著者
大須賀 彰子
巻号頁・発行日
2014-03-20

日本女子大学
著者
木下 信博 崔 正烈 荒木 滋朗 志堂寺 和則 松木 裕二 日高 滋紀 戸田 佳孝 松永 勝也 小野 直洋 酒向 俊治 塚本 裕二 山崎 伸一 平川 和生
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.C0761, 2005

【目的】 <BR> 整形外科病院におけるリハビリ診療の中で、中高年齢者において変形性膝関節症(以下膝OAと略す)は頻繁に見られる疾患である。膝関節の主な働きとして、歩行時に支持性と可動性で重要な役割があり、現在、理学療法士の行う関節可動域訓練や四頭筋訓練及び装具療法などが治療として行われており、予防的視点からのアプローチが行なわれているとは言い難い。<BR> 膝OAは老化を基礎とした関節軟骨の変性が原因で、軟骨に対するshear stressは軟骨破壊に大きく作用すると考えられている。<BR> 新潟大学大森教授らによると、より早期に起こると考えられる、3次元的なscrew home 運動の異常が膝関節内側の関節軟骨に対する大きなshear stressになっている可能性が大きいとの報告がある。<BR> そこで我々は膝OA予防の視点から、歩行立脚時のscrew home 運動を正常化出来る靴を、久留米市の(株)アサヒコーポレーションと共同で作成し、九州大学大学院の松永教授らとの共同研究で、膝OAの予防の可能性を検証したので報告する。<BR>【方法】 <BR> 歩行時の踵接地より立脚中期に、大腿部から見た下腿部の外旋であるscrew home 運動を確保する為に、靴の足底部に下腿外旋を強制するトルクヒールを付けた靴を作成し、患者さんに使用してもらった。<BR> 方法として、(1)約7ヶ月間に亘りO脚傾向のある患者さんに日常生活で、はいてもらい靴底の検証。<BR>(2)九州大学大学院システム情報科学研究所製作の位置測定システムで、下肢の荷重時での下腿外旋運動出現の検証。<BR>(3)トレッドミルにおいて、骨の突出部にマークして、高速度撮影での歩行分析。などを実施した。 <BR>【結果及び考察】 <BR> 大森教授らによると、膝OAの進行に伴い、screw home運動の消失もしくは、逆screw home 運動(膝最終伸展時の脛骨内旋)の出現との報告がある。<BR> そこで、(株)アサヒコーポレーションとの共同開発による、トルクヒールを靴底に装着した靴を作成し検証した。<BR>(1)での検証結果は、通常靴の踵は外側が磨り減り、今回の靴では内側が磨り減り、膝が楽になったとの報告があった。<BR>(2)では、歩行時の踵接地より立脚中期に大腿部から見た下腿部の外旋をとらえる事が出来た。<BR>(3)では、歩行時の立脚期に、前方からの撮影でlateral thrust が3度抑制された結果となった。<BR> 膝OAは、高齢化社会の中でも大きな問題となっている、もともと内反膝の傾向にある人にとっての歩行訓練は、かえって有害であることもあり、今回の靴は、歩行時の立脚時において、下腿部に外旋の力を伝えることで膝OAの発症予防に有用であると考えられた。
著者
松本 涼佑 奥田 大樹 深澤 紀子
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.140, no.10, pp.769-781, 2020

<p>A train schedule in Japan includes regular trains which is fixed on annual basis and pre-planned extra trains whose operation dates are not predetermined. Accordingly, in order to provide efficient transport services, a plan for the daily operation of extra trains must be established based on accurate passenger demand fluctuations forecasts by day/time. Therefore, we developed a method to forecast for the demand fluctuation by day/time on a certain day in the future. The method was developed by combining several fundamental waves, which are extracted by applying independent component analysis to actual ridership records with calendar information, and information on events which was held in target areas. We confirmed that the method has high accuracy by verifying its reproducibility and forecasting accuracy. In addition, the extra trains' operation planning system, which implements the forecasting method, can estimate the load factor of all trains between stations on the planning schedule based on the forecasted demand fluctuations. Then, the system can suggest an optimal extra trains' operation plan based on these values. We estimated the load factor based on forecasted demand fluctuations with the system, and we verified its accuracy. As a result, we confirmed that we can estimate the load factor with high accuracy.</p>
著者
高橋 輝 Takahashi Teru
出版者
琉球大学学術リポジトリ事務局
雑誌
琉球大学学術リポジトリ公開記念講演会発表抄録集「貴重資料と機関リポジトリ」
巻号頁・発行日
pp.39-48, 2007-11-16

