著者
山影 進 田中 明彦 鈴木 一敏 阪本 拓人 山本 和也 保城 広至 服部 正太 木村 香代子 森 俊勝 光辻 克馬
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

国際関係論の重要分野である秩序変動の研究を、近年世界的に注目を集めているマルチエージェント技法を用いて行った。理論的観念的なレベルにとどまらず、政府内、住民集団間、国家間等さまざまなレベルの国際関係の事例についての実証研究に用いるためにモデル構築をおこなった。構築したモデルは、具体的な事象について高い再現性を示すことに成功し、それらの成果を書籍や論文のかたちで公表できた。
著者
曽根 博仁 吉村 幸雄 田中 明 山田 信博 JDCSグループ
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.65, no.6, pp.269-279, 2007-12-01 (Released:2010-02-09)
参考文献数
44

Type 2 diabetes is one of the most challenging health problems throughout the world and is increasing at an alarming rate. Most clinical evidence involved in therapeutic guidelines for diabetes is derived from European or American cohort studies, and the characteristics of diabetes in Asians, including Japanese, have been only poorly investigated to date, despite Asians constituting approximately half of the world diabetes population. The Japan Diabetes Complications Study (JDCS) is a nationwide multi-center prospective study of type 2 diabetic patients. In 1996, 2, 205 patients aged 40-70 years with previously diagnosed type 2 diabetes were recruited from 59 Japanese institutes that specialize in diabetes care. Parameters related to their diet, exercise, glycemic control, diabetic complication events, dyslipidemia, hypertension, obesity and quality of life have been measured and collected every year until now. It was clarified from the interim results of JDCS that the characteristics and pathophysiological backgrounds of diabetes in East Asians were quite different from those in Caucasian subjects. Compared with Caucasian diabetic patients, the JDCS patients had a much lower body mass index (BMI). Moreover, whereas the mean BMI of Caucasian diabetic patients was higher than that reported for non-diabetics of the same ethnic origin, the mean BMI of Japanese diabetic patients was normal in comparison with the Japanese non-diabetic population. Other differences between Japanese and Caucasian patients with type 2 diabetes could be found in the incidence rate and risk factors of complications, the effects of moderate alcohol drinking on cardiovascular disease, and the clinical significance of the diagnosis of metabolic syndrome. These profound differences demonstrate the necessity for obtaining clinical evidence based on a large-scale study of East Asian patients in order to establish and provide management and care specific to this particular population.
著者
田中 明 筑後 孝章 福岡 正博
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.21, no.7, pp.483-486, 1999
参考文献数
9
被引用文献数
1

症例は58歳の男性で, 主訴は呼吸困難と咳。職場でガラス粉塵の曝露がある。胸部単純X線像上異常所見はなかったが, 胸部CTにて右S^6に浸潤影を認めた。気管支内視鏡所見では軽度の炎症所見を認め, 右B^6の気管支生検にてガラス粉塵の異物を認めた。1年後の再検査にても気管支組織内にガラスの異物が残存していた。気道異物は誤嚥によって発症することがほとんどであるが, 本症例のように粉末状であれば吸入によっても発症しうる。異物としてガラスは稀であり, 組織学的に異物を証明しえた点で興味ある症例であると考えられた。
著者
吉澤 誠 杉田 典大 八巻 俊輔 湯田 恵美 山家 智之 田中 明 山邉 茂之
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

不完全な自動運転は,運転者の乗り物酔いのリスクを高める可能性があるため,交通事故を誘発する恐れがある.そこで本研究では,不完全な自動運転中の運転者の乗り物酔いの発症条件の解明とそれに伴う交通事故との因果関係を明らかにするとともに,乗り物酔いを低減する自動車に具備すべき具体的手段を得るために,次を行う.1)不完全自動運転中における乗り物酔いの発症条件の実験的解明,2)乗り物酔いを発症した運転者の判断・操作能力の低下と交通事故間の因果関係の解明,3)乗り物酔いを客観的・定量的に判断する自動車用センシングシステムの構築,4)不完全自動運転中の乗り物酔いを低減させる手段の提案とその効果の実験的検証.
著者
吉澤 誠 杉田 典大 湯田 恵美 田中 明 本間 経康 山家 智之
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.542-543, 2020

