著者
田村 一郎 水谷 忠良
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.134-147, 1973-05-28 (Released:2008-12-25)
参考文献数
36
著者
大澤 義明 鈴木 敦夫 白波瀬 佐和子 古藤 浩 田村 一軌 大津 晶 宮川 雅至 古藤 浩 田村 一軌 大津 晶 宮川 雅至 尾崎 尚也
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では, 高速道路や新幹線など空間的に線的に伸びる社会基盤施設整備に関して, 選挙民が投票で集団意志決定する場合, 施設がどこにどれだけ配置されるのかを空間的に導出し, どの程度経済的に効率的なのかあるいは公平なのか, を考察した. 投票ゲームによる配置と社会的な最適配置とを比較するなどを通して, 投票という集団意志決定がどの程度経済的に悪化させるのか, そして不公平にするかを理論的に評価した. さらには, 道路という社会基盤建設では, ステークホルダーは多様である. ゲーム理論のナッシュ均衡, 多目的計画問題でのパレート最適, 地理ネットワーク評価での地理値を用いて, 高速道路建設の影響を均衡という複眼的見地から理論的に論じた.
著者
村山 信雄 田村 一朗 永田 雅彦
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.157-159, 2006 (Released:2006-10-12)
参考文献数
9

5歳齢,雌のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに,眼囲,口囲,肘,踵,肉球,陰部周囲におよぶ角化性皮疹が生じた。発症に先行して,出産と食餌変更があった。病理組織学的検査で毛漏斗部におよぶ錯角化と著しい表皮肥厚を認め,一部に浮腫がみられた。真皮乳頭では多形核球や単核球の浸潤が観察された。血液検査,甲状腺ホルモン検査,血清アレルギー検査で特記すべき異常はみられなかった。以上より亜鉛反応性皮膚症と診断した。亜鉛製剤の内服後角化の改善を認めたが痒みは持続し,前医にて単独投与では奏効しなかったプレドニゾロンの内服を併用したところ皮疹は消退した。寛解後亜鉛補充療法もステロイドも必要としなかった。自験例が本症の好発犬種ではないことから,病因として食餌による一時的な亜鉛吸収傷害が予想された。
著者
田村 一軌 腰塚 武志 大澤 義明
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 第38回学術研究論文発表会 (ISSN:1348284X)
巻号頁・発行日
pp.25, 2003 (Released:2003-12-11)

本研究の目的は,移動効率および通過量から一方通行規制を評価することである.一般に,一方通行規制によって移動の平均距離は大きくなるものの,都心部の交通量を減らす効果もある.そこで本論文ではに目的空間を用いて一方通行規制を評価する.はじめに格子状道路網での距離分布および通過量分布を解析的に導出し,次に交互通行規制が時計回り規制に比べ効率的であることを示す.最後に,新宿一丁目の道路網において,平均距離と通過量の標準偏差との間のトレードオフを分析する.
著者
田村一男著
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
1982
著者
田村一
雑誌
日皮誌
巻号頁・発行日
vol.53, 1943
被引用文献数
1
著者
田村 一軌 韓 成一 戴 二彪
出版者
公益財団法人 アジア成長研究所
雑誌
東アジアへの視点 (ISSN:1348091X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.37-46, 2015 (Released:2020-03-03)
参考文献数
20

日本で毎年様々な祭りが国内各地で開催されている。日本の祭りは,従来は宗教色の強い伝統行事というイメージが強かったが,1980 年代以降,都市コミュニティの連帯感を増強するために,多くの市民の参加を引き付ける娯楽性を重視する祭りが増えた。近年では,少子高齢化が進むなかで地方圏都市の商業・飲食サービス業の低迷状況が続いており,観光や商業振興の起爆剤として祭りの経済的な役割にも期待が集まっている。地方自治体は地域活性化における祭りの役割を重視しつつあるが,自治体の財政事情が厳しくなるなかで,祭り運営に対する積極的な関与が財政状況の悪化に繋がるリスクがあるとも懸念されている。 本研究は,北九州市における祭りの歴史と近年の開催動向,祭り運営の取り組みを紹介したうえで,同市の都市振興戦略における祭り開催の位置づけとその実際の効果を考察する。また,北九州ならびに類似の地方都市における祭り運営のあり方について若干の提言を行う。
著者
藤田 博子 舘田 美保 田村 一 河村 宏
出版者
日本ロービジョン学会
雑誌
日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.62, 2007

