著者
加藤 宏 青木 和子 永井 伸幸 近藤 邦夫
出版者
筑波技術短期大学学術・社会貢献推進委員会
雑誌
筑波技術短期大学テクノレポート (ISSN:13417142)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.7-13, 2005

重度視覚障害者に対する学力判定試験として音声による試験の可能性を検討するために英語と国語問題の試行試験を行った.点字触読技能を十分に習得していない重度視覚障害学生のためのリスニングによる試験方法を検討するためである.問題はコンピュータの合成音声,デジタル・ボイスレコーダで録音した肉声をパソコン再生,DAISY レコーダの3方式で提示された.科目は英語の語彙力テスト,英語読解問題と国語の読解問題であった.いずれの形式でも視覚障害者は音声のみで回答可能であり,試験における特別措置の方法としての可能性が示唆された.解答所要時間は問題録音時間の1.1 倍から2.6 倍要した.点字や墨字試験との比較を行い特別措置としての標準化研究が必要である.
著者
永松 礼夫 中山 泰一 山本 真司 近藤 宏樹 中野 由章
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2016-CE-135, no.7, pp.1-4, 2016-06-25

情報教育について高等学校教育と大学教育の接続が関心を集めているが,大学入試においても教科 「情報」 に関連する内容や考え方を問う問題が,受験科目としては数学・英語・国語・理科・社会などの情報以外の科目で出題されるケースが多くなっている.本発表では,昨年と今年の大学入試で出題された教科 「情報」 に関連する問題の調査を行った.これらの問題は大別して,(1) 内容が教科 「情報」 に関連する―インターネット・ソーシャルメディア・モデル化・データ分析・2 進数を扱ったもの,(2) 情報を活用した問題解決の要素を含む―図表・グラフ・写真などから情報を読み取る作業が要求されるもの,(3) 情報の整理・表現・発信を行う―与えられた資料や自分の知識を統合して意見を発信するようなもの,に分類することができた.また教科 「情報」 の新しい学習指導要領案では,情報の活用や発信にも重点が置かれているため,現行の指導要領ならびに新学習指導要領案の各項目と出題内容との対応関係についても調査した.
著者
磯野 英治 近藤 佐知彦 宮原 啓造 イソノ ヒデハル コンドウ サチヒコ ミヤハラ ケイゾウ Isono Hideharu Kondo Sachihiko Miyahara Keizo
出版者
大阪大学国際教育交流センター
雑誌
多文化社会と留学生交流 : 大阪大学国際教育交流センター研究論集 (ISSN:13428128)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.19-24, 2016-03-31

本稿では、国際教育交流センターの短期プログラム開発研究チームと日本語教育研究チームが協働のもと行っている短期日本語教育プログラムである「J‒ShIP」および「超短期プログラム」の2015年度の実施状況を報告した。その中で、新たなプログラムの開発の背景や短期日本語教育プログラムの意義と可能性を併せて論じている。
著者
筒井 英一郎 中野 美知子 大和田 和治 阿野 幸一 近藤 悠介 上田 倫史
出版者
広島国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本プロジェクトの目的は、日本人英語学習者の学習方法の好み、学習不安、意欲の方向性、学習スタイルなどに焦点を当て、自動診断のフィードバックシステムを開発することである。ウェプアプリケーションを用いて、51の調査項目に答えることにより、診断結果が個別出力される仕様となった。この診断システムを受けることで、(1)自分がどういったスタイルで学習に臨んでいるか、(2)英語学習におけるどのような学習方法に頼っている/忘れがちであるか、(3)英語学習においてどのような不安感を持っているか(4)どういったものに英語学習に対する意欲を掻き立てられるのかなどの認識することが可能である。
著者
山本 寛 近藤 喜芳 佐々木 力 阿野 茂浩 山崎 克之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.96, no.10, pp.1226-1229, 2013-10

本研究では,大規模なイベントの安全確保や宣伝などのために,参加者がもつAndroid端末に向けてIPマルチキャストを利用して様々なコンテンツを配信する新しい情報配信システムを提案する.約40万人が参加する長岡花火祭りにおける提案システムの実証実験では,情報配信地点から250[m]離れた位置に対して音声情報を提供できることを確認した.
著者
近藤 伸彦 畠中 利治
出版者
教育システム情報学会
雑誌
教育システム情報学会誌 (ISSN:13414135)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.94-103, 2016

Institutional Research (IR) has been receiving much attention in Japanese higher education. In order to guarantee the educational quality of university, it has been discussed how to utilize the educational big data. In this paper, it is considered to construct models of students' learning states using large-scale students' learning data collected through the baccalaureate degree program based on some machine learning methods. In this research, data in 5 years are utilized in order to investigate the generalization ability of the models, and the performances of some machine learning methods are compared. From the experimental results, it is indicated that the models of students' learning states with high generalization ability can be constructed. Its capability of application to enrollment management is also discussed from experimental results.
著者
衣川 隆生 田中 典子 内山 喜代成 近藤 行人 松尾 憲暁
出版者
日本語教育方法研究会
雑誌
日本語教育方法研究会誌
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.94-95, 2016-03-19

Nagoya University created teaching materials centered on social issues when they became a popular topic in modern Japanese society. These materials aim to foster academic literacy required from international students. This study examines a practice led by teaching materials on "Black baito", and analyzes what kind of dialogic activity and students' interpretation has occurred. The results of the analysis show that students created their own interpretation through the act of redefining the term "Black baito" as part of an explanation activity that entails looking at the working environment from both the employers' and employees' points of view.

2 0 0 0 OA 独唱:野薔薇

著者
近藤 朔風[作詞]
出版者
コロムビア
巻号頁・発行日
1949-09
著者
二河 成男 佐藤 雅彦 近藤 憲久 深津 武馬
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.185-194, 2011-09-15 (Released:2012-04-27)
参考文献数
32
被引用文献数
7

日本産コウモリ類に寄生するクモバエ科昆虫97試料を検した.5属11種のコウモリから4属8種のクモバエが得られた.過去の報告と併せて主要宿主を推定したところ,3種のクモバエは単一種のコウモリに,4種のクモバエは同属のコウモリ2種に依存していた.1種のクモバエのみ3属4種のコウモリより得られたが,分子系統解析の結果,これら3属は単系統群となることが判明した.すなわちクモバエ類には一般に種特異的,属特異的もしくは属群特異的な宿主特異性があることが示された.一方,ミトコンドリア遺伝子の塩基配列に基づいたクモバエ類の分子系統樹と宿主コウモリの系統樹を比較したところ,両者の樹形に共分岐パターンはまったく認められなかった.すなわちクモバエ類の進化過程では宿主転換が繰り返し起こってきたことが示唆された.

2 0 0 0 OA 続史籍集覧

著者
近藤瓶城 編
出版者
近藤出版部
巻号頁・発行日
vol.第8冊, 1917