<p>近年,健康管理のためにウェアラブル・センサが普及しつつある.例えば,アップル社のApple Watchの最新バージョンでは,光電脈波計ばかりではなく心電計の機能まで具備している.確かに,ウェアラブル・センサは身体に直接装着するため,常時連続的な生体情報取得が可能である.しかし当然であるが,ウェアラブル・センサは,それを購入して「装着(ウェア)」しなければセンシングできない. 一方,パーソナルコンピュータやスマートフォンに内蔵されているビデオカメラの映像信号から脈波(映像脈波)が得られる.ウェアラブル・センサに比べて映像脈波が決定的に優れているのは,何も身に付けず(ウェア"レス"に),遠隔・非接触的なセンシングができる点である. 本稿では,まず,映像脈波の計測方法とその性質について述べた後,映像脈波の幅広い応用可能性について解説する.すなわち,家庭における風呂・トイレなどでの血圧サージの検出,洗面所の鏡やスマートスピーカーでの応用可能性,あるいは自動車内での運転者のモニタリングについて触れ,最も応用可能性の高いものとして,スマートフォンを使ったクラウドサービスの概念を紹介する. 次に,映像脈波の実用上の課題と限界について述べる.すなわち,映像脈波の最大の弱点が,体動と照度変化に極端に弱いことであり,それぞれに関する対策を紹介するとともに,今後を展望する</p>
著者
前田 敏樹 田中 明 小河 靖昌 武田 亮二 片岡 正人 向原 純雄
出版者
南江堂
巻号頁・発行日
pp.1234-1237, 2008-11-01

48歳女性。患者は悪心、嘔吐、食欲不振、体重減少、間欠的腹痛を主訴に、はじめ著者らの施設にある内科を受診、腹部単純X線にて腸閉塞を指摘され、精査加療目的で外科へ救急入院となった。立位単純X線では多発する鏡面像と小腸の著明な拡張が認められ、更に腹部造影CTでは小腸の著明な拡張、管腔内の液体貯留、左卵巣の嚢胞がみられた。一方、イレウスチューブ造影では小腸に多発する狭窄を認め、狭窄部ではチューブ先端が翻転し、先進しなかった。保存的治療では限界があったため、イレウス解除術を施行する方針とし、これを行なった結果、手術所見では腸管子宮内膜症による腸閉塞が確認され、狭窄の強い部分のみ切除し、凍結骨盤となっていた子宮内膜症に対しては手術操作を加えなかった。
著者
上野 香奈 美濃口 健治 河野 泰郎 小田 成人 和田 記代子 宮本 正秀 横江 琢也 橋本 直方 美濃口 秀子 田中 明彦 國分 二三男 足立 満
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.565-570, 2002-07-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
21
被引用文献数
1

アレルギー性鼻炎は,気管支喘息の増悪要因であることが示唆されている.そこで今回,スギ花粉症が成人気管支喘息におよぼす影響について検討した.当科外来通院中の成人気管支喘息患者333名中116名(34.8%)にスギ花粉症が合併していた.スギ花粉飛散期に喘鳴,呼吸困難,咳嗽,喀痰などの喘息症状が悪化するかを問診したところ,スギ花粉症を合併している116名の成人気管支喘息患者のうち41名(35.3%)の患者が,何らかの喘息症状が増悪すると回答した.喘息症状が悪化すると回答した41名中13名(スギ花粉症合併気管支喘息患者の11.2%)の患者は実際にスギ花粉症状出現後,朝のピークフロー値がスギ花粉飛散前と比較して平均10%以上(平均56.2L/min)低下した.スギ抗原特異的IgE値やヒスタミンに対する気道過敏性は,スギ花粉飛散期に喘息症状が増悪する群としない群との間に有意差は認められなかった.以上より,一部の成人気管支喘息患者では,スギ花粉飛散期に気流制限が認められることから,スギ花粉症は気管支喘息の増悪要因の一つであることが示唆された.
著者
鈴木 慎太郎 本間 哲也 眞鍋 亮 木村 友之 桑原 直太 田中 明彦 相良 博典 柳川 容子
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和学士会雑誌 = Journal of the Showa University Society (ISSN:2187719X)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.282-288, 2018-06

症例は38歳男性.自家製のお好み焼きを食べている最中から喉頭違和感,呼吸困難,眼球結膜の充血などを訴え救急搬送された.アナフィラキシーの診断で加療し,後日当科へ精査目的で来院した.患者には著しいダニ・ハウスダストによるアレルギー性鼻炎の既往があった.お好み焼きの具材に対する抗原特異性IgEによるアレルギー検査とプリックテストを行ったが全て陰性だった.問診上,開封後密封せずに常温で6か月以上経過した市販のお好み焼き粉を用いて調理したことが判明し,お好み焼き粉に混入したダニによるアナフィラキシーを強く疑った.お好み焼き粉を鏡検した結果,多数のコナヒョウヒダニが検出され,さらに,Dani Scan?(生活環境中のダニアレルゲン検出を目的とする簡易型検査キット)を用いた検査においても強陽性を示した.近年,お好み焼きやパンケーキ等の小麦粉製品に混入したダニを経口摂取して生じるアナフィラキシーの報告が急増している.診断のためには,調理に用いた小麦粉製品の保管状況の聞き取りと,感作が成立した同種のダニを発症前に摂取した調理材料中に証明することが求められる.今回,使用したDani Scan?は,一般家庭においても食品中のダニ汚染を検知する簡便なキットであり,本病態の診断や発症の予防に一定の効果が期待できるものと推察した.
著者
上羽 貴之 和田 一郎 田中 明夫 森本 信也
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.30, no.5, pp.45-50, 2015

