著者
安井 恒則 高橋 由明 長谷川 治清 守屋 貴司 奥 康平
出版者
阪南大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、中国、タイ、ベトナムに進出した自動車産業などの日系企業が現地で直面する管理上の諸問題について、現地企業や欧米企業と比較してどのような特徴があるかの解明に焦点を当てた。とくに、日本的経営の要をなす作業・雇用慣行、協調的な労使関係、企業間の系列関係の3点が、現地でいかなる適応を試みられているかに注目した。本研究が示したのは、製造過程に関連しては強みを生かす取組みが成果を発揮しつつあるものの、それ以外の領域では日本的手法が競争力の源泉として生かされる段階には到達できていないし、その弱点を十分克服することができていないなどの諸点である。
著者
長谷川 祐介
出版者
大分大学教育福祉科学部
雑誌
大分大学教育福祉科学部研究紀要 (ISSN:13450875)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.153-163, 2013-10

本稿は,「部活動における問題行動の発生と収束のメカニズム」を明らかにするひとつの試みとして,2003 年に実施した大学生対象の高校部活動に関する回顧調査(質問紙調査)のデータを用いて,次の2点を検討した。第1は,高校部活動における指導者の問題行動(部員に対する暴力)と生徒(部員)の問題行動(部員同士の暴力,いじめ)の発生状況についてである。第2は,問題行動の規定要因についてである。分析の結果,次の2 点が明らかとなった。第1は,部活動における問題行動は運動部を中心に発生していた。第2は,部活動の問題行動は指導者の暴力が起点となって発生していることが推察された。分析結果をもとに,今後の研究課題と展望について考察を行った。This paper attempts to elucidate "The mechanism governing the###generating and resolution of problem behavior in club activities", using retrospection survey data about high school club activities for university students in 2003, it examines the following two points. The first concerns the situations generating of coaches' problem behavior###(violence to members), and members' problem behavior (members'violence, bullying) in high school club activities. The second concerns the determinant factors of problem behavior. As a result of the analysis, the following two points were found. First, problem behavior in club activities occurred mainly in the athletic clubs. Second, it was surmised that a leader's violence serves as the starting point of problem behavior in club activities. Future research tasks and the outlook were considered based on the results of the analysis.
著者
長谷川 承 左向 敏紀 竹村 直行 小山 秀一 本好 茂一
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.789-790, 1992-08-15

陽イオン交換カラムを使用した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によりネコ糖化ヘモグロビンを測定した. 臨床上正常な猫37頭及び糖尿病猫12頭の糖化ヘモグロビンの百分比はHbAlcではそれぞれ1.70%および3.54%, HbAlでは1.88%および3.85%と, 糖尿病猫で有意な高値を示していた(Plt;0.05). このことからネコ糖化ヘモグロビンは糖尿病診断の指標になると思われた.
著者
長谷川 健治 秦 玲子 秦 玲子
出版者
横浜国立大学
雑誌
横浜国立大学留学生センター教育研究論集 (ISSN:13406493)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.93-129, 2008

This is the second half of the 2-part oral history focusing on the experiences of Togawa Yoshio as a student member of the JCP during its military interlude in Korean War period Japan. Although the effect of the Korean War as an economic boon has been well-emphasized, narratives of postwar Japanese history tend to treat activities by the JCP during this period as a minor footnote to the period. This is not surprising. Even specialized histories of those who conducted these activities - the JCP, zainichi Koreans, and the student movement - pass over this period as an unfortunate mistake. By introducing the experiences of Togawa Yoshio, this oral history seeks to contribute to the process of giving voice to this long-silenced history. An appendix to part 2 reproduces a short heretofore unpublished memoir written by Togawa Yoshio on the period leading up to his employment.
著者
長谷川 雅也
出版者
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究は、宇宙背景放射(CMB)偏光成分の精密測定を通して原始重力波の痕跡をとらえる事を念頭に、現在世界最高レベルの感度を誇るPOLARBEAR-1実験による重力レンズ起源CMB偏光の精密探索と、POLARBEAR-1の性能を6倍に向上させた新しい検出器システム「POLARBEAR-2」の開発を目的に行った。POLARBEAR-1では、世界で初となるCMB偏光データのみを用いた重力レンズ起源の偏光Bモードの観測に成功した。またPOLARBEAR-2の開発では、世界最大級の焦点面検出器アレイの実現のために課題であった、光学系の構築と焦点面周辺の熱負荷の制御に成功し、開発をほぼ完了させている。
著者
池田 博樹 松本 正行 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

