著者
李 凰玉 芳賀 穣 近藤 秀裕 廣野 育生 佐藤 秀一
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.333-346, 2019

<p>植物性蛋白源により完全に魚粉を代替した無魚粉飼料(NFM)にタウリンを段階的に添加した飼料を10週間与えたマダイの成長,消化吸収率,腸管の形態ならびに炎症性サイトカイン遺伝子の発現に対する効果を調べた。魚粉主体飼料(FM)区では日間成長率(SGR)と増重率(WG)が NFM 区よりも有意に高く,タウリン添加による改善は見られなかった。FM 区の飼料効率とタンパク質効率は,NFM+1.0T 区および NFM+1.5T 区よりも有意に優れたが,NFM+2.0T 区の間では飼料効率に差がなかった。NFM+1.0T 区以外では FM 区と同等のタンパクと脂質の消化率が見られた。NFM 区では,腸管の粘膜下層において典型的な大豆による腸管障害である好中球の浸潤が見られ,サイトカインの発現も FM 区よりも有意に高かった。NFM 区の遺伝子の相対発現レベルはタウリンの添加により有意に低下した。以上の結果より,マダイではタウリンの添加は植物原料を配合した NFM による炎症反応等の一部を緩和することが示唆された。</p>
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.803, pp.173-177, 2001-08-27
被引用文献数
1

「小山さん,今度のセンサ,随分苦戦してるようやな。この間言うとった例のノイズ,どうなん?」 「あれな。うちにおるアナログ回路のスペシャリストにいじってもろたら,一発や。さすがやねぇ。勘所をちゃんと押さえとる」 「すごいなぁ。あんだけ消えん,消えん,言うとったのに。
著者
星 優也
雑誌
摂大人文科学 = The Setsudai Review of Humanities and Social Sciences (ISSN:13419315)
巻号頁・発行日
no.28, pp.104-85, 2021-01

中世神仏信仰・中世神道と儀礼の研究は、近年飛躍的に進展した。なかでも儀礼で読まれる祭文や講式といった文献群は、注目されつつあるが課題が多い分野である。とくに神々を〈本尊〉とする講式は、鎌倉時代以降に展開したことで知られるが、不明な点が多い。本稿で取り上げる『神祇講秘式』は、これまで言及こそされたが、正面から研究されたことがない講式である。とくに密教系で短文の秘密式は、講式研究でも等閑視されてきたが、そこに「神祇」がつく『神祇講秘式』は、その最たるものである。しかし『神祇講秘式』は、講式と祭文、中世神仏信仰の近世的展開、中世神道と修験道の関係を考えるうえで重要な文献である。本稿は、『神祇講秘式』の基礎的考察を行い、類似する書名を持つ『神祇講式』と比較検討する。つづいて具体的な儀礼における『神祇講秘式』の存在形態を明らかにし、最後は神祇講式、神祇講秘式という書名すらなくなり、新しい祭文として作り替えられ、展開していく姿を明らかにする。
著者
森 あかね Akane Mori
出版者
同志社大学人文科学研究所
雑誌
社会科学 = The Social Science(The Social Sciences) (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.1-17, 2021-02-28

律令や孝子説話等の例において、継母と継子の恋愛関係は「不孝」と結びつけられる。光源氏の「孝」を称賛する場面が繰り返されるものの、光源氏と継母的立場である藤壺の関係に対しても「不孝」への連想が働いていたと想定され、「薄雲」の天変に繋がっている。光源氏とともに語られる「孝」は不孝を照射し矛盾を示す皮肉的なものとして機能しており、それは本来的な「孝」思想から離れた物語の「孝」と位置付けられる。論説(Article)
著者
林 初梅 Lin Chu-Mei
出版者
大阪大学大学院言語文化研究科
雑誌
言語文化研究 (ISSN:03874478)
巻号頁・発行日
no.47, pp.123-143, 2021-03-31

【学術論文】本文藉由三部歷史小說及其所改編的電視劇,探討台灣人的集體記憶,特別聚焦於日本時代的記憶表象。分析文本為東方白的<浪淘沙), (1990) 、吳豐秋的<後山日先照), (1996) 、謝里法的<紫色大稻埕), (2009) 及改編自這三部歷史小說的影視作品。硏究結果指出,重現日本時代是今日台灣的一股潮流,三部影視作品所呈現的日本時代記憶,具有以下共同特徵:一、都是描述跨越兩個時代的人物的家族史。登場人物生於日本時代,有過被殖民與接受近代化洗禮的歷史經驗,但戰後國民黨政府接收台灣,帶給他們的卻是另一個更嚴峻的挑戰。二、劇中所描述的日本時代涵蓋殖民性及近代性,但二戰時期生活困苦的記憶相對被淡化,且同時出現了脫離時代軌跡的疏離感與他者性。原因在於影像化過程需要更嚴格的時代考據,但世代間記憶的斷層,使劇中的戰爭記憶被淡化,同時植入了現代H 本的想像。三、劇中都呈現相對美好的「H 本」記憶。終戰前後的生活體驗及所見所聞是三位作家創作取材的泉源,他們不斷比對兩個時代,使得日本時代的記憶相對美好,而此一集體記憶,透過電視劇,不僅擴大了它的讀者群,也提升了它的可視性。
著者
中里 理子
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.818-805, 2000-03

