著者
森川 茂
出版者
獣医疫学会
雑誌
獣医疫学雑誌 (ISSN:13432583)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.142-143, 2013-12-20 (Released:2014-07-01)
著者
森田 志保 本田 泰人 藤島 卓哉 平澤 路生 田中 裕士 佐藤 昌明 阿部 庄作
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.32, no.7, pp.676-679, 1994-07-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
12
被引用文献数
1

症例は60歳男性. 咳嗽, 血痰出現し, 精査目的に当科入院. 画像上, 病変は左肺尖部に存在し, 空洞を有する結節性病変であった. 確定診断の目的で経気管支肺生検を施行, 組織学的に好塩基性の放線菌顆粒を認め, 肺放線菌症と診断した. 治療として, ピペラシリン, クリンダマイシンの点滴治療およびシプロフロキサシンの内服治療を行い, 著明な改善を認めた.
著者
小森 和彦 岩崎 明 池上 雅久 梶川 次郎 岸本 知己
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.37-40, 2000-01

An 88-year-old woman was hospitalized with the chief complaints of lower abdominal pain, miction pain and pollakisuria. Radiographs showed a giant bladder stone shadow, 12.0 x 9.0 cm in size. Cystolithotomy was performed under the diagnosis of bladder stone. The extirpated stone weighed 510 g, and measured 10.0 x 7.5 x 6.0 cm in size. The stone had four compartments of stratified lamellae composed of calcium phosphate and magnesium ammonium phosphate. The postoperative course was uneventful and the bilateral hydronephrosis improved markedly on DIP.
著者
長谷川 稔 佐藤 伸一 古瀬 忍 長谷川 洋一 森 俊典 八田 尚人 竹原 和彦
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.108, no.10, pp.1275, 1998 (Released:2014-08-19)

症例1は69歳,男性.1年半前より手指のこわばり,四肢の関節痛があった.また,両手掌に多発性の皮下結節と手指の拘縮が出現してきたため,近医にて全身性強皮症(SSc)と診断されていた.当科での精査では皮膚硬化は認められず,リウマトイド因子(RF)が陽性であった.両手のX線像で近位指節間(PIP)関節に多発性のびらんを認めた.Palmar fibromatosisを合併したRAと診断した.Palmar fibromatosisによる手指の拘縮により慢性関節リウマチ(RA)がSScと誤診されたものと考えられた.症例2は63歳,女性.半年前より朝のこわばりと多発性の関節炎が出現し,近医にて抗トポイソメラーゼⅠ抗体が陽性とされ,SScと誤診されていた.皮膚硬化はみられず、当科での再検では抗トポソイメラーゼⅠ抗体やRFを含む自己抗体はすべて陰性であった.両手のX線像でPIP関節の腫脹を認め,sero-negative RAと診断した.ELISAによる抗トポイソメラーゼⅠ抗体の疑陽性によりSScと誤診されたものと考えられた.症例3は47歳,女性.2ヶ月前からの朝のこわばりと多発の関節炎が出現してきたものの,X線上異常が検出されなかったためRAが否定され,近医にてSScと診断されていた.当科での精査では皮膚硬化は認められず,RFが陽性であった.両足のX線像で足趾に嚢胞形成を認めた.X線での骨変化が軽いためにRAが否定され,SScと誤診されていたと考えられた.今後はこのような誤診例が増加する可能性があり,注意が必要と考えられた.
著者
道上 勇一 菅家 康 森 孝雄 君塚 昇
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.345-349, 2013-12-31 (Released:2013-12-31)
参考文献数
27

Long-period structures of homologous phases Ga2O3(ZnO)m are closely related to the wurtzite structure of ZnO, and structural evolution is discussed based on the results from structure analyses. A unified structure model for Ga2O3(ZnO)m is established in(3+1)dimensional superspace. Zig-zag functions with large amplitudes are used as modulation functions in the model, which is a common feature in structures constructed by the so-called unit-cell twining. Advantages of the superspace description for homologous phases are explained in relation to the process of identification of materials.
著者
金森 修
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.329-354, 2013-09-30

科学はその偉業と覇権にも拘わらず、二〇世紀半ば過ぎ頃から、客観性、普遍性、公益性を本質とするはずの古典的科学観から部分的に逸脱し、変質し始めている。マンハッタン計画、一九七〇年代以降のバイオテクノロジー、今回の原発事故が露わにしたような原発関連科学の複合体などの諸事例が<変質した科学>を象徴するものだ。他方でエリュールの技術論は、人間主体を周辺化するような、希望のない決定論的枠組みの中に文化を押し込めるものだった。科学もその種の技術体系に倣うものなのかもしれない。この現状の中では、もはや科学の特権性はなんら自明のものではなくなった。現代社会の中でも、宗教的な成分は、人間の感情が住み着く位相や、実証を逃れる知の中にしっかりと作動している。現状の酷薄さの中で、むしろ宗教者は従来よりも一層毅然とした批判的態度を貫徹しつつ、生命の尊重や弱者への寄り添いのような独自の活動を継続すべきなのである。
著者
土屋 雅春 島袋 嘉修 朝倉 均 水野 嘉夫 小田 義英 小野 明 森実 敏夫 山中 郁夫 辻 公美
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.71, no.10, pp.989-997, 1974-10-05 (Released:2011-06-17)
参考文献数
20
被引用文献数
4

