著者
小林 義光 浦崎 新八郎 三谷 祐一朗
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2017 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp.2P2-J11, 2017 (Released:2017-11-25)

This paper describes miniaturization of electromagnetic levitation equipment with a PLC (Programmable Logic Controller). In order to learn advanced control theory with PLC, we constructed electromagnetic levitation equipment with a PLC. However it is necessary to use a small electromagnet and measure a position of a floating object without a position sensor in order to realize electromagnetic levitation conveyance system as small educational tool. Therefore we tried to find a condition of miniaturization of the equipment. The feedback controller model is designed by the linear control theory and implemented into PLC. As results, we confirmed that it is possible realize stable levitation by using a small electromagnet of low resistance value and a hall element instead of the position sensor.
著者
小林 信一
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
研究 技術 計画 (ISSN:09147020)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.100-107, 2023-05-08 (Released:2023-05-09)
参考文献数
11

本稿は,研究インテグリティ概念の成立について検討した上で,大学が社会に対して開かれることの意味を検討することを目的とする。研究インテグリティ概念は,日米ともに,曖昧な形で登場した。それまで,米中対立を背景とする地政学的環境の変化や技術流出問題と関連づけて議論されてきたことを,大学等の基礎研究分野に持ち込む中で概念化された。それは同時に,大学と社会の関係性の変化をもたらした。大学の研究活動のオープン化は,結果として,大学の研究活動は大学や学界に独占されるものではなく,社会全体が大学の研究能力を活用する時代の到来を意味する。それらはときに,特定のメディアや政治家が,伝統的な大学観や科学観を無視して,大学に対して研究の内容等に介入する形をとる。大学や学界は,こうした現実を十分に理解していない。一方で,大学の研究に介入しようとする人々は,大学の研究活動に過大な期待をしている。大学と社会のあいだには理解と誤解が交錯している。その上,研究インテグリティは,大学における経済安全保障問題の一部と捉えられることがあり,政治主導のさまざまな議論に波及している。研究インテグリティの問題は,究極的には,大学と社会の関係の変容の問題に帰結する。伝統的な大学論,学問論は,もはや現実を説明できない。我々は,新たな大学論,学問論,大学と社会の関係を追究していく責任がある。
著者
園田 潤 増田 楓真
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J106-B, no.6, pp.339-341, 2023-06-01

本論文では,LiDARを用いた自動走行地中レーダを開発し,地中レーダ付属のエンコーダによる走行距離とLiDARの自己位置推定による走行軌跡から屋内埋設管の位置推定について検討している.
著者
江木 伸子 廣瀬 理恵子 平尾 和子 野田 誠司 齋尾 恭子
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
pp.NSKKK-D-22-00088, (Released:2023-06-05)

大豆分離タンパク質 (SPI)の部分的酵素加水分解が乳化安定性に影響することは既に報告されている.著者らは市販の部分的加水分解された大豆タンパク質素材を用いて,乳化安定性の高いエマルションの調製について報告した.本報の目的は,数種の熱帯果実の果汁をSPIに直接反応させることにより,SPIから保形性および安定性の高いエマルションを調製することである.その結果,パイナップル,キウイ,イチジク,メロン,パパイア(未熟)の果汁をSPIと反応させることにより,擬塑性流動を示し,保形性のある安定なエマルションを,パパイン酵素と同様に調製できることを明らかにした.本研究の範囲において,果実の種類,産地,熟度,果汁とSPIの反応条件により,エマルションの外観,SDS–PAGEによるタンパク質分解物のパターン,流動曲線による物性等が変化した.電気泳動パターンでは11Sの酸性サブユニットの消失とエマルションの安定性との関係が示唆された.
著者
Yutaka Kano
出版者
THE JAPAN STATISTICAL SOCIETY
雑誌
JOURNAL OF THE JAPAN STATISTICAL SOCIETY (ISSN:18822754)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.101-117, 1996 (Released:2009-01-22)
参考文献数
43
被引用文献数
1 1

Takeuchi [37], Takeuchi and Akahira [38] and Pfanzagl [27] among others proved that any first-order efficient estimators are second-order efficient. Many other authors e. g., Ghosh [15], have conjectured that any third-order efficient estimators are also fourth-order efficient. Based on the concentration probability of estimators about a true parameter, this paper gives a positive answer to the conjecture in a curved exponential family with multi-structural parameters. It is seen that choice of bias-correction factors is critical.