今日,理科教育では平成 27 年度全国学力学習・状況調査の結果を受けて,「科学的な思考・表現」能力の育成が叫ばれている。本研究では,その育成に必要な能力として挙げられている問題解決能力の「推論(resoning)」に着眼した。理科学習を通じた推論と捉えられる「科学的推論」を育成するには,その成立過程及び教授学習モデルが明らかとなっていることが要請される。しかし,科学的推論を成立させるための要素や手立て等,詳細な研究が十分なされているとは言い難い。そこで,本研究では,科学的推論の育成を促す授業デザインの提案を目的とした。その際,タイトラーらが体系化した科学的推論と表象の関連を示したモデルと和田らが提案している表象ネットワークモデルを援用し,表象の視点に立脚することで学習モデルを模式化した。また,タイトラーらが明らかにした大別された2つの推論過程に位置付く推論活動を基に教授モデルを模式化した。これらのモデルを基に,実証的に理科授業を分析することで「科学的推論」の成立過程の内実を具体的に明らかにした。
著者
大久保 泰邦 秋田 藤夫 田中 明子
出版者
日本地熱学会
雑誌
日本地熱学会誌 (ISSN:03886735)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.15-29, 1998-01-25
参考文献数
25
被引用文献数
8
著者
田中 明子 土師 知行 新正 由起子 前田 秀明 竹林 慎治 八木 伸也
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.93, no.11, pp.939-943, 2000-11-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
15
被引用文献数
1

We report 2 adult cases of inspiratory dyspnea caused by an epiglottal prolapse.The first case was a 61-year-old man who was suffering from inspiratory dyspnea, especially while sleeping. A laryngofiberscopic examination revealed that the epiglottis was contacting the posterior pharyngeal wall during inspiration, causing airway obstruction. A partial epiglottectomy with a Holmium: YAG laser improved respiratory dystress during sleep.The second case was a 60-year-old man who also suffered from dyspnea while sleeping. The laryngofiberscopic findings were the same as in the first case, and a partial epiglottectomy was also effectve for the dyspnea during sleep. A pathological examination revealed degeneration of the epiglottic cartilageThe Holmiun: YAG laser was useful in resecting the epiglottic cartilage in both cases.
著者
仲本 桂子 渡邉 早苗 工藤 秀機 ノパラタナウォン サム 蒲原 聖可 ラダック ティム 土田 満 宮﨑 恭一 サーシャン ディリープ 田中 明
出版者
The Japan Dietetic Association
雑誌
日本栄養士会雑誌 (ISSN:00136492)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.267-278, 2013

ベジタリアンの研究によると、ベジタリアンは、ビタミン B <SUB>12</SUB>、 ビタミンD の摂取量が非ベジタリアンより有意に低く、カルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB <SUB>2</SUB> 、n-3 系多価不飽和脂肪酸(以下、n-3 系脂肪酸)の低摂取が懸念される。そこで、日本人用ベジタリアンフードガイド(JVFG)を用いて、日本人ベジタリアン男性(n=24)と女性(n=60)を対象に、栄養教育を行い、栄養状態の改善を試みた。 JVFG の栄養教育の介入前と後に、食事記録法による食事調査を行った。うち、16 名に対し、身体計測および血糖、尿酸、アルブミン/グロブリン比(A/G)、ナトリウム、カリウム、カルシウム、無機リン、鉄、総コレステロール、高比重リポたんぱくコレステロール、中性脂肪、ヘモグロビン(Hb)、プレアルブミンの血液生化学検査も行った。 結果、ベジタリアンで低摂取が懸念された栄養素のうち、女性において、ビタミンB <SUB>2</SUB>(p<0 . 05)、亜鉛(p<0 . 01) の摂取が有意に増加した。しかし、ビタミンA、ビタミンD、ビタミン B <SUB>12</SUB>、カルシウム、n-3 系脂肪酸の摂取量に有意な増加は見られなかった。身体・血液生化学成績では、女性においてA/G(p<0 . 01)、カルシウム、Hb(p<0.05)が有意に増加し、血糖(p<0.01)、尿酸、上腕三頭筋皮下脂肪厚(p<0.05)は有意に低下した。 以上より、日本人ベジタリアン、特に、女性において、JVFG の栄養教育介入により、栄養状態が変化することが示唆された。
著者
鈴木 慎太郎 田中 明彦 岸野(大木) 康成 村田 泰規 楠本 壮二郎 石田 博雄 安藤 浩一 白井 崇生 大西 司 相良 博典 瀧本 雅文
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
雑誌
気管支学 (ISSN:02872137)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.118-124, 2016

