著者
白石 崇人
出版者
中国四国教育学会
雑誌
教育学研究紀要 (ISSN:02871114)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.50-55, 2002
被引用文献数
1
著者
白石 崇人
出版者
日本科学史学会
雑誌
科学史研究. 第II期 (ISSN:00227692)
巻号頁・発行日
vol.47, no.246, pp.65-74, 2008-06-25

Tei Nishimura planned the Japanese Association for the Advancement of Science in 1888. According to his plan, the association was established through the union of educational, scientific and technological groups. The purpose was to enlighten people on the value of science, promote special research topics, improve the political position of science and scientists, and simplify the dissemination of research outcomes. The model adopted was that of the British Association for the Advancement of Science, although this association had no educational section in the 1880s. Nishimura's plan to unite educational and scientific groups within the association developed from his theory of education, which sought to relate education to science. He hoped for the development of pedagogy, and conducted research on the relationship between education and science. In addition, he thought that the theory of A. Bain was quoted, and that science assisted didactics. He thought that Bain applied psychology, physiology etc. to didactics, and was going to use their scientific method as a practical method. He began the reform of the Educational Society of Japan based on his plan. In 1888, he established a system of consultation with the Ministry of Education, to enable cooperation between science and technological research as well as education, and to conduct research into education.
著者
淵澤 定克 白寄 篤
出版者
宇都宮大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

チューブハイドロフォーミングで加工される管材の加工硬化特性を解明するために,アルミニウム合金管,銅管,鋼管,チタン管を供試材として,一軸引張試験および液圧バルジ試験による材料試験を行った.これらの試験から明らかになったことおよび再確認したことの概略は,次の3点である.(1).アルミニウム合金管,銅管,鋼管,チタン管はn乗硬化則で加工硬化特性を表現することができる.(2).ひずみが小さい範囲と大きい範囲とで,加工硬化特性は異なる.(3).アルミニウム合金管,銅管,鋼管には,加工硬化特性の応力比依存性はほとんどないようだが,チタン管については,応力比の影響が見られる.チューブハイドロフォーミングでは,管材に内圧と押込みを負荷するが,押込みに比べて内圧の割合が高い場合,管材は破裂する.逆に,内圧の割合が低い場合,管材は座屈してつぶれてしまう.実験による検討からすると,(1).内圧と軸押込みを一定の比率で管材に負荷する直線負荷経路,または,(2).管材に,まず,内圧のみを負荷して張り出させ,内圧の大きさが設定した内圧(保持内圧)に達したら,その内圧を保持しながら押込みを負荷する折線負荷経路の2種類の負荷経路の中で最適な負荷経路を検討することが適当であることが分かった.実験結果を踏まえて型バルジ加工のFEMシミュレーションモデルを作成した.また,成形型を作製し,実験を行い,FEMシミュレーションの結果と比較した.成形後の管材の肉厚分布に及ぼす成形金型と管材との間の潤滑の影響について,FEMシミュレーションで良く再現できることが分かった.FEMシミュレーションによる検討では,今後,(1).管材の変形挙動を十分に再現することのできる適切な入力データ設定方法の確立,(2).管材の不整変形(座屈,めり込み)発生条件と破裂条件の解明が必要であることを確認した.
著者
高野 純平 藤井 範久 向井 直樹 劉 莉荊 林 和彦 白崎 芳夫 斉藤 慎一 徳山 薫平
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.123-130, 2004-02-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
25

