1 0 0 0 OA 紅灯ロマンス

著者
白河夜舟 著
出版者
四方堂[ほか]
巻号頁・発行日
1916

1 0 0 0 OA 掛合村誌

著者
白築祐久 編
出版者
掛合村
巻号頁・発行日
1926
著者
白井 正明 渡辺 万葉 宇津川 喬子 林崎 涼 高橋 尚志 小尾 亮 加藤 裕真
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2015年大会
巻号頁・発行日
2015-05-01

静岡平野から駿河湾に注ぐ安倍川の源流域には,大規模崩壊地である大谷崩れが存在する.大谷崩れ周辺は過去幾度も大規模な崩壊を繰り返し,18世紀初頭の宝永東海地震の際の大崩壊では,崩壊土砂が土石流となって大谷川と安倍川上流の谷を埋めたとされる(例えば,土屋,2000).町田(1959)は,大谷崩れ起源の崩壊堆積物量の見積もり値を1.2×108 m3 と推定すると共に,崩壊堆積物に関連する地形を河成段丘発達史の視点から解釈している.安倍川本流において大きな落差をもつ赤水の滝については,安倍川が土石流堆積物を下刻しつつ形成した,崩壊による土砂で谷が埋まり尾根筋からの越流により滝が形成された,などの記述が見られるが,いずれも十分な根拠を示しているとは言い難い.赤水の滝周辺の「土石流」堆積物と基盤の古第三系頁岩の分布を調査すると,赤水の滝は実際には土石流堆積物上を流れ下っておらず,基盤岩上を流れ下っていること,土石流堆積物の分布は赤水の滝のすぐ上流から東側を通り,滝のすぐ下流で再び現在の安倍川に合流することは容易に見てとれる.さらに赤水の滝周辺の土石流堆積物露頭において,土石流堆積物の礫の配列から堆積物形成時の古流向を推定した.赤水の滝の下流側(南側)では,土石流堆積物は安倍川左岸の赤水の滝展望台周辺に比較的良く露出する.礫のインブリケーションから古流向は概ね西への流れであったと解釈される.また長軸は古流向にほぼ平行であり,転動とは別のプロセスにより礫が運搬されていたことを示す.岩相としては礫支持であり,一般的な土石流堆積物(基質支持)と比べて礫の濃度が高いが,基質には泥分も多く含まれており,土石流の一種として差し支えないと思われる.一方赤水の滝上流側では植生が繁茂し,巨礫の直下にかろうじて露出している中礫のインブリケーションから推定される古流向は概ね東への流れを示した.以上より,赤水の滝は大谷崩れの崩壊に端を発した土石流堆積物によって安倍川の谷が埋められた際に,水流が元々の尾根を越流し,蛇行した谷をショートカットして流れ落ちることにより形成され,現在も基盤の頁岩を下刻しつつある,と考えるのが妥当であると結論づけられる.
著者
富永 禎秀 大風 翼 菊本 英紀 白澤 多一 義江 龍一郎 持田 灯
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.22, no.51, pp.609-614, 2016 (Released:2016-06-20)
参考文献数
10

Recently, applications of CFD (Computational Fluid Dynamics) are expanding to various environmental issues such as pollutant/thermal dispersion in urban areas. The outdoor environment sub-committee of the Architectural Institute of Japan have conducted several benchmark tests for obtaining basic information and knowledge in order to provide the extended practical guidelines of CFD, which can be applied to more broad environmental issues than the present ones. This paper reports the results which considered the sensitivity of various computational conditions in the RANS (Reynolds-Averaged Navier-Stokes equations) model to the prediction accuracy of pollutant concentration distributions for two different configurations.
著者
白尾 元理
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.641-655, 1981-10-15
被引用文献数
1
著者
白木 与志也 武田 甲 岡本 保 北 宜裕
出版者
日本茶業技術協会
雑誌
茶業研究報告 = Tea research journal (ISSN:03666190)
巻号頁・発行日
no.115, pp.21-25, 2013-06

神奈川県の「足柄茶」は,2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴う福島第1原子力発電所事故により放出された放射性セシウム(Cs)に汚染され,2011年5月に摘採された一番茶の生葉から当時の暫定規制値(500Bq/kg)を超える放射性Csが検出された。この規制値は荒茶などにも適用されたため,本県産の一番茶の大部分が出荷停止となり,生産者には大きな損害を与えることとなった。このような中で,筆者らはこれまでに,放射性Csは,茶の古葉及び枝に多く含まれていることや茶樹の放射性Csの低減については,古葉及び校を除去するせん枝が効果的であることを明らかにした。これらの知見をもとに,県内では生産者によるせん枝が実施された結果,2012年5月に摘採された一番茶では,放射性Cs濃度が飲用茶の基準値(10Bq/kg)以下となり,市場出荷が可能となった。ところで,日本における放射性物質に汚染された茶に関する研究は,1950~60年代に数例,今回の福島第1原発事故に関連した研究が数例ある他はほとんどなく,放射性Csの低減については,せん枝以外の報告はない。このような中で,放射性Cs濃度の高い部分を洗浄することにより,樹体の放射性Cs濃度を低減できる可能性が考えられ,モモでは樹皮洗浄による放射性物質の低減効果が確認されている。また,過去に日本で行われた研究では,茶葉の溶液浸漬による放射性物質の洗浄効果が確認されている。こうしたことから,本研究では,茶樹の高圧洗浄及び枝の酸・アルカリ溶液処理による放射性Cs濃度の低減を試みたので報告する。
著者
石河 利之 内藤 正俊 浅山 勲 山口 哲 秋吉 祐一郎 藤澤 基之 神戸 太一 安部 龍暢 白水 圭 舌間 崇士
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.5-9, 2003-03-25

