著者
新藤 恵一郎 近藤 健男 杉山 謙 沖井 明 出江 一 小川 充洋
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, 2005-01-18

【目的】嚥下音を利用した睡眠中の嚥下回数測定を試みたので報告する.【対象】健常男性5名(平均年齢34.6歳).【方法】嚥下音の記録には,小型ICレコーダー(オリンパス社製,Voice Trek DM-30)と喉頭マイクロフォン(村田製作所社製,PKM 11-4 A11-D)を利用した.輪状軟骨直上に貼り,就寝前から起床時まで,3夜測定した.【結果】嚥下音は,周波数1,000〜1,500Hzおよび2,000〜3,000Hz成分のパワーに特徴を認め,これを利用して記録データから抽出した.1時間あたり5〜9回の
著者
近藤 裕也
巻号頁・発行日
2012

Thesis (Ph. D. in Medical Sciences)--University of Tsukuba, (A), no. 6225, 2012.3.23
著者
中村 徹 近藤 寛 松井 文彦 木村 亮太 酒井 秀樹 阿部 正彦 太田 俊明 松本 睦良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.174, pp.67-70, 1999-07-14

新規チオール化合物である2-メルカプトメチルチオフェン類縁体を合成し、Au(111)上に自己組織化膜を作製し、その構造を走査型トンネル顕微鏡(STM)により検討したところ、これらの化合物には筋状の構造体と蜂の巣状の構造体を形成することが判明した。分子長を変化させても形成する構造体の周期は変化しなかったことから、直線状の2-メルカプトメチルチオフェン誘導体は金状でflat-onではなく、表面に対してある角度で立って吸着していることが示唆された。さらにこの構造体の形成因子を探るため、芳香環、置換基を変化させ、そのナノ構造を調べたところ新しい知見を得ることができた。
著者
近藤 友子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.59, no.8, pp.385-390, 2009-08-01

日本の出版界においては,読者層に障害者を包摂するような視点がみられない。昨今の厳しい出版状況では,障害者向けの出版物に目を向けていくことは難しいのかもしれない。アメリカの場合はリハビリテーション法504条により,障害を持つ人に対する差別の禁止がうたわれている。電子書籍や録音図書などを墨字資料と同じように販売することで,障害による差別をなくして,出版の枠を広げる機会としている。最近の日本においても,バリアフリー出版などの動きが少し見られるようになってきた。本稿では,日本の出版物におけるユニバーサル・デザインへの取り組みを検討していく。
著者
望月 義典 近藤 邦雄 佐藤尚
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.1148-1155, 1999-03-15
被引用文献数
2

本論文では 三次元形状の理解を容易にする画像を生成するエッジ強調描画手法について述べる. 形状特徴の誇張や陰影の強調など 画像に対するさまざまな強調によって 従来のリアリティの高い画像の生成方法に比べて 対象物の形状や質感などの情報を分かりやすく表現することができる. 特にエッジは 形状把握のうえで重要な存在である. 本研究では 三次元形状モデルに対して エッジをその構造的な特徴ごとに分類し 特徴に合わせてエッジの幅や色の情報を指定して描画する方法を提案する. 従来のエッジ描画手法では エッジの幅や色を自由に指定して描画することは困難であったが 提案手法により短時間で容易に描画を行うことができるようになった.We introduce a series of graphics algorithms which generate images so as to emphasize their three dimensional characteristics. Compared with photorealistic rendering, shape features can be readily understood if certain geometric properties are enhanced. Especially, edge enhancement is an important technique to understand shape features. We propose a new edge drawing technique for 3-D shapes that classifies edge by structural features and can specify properties of edges such as width and color. In traditional way of drawing egdes, it is difficult to specify properties of edges. Our method can draw edges more quickly and easily.
著者
近藤 裕子
出版者
佛教大学
雑誌
佛教大學大學院紀要 (ISSN:13442422)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.61-67, 1999-03-01

人間を対象とする看護等の職業においては,人間をどのようにとらえれば,人間全体を把握できるかの検討は重要である。日本では古来から「身心一如」の考えから,心身一元論的なとらえ方が一般に行われてきた。しかし人間は,身体的にはとらえやすくても心理的にはとらえにくい。人間をどのようにとらえるかは,それぞれの人によってまた,どのような視点でみるかによっても異なってくる。人間の姿や心を,能楽を通して演じた世阿弥によって記述された,さまざまな人間の姿から,看護学における人間のとらえ方への応用を考察する。
著者
大澤 真木子 近藤 恵里 鈴木 暢子 平山 義人 原田 淳子 鈴木 典子 斎藤 加代子 福山 幸夫 石原 傳幸
出版者
東京女子医科大学
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.95-109, 1996-03-25