平成19年(2007年)11月16日に開催された「琉球大学学術リポジトリ公開記念講演会」における講演予稿集。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.597, 2014-08-11

災害協定を結ばないと入札できない?神栖市の参加資格要件は違法、水戸地裁が賠償命令 災害協定を結んでいない建設会社を入札から排除するのは違法──。 茨城県神栖(かみす)市が実施した災害復旧工事の入札を巡って、東京都内の建設会社が市と災害協定を…
著者
保田 幸子
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
2021

<p>研究成果を報告する科学論文では,「IやWeの使用は避ける」,「曖昧で冗長な表現は避ける」といったディスコースが推奨され,現在もアカデミック・ライティング授業や論文作成ガイドの中で指導されることがある.しかし,このアカデミック・ディスコースはいつどのように誕生したものなのか.なぜ特定の語られ方に権威が与えられるようになったのか.この権威は21世紀現在も変わらず固定的なものなのか.これらの問いについては国内では十分な検証が行われていない.本研究は,こうした通説を再考すべく,科学論文において客観性が求められるようになった歴史的背景とその後のパラダイムシフトを明らかにするとともに,21世紀型の科学論文において書き手がどのように読み手を導いているか,その主観性の表明技法を明らかにすることを目指す.得られた成果を元に,科学論文執筆に迫られた学習者層に対する21世紀型の高年次英語教育支援のあり方について提案する.</p>
著者
桑原 博道
出版者
日経BP社
雑誌
日経メディカル (ISSN:03851699)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.100-102, 2016-11

変形性頸椎症の手術を受けた患者に脊髄損傷が生じ、四肢・体幹機能障害を負いました。裁判所は術前のリスクに関する説明義務違反を認める一方で、説明義務違反と障害発生との因果関係を否定し、比較的少額の慰謝料の支払いを命じました。桑原 博道 仁邦法…
著者
若林 佑 髙田 健次 木下 一之 坂井 豊彦 小坂 信之 木村 浩彦
出版者
一般社団法人日本インターベンショナルラジオロジー学会
雑誌
日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 (ISSN:13404520)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.355-358, 2021 (Released:2021-06-22)
参考文献数
10

We report a case of large pancreatic duodenal artery aneurysm with fistula formation to superior mesenteric vein (SMV), which was successfully treated by coil embolization. This patient had a history of surgery for pancreatic pseudocyst approximately 30 years earlier, that might have been related to the arteriovenous fistula formation. Coil embolization was successfully per-formed for the aneurysm with the arteriovenous fistula to SMV. After the embolization, SMV thrombosis was temporarily observed but disappeared one month later on enhanced CT.
著者
梅影 創 清水 厚志
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.68-74, 2021 (Released:2021-06-25)
参考文献数
20

疫学研究を進めていくうえで,バイオバンクとコホート研究の質の向上および参加者(検体)数の拡充と,大規模な情報から目的の疾患に関連する要因を見つけだすための遺伝統計学手法の開発は車の両輪の関係にある。本稿では,疫学研究を推進していくためのバイオバンクとコホート研究の現状に触れ,さらに世界最大規模の出生三世代コホートなどを運用する東北メディカル・メガバンク計画の取り組みを紹介する。次いで,疾患関連解析の最大の難問とされる「失われた遺伝率」の問題について触れ,この問題の克服をめざした手法の一つとして,いわて東北メディカル・メガバンク機構で開発したiwate polygenic model(iPGM)を利用した脳梗塞発症リスク予測について述べる。最後に,コホート研究による精神疾患リスク予測に向けたアプローチについて触れる。
著者
大竹敏之
雑誌
臨床神経学
巻号頁・発行日
vol.31, pp.1245-1247, 1991
被引用文献数
2
著者
Enslin Robert
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.657, pp.66-69, 2006-07-24

SAPジャパンの"立て直し役"として、2005年8月1日に社長に就任して約1年。エンスリン氏は、「事業は計画通り、順調に推移している」と自己評価する。「顧客との距離が遠かった」との反省を踏まえ、顧客に「価値」の提供を狙ったサービスを開始したり、新アーキテクチャ「ESA」に基づくシステム構築を支援する要員を増やすなど、矢継ぎ早に新戦略を打ち出している。
著者
鹿島 正裕
出版者
アジア経済研究所
雑誌
アジア経済 (ISSN:00022942)
巻号頁・発行日
vol.18, no.8, pp.30-46, 1977-08-01

金沢大学人間社会研究域法学系