The purpose of the present study is to report the mid-term results of modified Sugioka transtrochanteric valgus ostetomy (TVO) for the treatment of secondary osteoarthritis. The lateral displacement of the greater trochanter was simultaneously performed. Fourteen TVOs were performed in 14 patients with unilateral osteoarthritis of the hip from 1993. We assessed 8 hips in 8 patients in this study. The mean age of the patients at the time of surgery was 46.4 years (41 to 55 years). The average follow-up was 3.9 years (2.4-7.2years). The patients were evaluated for radiographic changes of the joint space, roof osteophyte, weight bearing surface of acetabulum, AHI, abductor lever arm, capital drop, bone cyst in the acetabulum or femoral head as well as clinical results using JOA score. The mean JOA score improved from 57.4 to 76.3. The widening of joint space, lengthening of weight bearing surface of acetabulum were seen in seven hips. The length of the abductor lever arm after surgery was not proportional to the JOA score at the latest follow-up. In one patient, total hip arthroplasty was required after 2.2 years. This procedure is considered useful for the treatment of osteoarthritis in dysplastic hips.
著者
白藤 徳夫 村上 直人 森岡 泰三 市川 卓 福永 恭平 安藤 忠
出版者
日本水産増殖学会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.403-410, 2011-09-20 (Released:2012-10-08)
参考文献数
48

春季の沿岸海域におけるサケ稚魚とニシン仔魚の捕食-被食に関する実態解明のための基礎的知見を得ることを目的に,実験水槽内においてサケ稚魚によるニシン仔魚の捕食実験を行った。解凍した大型,小型ニシン仔魚および生きた仔魚をサケ稚魚に与えたところ,いずれの状態の仔魚も活発に捕食された。したがって両者が同所的に分布していればサケ稚魚はニシン仔魚の捕食者になることがわかった。また,ニシン仔魚を摂餌した際のサケ稚魚の飽食量は体重の4.7~7.4%であること,摂餌後2~4時間で胃内容物の50%が消化されること,捕食されたニシン仔魚は摂餌後3~6時間までは形態学的手法による同定が可能であることがわかった。今後,サケ稚魚の仔稚魚捕食の実態を理解するためには,サケの摂餌時間と消化速度を考慮に入れた採集時間帯設定や捕食量推定法の検討を行う必要がある。
著者
白土 秀樹
出版者
耳鼻と臨床会
雑誌
耳鼻と臨床 (ISSN:04477227)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.96-100, 2012 (Released:2013-01-18)
参考文献数
6
被引用文献数
2

- 副耳下腺腫瘍について -
著者
白水 菜々重 松下 光範 花村 周寛
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.1, pp.3-16, 2014-01-01

本研究の目的は,通い慣れた場所や見慣れた風景に対する認識を異化し,新たな気づきを促すことによって,その環境に対する認識の深化や新たな発見を促す仕掛けを確立することである.その実践として,大学生を対象にキャンパスを「楽園」に見立てたガイドマップを作成させるワークショップをデザインした.ガイドマップを作成する過程にはフィールドワークや情報の収集が含まれており,これらを通じて知識が得られるような仕掛けが施されている.本論文では,学生らのキャンパスに対する意識や理解の変化について考察するために,ワークショップの事前と事後にキャンパスに対する印象を尋ねるアンケートとキャンパスの認知地図を描画させるテストを実施した.その結果,学生らのキャンパスに対する印象は改善されたが,一方で認知地図に変化は見られなかった.
著者
松本 和也 白石 伊都子 寺町 政美 中川 正嗣
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.770-775, 2007-09-15 (Released:2008-11-19)
参考文献数
14
被引用文献数
2 5

我々が経験した成人の急性膿胸に対する胸腔鏡下手術16例を検討した.男性13例,女性3例,年齢 25~82歳(平均61歳)で,発症から手術までの期間は10~50日(中央値26日),術後ドレナージ期間は9~62日(中央値12.5日),術後在院日数は14~106日(中央値22.5日)で,全例が軽快退院した.手術時期は10例が線維素膿性期,6例が器質化期であった.9例で2ポート,6例で3ポートにて手術可能であり,胸壁膿瘍を伴った1例で小開胸併施を要したが標準開胸への移行例はなかった.合併症は,3例にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による膿胸再燃,1例に肺瘻遷延を認めたが,再度の胸腔鏡下手術もしくは保存的治療で治癒した.急性膿胸に対する胸腔鏡下手術は有用な治療法であり,線維素膿性期での実施が望ましいが器質化期早期でも適応可能と思われた.起因菌がMRSAの場合は膿胸再燃を来す可能性が高く,術後胸腔洗浄などを考えるべきである.
著者
白藤 徳夫 和田 洋藏 西垣 友和 八谷 光介 竹野 功璽
出版者
日本水産増殖学会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.203-209, 2008-06-20 (Released:2012-09-10)
参考文献数
24

外海域でのイワガキ養殖を可能とする「鋼製魚礁を用いた浮体式養殖法」を考案し,その有効性を実証するため,2003年 2 月に鋼製魚礁を府下沿岸の水深約10 m の外海域に設置し,長期養殖試験を実施した。養殖されたイワガキは,養殖 3 年後(生後満 4 年)には,平均殻高(±SD)が103.1±16.3 mm となり,約 6 割の個体が200 g 以上の出荷サイズに成長した。浮体式養殖法では,養殖施設全体が海面下 4 m 以深にあり,波浪の影響を受けにくいため,試験期間中に台風や冬季の波浪によって施設が破損することはなかった。また,付着生物の着生量が少なく,それらの除去作業は不要であった。さらに,養殖施設には20種の魚類の蝟集が観察され,魚礁としての機能も確認された。これらの結果より,浮体式養殖法の有効性が実証された。