著者
Grabowski Robert Navarro-Serment Luis E. Khosla Pradeep K.
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.62-68, 2004-03

テロリストたちがオフィスビルを襲撃して人質を取って立てこもった。入口や窓はテロリストによってふさがれ,外からはテロリストの人数や所持している武器,人質の監禁場所などは見えない。
著者
竹内 将俊 田村 正人
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.79-84, 1994-05-25
被引用文献数
5 4

1) 東京都世田谷区の東京農業大学キャンパスと神奈川県秦野市のミカン畑跡地でトホシテントウの餌植物および各発育ステージの発生消長を調査するとともに,寄主植物ごとの室内飼育より幼虫期の発育期間を求めた。<br>2) 寄主植物として世田谷ではキカラスウリなどが,秦野ではアマチャヅル,カラスウリなどが確認され,加害植物としてカボチャ,キュウリが確認された。また世田谷個体群では,羽化時期の餌不足から一部の新成虫がエノキワタアブラムシの分泌蜜およびエノキの葉を摂食した。<br>3) 各発育段階の発生消長を調査地間で比較したところ,産卵ピークから4齢幼虫ピークまでの期間が異なり,産卵時期に対する4齢幼虫の出現は世田谷で早く,秦野で遅れる傾向にあった。また世田谷の幼虫の一部は年内に羽化し,成虫で越冬した。<br>4) 室内飼育では,キカラスウリを与えた幼虫はカラスウリやアマチャヅルを与えた場合より速く成長する。このことから個体群の依存する寄主植物による発育速度の違いが両個体群の生活史の相違をもたらす主な要因と考えられる。
著者
Jacek Becla Kian-Tat Lim Daniel Liwei Wang
出版者
CODATA
雑誌
Data Science Journal (ISSN:16831470)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.MR1-MR16, 2010-02-24 (Released:2010-02-24)
被引用文献数
3

Academic and industrial users are increasingly facing the challenge of petabytes of data, but managing and analyzing such large data sets still remains a daunting task. Both the database and the map/reduce communities worldwide are working on addressing these issues. The 3rd Extremely Large Databases workshop was organized to examine the needs of scientific communities beginning to face these issues, to reach out to European communities working on extremely large scale data challenges, and to brainstorm possible solutions. The science benchmark that emerged from the 2nd workshop in this series was also debated. This paper is the final report of the discussions and activities at this workshop.
著者
池辺 隆 本多 弘樹 弓場 敏嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1172-1181, 2002-08-01
被引用文献数
2

従来のIPネットワークはコネクションレス・ベストエフォート型ネットワークであり,QoSの保証が難しかった.End-to-EndのQoSを保証するために,IETFではRSVPなどの帯域予約プロトコルが提案されているが,要求されたすべての帯域予約要求を保証するプロトコルは実現されていない.これに対し筆者らは,要求する帯域の大小にかかわらず確実に帯域予約要求を受理することのできる帯域予約手法の実現を目的として,RSVPを拡張した「待時式帯域予約通信方式」を提案してきた.この方式により,すべての帯域予約通信が特定の経路を通過し,その経路で予約可能な帯域以上の量の帯域予約要求が生じるような状況下では,従来のRSVPに比較して良好な結果を得られることが実証された.一方,インターネットなどの広域ネットワークでは,すべての帯域予約通信が常に特定の経路間を通過するわけではなく,待時式帯域予約通信方式では無用な待ちが発生してしまうという問題点があった.本論文ではこの問題を解決することを目的として,「帯域予約開始までの待ち時間を考慮したRSVP」を提案し,シミュレーションにより本方式がその問題点を解決していることを示す.
著者
小出 芳美
出版者
金城学院大学
雑誌
金城学院大学大学院人間生活学研究科論集 (ISSN:1346597X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.11-17, 2001

At the very beginning of 21st century, people are earnestly seeking for a new lifestyle, which is completely different from the "20th century" type lifestyle in the changing economical and social environment. However, they are not sure what kind of lifestyle they are going to establish. In this paper, firstly, the types of lifestyle studies are discussed as an introduction. Secondly, definitions of lifestyle in human ecology are studied. Then, how 1ifestyles have been established and how the lifestyle theories should be understood are reviewed. Finally, necessity of making a new comprehensive 1ifestyle theory available in general life is proposed.
著者
山添隆文 栄藤稔 吉村健 辻野孝輔
雑誌
画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.409-415, 2011-07-20

本稿では,重みつき有限状態トランスデューサ(WFST)を用い,ノイズ領域が文字列として誤検出されることが課題となる情景画像からの日本語語彙検出手法を提案する.提案手法では,情景画像から網羅的な文字候補を抽出し,それらすべての組み合わせを表現したWFST と,大規模な語彙データセットから辞書を構成するWFSTとを合成することより,最終的な語彙検出結果を得る.これにより,辞書に含まれない文字候補の組み合わせとなるノイズ領域を除去することが可能となる.また,情景画像からの文字候補の抽出において,画像における位置情報を保持したままWFST を生成するため,同一の画像領域から最適な語彙を検出することができる.日本語を含む情景画像のデータセットにより検証を行い,ノイズ領域を除去しつつ日本語の語彙を検出できることを確認した.
著者
澄川 精吾
出版者
福岡女子大学
雑誌
生活科學 (ISSN:05593042)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.75-82, 1955-04-30

