著者
宮田 佳美 唐 士? 植田 憲
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.67, 2020

<p>本研究は、テレビアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台である静岡県沼津市を事例として取り上げたものである。文献調査ならびに現地調査に基づき、これまで十分に考察されてこなかった「巡礼ノート」への記述内容の解析を通して、「聖地巡礼」が当該地域の地域資源の活用ならびに生活の質の向上にどのように寄与しているのかを把握し、地域活性化に資する「聖地巡礼」のあり方を導出することを目的とした。</p><p>; 本研究においては、三の浦総合案内所に設置されている「巡礼ノート」に記述された内容をテキスト化し、それに基づき「聖地巡礼」の展開と特質を分析した。巡礼者は、事例に挙げた物語の追体験を通して、外来者の視点で地域資源の再発見・再認識を行う。また、巡礼者と地域住民との交流により、各種イベントなどが開催されることで、巡礼者の地域ファン化・地域住民の地元愛が高まることが確認された。さらに、巡礼者を類型化することにより、それぞれの類型の特質および傾向の変遷が明らかとなった。</p>
著者
川島 大輝 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

心理学の分野において生物が生きていくためには恐怖心を抱くことは大変重要な機能である。なぜなら恐怖心を抱くことによって生物は事前に危険から身を守ることで子孫を残すことに繋がるからである。また、恐怖心は利用方法によっては楽しいという感情を作り出すことも可能であり、擬似的な危険をもたらすジェットコースターやお化け屋敷、ホラー映画などがその例に挙げられる。しかし、中にはそれらを不快に感じる人も一定数いることは事実である。そこでその恐怖を臨場感として捉えることで非日常的な体験をし、恐怖に対するネガティヴな印象を和らげられるのではないかと考える。 本研究の目的は「身近な恐怖心を楽しむためのデザイン体験」を提案することである。
著者
福田 大年 前田 弘志 三浦 清隆
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.58, pp.13-13, 2011

デザイン制作プロセスにおけるアイデア発想段階の言葉の重要性に対する理解促進の手段として、フィールドワークでの実体験をもとに言葉で思考し言葉で表現することを目的とし、講師にプロのコピーライターを招き札幌圏の学生向けに開催した、筆者らが所属する団体「札幌メディア・アート・フォーラム」(以下、SMF)のイベント「SMF2010コトバ・ワークショップ」(以下、コトバWS)について報告する。
著者
山口 真由美 宮之下 さとみ 原田 由美子 藤満 幸子 山田 クリス孝介 渡辺 健太郎 トム ホープ 小早川 真衣子 須永 剛司
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

本研究の目的は電子カルテがもたらした看護への影響を探ることである。2回のワークショップを開催し、A大学病院で電子カルテと紙カルテの双方を利用したことがある看護師としての経験年数が14~30年の看護師7名と、電子カルテのみしか利用したことがない看護師としての経験年数が3~7年の看護師4名が参加した。ワークショップでは、入院から退院までの業務内容や扱われる情報を整理し、質的に分析することで紙カルテと電子カルテとを比較した。その結果、入院から退院までの業務は「入院時」、「入院後」、「退院時」の3つの段階に分けることができ、各段階における業務内容や扱われる情報について、紙カルテと電子カルテとで共通する内容と、電子カルテ導入後の変化が見出された。電子カルテの導入によって、必要な時に必要な情報を速やかに検索できることや正確で速い情報伝達、業務の標準化・テンプレート化等、業務の見方や内容など紙カルテと比べ多くの変化が起こっていたことが明らかになった。今後は患者や職員間の直接的なやり取りや振り返りの機会を補完しうる、情報共有と価値観の醸成を支援するような看護サービスシステムが必要である。
著者
田中 里穂 日吉 優佳 中村 優里 相原 遥 日向 実佳 平賀 美樹 川合 康央
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

本研究は、大学の学部を対象としたデジタルコンテンツの開発を通じて、デジタルコンテンツとその開発手法による大学での学びの新しいプロモーションを行うことを目的とする。本コンテンツは、大学での学びのキーワードを紹介する3Dリズムゲームを作成し、開発チームのプロジェクトの方法をまとめることとする。大学教員をモチーフにした3DCGモデルのキャラクターを作成し、ダンスの動きを追加したものを用いる。ユーザーは、ケミカルライトを模倣した加速度センサを持つデバイスを使用して、リズムアイコンにタイミングを合わせて操作することによってポイントを取得するものとします。
著者
奥野 淳也 岩井 将行 瀬崎 薫
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.42, 2013 (Released:2013-06-20)

