著者
福田 あかり 白土 宏之 山口 弘道 大平 陽一 寺尾 富夫
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.8-10, 2013-03-31 (Released:2017-03-25)
参考文献数
8
被引用文献数
1

水稲種子を60℃の温湯中に10分間浸す処理により,日本型品種萌えみのり,べこあおばにおいて発芽が早まる効果が見られた.特にべこあおばは,種子の発芽促進法として用いられる50℃,7日間の乾熱処理を行うと,発芽率の低下が起こったが,温湯処理では発芽が促進された.このことから,乾熱処理で発芽阻害が起こるべこあおばのような品種では,温湯処理は有効な発芽促進法となる可能性がある.また,温湯処理は,休眠性の高いインド型品種タカナリ,北陸193号において,乾熱処理には及ばないものの,発芽率を上昇させた.

1 0 0 0 OA 医家人名録

著者
白土, 彝
出版者
巻号頁・発行日
1820
著者
白土 修
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.10, pp.2133-2138, 2018-10-10 (Released:2019-10-10)
参考文献数
4
著者
中野 真祐 鬼澤 浩司郎 生井 友農 山縣 憲司 白土 貴之 吉田 廣
出版者
特定非営利活動法人 日本口腔科学会
雑誌
日本口腔科学会雑誌 (ISSN:00290297)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.335-339, 2002-09-10 (Released:2011-09-07)
参考文献数
7

Long-term corticosteroid administration induces secondary adrenal insufficiency and an increased susceptibility to infection. Surgical intervention in patients receiving steroid medication should be performed with consideration to preventing adrenal crisis, delayed wound healing, and infection. To securely manage tooth extraction in patients receiving steroid medication, 50 patients taking predonisolone (PSL) were retrospectively investigated. The mean dosage of PSL in the patients was 14.2mg/day, and the mean duration of the treatment was 7 years and 3 months. Forty-nine of the 50 patients were treated under local anesthesia, and the number of teeth concurrently removed was from 1 to 4. Preoperative supplemental steroid administration was applied to only two patients: one treated under general anesthesia, and the other during a period of reducing steroid dosage. Penicillin was commonly selected as the antibiotic to prevent infection, and it was administered preoperatively and postoperatively, for a mean duration of 4.1 days. As complications, infection occurred in 2 cases, and dry socket and discomfort in 1 case for each, in whom PSL had been taken for more than 12 years. These results suggested that removal of teeth in patients taking steroid medication can be securely performed without supplemental steroid by using effective administration of antibiotics.
著者
片寄 大 白土 邦男
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.25-38, 2001-07-20 (Released:2010-07-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1 2

循環器疾患の危険因子としての怒りを治療目標とする, 柴胡を含む医療用漢方製剤は循環器疾患の予防および制御に有用である可能性があるが, その循環器外来におけるその適用は確立されていない。そこで当科循環器外来で, 柴胡を含む医療用漢方製剤として使用頻度の高かった柴胡加竜骨牡蛎湯が投与された9名 (年齢44±13歳〉mean±SD〈 男性3名, 女性6名) について, 治療効果を解析した。柴胡加竜骨牡蛎湯使用9名中7名有効で有効率は78%であった。柴胡加竜骨牡蛎湯は上室性期外収縮, 心因性咳嗽, 高血圧, 心臓神経症などの患者における動悸, 胸部不快感, 咳嗽などの胸部症状および不眠に有効であった。柴胡加竜骨牡蛎湯使用例においては, 降圧効果, 抗不整脈効果, β遮断薬との比較しての安全性などが示された。以上, 肝関連方剤のなかで, 柴胡加竜骨牡蛎湯が動悸, 不眠の改善を介して, 循環器疾患の制御および予防に有用であると思われ, 循環器外来において使用が考慮されてよい薬剤と考えられた。
著者
荒木 宏文 進藤 千代彦 進藤 百合子 白土 邦男
出版者
東北大学
雑誌
東北大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:09174435)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.151-163, 2002-07-31

EndotoxinIL-3NADPH diaphorasenitric oxidesuperoxide
著者
白土 淳子 稲垣 照美 穂積 訓
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
pp.TJSKE-D-17-00025, (Released:2017-10-31)
参考文献数
13

We investigated the RGB and XYZ components of the natural colors (two cherry blossoms, i.e., Someiyoshino and Youkou, and the emission of Heike-firefly), and the physiological effects on Japanese and foreign people were compared. The natural colors were digitally measured as RGB colors, and then they were used as color stimuli. The psychological effects were investigated by administering a questionnaire, which was based on the Semantic differential (SD) method. From the results of the questionnaire, the degrees of expression for the natural colors were quite different between Japanese and foreigners. The kansei on the natural colors between Japanese and foreigners were also different in terms of psychophysical quantity and physical cognition. The results of factor analysis showed that the color of Youkou gave pleasantness to Japanese people, whereas the colors of Someiyoshino and firefly gave pleasantness to foreign people.
著者
岩佐 健吾 延藤 遵 杉田 裕 兵藤 英明 松田 武 白土 博司 岩田 裕美子
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.769, 2007

