著者
森田安一編
出版者
山川出版社
巻号頁・発行日
1998
著者
瀬戸 文美 森山 和道 瀬名 秀明
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp."2A2-I08(1)"-"2A2-I08(4)", 2007-05-11
被引用文献数
1

Nowadays, with a recent interest in robots, a lot of portal/news sites about the robots appeared on the Internet, and some robot magazines are first published. Furthermore, the activities of science communication and outreach has intensified. Therefore, researchers of robotics should consider how to be involved in these media/activities and how to cooperate with it for the promotion of robotics. To solve these problems, both the researchers and the media/activities have to enhance mutual understanding and exchange with each other. In this paper, we get an overview of the current state of these media/activities and express our point of view how researchers to be involved in it.
著者
松元 和伸 小林 薫 森井 俊広 中房 悟
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学ジャーナル (ISSN:18806341)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.139-148, 2016
被引用文献数
1

キャピラリーバリア(以下CB)は,砂層とその下部に礫層を重ねた土層構造であり,浸出水を抑制するための降雨浸透制御技術の一つとして利用されている。砂層と礫層の保水性,透水性などの違いによってCB機能は発揮されるが,実験による検証はCB層境界面が平坦であることが前提となっている。しかし,実施工時に広範囲の層境界面の平坦性を実験と同等に確保することは,施工工程やコストに大きく影響し,品質管理上の課題でもある。そこで,CB構造の展開を図っていく上で,CBの遮水機能つまり,限界長に及ぼすCB層境界面の不陸の影響を定量化しておくことが実務面で非常に重要となる。本論文では,上記課題の検討のため,これまで筆者らの研究で得られているCB境界面が平坦な場合のCB限界長と,新たに実験を行う層境界面に不陸のある場合のCB限界長との比較を行った。その結果,規則的な限定的条件下の不陸ではあるが,砂層と破砕貝殻層の層境界面の不陸は,実施工で発生するであろう30mm程度の規則的な不陸であれば,CB限界長等に影響を及ぼさないこと(CB機能も喪失しないこと)を明らかにした。
著者
有森 和彦 河野 ひとみ 近見 和代 岩奥 玲子 中野 眞汎
出版者
一般社団法人 日本医療薬学会
雑誌
病院薬学 (ISSN:03899098)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.361-365, 1987-12-20 (Released:2011-08-11)
参考文献数
4
被引用文献数
3 1

Serum concentrations of phenytoin and phenobarbital which were administered as the tablet or the powder in epileptic patients were determined by the fluorescence polarization immunoassay method. The serum concentrations of phenytoin administered as the tablet (Hydantol®) were higher than those as the powder (Aleviatin ® fine granules). To investigate the differences in serum levels following administration of each preparation, compliance, dissolution characteristics of the preparations and losses of the powder after operating the dividing and packing machines were investigated. Since phenytoin dissolved from the Hydantol ® tablet more slowly than from the Aleviatin ® fine granules, the differences in dissolution rates of both preparations do not seem to be the cause of higher serum concentrations in patients taking the Hydantol ® tablet.The amount of the powder after operating three types of dividing and packing machines was decreased about 2-8% of the original amount of the powder by adhesion to various dividing sites of the machine. Accordingly, the lower serum concentrations of phenytoin after the administration of the powder may be due to losses of the powder by the adhesion to dividing and packing machine and due to non-compliance.Although there was no significant difference in the serum concentrations of phenobarbital between the tablet (Phenobal ®) and the powder (JP X phenobarbital powder), large variations in the serum concentrations were observed following administration of the powder. In view of the result of questionnaire and bitterness of the drug, a possibility of non-compliance of the powder was considered. Thus, it may be suggested that these factors should be concerned invariations of the serum concentrations.
著者
末吉 修三 森川 岳
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.311-316, 2016-11-25 (Released:2016-11-29)
参考文献数
21
被引用文献数
1

事務所の内装写真を用いた聞き取り調査で得られたテキスト型データの計量的分析に基づいて,事務所の内装に使われた木材がもたらす視覚的影響を検討した。被験者に対して20枚の事務所内装写真を提示し,類似の印象を持つグループに分けさせた後,グループごとにその会社の印象およびそのような印象を持つ理由を尋ねた。グループに分けられた写真および聞き取った回答について,非計量的多次元尺度構成法による解析を行った。被験者には,写真に木質と非木質の内装が含まれることを説明していないにも関わらず,2次元空間に木質内装と非木質内装の写真が分かれて位置付けられ,木質内装写真は「木材」の近くに位置付けられた。その「木材」の周辺に「あたたかい」,「快適」,「静か」,「明るい」,「友好的」など良好な事務所環境あるいはその会社や社員に対する好印象につながる語が位置付けられ,事務所の内装で木材が好ましい視覚的影響をもたらすことが示唆された。
著者
井出 訓 木村 靖子 杉田 隆介 森 伸幸 イデ サトシ キムラ ヤスコ スギタ リュウスケ モリ ノブユキ Satoshi IDE Yasuko KIMURA Ryusuke SUGITA Nobuyuki MORI
雑誌
北海道医療大学看護福祉学部紀要
巻号頁・発行日
vol.13, pp.59-63, 2006