ファイバ中の光ソリントンには、異常分散領域における明るいソリトンと正常分散領域における暗いソリトン(ダークソリトン)の2種類がある。ダークソリトンは(1)明るいソリトンよりもファイバの損失や増幅器雑音、さらに隣接パルス間の相互作用の摂乱に対して安定に振舞う、(2)自己誘導ラマン効果によって振幅が減衰しパルスが消滅する、等の特徴をもつ。明るソリトンの伝送特性は、フィルタによって制御できることが示されているが、背景波を伴うダークソリトンをフィルタによって制御することは困難である。ここでは、ダークソリトンの振幅(くぼみの深さ)と速度がお互いに関連していることに着目し、非線形増幅を用いて振幅を制御することによってダークソリトンの速度をコントロールする方法を提案する。
著者
澤田 健一 戸田 裕之 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-09-05

ダークリトン(暗いソリトン)は、明るいソリトンに比べて光増幅器雑音をはじめとする線形波や隣接ソリトンとの相互作用の影響が少ないため、より伝送容量が増大できると考えられている。我々は、前回対称駆動マッハーツェンダー変調器によるダークソリトン通信用光源について報告した。今回、この光源を用いたダークソリトン通信の検出方法の比較検討を行ったので報告する。
著者
丸山 章博 児玉 裕治 長谷川 晃
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, 1995-03-27

光ソリトン通信において、周波数フィルタリングや同期変調などの伝送制御技術は、伝送距離の伸長およびビットレートの向上に画期的な役割を果たしている。一方、ダーク・ソリトンは、増幅器雑音や隣接ソリトン間の相互作用による影響がブライト・ソリトンの場合に比べて小さいため、より高速な光ソリトン通信への応用が期待されている。本報告では、隣接ダーク・ソリトン間の相互作用はソリトン列に同期した位相変調によって抑圧できることを示す。
著者
眞壁 祐樹 宮本 文夫 橋本 博之 中西 希代子 長谷川 康行
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.182-195, 2010
被引用文献数
8

畜水産物を主原料とする加工食品中の残留農薬について一斉分析法を検討した.均一化した試料に酢酸エチル-シクロヘキサン(1 : 1)および硫酸ナトリウムを加えて抽出,濃縮後,アセトニトリル/ヘキサン分配およびC18ミニカラムで脱脂し,グラファイトカーボン/PSAミニカラムで精製した.分析にはイオントラップ型GC/MSを使用し,スキャン法で測定した.スキャン法での測定が困難な農薬についてはMS/MS法でスキャン法と同時に測定した.試料4種(冷凍餃子,ウナギ蒲焼,コンビーフ,レトルトカレー)について292成分の添加回収試験 (0.1 μg/g添加) を行った結果,210 (レトルトカレー) ~262 (冷凍餃子) 成分が回収率 70~120% の範囲であった.本法は畜水産物を主原料とする加工食品中の残留農薬検査に有用な分析法であると考えられる.
著者
池田 亜紀子 勝部 直人 長谷川 篤司
出版者
Showa University Dental Society
雑誌
昭和歯学会雑誌 (ISSN:0285922X)
巻号頁・発行日
vol.27, no.4, pp.284-289, 2007-12-31
被引用文献数
7