海水系地下水環境下におけるベントナイト材料の基本特性への影響(膨潤性や低透水性の低下等)を把握するとともに,その影響を考慮して人工バリア設計における対応策として緩衝材・埋め戻し材の仕様(材料,配合等)変更を検討する。
著者
藤巻 真 島 隆之 藤岡 貴浩 守口 匡子 白土 東子 宮沢 孝幸 久保田 智巳
出版者
国立研究開発法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2017-04-01

本研究では、抗原抗体反応を検出原理に用い、環境中に存在するウイルスを、測定試料の煩雑な前処理を必要とせずに、簡便に検出可能なウイルスセンサの開発を行った。我々が開発した外力支援近接場照明バイオセンサ技術をベースとして、検出に用いる光信号用粒子や磁気微粒子の最適化を行うことによって、高感度かつ広ダイナミックレンジを有するウイルス検出技術を確立することができた。より感度良くウイルス検出を行うために、抗体開発も行った。
著者
長塚 正晃 齋藤 裕 白土 なほ子 藤原 紹生 小塚 和人 奥山 大輔 千葉 博 矢内原 巧
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.51, no.9, pp.777-783, 1999-09-01
参考文献数
23
被引用文献数
4

目的 : Insulin-like growth factor-I (IGF-I)は思春期の身体発育に密接に関与し, 性ステロイドホルモンと強い関連を示すことが知られている. なかでも強い生理活性を有するこれらの遊離型血中濃度の推移が初経発来と身体発育のkeyとなっている可能性がある. そこで今回, 初経発来周辺期で連続追跡し得た思春期女子の身体発育と血中遊離型(f)-IGF-Iと性ステロイドホルモンの推移を, 初経発来を中心に検討した. 方法 : 9歳から12歳の健康な女子20名を対象に4年間連続追跡した. アンケート調査により, 対象の初経発来時期, 1年間の身長増加量(身長増加速度)を求めた. また血中f-IGF-IはSep-PakC_<18>カラムを用いて酸エタノール法により抽出後RIA法により測定した. 血中free testosterone, estradiol値はRIA法で, sex hormone binding globulin (SHBG)をIRMA法で測定した. 成績 : 1)身長増加速度は初経発来前3年(5.6±1.0cm/year, mean±S.D.)から初経発来前1年(7.3±1.6)まで有意(p<0.05)に増加し, 初経発来後2年(3.1±1.3)まで有意に減少した(p<0.01). 2)血中f-IGF-I値は初経発来前3年(3.9±2.0ng/ml)から初経発来前1年(8.1±2.6)と有意(p<0.05)に増加し, 身長増加速度と同様初経発来後2年(3.9±1.5)まで有意(p<0.05)に減少した. 血中free testosterone値は初経発来前3年から初経発来後2年まで有意に増加する一方, 血中SHBG値は初経発来前3年(75.0±13.2nmol/lから初経発来前1年(39.7±14.5)まで有意(p<0.01)に減少した. 3)身長増加速度は血中f-IGF-I値と有意な正の相関(p<0.01)を認める一方, 血中free testosterone値とは初経発来前の身長増加速度にのみに有意な正の相関(p<0.05)を認めた. 結論 : 初経発来周辺時期の身長増加に血中f-IGF-I値が強く関与していることが示された. また初経発来前の身長増加にはtestosteroneの生理活性の増加が密接に関与することが初めて示された.
著者
松崎隆哲 白土浩 久良修郭
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.419-420, 2013-03-06

(公財)北九州国際技術協力協会では、平成24年7月から9月にかけて、アフリカ地域の大学教員や教育機関関係者4名に対して、「アフリカ地域 実践的電気・電子技術者育成-教育と現場技術の格差解消をめざして-」というテーマの研修を実施した。我々は、その研修において電子回路や組込みシステムに関するテーマを担当し、参加者に対して組込みコンピュータ、ディジタル回路設計(74IC)、FPGA設計手法と言った内容の講義を実施した。本発表では、講義で実施した内容、参加者からの意見等、そしてアフリカ地区における教育環境に関して簡単に紹介する。
著者
白土 宏之 伊藤 景子 今須 宏美 大平 陽一 川名 義明
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.89, no.3, pp.185-194, 2020

