著者
金田 茂 池田 大造 川上 博 品川 準輝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.31, pp.67-71, 2008-05-08

携帯電話を始めとするパーソナルな通信デバイスの普及により,従来のあらゆるユーザを対象としたマス向けの情報配信ではなく,ユーザの属性や位置に応じ特定の個人やセグメントに対する情報配信が可能になりつつある.また,効率を高めるためにターゲットを絞った広告配信の方法として,ユーザの属性や位置に応じたプッシュ型の広告配信のニーズが高まっている.本論では,このような情報配信を用いたサービスを実現するために,ネットワークシステムや端末の負荷,プライバシなどの観点から,実現方式に求められる条件を明らかにする.更に,複数の方式を比較し,解決すべき課題を明らかにすると共に解決策について考察した結果を述べる.
著者
小瀬 洋喜 池田 坦 田中 陽子 丹羽 早起
出版者
岐阜薬科大学
雑誌
岐阜藥科大學紀要 (ISSN:04340094)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.9-16, 1971-06-30

Air pollution in Gifu City was obserbed by the filter paper method from 1963 to 1965. The measurement on the variation of sulfur oxid and nitrogen oxid value was performed at eight places. It was found that the mean value of sulfur oxid was 0.31mg SO_3/day/100cm^2 and the value range was 0.01-0.71mg SO_3/day/100cm^2. The mean value of nitrogen oxid was 0.063mg NO_2/day/100cm^2,and the value range was 0.017-0.192mg NO_2/day/100cm^2. In Gifu City, we measured the smog states on the 10 th and the 15 th Jun. 1963. On the 10th, SO_2 was measured more than 0.2 ppm. But on the 15 th, SO_2-concentration was very low, and CO_2-concentration was very high. It was caused by burnning the wheat straw, so we call "Rural Type Smog". These smog states were caused by calm weather.
著者
是津 耕司 田中 浩也 池田 新平 金 星〓 田中 克己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.191, pp.121-126, 2003-07-10
被引用文献数
3

Webブラウジングでは,現在閲覧しているWebページのWeb空間における位置付けやリンク先の情報を把握することが重要である.筆者らは,これまで,現在閲覧しているWebページの周辺を様々な形式で呈示してユーザをナビゲーションするシステムを提案してきた.一方,こうした周辺情報に基づくナビゲーションは,人間の都市的行動における"散策行動"をWeb上で支援するものと考えられ,ユーザに当初目的としてなかった情報への発見や遭遇を促す.本論文では,これらの機構を体系化し,新たなWebブラウジングの方式を提案する.
著者
池田 孝博 青柳 領 福元 文香 福元 芳子
出版者
西九州大学
雑誌
永原学園西九州大学・佐賀短期大学紀要 (ISSN:03875326)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.87-93, 2007-03-01

幼児の運動能力や形態の発育への生活環境・日常行動の関連を検討するため、4歳および5歳の幼稚園児256名を対象に、身長、体重、25m走、立幅跳、目隠し立ち、長座体前屈の6項目を測定し、同時に、スポーツクラブへの所属の有無、運動頻度、運動時問、朝食の有無、睡眠時間、TV視聴時問、預かり保育についてアンケート調査を行った。さらに、日常生活行動などが単独で運動能力に関与するのではなく、お互いが影響し合い、総合的に関与すること、およびアンケート調査項目が離散的データであることから数量化理論I類を用いて関連を検討した。結果は、以下の通りである。(1)身長に関しては、日常生活行動調査項目のレンジは年間発育量のレンジの50%にも満たず、日常生活行動による影響を受けていなかった。(2)系統発生的運動で加齢とともに発達すると考えられる25m走や立幅跳は、1年間の発育発達量を基準としたレンジでも50%以上の値を示す独立変数が少なかった。逆に、体重移動をともなわない運動である長座体前屈は多く、比較的環境や日常の影響を受けていると考えられる。(3)激しい身体移動を含む運動である25m走や立幅跳に男児が優れ、体重移動を含まない目隠し立ちや長座体前屈で女児の方が優れていた。これは、大人社会からの期待に沿ってそれぞれに男性らしい運動遊び、女性らしい運動遊びを経験したことによるものであろう。(4)体重は運動頻度と逆の関連がみられ、同時に朝食の摂取と高い関連を示した。これは、体重の中でも体脂肪量の増加を反映したものと考えられる。
著者
池田 浩二 中野 隆之 藤井 信 侯 徳興 吉元 誠 倉田 理恵 高峯 和則 菅沼 俊彦
出版者
日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.107, no.5, pp.355-361, 2012-05-15
参考文献数
18
被引用文献数
1 1

