著者
豊田 由起 藤江 夕佳 小井土 祐三 平原 由規 田野 俊一 岩田 満 橋山 智訓
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.683, pp.49-54, 2006-03-15
参考文献数
13

本研究では、子供が現実世界でぬいぐるみやおもちやなどの実世界素材を対象に、あたかも自分自身が魔法使いになったかのように、その変化を身振りでグラフィカルなif-thenルールとして作成し、論理的な考え方、ルールに基づく推論、プログラミングの考え方などを、複数人で楽しく遊びながら体得することができるプログラム環境を提案する。デスクトップタイプからルームタイプへと拡張したことにより、カメラ・プロジェクタを複数用いたため、それらの器材の制御、マッチングの精度向上、複数人で床で遊べる新たなUI設計を行った。
著者
清水 雅夫 奥富 正敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.7, pp.1409-1418, 2001-07-01
参考文献数
9
被引用文献数
35

ステレオ画像処理や各種画像計測, 流体計測の分野では, 領域ベースのマッチングが多く使用されている. 通常は, 画素分解能以上の精度を得るために, 一致度評価値を利用したパラボラフィッティングによってサブピクセル推定を行っている. しかし, その際の推定値の精度や性質に関する研究は少ない. 本論文では, マッチングに使用する画像を特定の関数で近似し, サブピクセル推定における誤差を解析した. この結果から, サブピクセル推定に固有の現象を説明した. 更に, サブピクセル推定における誤差を大きく低減する手法を提案する. この手法は, 一致度評価値の算出方法とは独立で, 実装が容易である. この手法の効果を確認するために, 3種類の画像を使用して実験を行った.
著者
小川 晋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.82, no.12, pp.1243-1247, 1999-12-25

JIS C 0301(電気用図記号)が改正されたので,その改正の経緯,主な改正点などについての概要を紹介する. 今回の改正では,既存のJIS C 0301を(平成11年2月20日)廃止し,新たに対応国際規格であるIEC 60617シリーズに準じた規格体系としてJIS C 0617シリーズを制定した.
著者
馬 芙榕 五味渕 大賀 室田 真男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.583, pp.93-98, 2007-03-02

閲覧するWebページのうち,約80%は以前閲覧したことのあるページである.そこで,本研究では,Webブラウザの過去の閲覧情報を効果的に活用できるようにすることを目的とし,履歴・ブックマーク・ScrapBookを横断的に検索できるツールを開発した.本ツールは,これまでそれぞれ独立に保存されていた情報を,一度の操作で検索・表示する機能を有する.さらに,既存の検索エンジンの検索結果も同時に表示する機能を有する.また,被験者による本ツールの評価実験を行った.その結果,本ツール用いることにより,過去の閲覧情報の検索と活用に有効であることが分かった.Webページを利用する調べ学習などの活動において,本ツールは学習効率の向上に有効に利用できる.
著者
降旗 建治 柳沢 武三郎 池田 雅昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.97, no.334, pp.15-22, 1997-10-23
被引用文献数
4

本論文では, これまで音響工学的観点から検討されていない木魚に関する音響振動特性とその心理評価結果について報告する。まず, 直径37cmの木魚を例として, 基本的な物理特性を明らかにしている。すなわち, 木魚音の周波数帯域はばちの先端の材質により決まること, 駆動点機械インピーダンス特性から主要な共振周波数は155Hz, 177Hzおよび402Hzの3つであること, それらの指向性は前者の2つが全指向性を示し, 後者の402Hzが両指向性を示すことなどがわかった。次に, 好ましい木魚音とはどのような物理特性を持つものであるかを心理的側面から検討している。その結果から, 3つの共振周波数だけが駆動できるゴム製ばちは有効であること, およびその木魚音の残響時間特性が0.6秒前後となる室内音場は有効であることなどが検証できた。
著者
近野 正 菅原 澄夫 工藤 すばる
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.78, no.11, pp.547-556, 1995-11-25
被引用文献数
17

本論文は,角速度センサとして使用される圧電形振動ジャイロスコープの設計指針の大綱について明らかにしたものである.まず,基本等価回路の提示とこれより導出した感度の近似式から,感度向上化のための設計指針や問題点などについて述べる.次いで,駆動側と検出側の共振周波数差と出力の関係を印加回転角速度が一定の場合と余弦的に変化する場合について考察し,双共振周波数設定に対する指針を示す.更に,不要な諸結合を考慮した総合等価回路について述べ,漏れ出力の影響を考慮した設計指針について示す.また,支持に関する設計指針についても述べる.最後に,各種ジャイロスコープの性能と利用分担範囲の一覧図を付記し,振動ジャイロスコープの角速度センサとしての位置づけを示す.
著者
斎藤 貴光 柴田 弘 熊谷 貞俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CST, コンカレント工学
巻号頁・発行日
vol.95, no.471, pp.17-22, 1996-01-19
被引用文献数
1