Side to side difference in tennis players' mid-radius and cross-sectional study on mid-tibia of jumpers and sedentary controls suggest that the improvement of mechanical properties of cortical bone in response to long-term exercise is related to geometric adaptation and not to volumetric bone mineral density. In the present study, geometric and mechanical properties of right tibia were estimated along 64 directions centering center of gravity of the bone on cross-sectional peripheral quantitative computed tomography (pQCT) images. The tibias of 17 jumpers (7 females, 10 males) and 15 controls (8 females, 7males), aged 18-23, were scanned at mid site using pQCT. Periosteal and endocortical radius were larger, cortical thickness was thicker, and mechanical properties (moment of inertia of area and strength strain index) were greater in jumpers compared to those of controls. The differences in cortical thickness between the two groups were dependent on direction of measurement. Defined a direction from tibia's center of gravity to fibula's as 0°, difference in the cortical thickness between jumpers and controls was the greatest at around 240°. Along this direction, differences in mechanical properties were also the most significant, suggesting that the site-specific adaptation of bone to long-term exercise is due to geographical relation of bone to muscle.
著者
貴島 孝 白尾 一定 桑畑 太作 秦 洋一 田中 弘之 牛谷 義秀 夏越 祥次
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.75, no.9, pp.2569-2573, 2014 (Released:2015-03-31)
参考文献数
17
被引用文献数
1

症例は63歳の女性.既往歴に9カ月前交通外傷にて頸椎捻挫症,腰痛症となり入院歴がある.腹痛を主訴に前医受診,腹部腫瘤性病変を認め腹膜炎疑いにて当科紹介受診となる.腹部CTにて横行結腸頭側脂肪織内に約3.8cmの腫瘤を認め,炎症性腫瘤の診断にて入院,抗菌薬治療となった.抗菌薬投与1週間後の腹部CTでは炎症性腫瘤に変化なく手術を施行した.横行結腸頭側に膿瘍が存在し,結腸,胃大弯側に巻き込んでいたため,膿瘍を含めた横行結腸・胃部分切除術を施行.術後経過は良好で第15病日に退院となった.病理組織検査では大網内に菌塊を認め,放線菌症と診断された.腹部放線菌症は稀な疾患であり大網原発例は僅かである.また,交通外傷時のシートベルトによる打撲の部位と大体一致して大網放線菌症による腸管狭窄をきたしていたことから,シートベルト損傷と腸管損傷,大網放線菌症の関係が示唆された.
著者
白上 洋平 後藤 尚絵 西脇 伸二 丹羽 優佳里 久保田 全哉 岩下 雅秀 小野木 啓人 林 隆夫 前田 晃男 齋藤 公志郎
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.104, no.9, pp.1377-1382, 2007 (Released:2007-09-05)
参考文献数
29
被引用文献数
2 5

症例は33歳男性.心窩部痛を主訴に来院.上部消化管内視鏡検査にて胃および十二指腸粘膜のびらん,浮腫を指摘され入院となった.入院経過中に,胃十二指腸炎の増悪を認めた.血清抗サイトメガロウイルス(以下CMV)抗体価の上昇と,胃粘膜生検組織にて核内封入体を認め,CMV胃十二指腸炎と診断した.健常成人のCMV感染症において,胃のみならず十二指腸まで病変を認める例は極めてまれであると考え報告する.

1 0 0 0 OA 古易察病伝

著者
新井白蛾 著
出版者
松影堂
巻号頁・発行日
1884
著者
白澤 文吾 藤宮 龍也 松井 邦彦 瀬川 誠
出版者
山口大学医学会
雑誌
山口医学 (ISSN:05131731)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.143-146, 2014-05-01 (Released:2014-07-11)
参考文献数
6