芋焼酎粕の有用成分に着目し,米麹を添加した独自の香味改善と機能性の増強を目的とした製造方法で得られた芋焼酎粕飲料(新飲料)について,生理作用を検討した。その結果,次のことが明らかになった。<br>(1)新飲料には,クエン酸,アミノ酸がそれぞれ約1%,ミネラルではカリウムが多く,ビタミン類ではナイアシン,パントテン酸,ビオチン,ビタミンB2,葉酸などが比較的多く含まれていた。ポリフェノールは約0.1%,食物繊維は0.3%,GABAも含まれており,様々な成分による相乗効果が期待される栄養豊富な飲料であることが考えられた。<br>(2)動物試験において,新飲料はその嗜好性から飼料摂食量が増えたが,体重増に有意差が見られず新飲料摂食により代謝が高まることが考えられた。なお,臓器重量には有意差はみられなかった。<br>(3)新飲料摂食試験の結果,強い血清中性脂質抑制効果,総コレステロール抑制効果,特に悪玉であるLDLコレステロールを大幅に有意に減少させ,善玉であるHDLコレステロールは減少させない結果が得られ,さらに,血糖値を抑制する効果が明らかになった。<br>以上のように,芋焼酎粕を原料とした新飲料の脂質代謝改善作用,高血糖抑制効果などの生理作用や食品機能を明らかにできたことから,生活習慣病やメタボリックシンドロームなどの予防や改善効果をもたらすすぐれた飲料であると考えられる。
著者
池田 英俊 勝俣 嘉一 庄司 道彦 高橋 隆行 中野 栄二
出版者
日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.200-209, 2008-03-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
25
被引用文献数
5 10

This paper describes a method of cooperative strategy which enables a wheelchair and a wheeled robot to climb a step by a simple link mechanism which connects between them. We perform a numerical calculation to clarify the combination of two supporting positions of the connecting link that connects the two vehicles which enable them to climb a step and is stable at the same time. We conclude from the result of the simulation that it is necessary to change the link positions to climb a step safely. We ascertain the effectiveness of this method by means of experiments.
著者
正木 隆 森 茂太 梶本 卓也 相澤 州平 池田 重人 八木橋 勉 柴田 銃江 櫃間 岳
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会誌 (ISSN:13498509)
巻号頁・発行日
vol.93, no.2, pp.48-57, 2011
被引用文献数
1 3

林冠の閉鎖した94年生アカマツ人工林において, 間伐後8年間の個体の成長経過を同齢の無間伐林, 140年生天然アカマツ林と比較しつつ, 成長が改善されたか否か, 成長変化と相関する因子は何か, この人工林を天然アカマツ林のような大径木を含む林型に誘導できるか否か, を検討した。サイズは天然林 (DBH=68 cm, <I>H</I>=30∼35 m) の方が人工林 (DBH=41 cm, <I>H</I>=25∼30 m) よりも高い値を示した。形状比は人工林で50∼80, 天然林で40∼70だった。樹冠長率は人工林0.2∼0.4に対し, 天然林では0.25∼0.5だった。間伐により人工林の約4割の個体の成長が0.1 cm yr<SUP>−1</SUP>改善されたが, 無間伐林では逆に8割の個体の成長が低下した。個体の成長の改善度は, 隣接個体との競合環境の変化や, 樹冠長率など個体の着葉量の指標と連関していなかった。この人工林が140年生時に天然林のような大径木を含む林型に達するには, 今回観測された成長の改善では不十分である可能性が高いと考えられた。
著者
池田 陽子 森 和彦 石橋 健
出版者
メディカル葵出版
雑誌
あたらしい眼科 (ISSN:09101810)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.389-392, 2005-03
被引用文献数
1