本報告では.原子力プラントのモデル化としてペトリネットを用いた離散事象モデリング法を紹介する.達続変数システムを離散事象システムとしてモデル化する方法は,これまでに数多く提案されているが,定性推論において挙動予測の不完全性(あいまい性や,にせの挙動生成)という問題がある.それを解決するために,これまでは特殊な制約を付け加えるなどの方法がなされてきた.ここで紹介する方法は,一般的な定性推論に特殊な制約を含んだアルゴリズムをペトリネットで表現して定性推論を行なうという方式である.この方式によって正しい挙動ができることを示す.
著者
磯崎 秀樹 賀沢 秀人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.317, pp.17-22, 2002-09-12

サポートベクトルマシン(SVM)は高性能な機械学習方法として注目されている。もともと文字認識などのパターン認識で利用されているが、最近は、自然言語処理にも応用されており、品詞タグ付け、チャンキング、固有表現抽出、専門用語抽出、係り受け解析、構文解析、重要文抽出など、様々なタスクで従来手法と同等か、従来手法をしのぐ性能が報告されている。しかし、従来手法に比べて桁違いに実行速度が遅いこともわかってきた。そこで我々は、自然言語処理のデータの特徴を利用して実行速度を大幅に改善できるアルゴリズムを考案した。ここでは、この方法について報告する。
著者
森村 吉貴 上原 哲太郎 侯 書会 美濃 導彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.94, no.10, pp.1427-1439, 2011-10-01

インターネット上のライブ映像配信,すなわちインターネット放送は数万人のユーザに同時に同じ映像を配信できる同報性と,専門知識や機材がなくとも映像配信を開始できる導入容易性におけるメリットをもつ.筆者らは放送された映像が不正に再配信された場合にそれを追跡可能とする技術が今後重要となると考え,そのようなシステムの実現を目標とする.追跡性の実現に有効な技術に,配信者が映像を暗号化し,視聴者がそれを復号する際に個々人のIDが映像に強制的に電子透かしとして挿入されるJFD(Joint Fingerprinting and Decryption)がある.しかし既存の提案は導入容易性,同報性をともに満たすシステム構成を提示しておらず,また実環境において利用する計算資源や帯域資源と透かし映像の画質の検証が十分でなかった.筆者らは,導入容易性に優れた公開鍵JFD法を採用し,透かしを埋め込む周波数係数の選択及び構成の工夫により数万人程度の同報性を実現するシステムを提示した.また,システムを実装評価し,計算と帯域資源に対する数値評価結果,及び画質に対するPSNRによる客観評価結果が目的に十分適うことを示した.
著者
太田 健太郎 小林 健太郎 山里 敬也 片山 正昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.378, pp.137-142, 2011-01-13

太陽エネルギーの取得を行う無線センサネットワークにおけるノード稼働率の向上を目指している.ネットワーク全体の消費エネルギーを低減できる方法として,データ送信時にノードがデータの中継を行う協力伝送方式がある.しかし,取得エネルギーの変動を考慮しない場合,夜間にノード稼働率が低下する問題が生じる.本稿では,電池切れにより停止したノードの再稼働条件を導入することで昼夜のノード稼働率の平滑化を行い,要求される高いノード稼働率を達成する.
著者
森 茂雄 後藤 眞二 荒井 郁男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.637, pp.33-38, 2001-02-16

震災時に倒壊した家屋や瓦礫に埋もれた生存者を早期に発見するために, 生存者の存在だけでなく存在位置も推定できる一方法を提案する。本方法はパルスドップラ方式のシステムにより, 生存者の呼吸などによる身体のわずかな動きを探知し, 距離を測定する。複数の地点から生存者までの距離を測定し, 生存者の位置を推定するもので, 試作機による実験結果を示す。
著者
竹村 友貴 上岡 英史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.122, pp.19-24, 2009-07-02

振動通信は固体振動(バイブレーション)の伝搬を用いた近接データ通信であるが,従来のフォトセンサを受信モジュールとして用いた方式では,微小な高低で得られるデータが異なるため通信環境が限られていた.3軸加速度センサを用いる本方式では,受信モジュールを直接接触させるだけで通信環境が整い,将来的に携帯電話に置き換えて考えることも可能となった.本稿では,3軸加速度センサを用いることによる振動通信の長距離化,および高速化の可能性について報告する.
著者
櫻庭 京子 今泉 敏 筧 一彦 Erickson Donna
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.726, pp.47-54, 2001-03-23
被引用文献数
2

