2 0 0 0 OA 常楽院沿革史

著者
江田俊了 著
出版者
常楽院事務所
巻号頁・発行日
1932
著者
前田 太郎
出版者
基礎生物学研究所
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究の目的は、ウミウシの盗葉緑体現象を通して、遺伝子の水平伝播と複合適応形質の進化の関連を議論することです。盗葉緑体現象とは、嚢舌目ウミウシなどが、餌海藻の葉緑体を細胞内に取り込み、数ヶ月間光合成能を保持し、栄養を得る現象の事です。これには、藻類核からウミウシ核への遺伝子水平伝播が伴うと考えられており、遺伝子の水平伝播によって、光合成という複合適応形質が、生物界を超えて、水平伝播することを示唆しています。しかしウミウシのゲノムは解読されておらず、遺伝子が本当に伝播しているかは不明確でした。本研究では、複数種のウミウシのゲノム解読を行い、遺伝子の水平伝播の有無と過程を明らかにしようとしました。更にパルス変調蛍光定量法を用いて、水平伝播した各遺伝子が実際に光合成能の各段階に関与しているかを明らかにしようとしました。本研究により、盗葉緑体能力が発達した、チドリミドリガイ(Plakobranchus ocellatus)とコノハミドリガイ(Elysia ornata)のゲノム解読に成功しました。また餌藻類であるHalimeda borneensisとBryopsis hypnoidesのトランスクリプトーム解析により藻類の遺伝子情報を獲得しました。これらの比較を行った結果、先行研究と異なり、これらのウミウシ核には、藻類に由来する遺伝子は水平伝播しておらず、本現象が遺伝子の伝播を伴わずに形質が伝播する特殊な進化的現象であることを示唆しました。一方、パルス変調蛍光法などにより、ウミウシ内の葉緑体では、光合成活性が光損傷などで失われても、葉緑体での新規タンパク質合成により活性を回復できることがわかりました。また盗葉緑体を行うウミウシ類だけで特異的に重複し、更に葉緑体蓄積組織で特異的に発現する遺伝子群を発見しました。
著者
逸村 裕
巻号頁・発行日
2013-08

第74回私立大学図書館協会総会・研究大会. 2013年8月29日(木)~30日(金)中京大学名古屋キャンパス
著者
北 政巳
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要
巻号頁・発行日
vol.21, pp.45-63, 2000-03-30

明治日本の近代技術教育の発展において、スコットランド人技術者や教育者が果たした役割がいかに大きかったかについて、わが国では、あまり知られていない。
著者
嶋田 学
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.22-26, 2006-05-01

今日,公立図書館を取り巻く状況は厳しさを増しています。しかし,その一方で現在ほど,公立図書館の存在が強く求められている時代状況はないのではないかと思います。本稿では,過去3回の誌上討論「現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か」の議論を踏まえつつ,分権社会における市民自治は,公立図書館こそが拓いていくべきであることを,具体的な提案をもって示します。
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.1000, pp.78-81, 2013-05-25

怪獣といえば、ゴジラのように恐竜をさらに巨大化させたようなものがほとんどなのに対し、モスラは昆虫、それも蛾(が)の怪獣である。モデルはヤママユガと言われるが、幼虫の姿からはカイコガとも言われる。小野俊太郎著「モスラの精神史」(講談社現代新…
著者
小浜 駿
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.325-337, 2010-09-30
被引用文献数
1

本研究の目的は,大学生が学業課題を先延ばししたときに,その前・中・後の3時点で生じる意識の感じやすさを測定する先延ばし意識特性尺度を作成し,その信頼性および妥当性を検討することであった。研究1では,先延ばし意識特性尺度の作成と尺度の内的整合性および構成概念妥当性の検討を行った。研究2では,尺度の再検査信頼性の検討を行った。探索的因子分析によって先延ばし意識特性尺度の7因子構造が採択され,確認的因子分析でその構造の妥当性が確認された。同尺度とこれまでに作成された先延ばし特性尺度との関連から弁別的証拠が,同尺度と認知特性,感情特性との関連から収束的証拠が得られ,構成概念妥当性が確認された。先延ばし意識特性尺度と他の尺度との関連から,否定的感情が一貫して生起する決断遅延,状況の楽観視を伴う習慣的な行動遅延,気分の切り替えを目的とした計画的な先延ばし,の3種類の先延ばし傾向の存在が示唆された。考察では3種類の先延ばし傾向と先行研究との理論的対応について議論され,学業場面の先延ばしへの介入に関する提言が行われた。
著者
山沢 孝至
出版者
京都大学西洋古典研究会
雑誌
西洋古典論集 (ISSN:02897113)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.77-98, 1990-05-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。

2 0 0 0 OA 万葉訓点小考

著者
星野 五彦
出版者
江戸川短期大学
雑誌
江戸川女子短期大学紀要 (ISSN:09125310)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.12-19, 1997-03-31
著者
池田 崇 増田 真希 辻 耕二 鈴木 浩次 北原 侑奈 野田 玄 平川 和男
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.453-459, 2010-12-20
参考文献数
22

