著者
伊藤 まどか 金 吉晴 加茂 登志子 臼井 真利子
出版者
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2017-02-07

本研究の目的は、複雑性PTSDに対するSTAIR/NSTの日本における実施可能性、安全性、有効性を単群での前後比較試験にて検討することである。2019年度までに8例の登録を行った。予備試験の症例の治療経過については、学会や学術雑誌にて症例報告を行った。また本課題では、STAIR/NSTの治療マニュアルやマテリアル、複雑性PTSD診断評価ツールの整備も進めてきた。その中でICD-11に基づくPTSD/複雑性PTSDの診断面接(国際トラウマ面接;ITI)の翻訳を行った。また自記式評価尺度(国際トラウマ質問票;ITQ)を翻訳と逆翻訳を経て日本語版を作成し、学術雑誌にて全文公開した。
著者
白木 由花 宮内 清子 佐久間 夕美子 佐藤 千史
出版者
日本健康医学会
雑誌
日本健康医学会雑誌 (ISSN:13430025)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.25-30, 2008-07-31 (Released:2017-12-28)
参考文献数
13

本研究はヨーガ・プログラムが医療職者の腰痛に及ぼす効果および改善の関連要因について検討することを目的とした。ヨーガ・プログラムは太陽礼拝と3つのポーズで構成した。このプログラムはシンプルにデザインされ,容易に実施可能であった。対象者は,看護師および介護職員の11名とし,6分間のプログラムを自宅で2週間実施した。対象者はプログラム実施前に現在の腰痛の程度,年齢,職種,在職期間について回答した。また,プログラム終了後,腰痛の程度とヨーガ・プログラムの感想を回答した。ヨーガ・プログラム実施回数の平均は9.5±2.8回,最小で4回,最多が14回であった。ヨーガ・プログラム実施後,対象者の腰痛は有意に改善した(p<0.01)。しかし,看護・介護歴,年齢,実施回数は腰痛の変化と相関しなかった。ヨーガ・プログラム感想では,「体が温まった」「汗がでた」といった記述がみられた。本研究で作成したヨーガ・プログラムは医療職者の腰痛の緩和に効果的と考えられる。
著者
Bang-Chieh Huang Lee-Wei Yang
出版者
The Biophysical Society of Japan
雑誌
Biophysics and Physicobiology (ISSN:21894779)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.473-484, 2019 (Released:2019-11-29)
参考文献数
59
被引用文献数
1 3

In this study, we provide a time-dependent mechanical model, taking advantage of molecular dynamics simulations, quasiharmonic analysis of molecular dynamics trajectories, and time-dependent linear response theories to describe vibrational energy redistribution within the protein matrix. The theoretical description explained the observed biphasic responses of specific residues in myoglobin to CO-photolysis and photoexcitation on heme. The fast responses were found to be triggered by impulsive forces and propagated mainly by principal modes <40 cm−1. The predicted fast responses for individual atoms were then used to study signal propagation within the protein matrix and signals were found to propagate ~8 times faster across helices (4076 m/s) than within the helices, suggesting the importance of tertiary packing in the sensitivity of proteins to external perturbations. We further developed a method to integrate multiple intramolecular signal pathways and discover frequent “communicators”. These communicators were found to be evolutionarily conserved including those distant from the heme.
著者
逓信省 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.第2編, 1915
著者
逓信省 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.第1編, 1915
著者
逓信省 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.第3編, 1915
著者
海軍省 編訳
出版者
海軍省
巻号頁・発行日
1876

1 0 0 0 OA 国際通信書

著者
逓信省管船局 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.信号篇 下巻, 1933

1 0 0 0 OA 国際通信書

著者
逓信省管船局 編
出版者
日本海員掖済会
巻号頁・発行日
vol.信号篇 上巻, 1933
著者
大村 直人 本多 佐知子 白杉 直子 原 真衣子 池田 和哉 GHOBADI Narges
出版者
神戸大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、主に調理における人間の撹拌動作の中の暗黙知に着目した。5人の熟練者と2人の非熟練者の撹拌動作を観察した。生クリームの状態は、生クリームの気泡巻き込み量を示すオーバーランとレオロジー特性を用いて評価した。動作解析においては、被験者の肘、手首、泡だて器の柄の3点にマーカーを設置して、その動きを記録した。生クリームの混合過程を、食紅をトレーサーとして可視化した。5人の熟練者はいずれも、非熟練者よりも約半分の時間でオーバーランのピーク値に到達し、その値も100を超えた。動作解析より、熟練者は非熟練者の動きに比べ、肘、手首、泡だて器の運動は同期しておらず、複雑でカオス的であることがわかった。
著者
久冨 善之 木村 元
出版者
一橋大学
雑誌
萌芽的研究
巻号頁・発行日
1998

1.戦後日本の出生率、進学率、児童・生徒数、教員数、不登校数(率)等のデモグラフィックな統計データを重ね合わせることで、"教育"の性格の歴史的展開を(これまでの教育史理解とは異なる角度から)照らし出した。2.戦前1930年代東北-地方データから同じく'30年代教育の民衆との関連に光をあてた。3.明治以来の小学校の学校資料を複写し整理中であるが、ぼう大なために、また報告できるほどの整理に到達していない(兵庫県但馬地方)4.静岡県の一地域の民衆誌にかかわる「戦後戸塚文庫」の整理を進めている。5.以上の作業について、いずれもコンピューター・ディスク上のデータとしての記録・整理を進めている。6.上の1・2・4については、文書による報告書を冊子として作成した。