<p>水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培に適した播種後水管理を明らかにするために,耐倒伏性の強い水稲品種「萌えみのり」を用いて,播種後水管理が苗立ちや収量等に与える影響を検討した.秋田県にある東北農業研究センター大仙研究拠点圃場において,2013〜2017年に水管理処理として,湛水区,湛水後落水区 (7日湛水後5〜7日落水),短期落水区 (播種後7〜8日落水),長期落水区 (播種後12〜13日落水) の4水準を設け,苗立ちや収量等を調べた.苗立率は長期落水区が湛水区と湛水後落水区より多い傾向が見られた.生育や収量,品質は処理間で大きな違いはなかったが,倒伏程度は湛水区が短期落水区より大きかった.2014〜2016年に秋田県内の現地圃場2箇所で,水管理処理として,湛水後落水区 (8日湛水後3〜12日落水) と落水区 (8〜15日落水) の2水準と,対照として鉄コーティング直播区を設け (2014年を除く),苗立ちや収量等を調べた.同じ白化茎長で比較すると,所内試験と同様に落水区が湛水後落水区より苗立率が高い傾向が見られ,生育,倒伏程度,収量,品質は落水区と湛水後落水区に大きな違いは見られなかった.本栽培法は鉄コーティング直播より初期の葉齢が大きく,苗立率や収量等は同程度であった.以上より,本栽培法では播種後12日間程度落水するのがよいと考えられた.また本栽培法は鉄コーティング直播と同程度の実用性が認められた.</p>
著者
白土 大成 橋本 幸成 濱田 則雄 永利 聡仁 吉田 大輔
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.257-261, 2020 (Released:2020-04-20)
参考文献数
20

〔目的〕急性期脳梗塞患者を対象とし,発症時の大腰筋面積が転帰に与える影響について検討した.〔対象と方法〕対象は脳梗塞発症後3日以内に入院した46例とし,退院時の転帰より自宅退院群(14例)と転院群(32例)に分類した.入院時の腹部computed tomography(CT)にて大腰筋からpsoas muscle mass index(PMI)を算出するとともに診療録より検討因子を後方視的に調査し,2群間にて比較検討した.また,多変量解析より転帰に影響する因子を抽出した.〔結果〕自宅退院の可否と関連を認めたのは,PMI,入院時National Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS),入院前modified Rankin Scale(mRS),高次脳機能障害の有無であり,多変量解析ではPMI,入院時NIHSS,入院前mRSが選択された.〔結語〕脳梗塞発症時のPMIは,自宅退院の可否に関連しており,発症後早期からの転帰予測に有用な評価指標である可能性が示唆された.
著者
川崎 太志 飯 聡 西村 由二三 白土 男女幸 濱田 明美 仲井 朝美 芳田 哲也
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.123-128, 2009 (Released:2015-03-20)
参考文献数
8

和包丁における,様々な刃先形状と官能評価の関係を明らかにするために,熟練者が研いだ4つの完成度(50%,70%,80%,100%)の包丁について,刃先粗さ,“切れ味”および“研ぎ味”を測定し,これらの項目間の関係を調査した。顕微鏡写真から測定された刃先粗さに関しては,70%の刃先は他の完成度のものよりも粗かった,その一方で100%の包丁は最も刃先粗さが小さかった。レーザー変位計を用いて測定した刃表面粗さと刃先角度は,完成度間で類似した傾向が認められた。“切れ味”および“研ぎ味”については,シェッフェの一対比較法を用いて評価を行った結果,100%の包丁が他の完成度に比べて高い点数を示した。100%の包丁の切れ味は50%の包丁に比べて高い値を示したが,包丁の刃先粗さは100%の包丁が小さかった。また,刃先粗さは“切れ味”との関係において有意な負の相関(p<0.05)が認められた。このように,表面粗さや刃先角度の変化が比較的小さいとき,刃先の細かい粗さが“切れ味”を向上させることが示唆された。
著者
佐藤 由利子 白土 悟 竇 碩華 ファム タン バオ ダット
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、日本で理工系の学位を取得した元留学生の質問紙調査と関係者への聞き取りを通じ、彼らの定着・移動の選択に係る影響要因と職場環境・生活環境への満足度などを分析した。調査の結果、「キャリア形成/能力向上」は、理工系でも文系でも、日本留学生が就職先を選ぶ際に最も重視する要因であること、理工系では日本の技術力の高さが日本定着を促す要因であるものの、母国の経済発展に伴う「能力発揮・昇進」機会の増加や頭脳還流政策が、帰国促進要因になっていることが判明した。オーストラリア留学生との比較では、日本留学生に頭脳循環の傾向が強い傾向が見られた。