著者
松本 雅行 森 欣司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.86, no.1, pp.14-22, 2003-01-01
参考文献数
17
被引用文献数
5

高密度運転線区の列車制御システムにおいては,高輸送力,高安全性,高信頼性が求められる.従来は,固定した区間ごとに列車の存在を検知し,そこに列車を進入させるかどうかの判断により,各列車の速度を地上の集中制御装置で求め,それを各列車の自動列車制御装置 (ATC) に指示していた.このため,高密度輸送は難しかった.本論文は,各列車が,自らの位置検知を行い,地上からは停止する位置のみを列車に伝送し,それに基づく列車速度の決定と制御を自律的に行う自律分散型 ATC システム (D-ATC) を提案した.更に,システム全体の運行を妨げず,D-ATC をもつ列車の段階的投入と,既存の ATC をもつ列車とを共存させながらのオンライン稼動中のテストを保証するアシュアランス技術を提案した.段階的投入に対する二つの方式として,車上統合/車上分離技術を示し,これらをアシュアランス性の面から評価した.この結果をもとに,JR 東日本の山手・京浜東北線用の列車制御システムで実用化した.
著者
森 雅雄
出版者
日本民俗学会
雑誌
日本民俗学 (ISSN:04288653)
巻号頁・発行日
no.175, pp.p52-68, 1988-08
著者
柳沢 猛 森岡 幹夫 中村 喜十郎 三木 達哉
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.2-9, 1983-12-25
被引用文献数
4

The decay rate of the partial vibration of a piano string, with its frequency near the natural frequency of the soundboard vibration, is larger than that with its frequency far from the natural frequency of the soundboard vibration. The existence of this phenomena is examined in this paper both experimentally with an actual upright piano and theoretically with a coupled vibration model of a string and a sounboard.
著者
坂主 圭史 廣森 聡仁 今村 多一郎 岡本 潤也 稗田 拓路 武内 良典 今井 正治 北道 淳司 東野 輝夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.201, pp.45-50, 2009-09-17
被引用文献数
4

多数の負傷者が同時に発生する災害現場では,短時間で多くの負傷者を処置し医療機関へ搬送するために,紙製のタッグが用いられている.紙製のタッグを用いたトリアージは,最新の負傷者の状態を反映できない.そこで,負傷者に生体情報を収集する機器を装着し,無線ネットワークで負傷者の生体情報をリアルタイムで監視する災害医療支援ネットワークが提案されている.本稿では,災害医療支援ネットワークにおいて使用し,比較的軽傷な負傷者に装着して生体情報を収集する軽傷者用負傷者端末について提案する.
著者
森永 康 平山 悟 古川 壮一
出版者
日本乳酸菌学会
雑誌
日本乳酸菌学会誌 (ISSN:1343327X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.101-108, 2015-06-29 (Released:2016-07-29)
参考文献数
30

伝統発酵食品福山酢は、その発酵過程に、麹菌、酵母、乳酸菌、酢酸菌が関与し、糖化、嫌気的アルコール発酵と好気的酢酸発酵が自然に進行する。それは東アジアで生まれた最も原始的な発酵様式であり、自然環境で起こっている炭水化物代謝を模したとも言えるものである。我々は、福山酢の製造工程から分離した乳酸菌と酵母及び酢酸菌の異種間相互作用を研究することを目的として、共培養系でのバイオフィルム形成について検討してきた。その結果、乳酸菌と酵母が共存すると細胞同士の接着により両細胞が組み込まれた特異な複合バイオフィルムが培養容器底部の固液界面に形成されることや、乳酸菌と酢酸菌が共存すると培養液の気液界面に形成される酢酸菌のバイオフィルム(ペリクル)が顕著に増加することを見出した。さらに詳細に相互作用を調べてみると、これら3種の発酵微生物の共存系は、それぞれの菌が機能分担することで、栄養欠乏や酸化ストレス、外敵侵入などのさまざまな生存リスクに対応可能なきわめて巧妙な共生系であることが分かってきた。本稿では、こうした伝統発酵に見出した発酵微生物の共生系の特徴について、我々の成果を中心に紹介し、そこからうかがい知ることができる発酵微生物の進化についても論じてみたい。
著者
大澤 克己 松井 淳一 丸田 正治 森田 祐子 斉藤 信博
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.585-590, 2015-12-15 (Released:2016-01-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

