著者
久保 亮五
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.40, no.9, pp.(i)-(ii), 1985-09-05
著者
海野 啓明 矢島 邦昭 佐藤 大輔
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.89(2001-CG-104), pp.77-82, 2001-09-13

普通の折り紙を3次元折り紙とすると,4次元折り紙は立体を4次元空間で折ることになる.4次元空間における物体のイメージを得るには,4次元折り紙を折り,その過程を表現することが良い.既に折られたものとして4次元熨斗や4次元鶴の基本形がある.本論では,4次元折り紙の幾何学の基本の「4面体の内心の定理」を4面体の折りたたみにより動画で説明する.4次元折り鶴は正8面体から,3次元折り鶴と同様の過程を経て折る.まず,正8面体から4次元鶴の基本形を折り,次に基本形から4次元折り鶴を折る.これらの過程を動画で表現することで4次元空間についてある程度のイメージを得ることができる.
著者
谷口 哲一郎
出版者
財団法人日本世論調査協会
雑誌
日本世論調査協会報
巻号頁・発行日
no.74, pp.3-15, 1994-10-31
被引用文献数
1
著者
小谷 康弘 桜井 宏紀 照屋 匡 伊藤 嘉昭 武田 享
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.51-57, 1991-12-25

ウリミバエのガンマー線照射による不妊化の機構を組織学的に検討した。電子顕微鏡による精巣の観察では,照射虫の精原細胞,精母細胞は崩壊し,自由精子のみが存在していた。照射虫と交尾した雌の産下部の胚子発生過程の光学顕微鏡による観察では,卵割異常,胚盤葉形成阻害など発生初期の段階での異常がみられ,それ以降の胚子発生過程は認められなかった。ガンマー線照射により雄の生殖細胞は大部分が崩壊するものの,残った精子は受精には関与した。しかし,受精に関与した精子は胚子発生過程を停止させる異常精子であり,このことがほぼ100%の不妊化率を引き起こすものと推定された。光学顕微鏡による中腸の観察では,照射虫の中腸上皮細胞の萎縮や崩壊がみられた。このことから,ガンマー線照射により中腸組織に阻害を生じ,消化機能が阻害されることが,成虫の寿命低下の一因になっていると思われる。

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著者
吉村松蔵 述
出版者
大里機関庫研究会
巻号頁・発行日
1913
著者
大西 成長 佳山 良正
出版者
Japanese Society of Agricultural, Biological and Environmental Engineers and Scientists
雑誌
生物環境調節 (ISSN:05824087)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.103-109, 1980

閉鎖的環境であるハウス栽培では, 雨による溶脱が少なく, とくに過剰厩肥を投入する場合, 塩類の集積が作物の生育に大きな障害になる.本研究はこのような環境下におけるトマトの生産反応と土壌中の塩類の動向を追求してみた.ビニールハウスは71.5m<SUP>2</SUP>のもの2棟で, 各棟を2分して牛ふん厩肥50t/10a施用区と5t/10a施用区とした.各区の畝は, その底部にビニールシートを敷き, 溶脱水は200l容ポリタンクに導くようにした.50t区は化学肥料は施用しなかったが, 5t区は尿素: 50kg, 塩化カリ: 80kg, 熔リン: 80kg/10aを施用した.得られた結果は次のようである.<BR>1) 50t区と5t区のトマトの地下部を含む植物体重量と果実収量に大きな差はみられなかった.<BR>2) 50t区の土壌pHは第1作より第2作が終始高い値を示し, 定植後24週でも8.0を示し, 以後低下して7.0を保った.5t区の第2作目では定植後16週目で7.0に近い値を示したが, その後低下して5.0に近づいた.土壌のECは2作目で定植後3mmhoに達し, 以後低下, 16週後には2mmho以下になった.5t区は栽培期間を通じて0.5~1.0mmhoであった.<BR>3) 厩肥中の塩類の大部分は可溶性塩類であって, 生育初期では, 50t区の土壌中N-酢酸アンモニウム濾液のKが, 25me/100gも測られた.これは置換態Kと可溶性Kの合量である.この量は定植後16週目に10me, 32週後には7~5meと徐々に低下した.これは植物による吸収もあるが, 溶脱量も大きい.5t区は栽培期間を通じて, 5me以下であった.<BR>4) N-酢酸アンモニウム濾液中のCa量も異常に高かったが, これは置換態のCa+水溶性Caのほかに酢酸アンモニウムに溶ける土壌中のCaCO<SUB>3</SUB>などが原因であろう.<BR>5) 過剰厩肥の施用によって, 土壌中には塩類が多く集積するが, 有底ビニールハウスでは, トマトに障害がみられなかった.これは排水が良好なため, 溶脱が促進されたためと考えられる.
著者
浜本 寿治 鶴崎 俊哉 永瀬 慎介 平田 恭子
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.A0439-A0439, 2005