SNSの普及に伴い,現代では日々膨大なデータが蓄積されている.これらのデータの中には,ユーザの行動や興味に関する情報が含まれている.ユーザに関する情報は,都市計画やマーケティング等の分野から注目され,様々なデザインにおいても重要視される.一方で,現代におけるリサーチ手法はパーソントリップ調査に代表されるようなアンケートやワークショップが主流である.これらの手法では参加者の偏り,コスト面,実施期間といった点における問題が指摘されている. このような背景を受けて,SNSやブログからの情報抽出に関する研究が活発に議論されている.これらの研究の多くが,特定のキーワードや人物,地域に関する情報に注目しており,ユーザが意識的に共有する情報だけでなく,潜在的に共有あるいは保持している情報に注目しているものは多くない.本研究ではユーザ自身のSNS上の情報に対する認識範囲に注目し,SNSにおけるユーザの情報の認識範囲を視覚的に把握する手法について提案し,評価を行った.その結果,ユーザが意識していなかったSNS上の情報を把握することができた.今後は考察により明らかとなった課題の改善と,より多くのユーザが利用できるようにアプリケーションを公開することで,行動情報に関するリサーチ手法の一助となるよう研究を継続したい.
著者
柳井 謙一
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.C19-C19, 2009

近年、日本では若者の孤立が社会問題としてあげられる。それを解消するために、本研究では自由度の高い身体活動に優れたダンスに注目した。ところで近年日本ではブレイクダンス等の新しいダンスが、若者の間で人気となっているが、実際に活動できているのは一握りであり様々な障壁があると考えられる。ダンスを推進することで若者が持つ心の問題をやわらげ、明るい未来につなげていくことができるのではないだろうか。本研究の目的は、日本人の若者が抱くダンスに対する問題点を明らかにし、それを解消する具体的な支援を提案することである。対象とするダンスは、若者に受け入れられやすいブレイクダンス、エレクトロダンス等の新しいものとする。手順として、まずインタビュー予備調査を行い有効な調査方法を検討する。次にダンスに馴染みのある国に及び馴染みの浅い国である日本の調査を行う。調査の上でカルチャーセンタードデザインという観点から、国の文化を考慮した有効な調査法も検討する。また既存のサービスや製品調査も行っていく。以上の調査から得られた情報を比較検討し、具体的なデザインの提案を行っていく。
著者
赤山 仁 リー ジョナサン
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

CGアニメーション作品「12 Boxes」は赤山仁(ディレクター、CG担当)及びジョナサン・F・リー(サウンド・デザイン担当)により制作された、2分18秒のショートアニメーションである。アニメーションは3DCGソフトウェアのAutodesk「MAYA」を用いて制作した。本作品は12個の立方体が複数の装置によって次々と運ばれていく、シンプルな内容で構成されている。本作品のテーマは「心地良い動きの表現」である。鑑賞者が作品に心地良さを感じられるように、12個の立方体を運ぶ装置の動きの演出や映像構成を行った。装置の動きを決める上で、基準として4つのルールを考えた。①動きの機能と構造の認知、②動きのリズム感、③動きの連続性、④動きの意外性、の4点である。これらの動きのルールを用いて作品を制作することで、「心地良い動きの表現」を目指した。本稿では、作品制作に用いた動きのルールや映像構成、サウンド制作の解説を通して、動きのデザインを行う上での視点を提示したい。鑑賞者が動きを見てどのように感じるかを想定してルール化し、実際に作品として形にしていく過程を紹介することで、動きのデザイン手法を提示する。
著者
岡本 誠 安井 重哉 東出 元輝
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.138, 2015 (Released:2015-06-11)

事拾図は、デザインプロセスの中で出来事を生け捕りにする手法です。 これは、出来事の全体を観察し、洞察し、表現し、ステイクホルダーの間で内容を共有することができます。この手法を実験的授業の中で実施し評価をしました。当事者やステイクホルダーは容易に内容を理解することができ、また新しいアイデアソースを共有することができます。
著者
木内 正人 大嶋 一矢 山本 英男 松村 記代子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

