著者
酒井 治孝
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.114, no.1, pp.113-117, 2005-02-25 (Released:2009-11-12)
参考文献数
8
被引用文献数
1 1
著者
兵頭 洋二 宍戸 清一郎 河村 毅 櫻林 啓 新津 靖雄 二瓶 大 青木 裕次郎 村松 真樹 酒井 謙 相川 厚
出版者
一般社団法人 日本移植学会
雑誌
移植 (ISSN:05787947)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.042-047, 2013-03-10 (Released:2014-10-03)
参考文献数
10

【Objective】The purpose of this study was to evaluate pharmacokinetic (Pk) profile of newly developed modified release tacrolimus (MR-TAC) in pediatric kidney transplant recipients.【Methods】According to our current immunosuppressive protocol, tacrolimus (TAC) was initially given and converted to MR-TAC in 13 pediatric patients who received kidney transplantation from April 2010 to April 2011. The switch dose ratio was 1:1, and the 24hour full Pk study was assessed before and after the conversion from TAC to MR-TAC.【Results】The mean total daily dose at baseline upon enrollment was 5.4±3.3 mg. There was no significant correlation between the oral dose and the trough concentration (C0) of TAC/MR-TAC. The consecutive Pk studies revealed no significant difference in the mean time to maximum concentration (Tmax) / maximum concentration (Cmax) and the area under the time-concentration curve (AUC0-24) of both reagents; the mean C0 of MR-TAC was 18% lower than those of TAC. A better correlation between AUC0-24 and C0 was observed in MR-TAC compared to that in TAC (r2=0.912, for MR-TAC; r2>0.555, for TAC). 【Conclusion】In the conversion from TAC to MR-TAC, AUC0-24 was equivalent despite the 18% reduction of C0, even in the pediatric kidney transplant recipients. The trough concentration might be an excellent predictor in the therapeutic drug monitoring of MR-TAC because of its better correlation of C0 and AUC0-24.
著者
吉田 治雄 小林 喜久二 佐藤 吉之 梅田 尚子 酒井 慎一 平田 直
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

GAを用いた地震観測記録の逆解析により関東平野内の地下構造の推定を実施した。使用した観測点はK-NET、KiK-net(防災科研)、MeSO-net(東大地震研)である。各点の推定地盤モデルに基づいて3次元堆積平野モデルを構築し3次元差分法により地震動のシミュレーションを実施した。既往の地盤モデルによるシミュレーション結果との比較により本研究の計算波は観測記録との適合性がより良いことが確認された。
著者
成田 香織 田髙 悦子 金川 克子 宮下 陽江 立浦 紀代子 天津 栄子 松平 裕佳 臺 有桂 河原 智江 田口 理恵 酒井 郁子
出版者
一般社団法人 日本地域看護学会
雑誌
日本地域看護学会誌 (ISSN:13469657)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.16-22, 2011-03-18 (Released:2017-04-20)

目的:農村部における認知症予防に向けた介護予防事業への参加者と不参加者の特徴の相違を明らかにし,不参加者における適切な支援を含めた今後の介護予防のあり方を検討することである.方法:対象はA県在住の地域高齢者における認知症予防に向けた介護予防事業対象者(特定高齢者)94名(参加者47名,不参加者47名)である.方法は質問紙調査であり,基本属性,身体的特性(認知機能,生活機能),心理的特性(健康度自己評価),社会的特性(ソーシャルサポート)等を検討した.結果:参加群は平均年齢79.5(SD=5.8)歳,不参加群は82.0(SD=6.2)歳であり,基本属性に有意な差はみられなかった.不参加群は参加群に比して,認知機能の低い者の割合が有意に高く(p=0.03),手段的自立(p=0.02),知的能動性(p<0.001),社会的役割(p=0.07)が有意に低いもしくは低い傾向があった.また不参加群は参加群に比して,手段的サポートが低く(p=0.09),サポートが乏しい傾向があった.なお参加群の事業参加の動機は,孤独感の緩和や人とのつながりが最も多く,次いで,物忘れの重大さの自覚や将来の認知症への懸念などとなっていた.結論:農村部の認知症予防に向けた介護予防事業不参加者は参加者に比較して,生活習慣や対人交流の脆弱性があり,今後は,高齢者一人ひとりの特性やニーズに応じた参加への意欲や動機づけの支援が必要である.
著者
貞包 眞吾 酒井 智代 林 明子 大川 秀郎
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.410-413, 1998-11-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
9
被引用文献数
2