【目的】本研究の目的は,低侵襲性人工股関節全置換術(MIS-THA)における術前身体活動量と術前・術後の下肢機能との関係を明らかにすることである。【方法】MIS-THAを施行した女性66例を対象に,国際標準化身体活動量問診票を用いて1週間の消費kcalを求め,高活動群と低活動群に分類した。術前から術後6ヵ月間まで理学療法介入を行い,追跡調査した。等尺性外転筋力,疼痛,10m歩行時間,関節可動域,日本整形外科学会股関節機能判定基準(JOA),生活状況(就業状況と環境因子)の評価を実施した。【結果】高活動群は,術前の10m歩行時間は有意に短く,JOA,立ち仕事の割合は有意に高値を示した。他の項目は差を認めなかった。身体活動量と外転筋力に相関は認めず,術前と術後2ヵ月の外転筋力に有意な正の相関を認めた。【結論】術前身体活動量は,就業状況と関係し,10m歩行時間と相互に関係する可能性が示唆された。外転筋力と疼痛は,影響を認めなかった。一方,術前の外転筋力は術後2ヵ月の外転筋力に関わることが示唆された。術前の理学療法は,身体活動量の維持よりも,筋再教育・筋力増強練習の実施が望ましいと考えられる。
著者
澤村 明
出版者
日本NPO学会
雑誌
ノンプロフィット・レビュー (ISSN:13464116)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1+2, pp.37-45, 2006 (Released:2006-12-19)
参考文献数
14

本稿は,日本の経営学界でNPOおよび関連領域がどのように研究されているかについての,2005年までの先行文献のサーベイである.日本国内におけるNPOの経営学的研究の状況は,日本NPO学会を中心に何本かの論文が発表されているものの,あまり盛んとはいえない状況である.ただし,経営学系の大きな学会でもNPOをテーマとしたワークショップが開催されるほか,数点の論考も発表されており,決して無視されている状況ではない.注目すべき論者が数人登場しており,今後の展開が期待される.
著者
横田 賀英子 大塚 祐輔 倉石 宏樹 和智 妙子 渡邉 和美
出版者
Japanese Association of Forensic Science and Technology
雑誌
日本法科学技術学会誌 (ISSN:18801323)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.19-30, 2014

Characteristics of male offenders arrested in Japan for exhibitionism (<i>N</i> = 414) and features of their offences were investigated. In analyses, their behavioral consistency was also examined by focusing on 87 repeat exhibitionists. The results indicated that many offenders were well-adjusted persons: 71% were employed, 30% were married, and 23% were graduates. Moreover, 66% of the offences were committed in daytime, and 64% targeted victims aged 10-20 years. In 24% of cases, the distances between offenders' residences and crime scenes were less than one kilometer, whereas 40% of offenders lived over 5 kilometers away. In terms of behavioral consistency, offences in "trains or buses" and public spaces were shown to be consistent for repeated arrests, even after taking the occurrence rate into consideration by measures of adjusted standardized residual (ASR) and forward specialization coefficient (FSC), which is suggestive of behavioral consistency. Finally, less frequent behaviors, such as nighttime offences and offences targeting victims aged 30 years or older occurred less consistently in the series of offences. The results suggested that many exhibitionists rationally decided when and where to commit crimes, based on their calculation of risk and reward. The fact that many offenders were well-adjusted persons might be one of factors explaining offender's rational decision making. The findings in the current study can contribute to the police investigation to prioritize their investigative targets. The current research can form the basis of understanding of the nature of male exhibitionists.<br>
著者
芝 奈穂
出版者
愛知学院大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究では、リージェンツ・パークの成立過程を調査し、19世紀英国都市公園の発展を考察した。その結果、本公園は、計画初期段階では、王室による不動産経営という側面が強く、19世紀後半においても、敷地内に設置された動物園や植物園の存在から明らかなように、富裕層への娯楽提供という側面が顕著であったことが判明した。19世紀を通して、完全に「公園」と呼ぶには限定的と言わざる得ない複合的な空間であったことが明らかとなった。
著者
野崎 武司 飯村 敦子 細越 淳二 米村 耕平
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本研究の目的は、特別支援教育の知見を援用しながら、体育の学習集団論を再構築することにある。主な結果;①体育において「できる」「わかる」の系統性を教師が持つこと、習熟と認識の発展の節目で「わからせる」ための教材・教具を開発すること等、これまでの体育の学習集団論と授業のUD化との架橋による<授業のステップアップ化>が必要である。②子どもの認知特性等、子ども理解の診断的アプローチが必要である。③年間を通じて受容的・肯定的でかつ探究的な学級の風土を醸成することが必要である。若手教員には、多様な授業の考え方や、子どもを深く見取り、学級集団を組織していく教育技術とその習熟プログラムの開発が不可欠である。
著者
山田 嘉徳
出版者
京都大学
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.1-14, 2011-12-01
被引用文献数
1

The present study examined the effect of a seminar organized according to the pair system to contribute to the collaborative learning between Senpai and Kouhai. The pair system in which the Senpai plays the part of a mentor of the Kouhai, is referred to as a Brother and Sister (B&S) system in the seminar. The research explored how to learn with each other collaboratively through peer support based on the B&S system. In this qualitative research of narrative data, 38 students were subject to analysis in the semi-structured interviews. The results revealed these categories of collaborative learning: an intention to the learning as Senpai, a formation of the learning as Senpai and Kouhai, a strategy of the learning and a commitment in the learning. Additionally these categories explained the effectiveness of the pair system underpinning the instruction unit of relationship between Senpai and Kouhai from the notion of situated learning theory. Finally, the potential and the limitations of the pair system were also discussed.
著者
岡山県立図書館 編
出版者
岡山県立図書館
巻号頁・発行日
vol.第10, 1934

2 0 0 0 OA 特集の趣旨

著者
舩橋 晴俊
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.4_59, 2014-04-01 (Released:2014-08-01)