著者
平岡 淳 畔元 信明 白石 明子 今井 祐輔 達川 はるか 山子 泰加 二宮 朋之 河崎 秀樹 広岡 昌史 日浅 陽一 道堯 浩二郎
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.563-566, 2013 (Released:2013-09-02)
参考文献数
5

Aim/background: Prognosis of hepatocellular carcinoma with extrahepatic metastasis (IVb) was reported less than 6 months. Sorafenib (NEX) is an only established therapy for IVb. We evaluated the clinical factors of IVb treated with NEX for prolonging prognosis. Method/Patients: Clinical backgrounds of 23 IVb were investigated (Average age; 66.4 years old), retrospectively. Results: All were Child-Pugh A. In 8 cases, NEX was continued after progressive disease (PD). One year survival rate of them were 58% and average period of treating with NEX beyond PD was 327 days. There was a tendency that NEX was abandoned in IVb with portal vein tumor thrombosis (PVTT) at early timing. Conclusion: Continuing NEX after becoming beyond PD can be a therapeutic option to improve the prognosis in IVb without PVTT.
著者
森昭太 松尾直志 白井良明 島田伸敬
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.20, pp.1-6, 2013-03-07

画像から手話を認識するためには,顔・手領域を抽出する必要があり,特に手形状の抽出は非常に重要である.しかし手話によっては手同士,顔と手で隠蔽がおこる場合がある.その場合,肌色やエッジ検出のみでは顔と手を分離することが困難であった.そこで深度センサ(Kinect for Xbox360)を用いることが考えられる.しかし手話によっては顔と手が密着する場合には,顔・手を分離することが困難である.本手法では,1フレーム前の手領域を現在フレームの手領域があると推測される領域に対して顔の3次元テンプレートマッチングを行うことによって,手領域候補を抽出する.その領域に手以外の領域が含まれていないか距離のヒストグラムから判別分析法により自動で判断し手領域を求める.手同士の隠蔽時も同様の処理を行う.その結果,隠蔽が起こる手話に対して隠蔽中の顔・手領域を正確に分離し,手話認識に用いる領域特徴を抽出する.以上をの手法の有効性を実験によって確かめた.
著者
白石 紘章 仲 真紀子 海老原 直邦
出版者
日本認知心理学会
雑誌
認知心理学研究 (ISSN:13487264)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.33-42, 2006-08-31 (Released:2010-10-13)
参考文献数
18
被引用文献数
1 2

本研究は映画で提示された情報の再生,および情報源再認について,2種類の認知面接の効果を検討したものである.特に,繰り返し誘導情報を与えた場合の情報源再認について,面接の効果を評価した.72名の大学生は映画を見た後,誘導情報を含む事後質問紙に回答した.誘導情報の反復回数は,0回,1回,3回と操作された.24時間後,参加者は,認知面接,“文脈の心的再現”と“悉皆報告”教示で構成された修正版認知面接,または構造面接のいずれかを受けた.面接後,参加者は誘導情報についての情報源再認課題を行った.その結果,修正版認知面接は,認知面接よりも所要時間が短いにもかかわらず,構造面接よりも多くの,認知面接に匹敵する情報量を引き出した.しかし一方で,修正版認知面接,構造面接よりも認知面接で,情報源判断が優れていた.結果について理論的,実務的な観点から考察を行った.

1 0 0 0 OA 成形圖説

著者
曽槃, 白尾國柱 [ほか編]
巻号頁・発行日
vol.巻26, 1800

1 0 0 0 OA 藩翰譜

著者
新井白石 著
出版者
吉川半七
巻号頁・発行日
vol.巻2, 1954
著者
白柳秀湖 著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1940
著者
白木 仁 田淵 健一 児玉 啓路 宮川 俊平 上牧 裕 天貝 均
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, 1983-12-01

陸上競技における走、跳、投の種目別のスポーツ障害の特徴を明らかにし、実際の障害予防を行なう上での基礎的資料を得るために・筑波大学陸上競技部男子部員114名に対しアンケート調査を行った結果、次のことが明らかになった。短距離では、大腿後面の肉離れが半数を占め、中・長距離では、下腿の腱鞘炎、腱炎、骨膜炎、疲労骨折などの過労性の障害が半数を占めていた。跳躍では、大腿部の肉離れと足関節捻挫が同様の頻度(22.8%)で上位を占め、投てきでは、肘の疼痛と腰部の障害が7割を占めていた。
著者
白井 匡人 三浦 孝夫
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J99-D, no.4, pp.392-402, 2016-04-01

本研究では文書ストリームを対象としたマルチラベル分類手法を提案する.特徴の変化が起こる文書ストリームでは新たな文書が逐次発生し文書集合が動的に変化することから,あらかじめ決まった定常な確率分布によって分類を行うことは困難である.このため,ラベルに対応する文書集合の特徴を動的に学習して分類を行う必要があり,マルチラベルでの特徴の変化も考慮することが求められる.提案手法では,ラベルの定常的な特徴とストリーム中に発生する局所的な変動を考慮したトピックモデルを用いる.各文書集合の特徴を学習し,ラベル間の共起関係をラベリングに利用することで文書ストリームのマルチラベル分類を行う.
著者
白崎 博公
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.127-131, 2012-02-05 (Released:2012-08-05)
参考文献数
12
著者
白石 崇人
出版者
広島大学大学院教育学研究科
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部 教育人間科学関連領域 (ISSN:13465562)
巻号頁・発行日
no.55, pp.83-92, 2006
被引用文献数
1

This report aims to clarify how the Educational Society of Japan (Dainihon-Kyouikukai) turned educational research into a business in 1888. Following the directives of the Ministry of Education, Empire University, and journalists, the Educational Society of Japan ventured to organize educational research as a business.
著者
白石 崇人
出版者
一般社団法人日本教育学会
雑誌
教育學研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.263-275, 2008-09-30

本稿の目的は、明治20年代後半(1892〜1896年)における大日本教育会研究組合の成立過程と、その歴史的意義を明らかにすることにある。本論では、当時の高等師範学校存廃問題や教育雑誌における「教育学術研究」の内容、明治25年末から26年における大日本教育会の組織内外の動向を整理し、高師教員を含む教育研究推進派が、研究組合の成立過程で主導権を握ったことを明らかにした。つぎに、嘉納治五郎の大日本教育会改革構想や大日本教育会組合規程を精査し、各研究組合に込められた課題意識を検討した。最後に、研究組合がどのようにこの構想・規程を実現したか、具体的事例を通して検討した。その結果、研究組合の成立は、外国事例の紹介やその斟酌採用に従事しがちだった当時の高師教員に対して、国内の現職教員との研究交流や、日本の実情に合った教授法研究を促すものであったことを明らかにした。