著者
長谷川 亮 森谷 健二 喜多 幸次 柳谷 俊一 山田 一雅 小川 陸郎
出版者
函館工業高等専門学校
雑誌
函館工業高等専門学校紀要 (ISSN:02865491)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.19-24, 2003

Since 2000, we have attempted to improve a method of leading and experimental theme in the fundamentals of electrical and electronic engineering laboratory I accompanying with a reorganization from dept. of electrical eng. to dept. of electrical and electronic Eng.. In the second-year class, instructions of how to write a technical report were also included into contents of the electrical and electronic experiment. In the present report, we investigated such a method of leading, the experimental system and other problems based on previous enquetes. As a result, it was judging that current experimental system: members of groups, volume of contents, were adequate for students. Additionally, the instruction of technical report was meaningful for the students and we could confirm the necessity of continuing the efforts. On the other hand, some problems: 1) student's preparations to experiments are not sufficient 2) students frequently depend on teacher's advices 3) teachers are not enough to explain evaluation system to students 4) whether experimental themes are really proper or not, were revealed. These examinations and improvements should be needed continuously in the future.
著者
藤田 耕一郎 白川 一彦 高橋 直 劉 翊 岡 徹 山下 雅治 作野 圭一 川村 博史 長谷川 正智 高 秀樹 籠島 謙知 貴島 洋史 佐藤 浩哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.560, pp.15-20, 2004-01-14

InGaP/GaAs HBT 2段構成による5GHz帯Wireless-LAN用パワーアンプを開発した。セルフアライン技術とベースメササイドエツチングによりHBTの高利得化を実現した。また、微細ビアホール作製プロセスを開発した。HBTの各フィンガー間に微細ピアホールを配置することによって、マルチフィンガーHBTの利得の向上を実現した。さらに、新規可変負帰還回路の開発により、線形性も改善した。これらの技術をとりいれたパブーアンプMMICを試作し、54 Mbps伝送時に、Pout=19.7dBm、Gain=22dB、PAE=22.5%、EVM=5.0%と良好な性能を得た。
著者
一重 喬一郎 長谷川 隆大 長谷川 香織 寺澤 健治 山中 一憲 服部 順昭
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.269-277, 2013-09-25 (Released:2013-09-30)
参考文献数
13
被引用文献数
7 6

木材は環境にやさしい材料とみなされてきたが,そのことを定量的に検証するための基礎的なデータが不足していることから,国産丸太のライフサイクルアセスメントを実施した。その結果,国産丸太1m3を生産するまでに11.1kgのCO2が排出され,70.6円の環境影響が生じると算出された。さらに,国産丸太の環境影響の低減のためには,間伐や主伐といった収穫作業の改善が重要であることが分かった。特に高性能林業機械を使用する作業の効率を向上させ,軽油の消費を抑制することが効果的であると考える。
著者
鈴木 崇也 長谷川 智史 穴田 一
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-6, 2011-10-04

現在,世界中には様々なジャンルの楽曲が存在し,それらの楽曲の自動ジャンル判別に関する研究が盛んに行なわれている.その中で,旋律パートのみに着目した高精度のジャンル判別は未だに実現されていない.そこで,本稿では旋律のみを用いてジャンル判別を行なうための新たな特徴量を提案し,その有効性の検証を行なった.Rock,Pop,Blues,Country の 4 ジャンル,計 184 曲に対して実験を行なった結果,Pop の楽曲に対して約 64%,全体で約 46% の判別精度を示し,提案手法の有効性が示された.Currently, there are musical pieces of various genres all over the world. Many people had studied about automatic music genre classification. But, accurate music genre classification with melodies has not yet realized. Therefore we propose new features in melodies and validate the utility of those. And we experimented on 4 genre classification (Rock, Pop, Blues, Country, total 184 musical pieces) by k-nearest neighbor algorithm. Experimental result by using features which we proposed show success rates of 64% for Pop, and 46% for 4 genres.
著者
西浦 升人 長谷川 晃朗 金 鍾玉 山口 明 小花 貞夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.498, pp.1-5, 2007-01-18
被引用文献数
4

