著者
宗 健
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2018年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.5-8, 2018 (Released:2018-05-31)

本稿では、首都圏1万人のアンケート調査の結果から、労働時間が仕事満足度・主観的幸福度に与える影響を報告する。分析結果は以下の通りである。1) 主観的幸福度に対する仕事満足度の影響は比較的小さく、住まいの満足度・家族関係の満足度等が大きな影響を与えている。2) 仕事満足度に対する労働時間の影響は比較的小さく、労働環境への安心感や自公成長感が大きな影響を及ぼしている。これらの結果から、企業の働き方改革には、労働時間短縮・適正化への取り組みと同時に、職場の人間関係や仕事そのものへの理解度を高めるといった取り組みも必要であることが強く示唆されている。
著者
田中 公司 生駒 卓志 津田 和彦
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.21-24, 2015 (Released:2016-01-29)

ソフトウェアの品質向上・確保はソフトウェア開発企業にとって重要な課題であり,多くの企業でメトリクスを用いた品質の見える化・予測が行われている。当該プロジェクトの欠陥摘出履歴に基づいた品質予測を行う手法として、単位時間あたりの欠陥摘出率が概ねレイリー分布に従うことを利用したレイリーモデルがある。しかしながら,レイリーモデルでは,パラメータ推定を行う際の初期値を人手で設定しなければならない,プロジェクトによっては欠陥摘出率がレイリー分布に従わず予測できないといった問題がある。そのため,過去プロジェクト実績から得られた欠陥密度とワイブル分布を用いて品質予測を行う手法を検討した.
著者
久納 慎也 加藤 雄一郎 笹木 一麻 河村 法征
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2004年度秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.000034, 2004 (Released:2005-01-27)

近年、顧客満足(CS)という言葉が使われて久しいが、そもそも顧客は製品情報の何を評価しているのだろうか。どのようなニーズのもとで、どのような製品特徴を評価しているのかについて、製品とサービスの両面を考慮した品質設計の最適化がなされているとはいえないのが現状である。このことは、各部門による意思決定内容(施策内容)が局所最適解に留まり、CS最大化を阻む一因になっていることが懸念される。そこで本研究では、ブランドの設計品質範囲をマーケティングミックス4P'sすべてに拡張し、顧客ニーズに対する充足度の最大化に向けた「ブランドQFD」を提案する。それにより、CS最大化に向けた、部門間協調も可能にすることが期待できる。
著者
橋本 泰樹 梶山 朋子 大内 紀知
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.73-76, 2014

2006年に発売されたソニー・コンピュータエンタテイメントのPlayStation 3(PS3)は、同時期に発売された任天堂のWiiに市場シェアの獲得で遅れをとった。これまで、PS3の失敗要因については、「イノベーションのジレンマ」に代表されるように、本体(ハード)の問題を中心に議論されており、ゲーム機の特徴である補完財(ソフト)の側面からは十分な議論がされてこなかった。そこで、本研究では、ソフトがハードに与える間接的ネットワーク効果に着目し、PS3の失敗要因の解明を目的とした。分析の結果、PS3ソフトは多くが既存ソフトを活用して作られていること、それによりPS3ではネットワーク効果が働かなくなったことを明らかにした。
著者
白石 秀壽 三浦 政司
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2017年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.309-312, 2017 (Released:2017-11-30)

本研究では、マルチエージェントシミュレーションを用いて、ホテリングモデルを拡張することの意義を検討した上で、そのプロトタイプを提示する。ホテリングモデルは、2人の売り手の立地競争の帰結を描写したモデルであり,戦略的状況における最適化問題を解析的に解くことによって、メーカーの最小差別化や小売店の隣接を説明するのに引用されている。MASを用いてホテリングモデルを構築することによって、解析的なアプローチでは描写しえない複雑な状況をモデル化することが可能になる。とりわけ、消費者嗜好の時間変化と売り手のリポジショニングの関係や、消費者と小売業者の相互作用プロセスとしての買い物弱者問題などに広く応用可能であろう。
著者
小岩 文香 菅坂 智仁 中嶋 茜 野口 遙斗 折田 明子
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2018年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.257-260, 2018 (Released:2018-05-31)

SNSによる自殺相談や、長野県で実施された中高生向けLINE相談窓口に多くの相談が寄せられた件など、LINEなどメッセージングアプリを含むSNSを用いた相談窓口を設置する必要性が高まっている。一方、大学での相談窓口は、一般的に対面での相談を原則としており、インターネットが活用される事例は多くない。本研究では、相談におけるSNS利用に対する要望と導入の障壁について明らかにするために、相談を実施する学生支援室およびカウンセラーへのインタビュー調査とともに、相談する側である大学生へのアンケート調査を実施した。その結果から、SNSを活用した適切な学生支援について考察する。
著者
浅井 俊克
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.83, 2005