<Br>【目的】国立更生施設の理療教育課程(以下 理教)の必須科目である臨床実習において2名の実習生に心理教育的支援を実施したので経過を報告する。<br><br>【プロフィール】 事例1(X年度)は、40歳代、男性、網膜色素変性による視覚障害、軽度難聴あり、事例2(X+1年度)は、20歳代、男性、未熟児網膜症による視覚障害。2例とも理教専門課程3年生。支援開始時、教官らは臨床実習の単位習得及び課程修了の困難を危惧し、かつ指導の難しさ(コミュニケーションが難しい、やる気を感じられない)を感じていた。<br><br>【支援の経過】臨床実習の観察や本人・関係教官との面談等からの情報収集により心理教育的アセスメントを行なった。結果、事例1では、コミュニケーションの難しさの背後に難聴の存在があること、医療面接時に実施する質問内容が十分に身についていないこと、事例2では、青年期特有の職業を中心とした進路選択の課題、障害のある自己の捉え方の課題を抱え、かつ不安が強く自信がもてない状況にあることが明らかになった。そこで、週1回1時間半程度、各約8ヶ月間、教材開発の場を利用した支援を実施した。事例1では試作版の医療面接教材とロールプレイを用いた面接の練習方法の検討、事例2では試作版の医療面接教材の改定作業を行なった。この支援時の様子は本人の了解を得て適宜教官に伝えた。事例2では支援者会議を実施した。2例ともに、教材開発への無断欠席はなく、提示した資料などに意見を述べる等積極的な様子がみられた。また、支援終了時には臨床実習の単位取得、理教課程を修了することができた。<br><br>【考察】心理教育的支援は、事例を学習面、心理社会面、進路面、生活健康面と多角的な把握、指導・支援者の間に繋がりチーム形成を可能にし、多角的な支援を実現したものと考えられる。また、教材開発の場は、学生に自己研究の機会を提供し現実に向き合う態度を養ったものと推察する。
著者
田村一樹 吉川大弘 古橋武
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.19, pp.1-6, 2013-09-19

近年,電子商取引 (Electronic Commerce: EC) 市場の規模は拡大を続けている.EC サイトには,膨大な量のアイテムの情報に加え,アイテムに対するユーザの評価・口コミ (ユーザレビュー) などの情報が掲載されている.また,各ユーザの閲覧行動などのログも,大量に蓄積されている場合が多い.EC サイトは,それらの情報を用いて,各ユーザの嗜好を適切に抽出し,能動的にアイテムを推薦することにより,ユーザの購買活動を促進することを試みている.嗜好の抽出手法には,ユーザが直接的に与えた評点などの情報を用いる明示的手法と,アイテムへのアクセス履歴やその時間などを用いる暗黙的手法が存在するが,それらを同時に用いる研究については,これまであまり報告されていない.本稿では,アイテムの内容に関する評価情報であるユーザレビュー履歴に加え,明示的な情報であるアイテム評価履歴と,暗黙的な情報であるアイテム閲覧履歴の情報を用い,ユーザの購買行動を階層ベイズモデルによってモデル化することを試みる.また,オフラインのアイテム評価予測実験を行い,提案モデルの性能について検討を行う.The market of Electronic Commerce (EC) has been drastically growing in recent years. EC sites contain various types of evaluation information on items such as ratings and reviews by users in addition to the numerous information on items themselves. In addition, browsing history of each user is usually recorded. Recently, a lot of EC sites try to recommend items actively to each user to encourage him/her to purchase more items by abstracting his/her preference based on above information. To abstract preferences, there are the explicit method and the implicit method. The explicit method uses the information such as ratings directly given by users, and the implicit method uses the information such as access histories to items and browsing time. However, the study to combine the explicit information and implicit one is not found. This paper tries to construct a hierarchical Bayesian model to analyze purchasing behavior of a user based on reviews as the information of contents, rating histories as the explicit information, and browsing histories as the implicit information. An off-line experiment predicting the ratings of items is carried out and the performance of the proposed model is discussed.
著者
岡崎 修三 山崎 英一 田村 一利 星谷 達 穴吹 一広 田中 英嗣 田中 剛太郎
出版者
日本毒性学会
雑誌
The Journal of Toxicological Sciences (ISSN:03881350)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.91-122, 1992-11-30
被引用文献数
1 1