「紙幣らしさ」が備わる模様は、肖像、唐草模様、彩紋(さいもん)模様が代表的なデザイン要素である。しかし、紙幣のデザインは他にも重要なデザイン要素を備えている。それは紙幣に用いられている書体である。日本の紙幣(正しくは日本銀行券)において、日本銀行などの発行主体、額面金額、記番号、印章などが印刷され、それらの文字は一般国民に理解され、読みやすさ、使いやすさをもって付与されている。特に重要とされるのが「大蔵隷書」と呼ばれる書体である。「大蔵隷書」は書体名としての認知度も低く、それに関わる具体的な資料、文献もほとんどない。しかし、今日の紙幣に使われていることから、生活環境の中で誰もが目にする機会も多く、潜在意識的に広く認知できている書体ともいえる。そこで本研究では、日本の紙幣における伝統書体として「大蔵隷書」が果たしてきた役割について、紙幣デザインの歴史的変遷で説明する。
著者
山本 政幸
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.126, 2005 (Released:2005-07-20)

日本語タイポグラフィに不可欠な和欧書体の混植の調和について考察した。平成明朝W3、ヒラギノ明朝体W3、小塚明朝R、游明朝体Rの4フォントの従属欧文書体を対象とし、1)各欧文書体のアウトラインデータを用いてデザインの特徴を考察、2)SD法を用いた調査から各フォントの和欧書体間における印象評価の差を検証した。
著者
工藤 遥 田村 俊明
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.213, 2014 (Released:2014-07-04)

エオリアンハープとは、弦楽器の一種である。共鳴板とそこに張られた弦の間を風が通り抜けることによって音を発する仕組みになっている。様々な形態が見られるが、一般的には箱形の本体に弦が張られた琴のような形をしている。欧米では公園や公共施設に設置されていることが多いが、日本国内では目にできる場所は少なく、知名度も極めて低い。音に溢れた環境の中で時間に追われるようにして生活する現代に、エオリアンハープの音を通して風や自然を意識する暮らしを提案したいと考えた。そのため一般住宅の内に設置でき、風鈴のような気軽さで楽しめるプロダクトにすることを研究の目的として、最適な材質と構造を探った。
著者
石川 重遠 後藤 吉郎 山本 政幸
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.E07-E07, 2010

和文ゴシック体は、創出に関して不明なことが多い。本研究において、その書体はいつ出現したかを調査し、その書体の形態についても考察した。その結果、最初期の和文ゴシック体活字は、明治19年6月1日の官報で使用された。官報の編纂や印刷は、国の機関によって行われた。最初の和文ゴシック体は、官製の活字書体で、明治19年あるいはそれ以前に作られたことが分かった。このタイプフェイスは、漢字のみである。さらに明治19年と明治24年から使われた最初期の和文ゴシック体の形について考察した。その2書体の共通した特色は、直線により構成されている。それらは曲線が少ない。また、文字の水平線が傾いており、左右対称の箇所が非対称であるなど、書体としての完成度は高くない。
著者
佐藤 信晴 杉山 和雄 渡辺 誠 シャクルトン ジョン
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.48-49, 1999

The purpose is to understand structue of hole line up and find feature and relation among each categories.Audio products were classified in 3 categories. As a result ithas become clear distribution map is almost same.But each categories have own features.

2 0 0 0 OA 大野玉枝研究

著者
常見 美紀子
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.80, 2006 (Released:2006-08-10)

バウハウスの日本人留学生は、水谷武彦、山脇巌・山脇道子夫妻、そして大野玉枝の4人であった。前者3人は既にバウハウス関連研究では知られた人物であった。しかしながら、四人目のバウハウス入学者、大野玉枝は、ベルリンに移った私立バウハウスの学生名簿に明記されているにもかかわらず、情報はほんとんどなく、その後の消息は不明であった。 今回は戦前の『住宅』における大野のファッション作品と記事、『NIPPON』に掲載された紹介記事、および戦後における日展を中心とするテキスタイルデザイン作品について考察する。 特に、大野玉枝のその後の活動がなぜほとんど知られることがなかったという理由について、夫である大野俊一(ドイツ文学者)の当時の政治的な活動と関連することが明らかになった。
著者
伊豆 裕一
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.97, 2015 (Released:2015-06-11)