現在,有限な周波数資源の有効利用の実現に向けて,コグニティブ無線技術の研究開発が盛んに行われている.コグニティブ無線技術とは,周囲の電波環境を認識し,その状況に応じて無線リソースや通信方式を適応的に使い分け,周波数の有効利用をはかりつつユーザの所望する通信容量・通信品質を満足する技術である.また昨今,ストリーミング配信や音声・ビデオ通話といったリアルタイム性を必要とする通信の需要がますます高まっていることから,例えばビデオ会議中に巨大なファイルダウンロードの必要が生じるといったような,要求品質特性の異なる通信が一端末上で同時に発生する状況が今後ますます増えてくると予想できる.筆者らは,そのような状況においても各端末ユーザが各通信において所望する通信容量・通信品質を満足できるようにするために,複数の無線システムの適応的同時利用を前提としたコグニティブ無線アクセスネットワークの実現に向けた研究開発を行っている.本稿では,コグニティブ無線アクセスネットワークの概要について説明し,その後,コグニティブ無線アクセスネットワークにおいて,上述のようなユーザ所望の通信容量・通信品質を満足するために必要となるQoSルーティングのフレームワークについて述べる.
著者
長谷川 勝巳
巻号頁・発行日
2002-03

Supervisor:赤木 正人
著者
小林 光 田中 章浩 岸田 悟 渡部 徹 長谷川 弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.542, pp.421-426, 2008-03-05
参考文献数
9

本研究では,バックプロパゲーション法による3層階層型ニューラルネットワークを用いて指紋と声紋によるハイブリッド認証システムを構築した.指紋認証では2次元高速フーリエ変換と逆フーリエ変換によって前処理を行い,ニューラルネットワークへの入力データとした.声紋認証では高速フーリエ変換によって前処理を行い,ニューラルネットワークへの入力データとした.それぞれ各認証を行い,中間層・出力層ユニット数がニューラルネットワークの性能の及ぼす効果を明らかにした.さらに,可変の重み付きAND結合を用いた指紋と声紋によるハイブリッド認証システムを構築し,性能を調査した.これらの結果より, 3層階層型ニューラルネットワークが個人認証システムに有効であることを示した.

1 0 0 0 OA 石油国策論集

著者
長谷川尚一 編
出版者
長谷川事務所
巻号頁・発行日
vol.追加, 1943
著者
長谷川 翔平 安住 壮紀 橋本 修 風間 保裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.77, pp.19-23, 2009-06-04
参考文献数
13
被引用文献数
8

本研究では直線偏波を利用する衛星通信移動局用アンテナとして,コニカル状ビームをもつ反射板付きダイポールアンテナを互いに直交させたクロスダイポールアンテナを提案する.そして,これを用いた19素子配列アンテナのビーム走査特性に関して,電磁界シミュレータを用いた解析的検討を行う.具体的には,まず素子アンテナの検討を行い,本アンテナが半球面状に互いに直交する偏波をもち,かつコニカル状の放射パターンを有することを示す.次に,この素子アンテナを用いて19素子アンテナを構成し,ビーム走査特性に関して検討を行う.
著者
岡田 一義 天野 泉 重松 隆 久木田 和丘 井関 邦敏 室谷 典義 岩元 則幸 橋本 寛文 長谷川 廣文 新田 孝作
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.817-827, 2010-09-28
参考文献数
3
被引用文献数
1