潰瘍性大腸炎において免疫学的追及を行ない胸腺T-cell系異常及びHL-Aに関し以下の知見を得た.1. 胸腺は全例Pneumomediastinography上大きく, レ線密度が強い. 組織学的には10例中6例にリンパ濾胞が証明された.2. 胸腺内T-cellは全例末梢血に比し高値であり胸腺はT-cell poolの場と考えられる.3. 末梢血T-cellは一定の傾向をみないが, PHA刺激試験12例中9例, DNCB試験9例中5例に反応性の低下を認めた.4. ヒト胎児大腸粘膜を添加した白血球遊走阻止試験で9例中7例に遊走阻止が認められた.5. 日本人の潰瘍性大腸炎35例で追及したHL-A検索では, HL-A 9及びHL-A 5が統計学的有意差で高率に認められた.
著者
秋下 雅弘 寺本 信嗣 荒井 秀典 荒井 啓行 水上 勝義 森本 茂人 鳥羽 研二
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.303-306, 2004-05-25 (Released:2011-03-02)
参考文献数
10
被引用文献数
12 22

高齢者では臓器機能の低下や多剤併用を背景として薬物有害作用が出現しやすいとされるが, その実態はよく知られていない. そこで, 大学病院老年科5施設の入院症例について, 後ろ向き調査により薬物有害作用出現頻度と関連因子について解析した. 2000年~2002年の入院症例データベースから薬物有害作用の有無が記載された症例を抽出し, 総計1,289例を解析に用いた. 主治医判定による薬物有害作用出現率は, 5施設全体で9.2%, 施設別では6.6~15.8%であった. 薬物有害作用の有無で解析すると, 多疾患合併および老年症候群の累積, 多剤併用, 入院中2薬剤以上の増加, 長期入院, 緊急入院, 抑うつ, 意欲低下が有害作用出現と関連する因子であった. 以上の結果は, 従来の単施設でのデータを裏付けるものであるが, 今後の高齢者薬物療法における参照データとなりうる. 関連因子については, 有害作用の予防および影響の両面から高齢者薬物療法に際して注意していく必要がある.
著者
秋下 雅弘 荒井 啓行 荒井 秀典 稲松 孝思 葛谷 雅文 鈴木 裕介 寺本 信嗣 水上 勝義 森本 茂人 鳥羽 研二
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.271-274, 2009 (Released:2009-06-10)
参考文献数
9

目的:日本老年医学会では,2005年に「高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト」を含む「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」を発表した.このような薬物有害反応(ADR)を減らす取り組みにはマスコミも関心を持ち,今般,同ガイドライン作成ワーキンググループとNHKは共同で,老年病専門医に対してADR経験と処方の実態を問うアンケート調査を行った.方法:2008年9月,学会ホームページに掲載された全ての老年病専門医(1,492名)の掲載住所宛にアンケートを郵送した.質問項目は,1)この1年間に経験した高齢者ADRの有無(他機関の処方含む),2)上記リスト薬からベンズアミド系抗精神病薬,ベンゾジアゼピン系睡眠薬,ジゴキシン(≥0.15 mg/日),ビタミンD(アルファカルシドール≥1.0 μg/日)および自由追加薬について,過去のADR経験頻度,3)ADR予防目的による薬剤の減量·中止の有無,4)課題と取り組みについての自由意見,とした.結果:回答数425件(29%).1)1年間のADR;72%.2)過去のADR;ベンズアミド79%(稀に54%,よく25%,以下同),ベンゾジアゼピン86%(62%,24%),ジゴキシン70%(61%,9%),ビタミンD 37%(33%,4%).自由回答では,非ステロイド性消炎鎮痛薬が最も多く,降圧薬,抗血小板薬,抗不整脈薬,血糖降下薬,抗うつ薬が次いだ.3)ADR予防目的の減量·中止93%.4)自由意見;ADRに関する医師·患者の啓発活動,老年病専門医の養成,多剤処方回避の指針作りやシステムの確立を挙げる意見が多かった.結語:老年病専門医はADRをよく経験する一方,多くは予防的対策を講じている.今回の意見を,新しい指針作りや啓発活動に生かすべきである.

1 0 0 0 OA 政策

著者
大森 彌
出版者
日本政治学会
雑誌
年報政治学 (ISSN:05494192)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.130-142, 1981-09-30 (Released:2009-12-21)
参考文献数
10

1 0 0 0 OA 江戸と東京

著者
森三渓 編
出版者
民友社
巻号頁・発行日
1898
著者
森 光
出版者
中央大学
雑誌
中央大学史紀要 (ISSN:09162119)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.1-41, 2013-03