著者
鹿嶋 光司 黒川 英雄 高森 晃一 井川 加織 市來 剛 迫田 隅男
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.420-424, 2007-07-20 (Released:2011-04-22)
参考文献数
10

We report the a successful intensive care of a 41-year-old man, who had facial and cervical cellulitis, descending necrotizing mediastinitis, and bilateral pyothorax caused by pericoronitis. Computed tomographic scans showed abscesses extending from the left temporal region and the neck to the mediastinum, with bilateral pleural effusion. Surgical drains were placed in the face, neck, and chest, and several types of antibiotics were administered intravenously. Pus cultures disclosed abundant growth ofStreptococcus constellatesandPrevotella intermedla. The patient received mechanical ventilation with a high concentration of oxygen. Our experience suggested that such severe cases require aggressive chemotherapy with a combination of antibiotics and surgical drainage by a multidisciplinary team of surgeons.
著者
野田 英嗣 WIDYAPARAGA Adhika 小清水 孝夫 迫田 直也 河野 正道 高田 保之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
動力・エネルギー技術の最前線講演論文集 : シンポジウム
巻号頁・発行日
vol.2012, no.17, pp.109-110, 2012-06-20

Thermoacoustic refrigeration is a very attractive method of temperature control due to its environment friendliness. The thermoacoustic heat pumping occurs within a regenerator positioned in the thermoacoustic device. The acoustic field within the device consists of acoustic travelling waves propagating in positive and negative directions and as such, the regenerator temperature gradient will be influenced by both. To investigate the effect of these individual travelling waves, we constructed a thermoacoustic device consisting using two opposite facing speakers thus enabling manipulation of positive and negative direction travelling waves. By decomposing the measured acoustic field into its positive and negative propagating components and calculating the acoustic power using the two sensor method, the effect of the individual travelling waves on the direction of acoustic power and regenerator temperature gradient was observed.
著者
讃井 真理 田村 和恵 平間 かなえ 浅香 真由巳 今坂 鈴江 原 ひろみ 迫田 千加子 岡本 響子 熊田 栄子
出版者
広島文化学園大学看護学部
雑誌
看護学統合研究 (ISSN:13460692)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.22-28, 2011-09

現在,学士課程の教育及び看護系人材育成は,知識や技術だけでなく利用者のニーズに対応し,応用力のある人材を,また,自発的な能力開発を継続するための素養を育成することが求められている。今回,本学の1年次~4年次の学生とオープンキャンパスに参画した学生に,オープンキャンパスという大学行事への参加に関するアンケートを実施した。その結果,1年次生のオープンキャンパス時の入学動機では,ボランティア学生と教職員の対応,またその関係性から感じ取った大学全体の雰囲気の良さを評価していた。そして,様々な模擬体験,或は学生ボランティアや教職員との関わりを楽しさと受け止め,学ぶこと・知ることへの意欲が記述されていた。オープンキャンパスに向けた後輩への選好メッセージを,各学年別に類似している内容毎カテゴリー化した。全学年に共通した項目は,仲間および教員との関係性を示す内容と,看護を学ぶことへの充実感,後輩への励ましと応援であったが,学年によってその内容に変化が見られた。学生は他者との関わりを通して,看護職者として不可欠である人間関係を構築していることがわかった。更に,正課外活動が,学生の主体的・自主的に学ぶ機会となっており,学生が主体的に学ぶことを支援することに繋がると考えられた。
著者
坂田 桐子 淵上 克義 高口 央 前田 和寛 迫田 裕子 川口 司寛
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では,フォロワーの自己概念が個人的自己・関係的自己・集合的自己のどのレベルにあるかによって,選好されるリーダーシップや有効なリーダーシップ行動が異なることを実証的に明らかにした。また,変革型リーダーシップ,リーダー・メンバー交換関係,リーダーの懲罰行動,自己犠牲行動という多様なリーダーシップ行動に焦点を当てることによって,フォロワーの自己概念を変化させるリーダーシップのあり方を示した。
著者
迫田 典子 奈良 和恵 笹尾 真美
出版者
Japan Disaster Medicine Education and Training association
雑誌
Journal of Clinical Simulation Research (ISSN:2433054X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.3-6, 2018 (Released:2022-10-31)
参考文献数
8

医療施設内でBLSコースを受講した医療従事者112名(医師17名,歯科医師52名,看護師43名)の職種別に受講前後の意識変化について短答式・記述式調査を実施し分析した。受講動機は,全職種で「急変事の対応を学びたい」,「今まで急変事に対応が出来なかった」,「自信を持ちたい」の回答が多かった。BLS受講前の意識は,「院内研修でのBLSの必要性」と「BLSスキルの臨床への活用」と全職種の8割以上が回答した。受講後の意識では,職種問わずBLSコースを肯定的に捉えていた。「ACLS・PALSコースの受講希望」は,医師・看護師90%以上,歯科医師75%が肯定的に回答し職種で差が生じていた。今後は,受講方法・内容・時期を検討し,多くの受講機会を受講者に提供することが課題である。
著者
迫田 久美子 細井 陽子
出版者
計量国語学会
雑誌
計量国語学 (ISSN:04534611)
巻号頁・発行日
vol.32, no.7, pp.403-418, 2020-12-20 (Released:2021-12-20)
参考文献数
25