背景.数多くの健康食品が販売されており,医薬品と併用している場合も少なくない.なかでも滋養強壮を謳った「にんにく卵黄」は盛んに広告されており,愛飲者も相当数が見込まれる健康食品である.症例.69歳男性.4年前から「にんにく卵黄」を服用し続けていた.数週間前から労作時の呼吸困難と乾性咳嗽を自覚し,近医で肺炎の診断にて抗菌薬と副腎皮質ステロイドを投与されるも改善せず,当科を紹介受診した.胸部X線およびCT上,両側中下肺野,末梢側優位のすりガラス影を認めた.気管支肺胞洗浄液でリンパ球優位の細胞増加を認め,気管支肺生検ではリンパ球主体の炎症と軽症の器質化肺炎様の所見を認めた.「にんにく卵黄」の服用中止により速やかに改善し,リンパ球刺激試験でも同商品で陽性反応を示したため,同食品による肺障害を強く疑った.結論.健康食品やサプリメントの摂取歴についても,問診で詳細に聴取することが大変重要である.
著者
田中 明彦
出版者
財団法人 日本国際政治学会
雑誌
国際政治 (ISSN:04542215)
巻号頁・発行日
vol.1983, no.74, pp.134-153,L13, 1983-08-31 (Released:2010-09-01)
参考文献数
19

An information processing system to simulate the decision-making process of China's international conflict behavior is presented. This system, called CHINA-WATCHER, is designed to represent different models of Chinese cognitive process. Different models are specified in terms of the frame of reference (realist or revolutionary), the evaluation strategy (“dove”, “dawk”, or “hawk”), the support-side decision strategy (“dove” or “hawk”), and the involvement decision strategy (“dove” or “hawk”).No matter how different models are specified in terms of the above criteria, CHINA-WATCHER has key procedures applied in any model. Essentially, CHINA-WATCHER “understands” an inputted case (international conflict, crisis, etc.) and “decides” what China would do. To “understand” the current case, CHINA-WATCHER updates the “world amity-enmity map” showing who are China's friends and who are China's enemies. Then, it detemines the relations of the parties in the current case, i. e. whether the case is a confrontation between friends and enemies, a confrontation between friends and friends, etc.In addition, CHINA-WATCHER determines the contexts in which the current case is put. There are two contexts always to be determined no matter which model is specified; they are the narrative context and the precedential context. The narrative context is the preceding cases which constitute a longer, unfolding “stort, ” with the current case as its most recent episode. Setting the precedential context is the most important feature of the CHINA-WATCHER system. The essential, idea is to derive instructions for current action from an analysis of cases in memory that are similar to the current one in certain key respects. In other words, the decision-makers are assumed to understand the current case in part through the analogy of the past precedents.The second essential operation of CHINA-WATCHER is to decide what to do in the current case. CHINA-WATCHER decides (1) which side in the case to support and (2) to what extent China involves itself. The latter involvement decision consists of verbal involvement and physical involvement. The support-side decision is made essentially from the examination of the party configuration of the current case. The involvement decision is made through the analysis of the precedential context.As stated above, different models are specified in terms of the frame of reference, the evaluation strategy, the support-side decision strategy, and the involvement decision strategy. The frame of reference suggests the criteria of friends and enemies. to China and the criteria to determine the precedential context. The evaluation strategy is used to cope with uncertainty of friend-enemy evaluation. The support-side decision strategy is used to decide which side to support and the involvement decision strategy is used to decide the level of involvement based on the precedential context.We examine how CHINA-WATCHER with different models process information on each of the 385 cases of Chinese international conflict behavior from 1949 to 1978 and predict the decision to be taken by the PRC in each of them. It is found that the model with the revolutionary framework and the evaluation strategy of a “dove” performed better in the periods from 1949 to 1953, from 1957 to 1958, from 1968 to 1969, and from 1974 to 1976. Also found is that the model with the realist framework and the evaluation strategy of a “dawk” performed better in the periods from 1954 to 1956, from 1959 to 1967, from 1970 to 1973, and from 1977 to 1978. But it was found that the Chinese were consistent in the “hawkish” strategy for taking sides and in their “dovish” involvement decision strategy.