合成糖質コルチコイド製剤, PNFゲルの0.125, 0.5および2.0mg/kg/dayをCrj: CD(SD)系雌雄ラットに52週間経皮投与し, 反復投与毒性を検討するとともに, 8週間休薬による回復性について検討した。1. PNFゲル2.0mg/kg投与群では, 投与部皮膚の非薄化, 体重増加抑制傾向, 白血球数の減少, GOTおよびGPT活性の上昇, 遊離脂肪酸の増加, α_1-グロブリン分画比率の低下, 胸腺, 脾臓および副腎重量の減少と肉眼的な投与部皮膚の非薄化がみられた。病理組織学的には, 胸腺の萎縮, 副腎束状帯の萎縮, 投与部での皮膚付属器の萎縮を伴う皮膚の非薄化と肝臓小葉周辺帯で核肥大を伴う肝細胞の肥大がみられた。2. PNFゲル0.5mg/kg投与群では, 投与部皮膚の非薄化と, α_1-グロブリン分画比率の低下がみられた。また, 組織学的には投与部位で皮膚付属器の萎縮を伴う皮膚の非薄化がみられた。3. PNFゲルの0.125mg/kg投与群では被験物質投与に起因する変化はみられなかった。4. 8週間の休薬により, 投与部皮膚における変化が2.0mg/kg投与群にみられたが, 投与終了時と比較して軽減化を示し, その他の変化は消失しておたことからいずれも可逆性の変化と判断された。 5. 以上の結果から, 本試験におけるPNFゲルの確実中毒量は0.5mg/kg/dayであり, 無影響量は0.125mg/kg/dayと判断された。
著者
田村 一人 酒井 通友 藤田 圭一 西松 豊典 石澤 広明 鳥羽 栄治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.341, pp.45-48, 2002-09-20
被引用文献数
2

今日、食生活の西洋化などによる栄養過多、飽食、肥満、運動不足、アルコール摂取量の増加、あるいはストレスの増加により、糖尿病患者の数は増加の一途をたどっている。全世界では1億2千万人から1億4千万人、わが国では予備軍を入れて約2000万人が糖尿病の危険におかされており、重大な問題となっている。このような糖尿病患者は、血糖値(血中グルコース濃度)が高く、血統をコントロールするインシュリンの分泌が不全である。従って、糖尿病患者はインシュリン補充によるインシュリン療法が生存のために必要とされている。インシュリン療法を行うためには1日に何回も血糖値を測定し、血糖値が高くなったときにインシュリンを補充しなければならない。しかし、現状では、血糖値の測定は血液を採取するため、患者の負担が大きく、1日に何度もこの測定を行うことによる苦痛や、他の病気への感染症の危険性などを含んでおり、現実的な手法とはいえない。そこで、本研究ではこのような問題を解決するため、光応用計測による血中グルコース濃度の非侵襲測定の可能性を検討した。