開始時刻は,大体においては日没時刻の季節的変化と平行的であるが,季節による歪みもみられる.すなわち,4~6月には群飛は日没頃に始まるが,7~9月には10~15分も遅く始まり,10月中旬以降は再び日没頃に開始される.5.一定方法で観察した群飛の,♂の個体群密度の季節的消長と,豚舎で定期的に採集した♀のそれとを比較すると,3~4月には越年♀だけが採集され,4月末新生成虫の発生以後は,♂と♀とはほぼ平行的に消長するが,9月に入ると♀は急激に減少しほとんど採れなくなる.しかし♂は9月にはなお盛んに活動しており,10月においてさえかなり活動して11月上旬まで続く.♀が越年に入ると思われる9月上旬以後,♂の群飛がなお11月上旬まで続いて観察されることは極めて興味のあることである.6.群飛中に見出だされる♀の割合については,時期により場所によって調査回数がまちまちであり非常に少ない場合もあるので,決定的な結論は下し得ないが,定期的な野外での群飛の場合には,最高9.1%,平均的には約2.3%であるが,♀を誘引するために設置したドライアイストラップ付近でのものでは最高25.7%,平均的には約14.3%と非常に高い.畜舎付近でみられるものでは,♀の比率がそれらあ中間にくる.季節的にみると,蚊の発生が盛んな時期に高く,10月以後は極めて低くなる.時間的には,群飛の減少期に特に高くなる傾向がみられる.7.朝方,日の出前約30分から,12~15分位のあいだ,小規模で継続時間の短かい群飛の生じることを確認した.8.本種の群飛中には,他の7種の蚊が採集されたが,そのような例は比較的稀であり,個体数も極めて少ない.