カーバメイト系除草剤クロルプロファム (IPC) の免疫化学測定法を確立した. パプテンとしてIPCのカルボン酸誘導体 (IPC-COOH) を合成し, それを牛血清アルブミンに結合させて免疫原を調製し, この免疫原をウサギに免疫して抗血清を得た. 調製した抗血清とマイクロプレート上の抗原 (IPC-COOHとウサギ血清アルブミンの結合体) との結合をIPCは競合的に阻害した. 次いで, プレートに結合した抗体の量を酵素標識抗ウサギIgGヤギ抗体を用いて求める方法によりIPCのELISAを確立した. IPCによる抗原抗体反応の50%阻害および検出限界濃度はそれぞれ140ppbおよび5ppbであった. 得られた抗体のカーバメイト系やウレア系の農薬に対する交差反応性は極めて低かった. この方法はジャガイモ中のIPCの測定に適用することができた. ジャガイモ中のIPCはメタノールにより抽出し, メタノール抽出液を20倍に希釈した後, 測定した. その検出限界濃度は0.3ppmであった.
著者
酒井 渉
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
季刊ほけかん (ISSN:13464191)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.1-2, 2013-03

カルトはすでに,あなたのそばにいる。少しでも迷うこと,不審な点があれば,各キャンパスの学務グループもしくは保健管理センターに,ただちに相談してほしい。
著者
酒井 哲夫 小野 正人 吉田 忠晴 佐々木 正己 竹内 一男
出版者
玉川大学
雑誌
一般研究(B)
巻号頁・発行日
1991

可動巣枠式巣箱による飼育法が確立したことにより,ニホンミツバチで初めてプラスチック人工王椀を用いた女王蜂の人工養成が可能になった。セイヨウミツバチのローヤルゼリー(RJ)を利用したニホンミツバチ女王蜂養成では,自種のRJでは高い生育率と女王蜂の分化を示したが,両種のRJの成分に生育に影響を及ぼす差があることが認められた。少数例ではあるが,女王蜂の人工授精が成功し,これからの選抜育種に明るい見通しが立った。ニホンミツバチとセイヨウミツバチの配偶行動については,14時30分頃を境に2種間の生殖隔離が行われ,ニホンミツバチ女王蜂は遅い時刻(14:45〜16:00)に長い飛行で交尾することが認められた。同一蜂場内に併飼したセイヨウミツバチ,ニホンミツバチの両種の花粉採集行動の季節的な変動パターンは,基本的に類似していた。花粉だんごの分析から訪花植物の種を同定すると,特に多くの植物の開花が見られる時期には違いが認められ,両ミツバチの花への嗜好性は異なっているのではないかと考えられた。両種の収穫ダンスを比較し,餌場までの距離とダンス速度の関係を解析した結果,ニホンミツバチの距離コードは同種の東南アジア亜種のそれより,むしろセイヨウミツバチのそれに近いことがわかった。また両種の採餌距離を推定した結果,ニホンミツバチの平均的採餌圏は半径2.2km,セイヨウミツバチのそれは3kmとされた。また貯蜜量の減少による逃去時のダンスはこれまでにないスローダンスであることが判明した。ニホンミツバチのミツバチヘギイタダニに対する行動を観察した結果,落下したダニの多くは触肢や脚に負傷しており,その割合はセイヨウミツバチより高かった。スズメバチに対するニホンミツバチの防衛行動に関しては,学習が関与していることが初めて明らかになった。
著者
田原 如菜 坂地 泰紀 酒井 浩之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.429, pp.5-10, 2014-01-30

本研究では,キャラクターに対応する印象表現をTwitterから抽出する手法を提案する.具体的には,キャラクターとして,ゆるキャラを対象とし,キャラクター名に対応する印象表現(「可愛い」や「癒される」等)を抽出する.人手で印象表現辞書(喜,怒,哀,怖,恥,好,嫌,昂,驚,安,楽,その他のカテゴリーから成る363表現)を作成し,キャラクター名と印象表現辞書に存在する印象表現が含まれているツイートを取得する.そして,キャラクターごとに印象表現を抽出し,実際にアンケートで印象調査した結果と,本手法で抽出した印象表現を比べて評価した.

1 0 0 0 女子と鉄道

著者
酒井順子著
出版者
光文社
巻号頁・発行日
2009
著者
八島 不二彦 今井 優子 斎藤 清二 宮脇 利男 西川 友之 立浪 勝 松井 祥子 瀬尾 友徳 竹澤 みどり 酒井 渉 彦坂 伸一 野原 美幸 二上 千恵子 原澤 さゆみ
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
学園の臨床研究 (ISSN:13464213)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.13-18, 2013-03

富山大学では平成20年度に4人,平成21年度に3人の自殺が発生し,その対策として平成21年12月に富山大学自殺防止対策室が設置された。\富山大学自殺防止対策室は自殺者ゼロを目標に掲げ,約3年間さまざまな活動を行って来た。その結果,自殺防止対策室が本格的に活動を始めた平成22年度から平成24年12月現在までの自殺者は2人に止まっている。自殺者の減少という結果は出ているが,富山大学の自殺防止対策システムは本当に機能しているのか疑問が残る。\そこで本研究ではこれまでの富山大学自殺防止対策室の活動実績を分析し富山大学における自殺防止対策システムが有効に機能しているかについて検討する。
著者
高田 靖司 植松 康 酒井 英一 立石 隆
出版者
The Mammal Society of Japan
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.89-94, 2014

