著者
川島 祐介
出版者
群馬県林業試験場
巻号頁・発行日
no.9, pp.55-66, 2003 (Released:2011-09-21)

ムラサキシメジとウスヒラタケの野生菌株を収集し、培養特性の解明、優良系統の選抜及び作出、選抜系統の栽培試験等を行ったところ以下の結果を得た。1 袋栽培により、ムラサキシメジの子実体の形成する系統が選抜された。2 ビン栽培により、ムラサキシメジの子実体の形成する系統が選抜された。3 ウスヒラタケの交配育種を実施したが、優良な系統は作出されなかった。4 ウスヒラタケ栽培における培地基材として、コーンコブミールが利用できることがわかった。
著者
吉田 忠生
出版者
東北区水産研究所
巻号頁・発行日
no.32, pp.89-94, 1972 (Released:2011-03-04)
著者
Dabrowski K.
出版者
日本水産學會
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.23-30, 1986 (Released:2011-03-05)
著者
斎藤 晶 佐藤 孝夫
出版者
北海道立林業試験場
巻号頁・発行日
no.50, pp.26-35, 1981 (Released:2011-03-05)
著者
近藤 昌和 高橋 幸則 友永 進
出版者
水産大学校
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.31-36, 2002 (Released:2011-03-05)
著者
越田 淳一 森山 典子 ごん春明
出版者
日本土壌肥料学会
巻号頁・発行日
vol.76, no.6, pp.865-874, 2005 (Released:2011-03-05)

九州各地の堆肥化施設23カ所から、牛糞、鶏糞、生ゴミおよび下水汚泥を原料とした堆肥計29点を採取し、糞便汚染指標菌(大腸菌群、大腸菌およびサルモネラ菌)について培養検査した。1)これら堆肥試料のCECは31.4-79.0cmol.kg(-1)の範囲(平均55.4cmolckg(-1))で、炭素率(C/N比)は7.6-25.4の範囲(平均15.3)にあり、他の性状と合わせ、多くが完熟堆肥であると判断された。2)デスオキシコーレイト寒天培地により大腸菌群が29点中11点(38%)から検出され、10(2)-10(6)cfug(-1)dry maerの菌数レベルであった。大腸菌群陽性堆肥試料4点のうち3点からの分離株は、大腸菌群に属するE.coli, E. vulneris, Panoea sp., Buiauxella agresisと同定された。しかし、Serraia marcescensのみが分離された試料が1点、本菌とE. coliが分離された試料が1点あった。大腸菌群には属さない腸内細菌科の細菌であるS. marcescensは赤色色素を生産するため、分離培地上で大腸菌群の赤いコロニーと誤認されたものと推察された。一方、得られたE. coli 5株は、病原大腸菌免疫血清試験ですべて陰性であった。3)堆肥試料12点についてクロモカルト・コリフォーム培地による大腸菌の直接培養検査およびMLCB寒天培地によるサルモネラ菌の検出を試みた結果、大腸菌はいずれの試料からも検出されず、サルモネラ菌は2点(17%)から検出され、その菌数は10(3)cfug(-1)dry maerのレベルにあった。4)堆肥原料(牛糞、鶏糞、生ゴミ等)8点のうち大腸菌群およびサルモネラ菌がいずれも6点(75%)から、大腸菌が5点(63%)から検出され、菌数はいずれも102-108cfug(-1)dry maerであった。5)堆肥製造施設6カ所における堆肥化過程での糞便汚染指標菌の消長を7例について追跡した結果、糞便汚染指標菌が減少して製品中で消失する場合、いったん消失するが製品で再度検出される場合、全く消失しない場合、原料から製品まで検出されない場合の4通りが観察された。発酵温度が高くてもサルモネラ菌などが生残する場合があり、その原因について、再増殖や交叉汚染の可能性を考察した。6)上記の諸結果に基づき、堆肥の製造過程における温度管理や交叉汚染防止などの適切な衛生管理の重要性を指摘した。
著者
田戸 裕之 細井 栄嗣 岡本 智伸 小泉 透
出版者
山口県農業試験場
巻号頁・発行日
no.57, pp.15-21, 2009 (Released:2011-07-26)