長野県木曽地域の伝統食品である無塩乳酸発酵漬物すんきから植物由来乳酸菌を分離し,ヨーグルト製造に適した乳酸菌を選抜を行い,その乳酸菌を用いたヨーグルトが開発できた.初発菌数1.0×108cfu/ml,発酵時間24時間以内で良好なカードが形成でき,牛乳以外に他の乳酸菌増殖用添加物を使用しないで商業ベースでヨーグルトを製造することを可能にした.
著者
森岡 克司 堺 周平 竹上 千恵 小畠 渥
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.732-738, 1999-07-15
被引用文献数
9 12

マルソウダ加工処理残滓の有効利用のための基礎的知見を得ることを目的として, 高知県沖で漁獲されたマルソウダの脂質および脂肪酸組成の季節変動を調べた。残滓の約42%を占める頭部および眼窩組織の脂質含量は, 一年を通じてそれぞれ5.2∿11.6%および7.0∿17.9%の間で変動した。両組織の全脂質の脂肪酸では, 22 : 6n-3(DHA)の組成比が通年最も高く, 頭部で22.7%以上, 眼窩組織で24.5%以上を占めていた。以上の結果から, マルソウダ加工処理残滓のうち, 眼窩組織を含む頭部はDHAの供給源として利用できる可能性が確認された。
著者
森脇 俊雅
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.40-52,139, 1994

Since the end of September in 1992 Amagasaki city council had been severely criticized by citizen groups due to the council members' mismanagement on their official observation trips to other cities in the past. At that time the council members denied their wrong doings and attempted to hide their official records on the trips despite citizen's strong request. Citizen groups accused them and required them to make all the records public. A neutral, independent and special investigation committee was organized in the end of January, 1993. This committee intensively investigated the records and interviewed individual council members in the spring. Finally the committee concluded most of their reports on the trips were false and inappropriate. Then, the committee suggested council members should return the money and resign from the council.<br>At first, the council members resisted resignation, but were forced to dissolve before overwhelming criticism on May 25. New council members were elected on June 27. In this election almost half of the former members were forced to retire from the council. Then, two-thirds of the city council were new members. The number of women doubled. The members from new party and citizen movements increased. Thus Amagasaki city council drastically changed after the election. The new city council organized subcommittee for reform and began to make reform plans. Now, traditional style of politics or the so-called boss control disappeared. New democratic politics has jnst started in Amagasaki city council.<br>The process and activities in Amagasaki were similar to the tide of national politics in recent Japan. In other words, Amagasaki city council election in 1993 was a harbinger of the drastic change of Japanese politics in the summer of 1993. More important is that this structural change was brought by citizens' participation.
著者
垂見 明子 三松 早記 森田 達也 内藤 明美 坂本 康成 奥坂 拓志 清水 千佳子
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.301-305, 2016 (Released:2016-01-07)
参考文献数
12
被引用文献数
2

終末期についての話し合いは患者家族のquality of lifeを規定する重要な要因である.本研究はがん治療医を対象とした質問紙調査の自由記述の質的分析から,終末期の話し合いにおける課題に関するがん治療医の意見を収集した.質問紙は864名に送付し490名から回答を得た.自由記述から合計420意味単位を分析対象とした.がん治療医が終末期の話し合いを行う際の問題として(1)患者家族の課題(【患者家族の個別性に対応することの難しさ】【病状理解の難しさ】)(2)医療者に起因する課題(【患者家族・医療者双方への精神的サポートの不足】【医療者間の考え方の相違】など)(3)システムと体制に関する問題(【時間・人的リソースの不足】【教育・研究の不足】など)が抽出された.本研究の知見は,今後緩和ケア医とがん治療医が共同してがん患者との終末期の話し合いを行う際の相互理解に役立つと考えられる.
著者
森 紀之
出版者
滋賀県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

アリルイソチオシアネート(AITC)の投与によるTRP受容体を介した糖質エネルギー代謝変化へのインスリン分泌機構の関与について検討した。AITCはTRPV1を介して血中インスリン濃度を上昇させること、マウスの膵臓より単離した膵島に直接作用しインスリン分泌を促進しうること、さらにAITC投与による糖質エネルギー代謝変化および血中インスリン濃度の上昇にはアドレナリンβ受容体を介した交感神経系が関与することを示した。
著者
森満喜子著
出版者
新人物往来社
巻号頁・発行日
1978

1 0 0 0 沖田総司抄

著者
森満喜子著
出版者
新人物往来社
巻号頁・発行日
1973
著者
森満喜子著
出版者
新人物往来社
巻号頁・発行日
1972