2006年度からの臨床研修必修化と同時に, 本病院における研修医数は従来までの倍以上となり, 研修システムの改革, また, 研修施設の増加などで対処しているものの, 病院全体の患者数に変化のないことから, 臨床研修医の担当する患者が相対的に少ない状況となっている.本研究では, 今後の研修医担当患者の確保のための資料とすることを目的として2003年4月から2006年3月までの3年間に昭和大学歯科病院総合診療歯科を受診した新患患者の, 初診時年齢, 性別, 初診時医療面接により得られた疾患について調査した.さらに, 研修医が担当した患者についても同様の調査を行い, 病院全体の動向との違いについて検討し以下の結果を得た.総合診療歯科での初診医療面接を経験した患者総数のうち研修医に配当される割合は約18%であった.男女比に関しては総合診療歯科に来院した新患患者総数と研修医配当患者総数に違いはなく, 女性が男性の1.5倍多く来院しており, 女性は20代, 30代, 50代の順に, 男性では20代が一番多く来院していた.さらに月別の新患患者の割合に関して, 総合診療歯科で医療面接を行った新患患者総数では12月が1年間の新患患者の6.0%で最も少ないほかは年間を通してほぼ一定していた.一方研修医に配当された患者では5月, 6月がそれぞれ1年間の新患患者の13.5%, 12.3%を占め, 3月が4.3%と最も少ない結果となった.疾患別では, 研修医に配当された患者では, う蝕・WSDが39.6%と圧倒的に多く慢性歯周炎が19.2%, ついで有床義歯, 根尖性歯周炎の順であった.これに対して総合診療歯科に来院した新患患者総数の結果ではう蝕・WSDが23, 5%と最も多く, 慢性歯周炎が17.1%ついで根尖性歯周炎, 有床義歯の順であった.根尖性歯周炎の割合は総合診療歯科来院新患患者総数と比べて研修医に配当された患者数では明らかに低い.根尖性歯周炎を主訴として来院する患者の多くは急性症状を伴っており, 1年次研修医では急性症状を有する患者には適切な対応がしにくい場合が多い.また総合診療歯科では研修医がすべての初診患者に対し, 治療計画立案のための資料採得を行うため, 初診時に急性症状のある患者は配当しにくいという現状があるが, これらは経験すべきことであり, 急性症状に対応できる能力を有する指導医, 協力医の数の充実が望まれる.
著者
長谷川 大 南須原 康行 真木 健裕 三浦 巧 別役 智子 檜澤 伸之 西村 正治 小野塚 久夫 筒井 裕之
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.95, no.7, pp.1362-1364, 2006-07-10 (Released:2009-03-27)
参考文献数
7
被引用文献数
2

症例は70歳男性. 発作性心房細動に対し, コハク酸シベンゾリン (シベノール®) の服用を開始したところ, 15日目ごろより労作時呼吸困難を自覚し, 25日目に胸部異常陰影を指摘された. 抗生剤投与にて改善がみられないため, 我々はコハク酸シベンゾリンによる薬剤性肺炎も疑い, 同剤を中止した上でステロイド治療を施行した. 肺炎の改善を認めたが発作性心房細動が再発したため, 慎重な観察の下同剤を再開したところ肺炎の再増悪を認めた. 以上よりコハク酸シベンゾリンによる薬剤性肺炎と診断した.
著者
長谷川 佑介
出版者
全国英語教育学会
雑誌
ARELE : annual review of English language education in Japan (ISSN:13448560)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.201-216, 2012-03

To develop vocabulary skills, it is necessary for language learners to know how words are used in context. However, past studies have rarely investigated how learners mentally establish the relationship between lexical items and contexts. To examine whether and how they retain contextual information in relation to the lexical items, an experiment was conducted with 46 university students. They incidentally learned 10 pseudowords in a glossed context and were asked to recall as much contextual information as they could. As a result, the participants incidentally constructed the word-context association for 42% of the items, but the rate was reduced to 20% after a one-month delay. The data were further analyzed in terms of two contextual variables: context informativeness and imageability. It was found that word-context connections were significantly affected by the interaction between the two variables. The result suggested that when the learners were asked to recall contextual information, they depended on mental imagery aroused from context if the presented context had less informativeness. Thus, it was revealed that learners constructed word-context association through reading under the influence of the two textual factors. The research findings suggest teachers constantly provide students with contextual input that is sufficiently imageable and/or informative.
著者
長谷川 浩史 張 貽とう 高橋 秀也 重田 和夫 志水 英二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, 1995-09-05

我々は,先に濃淡画像のテンプレートマッチングを用いた顔画像識別について検討を行い報告を行ってきた.その結果,識別のミスマッチの大きな要因は,照明環境を一定とした場合に,顔の傾き,髪型や化粧などによるパターンの変化にあることを明らかにした.これらの要因に対処するために,顔を補助器を用いて固定する.髪型などの変化を許容しない,又は,髪を手でかき分けてチェックを受けるなどの手法が用いられているが,あまり適切なものとは考えられない.筆者らは,パターンの変化には,変化したパターンをも学習しておくことが識別などのシステムでは,まず重要であると考え,多様に変化した顔画像を学習させた識別を検討することにした.本稿では,適応的ファジィクラスタリングネットワークを用いて髪型を変えた顔画像と変えない画像を学習させ,識別する手法について述べる.
著者
町田 益己 藤富 正毅 長谷川 健一 工藤 孝浩 甲斐 正信 小林 智彦 上出 貴士
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.755-756, 1999-07-15
参考文献数
5
被引用文献数
6 15

