1 0 0 0 OA 聚分韻略 5巻

著者
虎関師錬
出版者
巻号頁・発行日
vol.[4],
著者
関本 安孝
出版者
明治大学政経資料センター
雑誌
資料センターニュース
巻号頁・発行日
vol.22, pp.15-17, 1982-02-28

フランスにかぎったことではないが、長期滞在の予定で外国に行ってまずやっかいなのは、多くの手続きが待ちかまえていることであろう。私のように子供2人を含む家族つれの場合にはなおさらのことである。パリ・オルリ空港に降り立ったのはどんより曇った3月18日(1980年)の早朝であった。日本を発つ数日まえ、18日に空くアパートがあるので到着しだい至急不動産屋に行くようにという国際電話をうけていたので、当日は長旅の疲れをいやすひまもなくとびまわったことをよく覚えている。空港から40分ほどタクシーに乗り、リュクサンブール公園に近いサン・ミッシェル通りにホテルをとって、そこを拠点としてパリでの生活が始まることになった。
著者
関 満博
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.224, pp.74-76, 2003-05

全国各地の中小企業を訪ねてきた私だが、実は唯一、沖縄には足を踏み入れたことがなかった。製造業の過疎地域とされ、私の出番はなかなか来なかったのだ。 この春、ようやくそのチャンスに恵まれた。面白い会社があるという噂を聞いて訪れたのは、沖縄の町工場。「佐喜眞さきま義肢製作所」である。 小柄な佐喜眞保社長は、スーツに着替えてニコニコと待ち受けていた。
著者
関 喜史 福島 良典 吉田 宏司 松尾 豊
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.95-115, 2017

<p>推薦システムのユーザ体験を高めるために重要な指標の 1 つが多様性 (Diversity) である.多様性は推薦システムが提示するリスト内には様々なコンテンツが含まれるべきという考え方であり,過去の研究では多様性が含まれるリストの方がユーザに好まれるとされている.しかし実際のサービス上で推薦システムを検証したという報告は少なく,サービス上で多様性がユーザにどのような影響を与えるのかは明らかになっていない.本研究では実際にサービスとして提供されているウェブページ推薦システムを分析し,その推薦システムに多様性を導入して比較を行った事例について報告する.まず多様性が導入されていない推薦システムのユーザ行動を分析し,結果としてリストの中位以降に表示するウェブページに課題があることを明らかにした.その上で多様性を導入し,多様性のない既存システムとサービス上でのユーザ行動を比較した.結果として継続率やサービス利用日数が有意に改善していることを示し,従来研究で示されていた多様性を含む推薦リストの方がユーザに好まれるということを実サービス上で示した.そして利用日数が増えるに従ってリスト全体のクリック数が改善していくこと,特にリスト下部のクリック率が多様性のない手法では下がっていくのに対して,多様性のある手法では向上していくことを示した.</p>
著者
関谷 隆夫
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.867-874, 1992
被引用文献数
1

当科不妊外来を受診し機能性不妊と診断された38例について, 治療前の子宮内膜の厚さと質を超音波経膣走査法で経日的に観察し, 同時に最大卵胞径, 血中estradiol, progesterone値を測定して, 不妊治療の予後との関連を検討した. 内膜の厚さは子宮の正中縦断像の最大前後径とし, 内膜の質は増殖期後期では均一低輝度型(P_1)と混合型(P_2), 分泌期中期では均一高輝度型(S_1)と混合型(S_2)の, 計4型に分類した. また分泌期中期に混合型内膜像を呈した症例について組織学的検討を行つた. 1. 子宮内膜の厚さ, 最大卵胞径, 血中estradiol, progesterone値と不妊治療の予後 1) 子宮内膜の厚さは, 妊娠群では増殖期中期から分泌期中期にかけて9.7±1.4mm (mean±SD)から13.9±1.7mmに, また非妊娠群では同じく6.7±1.8mmから10.1±2.2mmと, 次第に厚くなるものの, 後者は前者に比して有意に薄い内膜を有していた (p<0.05). 2) 血中estradiol, progesterone値および最大卵胞径は, 両群の間に有意の差がなかった. 2. 子宮内膜の質と不妊治療の予後 1) 増殖期では内膜の質と不妊治療の予後に差がなかつた. 2) 分泌期中期内膜像がS_1であった群とS_2であった群を比較すると後者で有意に非妊娠群が多かった (p<0.05). 3) 血中estradiol, progesterone値は各内膜パターン群の間で有意の差がなかつた. 3. 分泌期中期内膜像が混合型(S_2)を呈した症例の組織学的検討 3例中2例において組織学的所見と超音波学的所見が平行してみられた. つまり, 超音波学的にhyperechoicに描写される部位では腺管の拡大と迂曲が高度に認められ, hypoechoicに描写される部位では逆に腺管の拡大と迂曲が乏しい所見が認められた. 以上の結果より, 正常に比して薄い内膜を有する症例や, 分泌期中期に混合型内膜像を呈する症例は, 血中estradiolやprogesterone値にかかわらず妊卵着床には不適当と考えられた. 超音波経膣走査法は非侵襲的で簡便な検査法であり, 子宮内膜を評価し不妊治療の予後を推定するのに大変有用と考えられた.
著者
除本 理史 関 耕平 窪田 亜矢
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

