2 0 0 0 物理學報

著者
中國物理學會編輯
出版者
中國科學院
巻号頁・発行日
1953
著者
永井 弘之 藤田茂 菅原研次
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.53, pp.29-34, 2006-05-19

自然言語処理システムに広く用いられているキー検索法として,トライ法があり,トライを表現可能なデータ構造として,ダブル配列がある.ダブル配列は,検索の高速性と空間利用率の高さを兼ね備えた,優れたデータ構造である.しかし,ダブル配列ではキーの検索時間に比べ,動的追加時間が遅い欠点がある.ダブル配列に対して,キーの動的追加を行うと,衝突が発生し,その回避に多くの計算量を要している問題がある.本論文では,ダブル配列において,遷移可能な次状態が単一であるシングル状態の多数性,およびシングル状態からの遷移先であるシングル要素の機動性を利用し,キーの動的追加時に生じる衝突を,効率的に回避することで,動的追加処理を高速化する手法を提案する.評価実験では,それぞれ10万件のデータを使用し,WordNet英語単語辞書で1.9倍,IPADIC日本語単語辞書で8.7倍,郵便番号で32.5倍,森田らの手法よりも高速に追加できることを確認した.Trie is a well known key retrieve method for natural language processing systems and the Double-array is a fastand compact data structure for a trie.However,dynamic key insertion time is not as fast as key sarch time,because of resolving collisions take a lot of time.A double-array has many single states and its successor is singlee elements.Single elements have a property that easy to reallocate.In this paper,We propose a efficient key insertion method by reallocating single elements to resolve collisions.The experimental results for 100thousand keys,it turned out that the propose method is 1.9to32.5 times faster than Morita's method.
著者
中里 理子
出版者
埼玉短期大学
雑誌
学校法人佐藤栄学園埼玉短期大学研究紀要 (ISSN:13416006)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.115-123, 1997-03-22

順接条件を導く「には」「からには」「以上」について、用例を基に意味・用法を整理した。前件と後件の意味の関係を考えるとともに、前件・後件を結び付ける際に意識される主観性や、前件・後件それぞれの意味上および文体上の制限について考察した。とくに、ともに因果関係を表す「からには」と「以上」、「ないことには」と「ない以上」は用法の重なる類義表現であり、その違いについて詳しく検討した。
著者
豊島 正之
出版者
国語学会
雑誌
国語学 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
no.136, pp.p152-140, 1984-03
著者
中嶋 匡 西村 裕之 西原 賢太郎 浮田 透 辻 雅夫 三宅 裕治 大村 武久 立花 久大
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.577-582, 2008 (Released:2008-10-08)
参考文献数
13

症例は68歳女性.2006年11月21日右手の動かしにくさを自覚し,以後徐々に症状増悪した.11月23日には構音障害と運動性失語が出現した.11月24日右上肢のけいれん後右片麻痺が出現し当院へ入院した.入院時,意識障害,全失語,軽度右片麻痺を認めた.入院当日の頭部MRIは,拡散強調画像およびFLAIR画像で左前頭葉皮質にリボン状に高信号を認めた.緩徐進行性の経過から,seizureを伴った血栓性脳梗塞と診断し,抗てんかん薬投与と抗血小板療法を行った.入院後物品呼称や名前を言うことが可能となり,右下肢麻痺は消失した.右上肢麻痺も徐々に改善し,失語症と共に26日には消失した.以上より本例をfocal inhibitory seizureと診断した.本症は従来考えられていたよりも稀な病態でなく,抗てんかん薬で治療可能であることから,脳梗塞との鑑別上留意すべき病態であると考えられた.
著者
辻本 尚弥
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学健康・スポーツ科学センター研究紀要 (ISSN:13463055)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.33-39, 2000-12-01

This study was to clarify the effects of capsaicin tablet, which was commercially available, on energy metabolism. The single blind crossover study was performed in 6 healthy men who orally received capsaicin (0.24mg) or placebo. Heart rate, skin temperature and respiratory exchange ratio were not changed on the time course after tablet receiving. Heart rate and skin temperature did not differ between capsaicin and placebo group after tablet receiving. Respiratory exchange ratio in capsaicin group was higher than that of placebo group after tablet receiving. Serum glucose and serum free fatty acid were not changed on the time course after tablet receiving. The value of serum triacylglycerol after tablet receiving was lower than initial value in two groups. Energy substrates did not differ between capsaicin and placebo group after tablet receiving. These results indicated that capsaicin tablet effect energy substrate utilization.
著者
神庭 弘年
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.5, pp.55-58, 2006-10-15

今日の社会では人々は,あらゆる場面でシステムとの接点を持たざるをえない.ヒューマンエラーと言われる,操作者の些細なミスが大事故を引き起こしたり,障害を引き起こした例は沢山報告されている.これらの"些細なミス"の中に理解しにくい,誤解を生みやすいインターフェースが原因となっていたものがないであろうか?一般にプロジェクトは作り手側に属するため,ユーザインターフェースは作り手中心に考えられてきた.しかしそれではヒューマンエラーを減らすことは出来ないのではないか?高度なシステムへの要求が高まれば高まるほど,優れたユーザインターフェースが重要になるが,それに応えるインターフェースの品質検討をどのように進めればよいのであろうか.プロジェクトマオジメントはもともと学祭的な研究対象であり,本稿は認知科学分野の紹介であるが,システムの品質についての重要な考慮点を共有できればと考える.