1997年に発生した渦鞭毛藻, Ceratium furcaの赤潮は, 和歌山県から茨城県にかけての太平洋沿岸において極めて広い範囲で認められ, その発生期間は3月下旬から7月下旬までの約4ヶ月間に及んだ。特に, 遠州灘から駿河湾にかけての海域に赤潮が約2ヶ月間継続し, 水産業に多大な影響を与えた。赤潮被害は伊豆半島東部の静岡県網代地区で5月23∿24日に強い低気圧の通過にともなう北東風によって本種細胞が集積し, 養殖していたブリ, マダイ, カンパチ等が斃死する事故が発生した。斃死の原因は細胞の集積とその後の死滅にともなう低酸素化現象と考えられた。本赤潮は発生範囲の規模と持続期間を考えれば, 過去に例のない大規模で特異的な現象であった。
著者
カチョンパドンキッテイ ヨンサック マンキタ ワンナ ラムチャトゴオエン スポット 長谷川 宏司 久島 繁
出版者
JAPANESE SOCIETY OF AGRICULTURAL, BIOLOGICAL AND ENVIRONMENTAL ENGINEERS AND SCIENTISTS
雑誌
植物工場学会誌 (ISSN:09186638)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.98-101, 2003-06-01
被引用文献数
2 5

ソバの試験管内交雑育種が可能かどうか検討した.試験管内種子発芽体から切除したシュートから誘導された花芽の子房と花粉および圃場植物由来の花芽の子房と花粉を組み合わせて掛け合わせた.試験管内花芽由来子房と圃場花芽由来花粉を掛け合わせると, 組み合わせの2%で第2世代植物が試験管内で得られた.試験管内で誘導された花芽原基を試験管外に引き出し開花させ, 人工受粉させたところ, 正常な受粉が起こり, 試験管内花芽由来子房と花粉の試験管内受粉率の低い原因として, 培養環境が生殖機能を低下させる可能性が考えられた.試験管内第2世代植物は試験管内大量増殖が可能で, 品種あるいは系統確立までの育種操作が試験管内で実証された.圃場で栽培した試験管内第2世代植物は交雑可能で生殖能の正常な植物と考えられた.また, 第2世代植物からの試験管内花芽の誘導および圃場花芽由来花粉との試験管内交雑も可能で第3世代植物が得られ, 継続的な試験管内交雑が可能と考えられた.試験管内での植物の交雑育種について言及した.
著者
長谷川 就一 若松 伸司 田邊 潔
出版者
公益社団法人大気環境学会
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.181-192, 2005-09-10
被引用文献数
9

従来から用いられてきた熱分離法による粒子状炭素成分分析において, 有機炭素(OC)の熱分解による元素状炭素(EC)の過大評価が問題となっていた。しかし, 最近, 分析中にフィルター試料の反射光や透過光を測定することによってOCの熱分解補正をおこなう熱分離・光学補正法が広まりつつある。本研究では, 熱分離・光学補正法による分析値が, 熱分離法による分析値とどの程度異なるかを調べるため, 冬季および夏季に, 都市部と郊外において, PM_<2.5>やPM_<10>など数種類の粒径範囲について採取したサンプルを各々の方法で分析し比較した。OCとECの熱分離条件は, いずれの方法においてもHe雰囲気下550℃とした。総炭素(TC)濃度については2つの方法において差は見られなかったが, ECおよびOC濃度は分析法によって明確に違いが見られた。EC濃度は, 熱分離法よりも熱分離・光学補正法の方が小さく, 熱分離法に対して, 反射光によって熱分解補正した場合の回帰直線の傾きは0.70, 透過光によって補正した場合は0.34であった。また, 分析法の違いによる影響だけでなく, 季節の違い, 採取場所による違い, 粒径範囲の違いによる分析値への影響についても検討したが, 分析法の違いによる影響が最も大きかった。また, 一般的に試料のサンプリングに広く用いられているハイボリウムサンプラー(HVS)とローボリウムサンプラー(LVS)の両方を用いてSPM(10μm 100%カット)を採取し, サンプラーの違いによる質量濃度や炭素成分の分析値への影響についても検討したところ, LVSに比べてHVSの質量濃度は15%程度, EC濃度は20%程度, OC濃度は40%程度小さくなっていた。