1.この研究は1953年の冬から1954年の冬までの問,博多湾の浜男海岸において採集されたイシダタミ封印icdonta labioの巾,高さ,長さ,の測定をおこない,それあの成長および寿命について考察したものである。2.稚貝は11月の終から12月の初めにかけて海岸に定着し,次の年の冬までに大体成体の大いさに成長する。3.寿命は大多数のものが2年半から3年のようで,稀に4年のものもあると思われる。4.産卵回数は年1回で,死亡率は夏から冬にかけて高い傾向が見られる。
著者
Yoshida Mitsuo Arase Yuki
出版者
Springer Berlin Heidelberg
雑誌
Information Retrieval Technology (ISSN:03029743)
巻号頁・発行日
vol.7675, pp.138-149, 2012-12
被引用文献数
1

We propose a method for classifying queries whose frequency spikesin a search engine into their topical categories such as celebrities and sports. Unlikeprevious methods using Web search results and query logs that take a certainperiod of time to follow spiking queries, we exploit Twitter to timely classifyspiking queries by focusing on its massive amount of super-fresh content. Theproposed method leverages unique information in Twitter—not only tweets butalso users and hashtags. We integrate such heterogeneous information in a graphand classify queries using a graph-based semi-supervised classification method.We design an experiment to replicate a situation when queries spike. The resultsindicate that the proposed method functions effectively and also demonstrate thataccuracy improves by combining the heterogeneous information in Twitter.
著者
北村 四郎
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.99-100, 1940-06-10
著者
西田 隆政
出版者
甲南女子大学
雑誌
甲南女子大学研究紀要. 文学・文化編 (ISSN:1347121X)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1-7, 2003-03-18

小松英雄は,平安朝の和文文献は,書記様式として句読点の存在しない,「連接構文」のテキストであり,句読点をつけることは不要かつその表現性を無視することになるとする。しかし,句読点の存在しないことが句読をおこなうこと自体を否定するものではない。また,現代語のような句点で文をくぎること自体はおこなわないものの,用言等の終止形だけでなく,ほかの構文的な条件の存在によって,そこで文がくぎられることがしめされる場合がある。句読点のような文のきれつづきを明示する符号の存在しないことで,構文的な自在性は保持しつつも,文の終止もしめすことのできるのが,和文の構文的な特徴であったとかんがえられる。
著者
市村 太郎 河瀬 彰宏 小木曽 智信
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.1-8, 2012-10-05

本稿では,国立国語研究所 「通時コーパス」 プロジェクトの一環として検討されている, 『洒落本大成』 『虎明本狂言』 の電子化について,構造化仕様・文書型定義を示し,割書や発話表示等,資料特有の形式の扱いや,それに伴う課題等について論ずる.This paper describes the specification and Document Type definition(DTD) for digitized documents of "Sharebon" and "Toraakira's Kyogen", as part of NINJAL Diachronic Corpus Project, and discusses its characteristic properties, styles and issues.
著者
塩見 昌裕 神田 崇行 ミラレス ニコラス 宮下 敬宏 ファーセル イアン モベラン ハビア 石黒 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.89, no.1, pp.1-13, 2006-01-01
被引用文献数
2

本論文では, ヒューマノイドロボットが人間と対面コミュニケーションを行うための中心視と周辺視を統合した顔追跡機能の実現について報告する. 我々のアプローチでは中心視と周辺視をパーティクルフィルタを用いて統合することでロバストに顔追跡, 注視を行う機能を実現した. 特にロボットが意図伝達のジェスチャのために人の顔以外の物体を見ている際は周辺視を利用し, 顔を注視する際には中心視と周辺視を統合することで常にロバストな顔注視が可能になった. また, ロバストな顔追跡を行うことで, 対面コミュニケーション時においても従来の表情認識や発話検出の技術を適用可能になった.
著者
大内 誠 岩谷 幸雄 鈴木 陽一
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.95-100, 2007 (Released:2008-07-04)
参考文献数
10

著者らは, 3次元音響バーチャルリアリティを実現するための聴覚ディスプレイ装置を開発した.この装置は,ヘッドフォンを用いて音場を精密に再現するものであり,そこに音源が存在しないにもかかわらず,聴取者は音源の位置を知覚することが可能である.したがって,視覚から情報を得ることの困難な盲人や強度の弱視者にとって,本装置は今までにない情報提示装置になりえることが期待される.著者らはこの装置を応用して,身辺空間認知や認知地図形成のためのコンテンツソフトウェアを開発し,実際に訓練を行った.その結果,いずれも訓練効果が認められ,本装置が視覚障害者にとっての新しい情報提示装置として有効であることが立証された.