欧米先進国に比べて、日本社会、企業は情報化時代への対応の遅れが目立ってきたと考えている。それは情報化投資にも表れている。これまで経営に十分に役立つ情報システムを実現してこなかったからではないか。それはなぜか。情報化時代に向けた変革ビジョンが明らかにならないからだと考える。MITのブリニュルフソンのデジタル組織やマローンの21世紀型組織の考えを参考にしながら、日本社会における情報化の課題を考える。 従来の工業化時代の価値観をパラダイムX、これからの価値観をパラダイムYとして、両者の違いを明らかにし、情報化時代に向けた変革ビジョンを示すとともに、21世紀型経営モデルの提案を試みる。
著者
崔 英靖
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2009年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.20, 2009 (Released:2009-12-21)

筆者らの研究グループは携帯電話を活用して「いつでも・どこでも」情報を収集・配布できる教育支援システムを開発・運用しているが,このシステムを転用しての肥満学生を対象としたオンラインダイエットサービスの実験を行った.システム自体はほぼ同じものであるが,その利用目的の違いゆえ,モチベーションの低下が問題となった.オンラインダイエットサービスの改善のためには,新しい要素を追加する必要がある. 本研究では,日本とアメリカのオンラインダイエットサービスの比較を通じて,新たに追加されるべき要素について検討する.KSFのひとつはカスタマイズであり,二つのアプローチがある.ひとつは「コンピュータ志向」であり,サービスの規模を拡大することが容易であるがカスタマイズの精度は限られたものとなる.もうひとつは「人間志向」であり,よりカスタマイズされたサービスを提供することができるが人件費の上昇を伴う.
著者
高木 徹
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.35, 2004

現在,数理的一般システム理論の枠組みで情報システムを開発するための形式的なアプローチについて研究が行われている.本論文では特にデータ処理システムを対象にした定式化の方法について解説し,例題を用いて開発手順について述べている.
著者
崔 英靖
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.53-56, 2018

「食べログ」や「ぐるなび」のような,インターネットを通じてレストラン情報を提供する「レストラン情報サービス」は,1990年代後半に登場した後発のサービスながら,現在ではレストラン選択の主要な情報源となっている.これに対して雑誌などの従来型メディアは各種の対抗策を講じている.本研究では,従来型メディアによる対抗策の一つとして開始されたランチパスポートの事例研究を通じて,これらの競争の近年の動向について検討する.
著者
八坂 和吏 大方 優子 吉田 健一郎 鈴木 美緒 小竹 輝幸 見持 武志 藤田 有佑
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2019年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.145-148, 2019-08-31 (Released:2019-08-30)

本研究では、写真つきSNS投稿データを活用し、旅行者の行動や意識を分析することの有効性と利用可能性について論じたものである。「インスタ映え」という言葉が流行したように、近年旅行者は自らの旅行体験の写真をSNS上に投稿する傾向がある。ここでは事例として、現在日本において多くの自治体が政策として取り組むようになってきたサイクルツーリズムをとりあげ、自転車を活用した旅行者がSNS上に投稿した写真をもとに、彼らの行動や意識を分析し、マネジメントに活用するための知見を導出した。
著者
土屋 祐子 渡邊 慶和 阿部 昭博 南野 謙一
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.80, 2005

本研究では、組織に情報システムを導入するにあたり、様々なステークホルダーの要求を取り入れる方法論を提案し、情報システムの開発に必要な組織的要件を検討することを目的とする。各々の立場により生じる要求の違いを定性的に分析していくことで、定量的分析ではとらえきれなかたステークホルダーの存在を明らかにする。その事例として、ある岩手の学習塾に導入された情報システムを取り上げ、異なる立場のステークホルダーからの定性的なデータの収集を通じて、IS導入におけるガイドラインを提案する。
著者
井上 貴支 杉野 周 諸江 ボウォン
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.44, 2007

ネットカフェ難民や漫画喫茶難民などと言われ、住所を持たない者が多くなり社会問題になっている。一方で、首都圏では「ゲストハウス」と呼ばれるものが増えてきている。一戸の集合住宅の間取りを二~三人でシェアし、相場の賃料よりも安く借りることができる賃貸スペースである。このスペースに彼らが利用し始めている。貸主は、同居して住居費負担を減らすこともできるし、オーナーとして賃貸事業で利益を得ることができる。借主は、安価で快適な住居と住所を持つことができる。この「ゲストハウス」は、かなり古くて安い集合住宅を改装して活用することが良い。少ない投資で済むことも魅力の一つという訳である。本稿では、この社会問題の一つの解決策としての「ゲストハウス」ビジネスの展開法を考察する。
著者
根来 龍之 大嵜 昌子 木村 俊也
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2012年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.9, 2012 (Released:2012-07-25)

「mixi」のユーザー行動のログデータに基づいて、ユーザーのアクティブ度にどのような特性・要因が作用しているかについて、統計的に検証する。 結論としては、ある「友達」数のユーザーのアクティブ度がもっとも高いこと、アクティブ度にはフィードバックしてくれる仲良しの友人「数」が影響するなどの結果を得た。 なお、ログデータは、個人が特定されない形に修正された上で提供を受けたものである。
著者
森下 桂嗣 増田 靖
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.311-314, 2015 (Released:2016-01-29)