1955 年、東京芝浦電気(現株式会社東芝)より発売された自動式電気釜ER-5(以下:ER-5)は、米と水を入れてスイッチを入れればおいしいご飯が炊けるという、今ではごく当たり前となったことを実現した商品であった。日本国内で急速に普及率を伸ばした炊飯器は、その後、世界各国に輸出され、米食を身近なものとしてきた本研究では、日本における炊飯器のデザインの変遷から、この商品と技術や住環境との関係について述べる。さらに、同じく米を主食とする韓国との比較を行うことで、地域の食文化との関係を考察する。
著者
松下 俊介 出原 立子 土田 義郎 川﨑 寧史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

金沢は観光資源の開発として、夜間景観を生かした観光コンテンツづくりを施策の一つとして掲げている。現在、ライトアップやナイトミュージアムなどがあるものの、街中に点在していることから、本研究ではそれらを巡り歩くきっかけづくりとして、金沢の夜の町巡りを促すラリーシステムの提案を目指した。本ラリーシステムは、NFCタグ付きの光アイテムを持って、街中に設置されているチェックポイントを巡り歩き、最終地点へと誘って行く。チェックポイントは透明板の重層構造ディスプレイで作られており、NFCタグを近づけると重層構造ディスプレイに映像が投影されるしくみとなっている。本ディスプレイはデジタルイメージが立体的な表現に見え、夜のシーンに映える演出が特徴であり、さらに参加者らの行動の記録がNFCタグに記録されることで、参加者ごとに異なる映像が作られる。本研究では、システムの設計・開発を行い、検証として金沢中心街において夜の灯巡りを誘う実験を行った。
著者
松井 実 竹内 崇馬 小野 健太 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

集団遺伝学における遺伝的浮動と同等の,個体が文化的形質をランダムに模倣するモデルが実世界の様々な形質データを説明することを文化進化学の諸研究は明らかにしてきた.しかし文化的形質が実際にどのように変異し,選択されるかについての実証研究はほとんどなされていない.本研究ではデザインの進化実験で生じた頻度のデータが,ランダムコピーモデルのシミュレーションによる帰無モデルに極めてよく一致することを示す.実験では,デザイナーがよくデザインされていると感じるものを模倣し,よくないと思うものを排除してもらった.同時に新奇のデザインをいくつか考案してもらい,集団に投入した.これを何度も繰り返し,伝達連鎖ネットワークを形成した.その頻度を解析すると,従来デザインの質を向上すると考えられていた様々な処理が有用でないこともわかった.この結果は特定の環境下においてデザインの創造プロセスとその市場での選択はその価値に関係なく行なわれていることを示唆する.
著者
落合 太郎
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.1, 2013 (Released:2013-06-20)

世界初となるユニバーサルデザイン信号灯の公道上における社会実験を2012年1月27日から3月30日の間、福岡県警察本部および福岡ビジネス創造センターと著者が共同で実施した。赤信号に埋め込まれた「×」印が健常者には気にならない程度のものが、色覚障碍者にはよりくっきりと見えて、止まれの意味が良く伝わるという基本コンセプトを提示した。アンケート調査では、有効回答数257の約94%が賛成意見であった。赤灯に「×」印は適合する組合せと受けとめられ、輝度差による図示には違和感が少なく、色覚障碍者が安全に運転できる信号は必要であるという総意を得た。色覚障碍者から多数寄せられた意見からは3灯式より1灯点滅式信号灯が難問であり、優先するニーズであることが分かった。
著者
金 永彬 李 眞烈 蘆澤 雄亮 小原 康裕 小野 健太 渡邉 誠
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.59, 2012

ショッピングバッグは世界的な環境汚染の大きな要因としてしばしば採り上げられる。 ショッピングバッグの問題点は、持ち手の部分が破れてしまうと使えなくなることである。 今回提案したLizard bagは、持ち手が切れた場合に点線が印刷されている上部と穴の部分を切り取れば再びショッピン グバッグとして使うことができる。また、「もう一度使用する」というコンセプトを考慮し、ショッピングバッグの材質は再生紙を使用することで廃棄されるショッピングバッグの量を削減して行けるものと予想される。