2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1935年07月29日, 1935-07-29
著者
磯崎 篤則 大橋 たみえ 石津 恵津子 廣瀬 晃子 岩田 幸子 可児 瑞夫 可児 徳子 小出 雅彦 小澤 亨司 飯野 新太郎 徳本 龍弘 米永 哲朗 福井 正人 徳竹 宏保 佐久間 尚文 山田 小枝子 荒木 美穂 平井 直美 南方 千恵美 中嶋 さつき
出版者
朝日大学
雑誌
岐阜歯科学会雑誌 (ISSN:03850072)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.89-98, 2004-11-20

我々は瑞穂市において1970年から歯科保健活動を開始し,活動の一環として1989年より成人式記念歯科健康診査を実施している.今回はこの結果を総体的に通観し,フッ化物洗口法を中心とした歯科保健プログラム終了後のう蝕予防効果の持続性を検討した.フッ化物洗口法を中心とした歯科保健プログラム実施群(以下F群)と歯科疾患実態調査(以下実調)との比較では,20歳のDMFT indexがF群男性4.81,女性6.04に対して,'87実調値は11.06, 10.33を示し,明らかにF群で低く,歯科保健プログラム終了後のう蝕予防効果の持続性を認めた。F群と歯学部学生との比較では,う蝕経験のない者(caries-free), DMF者率,DMFT index, DMFS index,歯種別DMFT率および経済効果のいずれにおいても明らかなう蝕予防効果の持続性を認めた。以上より小学校においてフッ化物洗口法を中心とした歯科保健プログラムを実施することにより,終了8年後においても高いう蝕予防効果の持続性を認めた.また,低濃度(100〜500ppm)のフッ化物溶液を用いた洗口法(週5回法)を小学校において実施することは有効であると考えられる.
著者
大坪 研一 中村 澄子 今村 太郎
出版者
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
雑誌
日本農藝化學會誌 = Journal of the Agricultural Chemical Society of Japan (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.76, no.4, pp.388-397, 2002-04-01
被引用文献数
29 36

精米の袋に品種,産地,生産年を表示することが義務づけられたため,客観的方法によって表示の正否を確かめるための技術開発が必要とされている.そこで,農業試験場の基準品種を試料とし, PCR法による実験に供試した.有望なRAPDプライマーを用いて品種識別バンドを選定し,アガロースゲルから切り出したDNAを大腸菌に組み込んで増幅し,その塩基配列を決定した.その配列のRAPDプライマー部分から延長して15~29量体のフォワードプライマーおよびリバースプライマーを設計した.こうして作成したSTS化プライマーを組み合わせることにより,「コシヒカリ」を他の品種と識別するためのポジティブプライマーセットおよびネガティブプライマーセットを開発した.これらのセットを用いるPCRにより,全国の33産地の「コシヒカリ」では同一のDNAパターンが得られ,「コシヒカリ」と他の49品種との識別が可能であることが明らかとなった.このプライマーセットの開発により, 1粒の米試料による「コシヒカリ」の同定が可能であるばかりでなく,他品種米の混入も簡易かつ明瞭に検出することが可能となった.
著者
韓 立坤 森本 千恵 蔚 ろん海 奥田 拓道
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.125, no.5, pp.449-453, 2005 (Released:2005-05-01)
参考文献数
9
被引用文献数
11 28

The antiobesity effects of Coleus forskohlii were investigated in ovariectomized (ovx) rats. Eight-week-old female Wistar rats were assigned to four groups: a sham-operated group fed the control diet (MF, sham-m) ; an ovx-m group fed the control diet; a sham-operated group fed the control diet containing 50 g/kg of Coleus forskohlii extract (sham-c) ; and an ovx-c group fed the control diet containing 50 g/kg of Coleus forskohlii extract. The body weight, adipose tissues, and cell diameter were investigated in ovx rats after Coleus forskohlii extract treatment. Administration of Coleus forskohlii extracts reduced body weight, food intake, and fat accumulation in ovx rats. Our results suggest that Coleus forskohlii may be useful in the treatment of obesity.
著者
栗 躍崇 リツ ヤクスウ Ritsu Yakusu
雑誌
書道学論集 : 大東文化大学大学院書道学専攻院生会誌 (ISSN:13489313)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.69-78, 2014-03-31

『燕下都(上)』(河北省文物研究所編、一九九六年八月文物出版社刊)八四一頁に載せる一件の燕国古璽の印文に対して、後年に発表された釈読が気になった。その璽印は、河北省武陽台村で採集された。陽文の印面は長細形で枠がなく、印体には八稜柱形の柄がついている。柄の末端はやや太く、一側面に半円形の環鈕がある。『燕下都(上)』では印文を釈読していない。印の高さは10.7cm、縦:4.4cm、横:1.1cmである。『燕下都(上)』の839頁(図版四八四)には、印影と印鈕の図版があり、『燕下都(下)』図版-七九(六)には、カラーの写真図版を載せている(図一)。本論文は、『古璽彙編』と『古陶文彙編』を中心に、戦国文字類に関する文献や書蹟を考査し、『燕下都(上)』841頁収載の河北省武陽台村で採集された燕国長細形璽印一件の印文を、新たに釋読しようとするものである。釈読には、文字を分解した後、再度組み合わせ、単字の場合は、燕国や同時代の他国の文字を参照する方法を用いる。
著者
西川 知亨
出版者
京都大学
雑誌
京都社会学年報 : KJS
巻号頁・発行日
vol.7, pp.259-266, 1999-12-25