既存市場に新規参入する場合には、コストや製品パフォーマンスなどにおける競合との差別化を図る競争戦略が必要となる。それらの差別化を実現する構成要素を相互作用させて一貫性のある戦略を立案してくために、ストーリーが有効であると言われている。そこで本稿では、創発的ストーリーテリングという手法を活用して市場調査により得られた情報から医療機器産業への新規参入を目指した戦略ストーリーを作成した事例を報告する。創発的ストーリーテリングとは、仮説ストーリーの検証と修正を繰り返しながら、ストーリーを完成させていく手法である。本稿では、戦略ストーリーを構築するために適用した。
著者
星田 昌紀
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2015年秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.359-362, 2015 (Released:2016-01-29)

経営および起業を学習する方法として、ビジネス読書会が存在する。ビジネス読書会には幾つかの方法があるが、1冊の課題本を複数人で読むことにより、参加者の学習効果や満足度を向上させることが可能である。しかし一方で、社会心理学の傍観者効果についての研究によれば、ある事象への参加者が増加するほど、人は傍観的になるという知見が知られている。これは社会的手抜きと呼ばれる現象にも近い。よって、ビジネス読書会のような集団で行う活動においては、傍観者効果を防止する工夫が重要である。本研究ではビジネス読書会を実験的に開催し、ある条件下において傍観者効果が現れないことを確認した。この現象を本研究では考察する。
著者
安岡 寛道
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.58, 2009

企業が発行するポイントやマイレージのプログラムのビジネスモデルを分析・整理し、それらをグローバルに展開・活用する方法を提案する。まず、ポイント・マイレージの発行額は、2007年度に国内で6800億円を超え、顧客囲い込みや顧客情報の収集を目的として、航空会社や家電量販店のような民間企業だけでなく、公共サービス、行政機関、さらには教育機関にまで導入され始めている。これらに関連するビジネスは、顧客囲い込みによる本業の活性化のみならず、ポイント自体を販売したり、システム利用料を徴収するなど、いくつかのビジネスモデルに整理される。また、地域経済の活性化、カーボンオフセット(CO2排出量削減)などにまで実施・検討範囲が広がっており、これらを活用して、グローバルに展開する方法を提示する。
著者
布施 遥 妹尾 大 Ho Bach
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2020年全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.198-201, 2021-01-28 (Released:2021-01-18)

ライブエンターテインメント市場は、消費者が「今そこでしか体験できない」再現性の低い「トキ消費」に価値を見出すようになってきたことから、急速に市場を拡大させている。また、昨今の新型コロナ感染拡大により、リアルライブエンターテインメントに代替されるデジタルライブエンターテインメントが行われるようになった。ライブエンターテインメントでは、顧客の心を動かすことが目的となるため、顧客感動が重要になる。しかし、デジタルライブエンターテインメントでは、顧客感動についての研究が十分になされていない。本研究はデジタルライブエンターテインメントが、事前期待以上の顧客感動をもたらす要因について、アンケートとインタビューを用いて検証する。
著者
菅谷 英之
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.58, 2003

『ビージョナリ_-_カンパニー』をはじめとする多くの先行研究において,活性化した企業文化を持つ企業は,高い財務パフォーマンスを挙げている.逆に,高い財務パフォーマンスを挙げているからこそ,活性化した文化を持つとも言える.これは相互依存関係にある. 活性化した企業文化を持つ企業は次のような特徴を備えている.組織のメンバ_-_はリスク指向的で,企業の経営理念(行動規範)をよく理解している.また外部から多くの情報を集め,企業内での公式・非公式な情報交換も活発である.上長や同僚のアイディアに反対意見を述べることもしばしばあり,リスクを負うことを恐れない.上下階層間には信頼が存在する.Try& Errorの気風がある.
著者
近藤 勇人 木嶋 恭一
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.37, 2002

本研究の目的は、アメリカンフットボールにおける攻撃力を評価する指標を提案することである。現在その攻撃力の評価には、QBレイティング・獲得ヤード・キャッチ数・タッチダウン数など様々な指標があげられる。ところがそれぞれの指標は選手個人の能力を測るものであったり、ディフェンスの強さに依存するものであったりして、厳密にオフェンスチームの能力を示すものであるとは言えない。そこで本研究では、まず、確率過程であるマルコフ連鎖を用いてアメリカンフットボールを表す。それにより、チームごとにプレーの全体数は異なるものの、その導かれた確率から、ある一定回数のプレーでどのような攻撃をすることができるのかという能力を表現できるので、ディフェンスに依存しない攻撃力を指標(Index of Offensive Ability)として導出する。さらに、この指数を実際の試合結果に適用して、その有効性を示す。