先天性筋ジストロフィー(CMD)という語は,生下時または生後数ヵ月以内に筋力低下を示し,筋生検ではジストロフィー変化を示す乳児に対し広く用いられてきた.本邦では知能障害を伴う福山型CMDが知られ症例も多い.欧米例は,一般に知能障害は伴わず,筋症状だけを示すと考えられてきた.Nogenが知能は正常であるがCT上白質の瀰漫性の低吸収域を呈するCMD例を報告し,続いて同様の症例が報告され,知能障害は伴わないが中枢神経系に異常のあるCMDの存在が注目を浴びるようになった.1994年にこれらと臨床像が一致する例でメロシンの欠損が認められ,遺伝子座は6q2に存在することが判明した.我々は,生下時より著明な筋力低下を呈し,知能正常,瀰漫性白質低吸収域を呈するCMD例を経験し1981年CMDII型として報告した.さらに,知能正常,生後まもなく筋力低下を示し,筋生検ではジストロフィー変化を呈する同様な例を3例経験した.いずれも生後3ヵ月以前に発症し,定頚が7ヵ月以降と遅れていた.しかしながら,1例を除き坐位保持は1歳未満で獲得しており,いざり這いも可能となった.仮性肥大を認めず,顔筋罹患は軽度に止まり,年長時には顔が細長く見える.1例は, 22歳まで経過観察したが,4歳時および19歳時の頭部CTではいずれも瀰漫性白質低吸収域を認め,両所見に差は認めなかった.最高運動機能はいざり這いで,2歳6ヵ月より11歳まで可能であった.同様の本邦報告例は散見されるが,16年間という長期経過を観察可能であった例は他になく,本邦および欧米例の文献展望を加え,本症の位置付け,分類上の今後の問題点などを検討報告した.
著者
近藤 民雄 大賀 祥治
出版者
[九州大學農學部附属演習林]
雑誌
九州大学農学部演習林報告 (ISSN:04530284)
巻号頁・発行日
no.92, pp.1-3, 2011-03

本総説では,マツタケについて宿主を用いないで菌床栽培するための要点について論説した。始発培地水分は低い方が好ましいこと,培地栄養分をできるだけ低くすること,相対湿度が重要な要因となることの3点を論考した。

1 0 0 0 OA 社会保険入門

著者
近藤文二 著
出版者
東洋書館
巻号頁・発行日
1943
著者
小黒 玲 近藤 法夫 尾関 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.96, no.39, pp.61-67, 1996-05-16
被引用文献数
4

最近の音声認識においては、HMMによって得られる尤度に基づいて仮説のスコアを定義することが多い。しかし、連続音声中の単語を検出する場合のように、仮説に対応する音声区間が仮説ごとに異なる場合には、尤度をそのままスコアとすることには問題がある。本研究では、尤度そのものをスコアとするスコア関数と、尤度を何らかの方法で正規化することによって得られるいくつかのスコア関数の特性を比較した。比較は、真の単語/文節終端付近でのスコアの振舞いと、そこでの単語/文節認識率の二つの観点から行なった。その結果、エルゴディックHMMを用いて正規化を行なうスコア関数が、総合的に見て最も好ましい特性を持つことが明らかになった。
著者
近藤 朗 小林 偉昭 渡辺 貴仁 大谷 槙吾 杉崎 明夫 落合 こづえ 佐々木 良一 竹下 数明
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.13, no.13, pp.2-5, 2008-03-30

情報ネットワークの脆弱性に関して、サーバ管理者等向けに技術的な説明を中心としたコンテンツはあるが、一般ユーザ向けに解説したコンテンツは多くない。本プロジェクトで開発した解説用コンテンツは、親しみやすいキャラクターを用いたインタラクティブなFlashアニメーションで、一般ユーザに分かりやすいように、脆弱性を説明した。さらに、解説内容についての分かりにくい用語には解説を提供するとともに、コンテンツを適切なシーンごとにインデックスを設けて、復習するユーザに配慮した。さらに、理解度を学習者自身が確認できるよう、最後にテストも用意した。また、この解説コンテンツはウェブサイトで公開し、多様なユーザに閲覧してもらえるよう、アクセシビリティにも配慮し、音声ブラウザ向けのHTML版のコンテンツも作成した。
著者
松岡 信夫 近藤 和子
出版者
毎日新聞社
雑誌
エコノミスト (ISSN:00130621)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.p81-83,86〜87, 1980-02-05
著者
原田 和則 三隅 厚信 三隅 克毅 馬場 憲一郎 跡部 安則 近藤 浩幸 前野 正伸 本明 宜彦 金光 徹二 赤木 正信
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.965-969, 1987-04-01
被引用文献数
11 13

胃上部癌の外科的治療における噴門側胃切除 (噴切) か胃全摘 (全摘) かの術式の選択について, 両術式間の術後機能障害の比較検討を目的として, 術後の満足度, 術後愁訴, 脂肪消化吸収試験, 消化管ホルモンの成績などから考察を加えた. 脂肪消化吸収試験, 術後の栄養障害, 消化管ホルモンの面からは噴切が全摘に比べ, また全摘では間置術が Roux-Y 術に比べて良好であった. 胃上部癌の外科治療においては, 十分に根治性が得られる範囲内で切除線を決定することが前提条件であり, 根治性を第一義的に考えて術式の選択をすべきである. その際, 根治性が保たれ残胃を大きく残すことが出来る場合には噴切適応の意義があると考えられた.