本研究の目的は、高齢者に対する教育的な介入プログラムである「物忘れ予防教室」を、地域介護支援センター職員がそのマニュアルに沿って展開し、高齢者の記憶や自己効力感に対するプログラムの影響を追試すると共に、地域における介護予防活動としてプログラムを展開していくことの可能性を模索することである。対象者は、物忘れ予防教室に参加した者のうち、調査協力が得られ、かつ教室前後でのデータを得ることができた男女16名である。結果から、すべての測定ツールにおいて介入後のプラス変化が見られ、特にメタ記憶の「記憶の補助方法」(p=0.039)と「記憶の自己効力感」(p=0.039)、および抑うつ感(p=0.050)に関して有意な変化が見られた。このことから、物忘れ予防教室によって対象者は有意に記憶に関する自己効力感を高め、また記憶の補助方法の活用頻度を高めていることが明らかとなった。支援センター職員が中心となって行われた「物忘れ予防教室」も、マニュアルに沿って介入を行うとで、参加者の記憶に対する認識や記憶の効力感を高め、高齢者をエンパワーしていく働きかけとなることが示唆され、地域における活動として展開していくことの有用性が確認されたといえる。Purpose of this study was to test the memory training program for its efficiency and applicability as a preventive service for elderly providing at a care support center in community. The subjects for this study were elder participants living in community who agreed to join this research. The result showed significant increase in metamemory (p=0.039) and memory self efficacy (p=0.039). This result suggested that the memory training program was useful as a program aimed at preventing elderly people from requiring nursing care and further losing physical and mental strength.
著者
大森 将希 大木 宜章 大沢 吉範 木科 大介
出版者
一般社団法人環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 (ISSN:03896633)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.145-150, 2013

本研究は,廃棄物を利用した効率的なエタノール発酵の可能性を見出すため,糖化工程を省略したエタノール発酵におけるエタノール生成および有機酸の生成量と割合特性について検討を行った。試料には,模擬生ごみを用い,これにS.cerevisiae を接種した。その結果, S.cerevisiae と模擬生ごみに生息している嫌気性細菌による複合微生物系によって,優先的にエタノールが生成され,有機酸の種類と割合が同様な傾向になった。また,酵母接種比が高くなるにつれて,固形分減少率も高くなる傾向がみられた。 これらの検討結果より,糖化工程を省略したエタノール発酵における最適反応時間は18 時間であり,最適酵母接種比は3.45g-湿潤酵母/kg-模擬生ごみであることが分かった。
著者
磯野 啓之介 森田 浩智 星野 尋志 片倉 健男 渡辺 尚美 鈴木 利昭 太田 和夫
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR ARTIFICIAL ORGANS
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.115-118, 1985

現在、CAPD療法における最も大き左問題として、腹膜炎がある。我々は灌流液バツグの交換操作ミスによる腹膜炎を減少させるため、火炎滅菌を用いたジヨイント方式(FLAMELOK®)を開発し臨床を行つてきた。第四回のISAOのシンポジウムにおける太田らの発表によれは、腹膜炎の発生率は非常に低かつた。しかし、セラミツクスジヨイントについて破損や閉塞左どの点を指摘された。そこでセラミツクスジヨイントの材質を改良し、耐久性・安全性の面から従来のものと比較検討をした。耐熱性, 強度などの物性は従来より向上し、滅菌性能については同等か、やや優る結果を示した。また灌流液に与える交換操作の影響として、ブドウ糖の熱分解生成物である5-ヒドロキシメチルフルフラールの定量を行つたが、濃度の変動はほとんどなかつた。以上のことからFLAMELOK®システムの安全性はさらに向上したものと考えられる。
著者
森 順子
出版者
河原学園 人間環境大学
雑誌
人間と環境 (ISSN:21858365)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.31-43, 2011

シェイクスピアは『ジョン王』、『リチャード三世』、『コリオレーナス』において未熟な母親を描いている。未熟さはわが子との関係において生じる。いずれも未熟さに対し無自覚に生きた母親たちである。自分のこころを省みることのない母親は、こどものこころを慮ることもできない。しかし、この未熟な母親をこどもは受けとめる。そのこどもの姿をとおして見えてくるものがある。シェイクスピアの視線である。未熟な母親を切り捨てず、一人の人間として見つめる視線である。愚かな生き方をしてしまった人間に対する憐憫のこもった視線である。母子関係の観点から未熟な母親像を考察する。