本研究では日米の幼児・児童を対象に、母語の音声的制約が感情表現に及ぼす影響の言語間差異を、日米同一の発話内容を用いて検討した。その結果、平静発話では母語の音声的制約を反映した特性が多くみられたものの、感情をこめることにより、FOピークの移行、音節長の延長なとの共通した傾向がみられた。しかしながら、母音の無声化率や音節長の制御の方略などは感情発話においても言語固有の特性を示した。
著者
菱沼 勲 三好 徹哉 稲葉 直彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.84, no.9, pp.1157-1166, 2001-09-01
被引用文献数
5

極めて簡単な微分方程式において, 一つの系パラメータに例えば10^<-4>のような極めて微小な変化を与えるだけで, 系に生じるlimit cycleの振幅が大きく変化する場合がある.このような現象はlost solutionと呼ばれ, その中間の振幅をもつ解はあひる解と呼ばれている.本論文では, レイリー方程式に生じるあひる解が, 微小周期外力の印加に対してどのような振舞いをするかを数値実験によって調べた.振幅1.0×10^<-4>の正弦波外力の注入によっていとも簡単に周期解が崩壊し, 周期倍分岐によってカオスが発生することが明らかとなった.また, 興味深い3種類の周期アトラクタの発生が確認された.
著者
小林 正幸 西川 俊 石原 保志 高橋 秀知
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.397, pp.25-29, 1997-11-22
被引用文献数
9

我々は、高速で文字入力が可能なMicrosoft Windows NT Ver. 4.0の環境下で動作するDOS/Vパソコン対応の日本語高速入カシステム (ステノワードPCシステム) を2セット用意し、1セット目で発話内容のひらがな入力とかな・漢字変換を行い、他のセットで誤字、脱字等の修正を行う、より正確な字幕をリアルタイムで提示可能な新システムを開発したので、このシステム (連弾入力方式RSVシステム) の機能や特徴について報告する。また、ISDN (INSネット64) とテレビ会議システムを介して遠隔地でキーボードの入力作業が可能な遠隔地連弾入力方式RSVシステムについても報告する。
著者
岩村 誠 伊藤 光恭 村岡 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICSS, 情報通信システムセキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.79, pp.19-24, 2010-06-10
被引用文献数
2

従来のアンパッキング手法に関する研究は,主にOEP(Original Entry Point)の特定に焦点を当てており,抽出すべきプログラムコード領域がどこからどこまでの範囲なのかについては,特に言及されてこなかった.本稿では,OEPを含む連続するコミット済みメモリ領域を抽出し,このバイト列における相対アドレス指定の分岐命令に着目することで,OEPを含むプログラムコード領域を識別する手法を提案する.これにより,マルウェアのプログラムコード領域全体を抽出できるだけでなく,他の動的リンクライブラリ等を抽出対象から取り除くことが可能となる.また,本提案手法における実験では,対象となるプログラムコード領域の前後に,他のプログラムコード領域を含むメモリイメージが接している場合にも,分岐区域数の期待値に着目することで,OEPを含むプログラムコード領域だけを識別できることを示した.
著者
都竹 愛一郎 大川 貢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06
被引用文献数
1

地上のディジタルTV放送は, 雑音に強く高画質, 周波数の有効利用, 番組の多様化などの特長があり, 各方面で研究が進められ, 方式の審議がITUを中心に行なわれている. しかしながら, TV放送に割り当てられた周波数は既にアナログ放送がそのほとんどを使用しており, ディジタル放送に割り当て可能な周波数は多くはない. 本稿では, ディジタル放送に用いる周波数について, ディジタル放送からアナログ放送ヘの混信保護比と電界強度の計算結果をもとに検討した結果について述べる.
著者
平野 綾子 椎名 達雄 本田 捷夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.413, pp.19-22, 2003-11-05
参考文献数
4

DVDの急速な普及や高精細なデジタルテレビ放送のスタートもありホームシアター市場が拡大している。これにより家庭で迫力のある映像が楽しめる時代がきた。最近では多くの企業が次世代映像システムとして立体表示装置の開発に取り組んでおり、より迫力のある映像の普及が見込まれている。これに伴い、立体映像用コンテンツの増加が不可欠となる。このような立体表示装置は少なくとも左服用と右服用の2視点からのシーンが要求される。新しく作る3D(立体)コンテンツは立体撮影装置で制作し、CGの場合にはクリエータが制作する。しかし既に存在する2D(平面)コンテンツを擬似的な立体映像用コンテンツに変換するのはオペレータにより手作業で行われている。これはとても骨の折れる作業である。本論文では2Dコンテンツから擬似的な3Dコンテンツを容易に半自動的にする方法を示す。