申請時の計画に従って、①東日本大震災以外の災害での復興基金制度の柔軟な活用事例、制度設計の研究、②福島原発被災地での現行の復興基金の運用実態の解明、③現行の復興政策ではこぼれ落ちる住民のニーズに関するきめ細かな把握、について、それぞれ担当の責任者を中心に研究を進めてきた。①については、研究代表者が客員研究員を務める関西学院大学災害復興制度研究所と連携して研究を進めた。2017年12月には阪神淡路大震災の際に実務経験をもつ研究者などを招き、合同研究会を開催した。②については、日本環境会議(JEC)震災検討委員会行財政部会と連携して研究を進めた。2017年8月には、被災3県の現地調査、また同年11月にも福島調査を実施した(自治体の財政部局ヒアリング、現地視察など)。また、行財政資料の収集・分析を進めつつ、継続的に研究会を開催している。③については、南相馬市小高区を中心として、帰還住民の実情の把握を継続している。研究代表者を中心となり、対面での研究会だけでなく、インターネット会議システムなども用いて、適宜研究組織内の情報共有とディスカッションを進めるよう、努めてきた。以上を通じて、ハード事業中心の復興行財政の実態がより具体的に把握できるようになりつつある。また復興基金も含め、復興財政の柔軟な運用がやはり重要な課題であることもあらためて確認された。さらに、2017年度には帰還困難区域において、将来的に避難指示を解除し、居住を可能とする「特定復興再生拠点区域」の設定が進んだ。こうした区域を含め、今後の研究において目配りしていくことが重要であると認識している。
著者
関 友作 赤堀 侃司
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.97-108, 1996
参考文献数
29
被引用文献数
8

本研究では,テキストにおけるレイアウトとしての段落表示が,内容理解に与える影響を調べた.実験では,段落の設定を変えた3種類のテキストを用意し,それぞれの再生成績を比較した.テキストは,1)正しく段落づけしたもの(正段落),2)誤った段落づけをしたもの(誤段落),3)段落のないもの(無段落),の3種類であった.再生成績は,正段落,誤段落,無段落の順であり,正段落と無段落の間に有意差があった.これは,全体の再生だけでなく,要旨の再生についても同じ結果であった.このように,正しい段落設定が内容理解を高めるのは,段落が文章を視覚的に分節化することにより,読み手に次のような読解方略を促すためであると推察された.つまり,1)段落ごとに内容を体制化し,ポイントを把握する;2)段落間の関係をもとに文章構造を理解する,という方略である.このような方略の利用が,読み手の内容理解を促進すると考えられた.
著者
小関 悠 角 康之 西田 豊明 間瀬 健二
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.3_41-3_50, 2007 (Released:2007-09-30)

本稿では研究発表会や博物館見学といったイベント空間において取得可能な体験データを,ユーザーが閲覧・編集するためのシステムを提案・実装する.種々のカメラやセンサー機器の発達により大量の取得が可能となった体験データを,ユーザーの扱いやすい形にすることで,その編集や共有を促すことが狙いである.システムは大きく二つの部分に分けられる.一つは体験データを自動的に要約してユーザーに提示するシステムであり,特にセンサー情報を用いることで映像データを「ぱらぱらアニメ」,すなわち,シーンを表現する複数枚の特徴的なスナップショットのセットへと変換する手法について述べる.もう一つは要約された体験データの鑑賞・編集システムであり,こちらでは「ぱらぱらアニメ」の特性を生かし漫画的なレイアウトを組むことで体験データを好みの観点で観賞・編集が出来ることを中心に述べる.本システムは体験データの閲覧や編集へのアクセシビリティを高めるため,Webアプリケーションとして実装した.
著者
石田 光一 桜井 貴康 増永 直樹 周 志偉 安福 正 関谷 毅 ツィーシャング ウテ クラーク ハーゲン 高宮 真 染谷 隆夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-6, 2009
参考文献数
10

電子機器が高性能化され、高密度に部品が実装されるのに伴い、EMIの発生源を特定するのが難しくなってきている。この問題を解決するために、電子機器を包むようにしてその表面の磁界及び電界の分布を測定するツール「EMI測定用風呂敷」の原理検証を行ったので報告する。
著者
関根 美和 馬場 理 片山 由紀 平松 啓一
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.232-242, 2011-06-30 (Released:2014-11-11)
参考文献数
21