社団法人日本専門医制評価・認定機構が設立され,学会ではなく,第三者機関が専門医を認定する構想も浮上してきており,現状の専門医制度の問題点を早期に改善し,誰からも評価される専門医制度に改訂しなければならない時期に来ている.全会員と現行の専門医制度の問題点を共有するために,今回,専門医制度の現状を分析するとともに,意識調査を実施した.専門医制度委員会が把握しているデータを2009~2010年の各時点で集計した.さらに,認定施設または教育関連施設が2施設以下の7県の専門医180名および指導医50名を対象に,無記名アンケート調査を2009年10月に実施し,12月までに回収した.2009年9月1日時点での施設会員は3,778施設であり,認定施設は420施設(11.1%),教育関連施設は456施設(12.1%)であり,合格期より認定を継続している認定施設数は45.1%であった.正会員数は11,303人であり,専門医は4,297人(38.0%),指導医は1,620人(14.3%)であった.認定施設における専門医在籍数は,専門医0人0施設(0%),専門医1人(代行)11施設(2.6%),専門医2人256施設(61.0%),専門医3人以上153施設(36.4%)であった.施設コード別の認定施設数と教育関連施設数は私立病院が最も多く,大学附属病院の多くは認定施設であったが,教育関連施設も12施設認めた.認定施設が指定している教育関連施設は,0施設が39.4%,1施設が24.2%,2施設が19.6%,3施設が12.1%,4施設が3.7%,5施設が0.9%であった.意識調査の回収率はそれぞれ専門医38.9%と指導医76.0%であった.専門医は,指導医の申請について申請予定あり:17名(24.3%),申請予定なし:44名(62.9%),未記載:9名(12.9%),指導医は,指導医の更新について更新予定あり:36名(94.7%),更新予定なし:1名(2.6%),未記載:1名(2.6%)であった.低い施設認定率,低い認定施設継続率,低い専門医認定率,低い指導医認定率,認定施設継続のための余裕の少ない専門医在籍数,代行施設認定,基幹病院の非認定施設化,教育関連施設指定のない認定施設,専門医の低い指導医申請予定率,地域格差など解決しなければならない問題があり,専門医制度委員会において議論を継続している.
著者
長谷川 耕三
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1036, pp.106-109, 2000-04-10

午前0時を過ぎ、暗く静まり返った東京・白金の高級住宅街に、まるで別世界のように煌々と明かりを灯している一角がある。そこはしゃれた3階建ての洋館で「白金ラ・ボエム」という店名のイタリア料理店だ。深夜だというのに順番待ちの客がいて、肌を刺すような真冬の寒風に吹かれながら、楽しそうに談笑している。 異様な光景だが、これがいつものことだ。
著者
河野 嘉憲 長谷川 光司 阿山 みよし 春日 正男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.25, no.64, pp.1-6, 2001-10-18
参考文献数
10

本稿では, 動的マルチメディア環境において, 動く映像と音声を同時に呈示した際の映像が音像の定位に与える影響について, 走るパトカーのCGムービーとそのサイレン音を様々に組み合わせた呈示実験により検討を行った.その結果, 音像は刺激の呈示開始時にもっとも強く映像の影響を受けることがわかった.また, 音源が映像と逆方向に移動する場合は, 実際に音源と映像が一致する位置においても, ほとんどの被験者は映像と音像が離れていると知覚した.
著者
長谷川 尚史
出版者
森林利用学会
雑誌
森林利用学会誌 (ISSN:13423134)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.143-154, 2000-08-15
参考文献数
27
被引用文献数
3

林分の地位格差が林業経営の収益性に与える影響について分析した。スギ人工林林分収穫予想表から3水準の地位(上,中,下)および2水準の植栽密度(3,000本/ha,6,000本/ha)の計6通りの仮想林分において,収穫表に沿った施業を行った場合の収益性に関して試算を行った。80年生時点の「密植」における「地位上」と「地位下」の格差は,利用材積で3.18倍であった。収入間伐を実施できるまでの年数は「地位上」で26〜27年生時点であるのに対し,「地位下」ではすべて保育間伐となった。主伐後の総収支は「地位上」では45年生以降の主伐で黒字となったが,「地位下」では80年生時点でも赤字となった。また賃金単価を変動させて分析したところ,賃金単価が高くなるにしたがって地位の低い林分における収益性が急激に悪化した。伐出費と間伐および主伐収入が均等になる年数を比較した場合,賃金単価が2,000円/人・日程度であれば地位格差はほとんど見られないが,賃金が上昇するにつれて地位格差は非常に大きくなった。以上の結果から林分の地位格差は収益性に大きな影響を与えており,これらをゾーニングして管理する必要があると思われた。