【はじめに】<BR>我々はこれまでにもwavelet変換(WT)を用いた表面筋電図解析について報告してきた。その中でWTを用いた解析は、時間と周波数に関する膨大な情報を集約する必要を認めた。今回、漸増負荷による等尺性収縮時の筋活動について離散wavelet変換(DWT)を使用して独自のパラメータを算出し、若干の知見を得たので報告する。<BR><BR>【方法】<BR>対象は健常女性20名(年齢23.4±1.5)で、被験筋は右上腕二頭筋とした。被験筋上の皮膚に、電極間距離2cmでディスポーザブル電極を貼付し、背臥位にて肘関節屈曲90度を保持させた。ワイヤーおよび滑車を介してポリタンクをつないだアームを前腕遠位部に肘関節伸展方向に負荷がかかるように設定した。それに水を注入し負荷を漸増させた。<BR> 測定は、まず最大筋力(100%MVC)を測定し、続いて負荷開始から肘関節を90度に保持できなくなるまでとし、その筋活動と負荷量を生体計測システム(NF回路ブロック製)を用いサンプリング周波数1kHzにてパーソナルコンピュータに取り込んだ。<BR> 採取したデータから、負荷量が5%MVC増加した時点毎に前後1秒間のデータを選択し、科学技術計算ソフト(MathWorks社製 MATLAB6.5およびWavelet Tool Box)にてDWTを行った。DWTは、信号波形を高周波部分(Detail)と低周波部分(Approximation)に分け、Approximationをさらに次のDetailとApproximationに分解する。この分解の深さがDWTの周波数表現となる。DWTにはDaubechies5、分解レベル5を用いた。<BR> その後、各レベルのwavelet係数の二乗和をDetailのパワー密度(PD)、すべてのwavelet係数の二乗和を総パワー密度(TPw)、TPwに対する各レベルのパワー密度比(RPD)、100%MVC時のTPwに対する漸増負荷時のTPwの比(RTPw)を求めた。<BR> 得られたデータは統計用ソフトウエア(SAS社製Stat View5.0)を用いて、二元配置分散分析にて交互作用を確認後、優位水準5%で多重比較を行った。<BR><BR>【結果と考察】<BR>本研究で用いたパラメータのうち、特に特徴的な所見が観察されたのはRPDであった。その中でも30%MVC以下の負荷時と70%MVC以上の負荷時において、レベル3では減少するのに対してレベル4においては逆に増加していた。<BR> 従来報告されている等尺性収縮時の局所性筋疲労の研究では、筋電図の低周波域がtype1線維の、高周波域がtype2線維の活動をそれぞれ反映しているとされている。またサイズの原理では、まずtype1線維から活動し、筋活動量が増加するに従いtype2線維が活動するとされているが、本研究では、それらの説とは異なる結果が得られた。これには、筋活動量の増加要因である時間的活動参加、空間的活動参加、各運動単位の活動のタイミングの一致(同期化)が関係しているものと思われる。今後、レベル3、4の違いを明らかにするために、さらなる研究が必要である。
著者
森田 英輔 新津 善弘
出版者
公益社団法人 日本工学教育協会
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.4_18-4_23, 2013 (Released:2013-08-07)
参考文献数
3

This study proposes a system in which learners can find targeted learning contents efficiently and clarifies the improvement of the efficiency by using the system through simulation and learning in practice. In this system, learning support information managed by a database is defined as information to link learners and learning contents. Learning support information consists of keywords of learning contents, location and ordering information for learning contents. By using this system learners can find not only targeted learning contents but also related additional learning contents efficiently. Moreover it is possible to generate new curriculums using keywords and learning support information.
著者
久保田 勝彦
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.73, pp.88-96, 1981-09

天空照度とナンキョクオキアミ(Euphausia superba)群の日周鉛直移動との関連を明らかにするため, 南極海において, 1980年1&acd;2月水産庁開洋丸により調査を実施した天空照度と魚群探知機の記録を解析した。照度の最小値は, 00時付近で0&acd;30lx, 日出時(02時18分&acd;03時24分)には90&acd;520lx, 最大値は12時付近で30000&acd;124000lx, 日没時(20時13分&acd;22時47分)には420&acd;80lxを測定した。夜間(18時20分&acd;04時20分), オキアミ群の最大出現頻度は0&acd;20m層に認められ, その頻度は深度とともに減少している。昼間(08時20分&acd;16時20分)における, オキアミ群の最大出現頻度は20&acd;40m層に認められ, 0&acd;20m層および40&acd;60m層ではほぼ同じ値を呈しているが, 40m以深では深度とともに減少している。そして, オキアミ群の日周鉛直移動と照度との間に関係のあることが, 立証された。
著者
堀 沢子 西田 宏記
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.139-143, 1996-05-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
19

The cell fate determination in ascidian embryos is mediated by various cell interactions. Two sensory pigment cell precursors constitute an equivalence group, in which the ocellus (eye) pathway is the dominant fate. It is suggested that the unique cell interaction, which is called lateral inhibition, is involved in determination events of these equivalent cells. It is likely that the mode of specification which utilizes the lateral inhibition within equivalent cells plays a fundamental role during early embryogenesis in both invertebrates and vertebrates.