隠岐諸島をはじめ,本州から九州におけるカヤネズミ(<i>Micromys minutus</i>)の12集団について,下顎骨の計測値にもとづき,多変量解析(主成分分析,正準判別分析)をおこない,地理的変異を分析した.その結果,下顎骨について,全体的な大きさ(第1主成分)には集団間で差は認められなかったが,形(第2–第3主成分)には集団間で有意な差が認められた.特に,第2主成分は島の面積との間に有意な相関が認められたので,何らかの要因が形態変異に作用した可能性がある.正準判別分析では,隠岐諸島の集団間で形態変異が認められた.この変異には島の隔離に伴う遺伝的浮動が働いたと考えられた.しかし,下顎骨の大きさ(第1主成分)について集団間で差がみられず,また,遠く離れた地域の集団間で形態的な違いがみられなかった.これは,Yasuda et al.(2005)が明らかにしたように,日本列島におけるカヤネズミの低い遺伝的多様性を反映しているかもしれない.
著者
宮尾 嶽雄 花村 肇 植松 康 酒井 英一 高田 靖司 子安 和弘
出版者
THE MAMMAL SOCIETY OF JAPAN
雑誌
哺乳動物学雑誌: The Journal of the Mammalogical Society of Japan (ISSN:05460670)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.128-140, 1983

1982年1月23~26日に, 淡路島南部, 諭鶴羽山地北西山麓部の哺乳動物の調査を行なった。翼手類については, 調査できなかった。<BR>1) .生息が認められた哺乳類は, 次の6目16種である。食虫目: ジネズミ, ヒミズ, コウベモグラ。霊長目: ニホンザル。兎目: ノウサギ。齧歯目: ニホンリス, アカネズミ, ヒメネズミ, カヤネズミ, ハツカネズミ。食肉目: タヌキ, テン, イタチ (チョウセンイタチ, ホンドイタチ) 。偶蹄目: イノシシ, シカ。<BR>2) .ムササビ, スミスネズミ, アナグマなどを欠いている点に, 島のファウナの特徴を示している。キツネも絶滅している。<BR>3) .ヒミズは, 腹部を中心に体毛の白化傾向が著しく, また, ヒミズの尾部にカンサイツツガムシの多数寄生例がみられ, 寄生率も高かった。<BR>4) .アカネズミの耳介にネズミスナノミ (<I>Tunga caecigena</I>) の寄生がみられた。淡路島に本種が分布していること, ならびにアカネズミが宿主になっていることは, 新しい知見であろう。
著者
酒井
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.208, pp.584-585, 1899-06-26
著者
蓮沼 将太 波田野 明日可 泉 聡志 酒井 信介
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.846, pp.16-00264-16-00264, 2017 (Released:2017-02-25)
参考文献数
14
被引用文献数
1

In this study, the effect of machined surface layer on residual stress relaxation was investigated. In previous study, low cycle fatigue strength was affected by residual stress. However, residual stress relaxation was complex because local plastic strain occurred by stress near yield stress. Also, machined surface layer affect the yield stress. Therefore, machined surface layer was modeled using the crystal plasticity model, i.e. plasticity model based on crystallographic deformation mechanics. To describe the microstructure of plastic deformation layer, initial dislocation density and back stress near surface were changed. To describe the microstructure of fine grained layer, grain size near surface was changed. Residual stress relaxation was simulated by crystal plasticity finite element method. Three types of machined surface layers were modeled. Two kind of strain amplitude condition was simulated. In simulation results, local plastic strain was occurred under global elastic condition. Residual stress after cyclic load was different from machined surface conditions under low strain loading. Residual stress was largely relaxed in all cases under high strain loading. Comparing fatigue life of experimental results, simulation results were thought to be valid. Therefore, residual stress relaxation is able to be predicted using this model. Hardening in plastic deformation layer prevents yield by tensile load. However, plastic strain was occurred in plastic deformation under compression load. On the other hand, fine grain layer prevent yield by not only tensile but also compression.
著者
津田 恭介 生熊 晋 河村 正朗 太刀川 隆治 酒井 浄 田村 千尋 甘粕 治
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.12, no.11, pp.1357-1374, 1964-11-25 (Released:2008-03-31)
被引用文献数
126 208

The structures of both tetrodonic acid hydrobromide and 6, 11-diacetylanhydrotetrodotoxin hydroiodide were established by chemical and X-ray crystallographical research. Based upon structures of both these salts and upon other chemical information, we determined that tetrodotoxin and anhydrotetrodotoxin have zwitterionic hemilactal structures.