黄色ブドウ球菌の全ゲノム解読は, 同菌のほ乳類主要組織適合遺伝子複合体: Major histocompatibility complex (MHC) 様分子をコードする遺伝子を4つ見い出した. この遺伝子産物 (MHC1-4) はヒト免疫機構に何らかの影響を及ぼしているものと考えられ, MHC3 (extracellular adherence protein: Eap) についてはフィブロネクチンやフィブリノーゲン等血漿タンパクと黄色ブドウ球菌表面の接着に関与することや, 血管内皮細胞上に存在するInter-Cellular Adhesion Molecule-1 (ICAM-1) に結合し, 好中球の遊走を抑制することがよく知られているが, ほかのMHC様分子も含め, それらの生理的機能には不明な点が多い. 本研究ではMHC1-4の生理的機能を網羅的に追求すべく, 市中感染強毒型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (community-acquired MRSA: CA-MRSA) であるMW2株から, 4つのMHC様分子の遺伝子それぞれの単一-4重遺伝子欠損変異株を作成した. この変異株を用い, 野生株と対比してヒト血球細胞に対する応答性を調べ, さらにマウスに対する感染実験を行った. その結果, MHC1はリンパ球分化増殖および炎症性サイトカイン産生を促進し, また, MHC3はリンパ球分化増殖を抑制し, 樹状細胞上のHLAおよび補助刺激因子であるCD86の発現, およびINF-γ産生を抑制していることが明らかになった. また, 野生株と比較して, 1-4をすべて欠損した株は3倍以上貪食されやすく, ほかの単一欠損株に比べても2倍近く貪食をされやすかった. 一方で好中球による殺菌活性に差はみられなかった. これらの結果から, MHC様分子は貪食からの回避に関与するのに加え, 宿主の獲得免疫系の応答にも影響を与えていることが明らかとなった.
著者
辻 広生 福水 洋平 道関 隆国 山内 寛紀
出版者
Research Institute of Signal Processing, Japan
雑誌
Journal of Signal Processing (ISSN:13426230)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.121-134, 2018-05-25 (Released:2018-05-25)
参考文献数
13

We propose a multistructure convolutional neural network (CNN) for hiragana recognition of remarkably degraded license plate images captured by security cameras for the purpose of criminal investigation. The proposed multistructure CNN can use the optimal resolution image that cannot be used by conventional CNN by processing multiresolution images so that the recognition performance is improved. In many cases, plural candidates are allowed in remarkably degraded license plate character recognition for criminal investigation because it is not realistic to achieve practical level correct rate with a single candidate. The general criterion of practical level recognition accuracy for criminal investigation is whether the method achieves the correct rate of 90 percent by allowing up to the second candidate. Generally, the recognition accuracy of CNN decreases when the degradation estimation is inaccurate, and the CNN is not optimized. Under the condition that the CNN was not optimized, the proposed multistructure CNN could achieve practical level recognition performance while the conventional CNN could not achieve that performance.
著者
関谷 溥
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.299-311, 1976-09-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
7
被引用文献数
4 10

The Izuhanto-oki earthquake of May 9, 1974 (M6.9) was preceded by an anomalous seismicity as shown Fig. 1. The duration from the anomalous Seismicity to the mainshock was about 10 years and 4 months. Similar phenomena were also found for 10 events which occurred at shallow depths in Japan.Considering that these data show a linear relation between the magnitude of earthquakes M and duration log T (day), the author calculated the coefficient of logT=bM+a by using the method of least squares as follows: logT=bM+a=0.77M-1.65The relation between the above formula and that of TSUBOKAWA (1969), RIKITAKE (1975) and SCHOLZ et al. (1973), which indicate with a certain accuracy the magnitude and time of an expected earthquake was given by Fig. 7.The author believes that the anomalous seismicity preceding earthquakes is one of the potential parameters which could be employed for earthquake prediction. On the other hand, in some certain fracture zones were found a premonitory change before some events. These phenomena generally are called foreshocks. Anomalous seismicity preceding smaller events cannot clearly be found by data of the Japan Meteorological Agency as shown Fig. 8. It is, however, not certain yet whether such earthquakes were not really preceded by anomalous seismicity.Our study requires further accumulation of examples from the viewpoint of ascertaining the existence of anomalous seismicity preceding earthquakes by observation network for small earthquakes.
著者
川上 明 関森 秀伸 篠原 昭
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.59, no.566, pp.3224-3229, 1993

In order to clarify the filament surface color for accident reconstruction, the experimental destruction of seven kinds of light bulbs was carried out by changing the time between the light bulb power off and bulb rupture. The following results were obtained. (1) According to the time, the oxidized color changes to dark grey, green, blue, purple, yellow, and light grey in this order. (2) The relationships among the time, color index number alloted to a typical filament surface color, and the light bulb's rated consumption of electricity were obtained as an approximate equation. (3) Elapsed time starting from the power off can be derived on the basis of the surface color or an approximate equation. (4) The oxidized color is very useful for traffic accident reconstruction. By means of this information along with conventional findings, drivers' behavior at the accident may be postulated more precisely.