山口大学医学部医学科では,二年前より臨床実習用のログブックを導入し,学生と教員に活用を促してきた.その目的として,学生にログブックの記録を振り返ってもらい成長の記録として役立てて欲しい事,また多忙な教員が短い実習期間の中で効率よく学生を指導するため,学生自身の学習意欲を高めさせることといった効果を期待していた.今回,ログブックの活用状況に関するアンケート調査を,臨床実習学生と全診療科臨床実習担当教員に実施した.調査の結果から,学生,教員ともにログブックが臨床実習の場に浸透しているとは言いがたい現状だった.しかしながら,本来のログブックの目的である「復習や振り返りに役立った」が学生からの自由記述回答で最も多かった.また,学生からの改善策として「診療科毎のログブックの扱いに対する温度差が大きく,全体での統一した活用法を決めて欲しい」との回答が最も多く,早急な改善が必要であると思われた.今後,臨床実習の充実に向けて,ログブックの改訂を行いながら,学生と教員の双方にログブックの有用性を理解してもらい,活用を積極的に働きかけることが必要であると考えられた.
著者
渋谷 俊昭 金山 圭一 上野 健一郎 木村 洋子 後藤 昌彦 籾山 正敬 北後 光信 白木 雅文
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.91-95, 2010-10-20

歯周組織に及ぼす喫煙の影響を検討する目的で,歯肉線維芽細胞へのニコチンの影響について検討した.歯肉線維芽細胞は通常の培地で24時間培養され,次に1μg/ml,0.1μg/ml,0.01μg/ml のニコチン含有培地で培養した.細胞増殖能を測定するために培養終了24時間前に3H-Thymidine を添加した.培養終了後に放射能計測を行い,細胞分裂能を観察した.さらに同様の培養後に細胞形態を観察した.また細胞骨格の観察の目的でFITC Phalloidin で染色し,ストレスファイバーの観察をおこなった.ニコチン添加1μg/ml 群では有意に細胞増殖能が低下した.また1μg/ml 群では細胞形態は紡錘型を呈していた.さらに細胞骨格のストレス線維は収縮し,粗になっていた.これらの結果から,歯肉線維芽細胞の増殖にニコチン摂取が抑制的に関与することが示唆された.
著者
若宮 翔子 河合 由起子 熊本 忠彦 張 建偉 白石 優旗
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.366-378, 2016-01-15

特定の話題に対する感情は情報発信者によって異なるため,その話題の検索結果には様々な感情で書かれたWebページが混在する.また,話題に対する情報発信者の感情は1つとは限らないため,複数の感情を持って書かれたWebページが存在する.Webページに含まれている情報発信者の感情は読み手が受ける印象に影響を与えるため,特定の感情で書かれたWebページばかりが提示されると話題に対する多様な感情を把握できず,読み手はその話題について偏った印象を持ってしまう.本論文では,検索ワードに対する情報発信者の感情の多様性を考慮したWebページ検索・提示システムを提案する.本システムでは,まず,検索ワードで検索されたWebページにおける情報発信者の感情を取得するために,既存の感情辞書を用いて3軸(軸1:「楽しい ⇔ 悲しい」,軸2:「うれしい ⇔ 怒り」,軸3:「のどか ⇔ 緊迫」)に基づく感情値を算出する.次に,話題に対する情報発信者の感情を網羅するようなWebページを検索するために,特定の感情を有するWebページから抽出した補間語を用いて再検索する.最後に,検索結果として3次元の感情マップとして感情の分布を可視化する.提案手法の有用性を検証するために,既存手法と提案手法による検索結果の感情分布の相対的な広がりを比較評価する.また,抽出した検索ワードの話題性および感情値の適合性,ならびに再検索結果から取捨選択し統合した検索結果の適合性を評価する.
著者
田中 貴拓 新谷 幹夫 白石 路雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, no.14, pp.187-190, 2015-03-07

近年,立体パズルの開発が盛んに行われ,ゲーム・携帯アプリの1分野として定着している.数独の立体化も試みが見られるが,成功しているとは言えない.本研究では,従来の立体数独アプリケーションの問題点である操作性と見づらさを改善するため,立体数独を解く上で必要な情報を平面的に表示するインターフェースを提案する.提案手法では解きたいマスをクリックするだけで必要な情報が提示される.これによりプレイヤーは煩雑な3次元操作から解放される.比較実験を行なったところ,解答速度が従来手法に対して有意に速いことが示された.余計な操作を省略し,立体数独の魅力の向上に寄与することができると期待する.