2 0 0 0 OA 聾教育学精説

著者
川本宇之介 著
出版者
信楽会
巻号頁・発行日
1940
著者
香川 秀太
出版者
The Japanese Association of Educational Psychology
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.167-185, 2012
被引用文献数
1

本研究は, 従来の学内学習と現場実践との関係に関する議論を, 状況論の立場から検討し, 従来の徒弟制重視説や学内学習固有機能説に代わる, 緊張関係説を示した。これに基づき, 学内学習から臨地実習への看護学生の学習過程を調査した。学内学習を経て臨地実習を終えた学生に半構造化面接を行い, グラウンデッドセオリーアプローチによる分析を行った。その結果, 看護学生は, 学内学習では, 教員の指導にかかわらず, 架空の患者との相互行為を通して, ほぼ教科書通りの実践にとどまっていた。しかし, 臨地実習で, 本物の患者や看護師との, 学内とは異なる相互行為を通して, 教科書的知識を「現場の実践を批判的に見せるが柔軟に変更もすべき道具」と見なすように変化した。これを本研究では, 学内-臨地間の緊張関係から生まれる, 第1の学内学習のみにも, 第2の臨地での学習にも還元できない独特な知識, つまり「第三の意味(知)」ないし「越境知」として議論した。また, 学内と臨地の各場面での相互行為過程を, 「異なる時間的展望同士が交差・衝突し変化する過程(ZTP)」として考察した。最後に, 結果に基づき, 省察やリアリティ豊かな学習を促進する, 「越境知探求型の学習」を提案した。
著者
玉置 豊美 赤羽 明 高橋 浩 森下 貴司 滝沢 俊治 所澤 潤
出版者
埼玉医科大学
雑誌
埼玉医科大学医学基礎部門紀要 (ISSN:0287377X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.1-16, 2004-03-31

我々は群馬大学附属図書館本館書庫並びに特殊資料室に,未登録明治期教科書が大量に保管されていることを知った.蔵書の多くは旧群馬県師範学校,群馬県女子師範学校から継承されたものであった.本稿ではその中から我々による目録化がなされた理系和装本276冊を取り上げる.まず,我々による目録化に至る経緯を述べる.次いで目録作製の方針・細則を述べ,目録を掲載する.さらに,目録中の初所蔵を示す蔵書印に着目し,図書の由来ともなるその由来について考察する.
著者
岩田 武徳 間瀬 淳 北條 仁士
出版者
九州大学大学院総合理工学府
雑誌
九州大学大学院総合理工学報告 (ISSN:13467883)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.329-334, 2006-12

Alien substance mixture accident inside foods is serious problems for both consumer and company side. The systems that can measure the different kinds of alien substance have been required. The detecting systems using X-ray, SQUID sensor, and supersonic wave as well as metal detector have been developed and been in the market, however, they are, in many cases, appropriate for the detection of metal alien substance. We have been studying the system using millimeter-waves with frequency of 50-140 GHz to detect both metal and dielectric alien substance. The scattered and transmitted waves are detected using a heterodyne receiver. The angular distribution of the scattered wave is analyzed to obtain the dispersion, auto-correlation function, and the Fourier spectrum. The neural network analysis is utilized to judge the mixture and the size of alien substances. It is shown that the alien substance having 1-3 mm size can be detected in spite of the materials by the present system. By using short wavelength millimeter wave, it is expected to detect even less than 1 mm alien substance.
著者
呉 美淑
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.91-101, 1997-04-25

サービス分野としてのホテル業界は,労働力の流動化,雇用形態の多様化,経営活動のチェーン化などによる雇用管理上の問題を抱えていると指摘されている。本稿の目的は,このような日本のホテル業界において,労働市場の内部化の特徴とその形成要因としての教育訓練や業務経験との関係を,経営形態別に探ってみることである。そのため,4社の大規模都市ホテルを対象として事例研究を行い,労働市場の内部化の程度,教育訓練の活動と労働市場の内部化との関係はローカルホテルとチェーンホテルの間にどのような差があるかを探ってみた。それと共に,このような結果がホテル業界に示す幾つかの示唆点を検討した。
著者
大野 聡子
出版者
久留米大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

マクロファージ特異的にIL-6系シグナルを亢進したmSOCS3-KOでは、アンジオテンシンIIによる大動脈の中膜損傷が解離に進展した。解離前の大動脈において、mSOCS3-KOでは野生型より細胞増殖・炎症応答関連遺伝子の発現が亢進していた。マクロファージ分化解析から炎症性M1比率の増加がmSOCS3-KOの解離の一因と考えられた。ヒト解離組織では、外膜や外側中膜でマクロファージのIL-6系シグナルと細胞増殖シグナルの亢進が見られた。以上より、マクロファージIL-6系シグナルの過剰活性が解離進展を起こすことが示された。今後は、マクロファージ分化制御に着目して解離病態のメカニズム解明を進める。
著者
青木 浩樹 吉村 耕一 吉田 恭子 田中 啓之
出版者
久留米大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

マクロファージ特異的SOCS3ノックアウトではマクロファージ分化が炎症性M1優位となり解離発症が亢進した平滑筋細胞特異的SOCS3ノックアウトマウス(smSOCS3-KO)では、外膜コラーゲン線維の沈着および組織強度が亢進しており、解離発症が抑制された。ヒト解離組織では中膜外側にSTAT3の活性化を認め、外膜と接する部分の中膜および外膜にマクロファージ浸潤を認めた。STAT3活性化は中膜平滑筋細胞およびマクロファージの双方に認められた。解離発症前後にIL-6系シグナルが活性化し、その作用は細胞種特異的であることが明らかになった。