本研究の目的は,日本語学習者コーパスI-JASのデータに基づき,学習環境の違いが言語使用にどのような影響を与えるのかを「正確さ」と「複雑さ」の観点から分析を行うことである.具体的には,3つの異なった学習環境の日本語学習者のストーリーテリングの言語使用をTユニットや節数等によって比較分析する.第1群は,自国の教育機関で日本語を学ぶJFL群,第2群は,来日後,教室環境で学ぶJSL-C群,第3群は,日本に在住し,教育機関には通わず自然習得によって日本語を学ぶJSL-N群である.3群のデータを統計分析した結果,JSL-N群は,JFL群やJSL-C群に比べて,正確さと複雑さの両面において優れていること, JSL-C群はJFL群とあまり差がないことがわかった.しかし,JSL-C群はJSL-N群と同様,JFL群に比べて並列節を用いて長い文を生成していることがわかり,複雑さの発達の前段階であろうと推測された.
著者
井ノ上 修一 黒木場 博幸 林田 友一 林田 一夫 迫田 馨
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.11, no.4, pp.191-196, 1996-11-20 (Released:2007-03-29)
参考文献数
3
被引用文献数
1

当院では両膝とも手術適応のある変形性膝関節症患者に対して積極的に両側同時TKAを行い, 片側のみのTKAと同様のプログラムで術後の理学療法を進め,looseningなどを起こすことなく順調に現在に到っている。今回当院での後療法プログラムを紹介するとともに,両側同時でも片側のみと同様にプログラムを進める当院での方法を機能的な面から検証した。対象は, すでに退院して機能的に安定したと考えられる40名(両側同時TKA20名,片側TKA20名)とし,方法は膝ROMと歩行速度について測定し比較した。結果は両群の間で差は認められず,両側同時でも片側のみのプログラムに手を加えることなく同様に進める方法も有用であると考えられた。
著者
迫田 昭一郎
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.304-307, 1989-11-30 (Released:2017-02-10)

標題の物理学実験に等角写像による理論計算の結果を組み込む目的で理論計算のソフトを作成した。その内容,特に楕円積分を含む数値計算のプログラムの要点を述べる。そして実験の基本的な場合と,銅板枠を用いて境界条件を変えた場合について理論計算の結果を示し,おのおのの実験と比較する。
著者
迫田 博子
出版者
お茶の水女子大学
巻号頁・発行日
2021

お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科博士(人文科学)学位論文・令和3年3月23日授与(甲第374号)
著者
迫田 義博
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.229-248, 2011-12-25 (Released:2013-04-30)
参考文献数
114
被引用文献数
1

ペスチウイルスとはフラビウイルス科ペスチウイルス属の牛ウイルス性下痢ウイルス,豚コレラウイルス,ボーダー病ウイルスを代表とする動物ウイルスの総称である.ペスチウイルスはいずれもヒトに感染することないが,獣医領域では重要な疾病を引き起こす病原体である.ペスチウイルスは他のフラビウイルス科のウイルスと似た遺伝子構造を持つが,ウイルスゲノムへの宿主遺伝子の挿入,ペスチウイルス特有のウイルス蛋白NproやErnsの病原性への関与など,興味深い報告が多い.本稿ではペスチウイルスの病原性の分子基盤を中心に最新の知見も含め解説する.
著者
迫田 千加子 田村 和恵 佐々木 秀美
出版者
呉大学看護学部
雑誌
看護学統合研究 (ISSN:13460692)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.1-11, 2007-03

大正時代に発刊された『看護學教科書』を保有する94歳の元看護婦と出会ったことを手がかりに,戦前の広島県における看護婦養成の足跡を看護婦規則と関連させながら検証した。明治以降,医学の進歩と共に病院の整備が進み,それに伴い各地で看護婦の養成が始まった。広島県は,軍制基盤都市として栄え,全国に先駆けて,1893年(明治26年)日本赤十字社広島支部が看護婦養成を始め,1904年(明治37年)には呉海軍共済組合病院で看護婦養成が開始された。1915年(大正4年)国として初めての看護婦規則が制定され,無資格者による看護が規制された。そのことによって看護婦不足が生じ,東京看護婦学校などの簡易教育所による教育が隆盛した。広島県でも看護婦規則制定に伴い,看護婦不足が起き,講習会や簡易の看護教育でそれを補った。元看護婦が受けた教育は開業医で働きながら学ぶ方法であり,東京看護婦学校と類似した簡易教育であった。
著者
川原 暉弘 石原 太聞 林 夏 迫田 大河 武田 龍祐 姜 有宣 李 容旭 辛 徳 山本 正彦 大海 悠太
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020)
巻号頁・発行日
pp.2G4ES403, 2020 (Released:2020-06-19)

ランニングやウォーキングなどのスポーツの現場での人物動作分析を目指し、人物に自動で追尾して骨格分析を行うドローンシステムの開発を行なった。 ドローンにはJetson NanoマイコンとPixHawkフライトコントローラ、カメラを搭載し、カメラ入力映像をOpenPoseで解析、人物と距離を保ちながら撮影を行なう。