1.作物ほ場へのシカの侵入を防ぎ、農作物被害を防止するための装置「改良型テキサスゲート」を開発し、現地での侵入防止効果を確認した。2.シカの侵入防止効果が高い資材は、グレーチング裏(桟)と鉄管ロープであり、効果がなかったものは波板トタンであった。3.シカが通行を忌避する理由は、グレーチング裏(桟)では蹄の間にグレーチングが挟まることを嫌うためであり、鉄管ロープでは鉄管の移動によって足が挟まることを嫌うためと考えられる。4.改良型テキサスゲートにおける鉄管の間隔は80mm程度、高さ300mm以上が必要である。5.現地試験の結果、改良型テキサスゲートのシカ侵入防止効果は高いと判断した。
著者
今井 千文 酒井 治己 新井 崇臣
出版者
水産大学校
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.137-141, 2008 (Released:2011-07-26)

新潟、山形および秋田県の日本海流入河川にのみ生息するコイ科の希少種ウケクチウグイについて、隆海回遊の有無を確認する目的で、最上川下流域で採集された若齢魚を含む10個体および上流域産の産卵個体群6個体の耳石(礫石)のSr:Ca比を解析、比較した。全16個体のSr:Ca比は耳石核から縁辺まで低い値で安定していて、降海回遊の兆候は認められなかった。ウケクチウグイの保全策は、本種が降海しないことを前提に策定するべきである。
著者
堀部 篤 伊藤 亮司
出版者
東京農業大学農業経済学会
巻号頁・発行日
no.124, pp.23-35, 2017 (Released:2017-08-03)

2009年の標準小作料制度廃止後,円滑な地代交渉を行うために,公的機関(農業委員会や市町村など)が先導して,従来の標準小作料に変わる参考賃借料を算定・公表している地域がある。本稿では,その中でも2014年産米価格の下落を受けて参考賃借料制度を導入した新潟県村上市を対象に,当制度の導入に至る過程および公的機関の果たした役割について考察した。村上市において当制度が導入された要因としては,(1)地代負担が過重だったこと,(2)特に深刻な地域で制度導入の実績をつくり,それを他地域に波及したこと,(3)行政による支援があったことが明らかとなった。また,当参考賃借料制度の導入の効果については,地代の低下と,地代の統一による担い手間の借地交換や畦畔除去による圃場大区画化が確認された。
著者
内野 彰
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.174-180, 2015 (Released:2015-05-14)
著者
和達 清夫
出版者
水利科学研究所
巻号頁・発行日
no.33, pp.1-6, 1963 (Released:2016-05-23)
著者
片岡 哲夫 細谷 久信 江村 清
出版者
新潟県内水面水産試験場
巻号頁・発行日
no.8, pp.28-32, 1980 (Released:2013-10-08)

新潟県大河津分水路の河口から1km上流及び新潟県三面川の河口から19㎞上流で捕獲した親魚の体長、L 1、L 2、L 3、L 4、L 5、体重、卵重量、熟度、孕卵数について調査した。1)大河津分水路産親魚の体長及び体重は、三面川産親魚のそれと比較して大きく、特に雌に大きな差がみられた。2)L 1、L 2、L 5については、各親魚とも体長比は大きな差が見られないが、L 3、L 4については、大河津分水路産親魚と三面川産親魚との間に、成熟こよる体型の変化による差がみられた。3)大河津分水路産雌親魚の卵重量は20g~70g、熟度は0.10~0.30の間にみられ、溯上直後でも成熟度にかなりのひらきがみられた。三面川産雌親魚は、卵重量・熟度が0のものがかなりおり、分布にかたよりがみられた。4)大河津分水路産雌親魚の成熟しているものについて、卵数の計測を行なったが、103,000粒~122,000粒であった。
著者
片岡 哲夫 細谷 久信 江村 清
出版者
新潟県内水面水産試験場
巻号頁・発行日
no.9, pp.35-42, 1980 (Released:2013-10-08)

大河津分水路河口近くで捕獲した親魚を蓄養し、その体型の変化及び成熟過程を調査した。また、カワヤツメのふ化率に対する水量及び光の影響について検討を行った。そして、人工ふ化により得た幼生を10ケ月以上飼育した。1. 蓄養により親魚の体重、体長、L 1、L 3、L 5は減少傾向を示したが、L 2、L 4は増加傾向を示した。2. 蓄養親魚は、24尾中20尾が成熟し、全数が成熟するまでに蓄養開始日から28日を要し、各親魚の成熟日数にばらつきがみられた。3. ふ化率に対する水量の影響では、注水量が2.67ml/分cm2の区でふ化率が32.2%と最高となった。4. ふ化率に対する光の影響では、授精直後で光による悪影響はみられたが、授精後8日以降では各区によって違いがみられた。5. カワヤツメの幼生は、ふ化後14日で平均体長0.74cm、123日で6.31cm、315日で8.97cmに成長した。
著者
菅原 七郎
出版者
養賢堂
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.1221-1224, 2012 (Released:2013-06-18)