『浮雲』を中心に明治前期の作品を対象として、和語系・漢語系オノマトペの使用状況を概観し、両者の関係を考えた。調査の結果から、和語系オノマトペで表現し得ない部分(その多くは心情表現に結びつく語)を、漢語系オノマトペで補ったこと、漢語系オノマトペの中でも既に広く用いられているものを中心に、言文一致文に取り入れようとしたのではないかということがうかがわれた。前者に関しては、和語系オノマトペにおいて、細かい意味を使い分ける働きをする型が未発達であること、オノマトぺの種類自体がまだ少ないことが、その遠因となっており、和語系オノマトペが発達するまでの間、漢語系のものが使われたであろうことが考えられる。
著者
西野入 尚一
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.159-165, 1956

In order to investigate the influences of all-night playing of mahjong, which is experienced not infrequently in our daily life, on various body functions, especially on the disease resistance of the individuals, 4 volunteers were selected to play mahjong all through the night. During the course, gas metabolism, pulse rates and the values of the dermal current were determined according to the lapse of time. Further, specimens of blood and urine were taken at 1 hour's intervals to determine the timely changes in the phagocytic activity of the leucocytes and in the number of the circulating eosinophil cells. In addition to these, oxydation coefficient determination and Donaggio's test were conducted to obtain roughly the following results.<BR>1) with the usual sleeping hours, the values of the phagocytic activity of the leucocytes are roughly the same in each morning. However, in the case of all-night mahjong playing, the activity gradually diminished towards the dawn showing approximately 45 less value in the following morning compared with that of the usual morning. Approximately 4 hours' sleep in the morning, however, helped the value to recover to a certain extent. A good sleep in the following night recovered the value to almost full extent.<BR>2) The number of circulating eosinophil cells showed almost the same fluctuation during the course as that of the phagocytic activity of the leucocytes.<BR>3) Unlike during the sleeping hours, the oxygen up take and the pulse rate were not found diminished, but the flicker value and the value of the dermal current were found diminishing as the time elapsed. The former showed approximately 13% less value at dawn, at which time the volunteers felt most sleepy, with a gradual recovery thereafter. The latter, however, continued lower values during the whole course.<BR>The lowering in the number of circulating eosinophil cells and the phagocytic activity of the leucocytes were found greater when these functions were maintained greatly in adverse to those during the sleeping hours.<BR>4) In the case of all-night playing of mahjong, Vakat's iodic acid coefficient, which usually shows a gradual increase according to the lapse of time. Moreover, this condition teded unrecovered for 2 or 3 days after one all-night sit up.<BR>5) As stated in the above, in the case of all-night playing of mahjong during the night, when usually the excitability of the cerebrum gradually become lowered by the time lapse and when the vagus tends to high tension, various body functions seem not to show their phenomena under sleep, and the bearing degree observed from the changes in the number of circulating eosinophil cells seemed great; further, extreme lowering in the disease resistance observed from the phagocytic activity of the leucocytes seemed to be noted with enhanced dissimilating metabolism.
著者
大塚 好古
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.937, pp.76-85, 2020-12
著者
伊藤 聡 小西 真治 村上 哲哉 新田 裕樹 阿南 健一 中川 貴之 本田 中 赤木 寛一
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F2(地下空間研究)
巻号頁・発行日
vol.76, no.1, pp.14-31, 2020

<p> 地下鉄開削トンネルの縦断方向の一部に大きな沈下や沈下に伴うひび割れが多く見られ,その使用にあたって耐荷性能を精度よく評価することが課題となっていた.そこで,鉄筋ひずみの調査を行ったところ,トンネルの中立軸位置が設計計算の値と大きく異なることがわかった.この要因として,トンネルにひび割れが生じることでトンネル縦断方向に伸長する挙動が,両端の変状が起こっていない部分により拘束されることにより見かけの軸力が発生するといったメカニズムを想定し,軸力の算定方法を検討した.さらに,この軸力を用いて構造計算を行った結果,見かけの軸力を与え,トンネル形状を再現した疑似3次元モデルを用いることで,トンネルのひび割れ状況などの変状を精度よく再現できることがわかり,軸力の発生メカニズムの妥当性が確認できた.</p>
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.977, pp.39-42, 1999-02-08

松下電器産業の小型ノートパソコン「レッツノート」がヒットしている。レッツノートの売り上げ、販売台数は1999年3月期、ともに前年度の1.5倍である300億円、15万台を見込む。昨年12月の大手家電量販店における販売調査では、B5サイズの小型ノートパソコンの市場で、競合する10社を相手に3割近いシェアを獲得した。