著者
横澤 幸男 藤森 弘章
出版者
一般社団法人 日本時計学会
雑誌
日本時計学会誌 (ISSN:00290416)
巻号頁・発行日
vol.113, pp.15-28, 1985-06-20 (Released:2017-11-09)

A Wrist watch "WRIST TERMINAL RC-1000" has been developed and put on the market. This one not only can receive data directly from information processing instruments (personal computers) but also memorise and readout the data at any time. As the RS-232C interface and RAM of 2K bytes are installed in the wrist watch, such functions as memory, schedule alarm, and world time are also fulfilled.
著者
原田 和博
出版者
一般社団法人 日本臨床薬理学会
雑誌
臨床薬理 (ISSN:03881601)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.79-83, 2017-03-31 (Released:2017-04-22)
参考文献数
2
著者
加藤 大一郎 石川 秋男 津田 貴生 福島 宏 山田 光穗
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.1315-1324, 1999-09-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
9
被引用文献数
9 6

We are studying an intelligent robot camera system that can automatically shoot images with a powerful sense of reality. To clarify the relationship between the size of a subject, shooting velocity, and position of the subject in the image, a basic experiment was conducted on the shooting of a moving subject. The following points were clarified. The subject's position in the image seems to be more closely related to the size of the subject than its velocity ; the larger the subject and the faster it is moving, the greater the values for the distribution of the subject's position. We also found that if a subject moves outside the best position in the image, its position is not corrected immediately but the shooting continues keeping the maximum velocity of positional change within about 0.20 to 0.35. We also conducted subjective image evaluation experiments using a camera control system. This has revealed that the factors in subjective evaluation of camera work may be divided into four groups representing continuation, vividness, sensitivity, and human-warmth, and that the tested subjects were liable to feel shots, taken with techniques similar to those used by cameramen were more human-like, so they gave them relatively high evaluations.
著者
本郷 裕一 山田 明徳 伊藤 武彦 猪飼 桂 守川 貴裕 髙橋 雄大
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

シロアリの餌である木片の消化の大部分は、シロアリと1.5億年以上前に共生を開始した腸内原生生物群集が担っているが、それら原生生物の起源や共生に至った過程は未知である。本研究の主目的は、木質分解性原生生物を進化過程で喪失した「高等シロアリ」の一系統群が比較的最近、新規な木質分解性原生生物を再獲得した可能性の検証である。結果、新規原生生物は多様な高等シロアリに共生しているものの、多数の原生生物細胞が見られるのはやはり一系統群のみであること、同原生生細胞質が木片で充満していること、同原生生物を含む腸画分はセルロース分解活性を有することなど、今後の研究の基盤となる重要な情報を得ることができた。
著者
山本 佳世子 葛西 賢太 打本 弘祐
出版者
学校法人天理よろづ相談所学園 天理医療大学
雑誌
天理医療大学紀要 (ISSN:21876126)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.13-23, 2021-03-31 (Released:2021-08-16)
参考文献数
27

日本では終末期医療を中心に,スピリチュアルケアの議論と実践の蓄積がされてきたが,それは宗教的ケアとは切り離した形で進められてきた。では,非信者に対して宗教者による宗教的ケアは不要なのか。本稿では,宗教系病院における死亡した非信者患者及びその家族へのケアの一端を明らかにし,病院における宗教者による非信者患者や家族へのケアの意義や可能性,さらには「無宗教」と言われる日本人の死生観や宗教性の一端について示唆を得る。 天理よろづ相談所病院,キリスト教系病院A及びB,あそかビハーラ病院で活動する宗教者計23名に対し半構造化面接を行った。非信者患者の死後の「死者へのケア」としては,天理よろづ相談所病院およびあそかビハーラ病院では宗教者によるお見送りが,キリスト教系病院A・Bでは希望に応じたチャプレンによる葬儀の司式が行われていた。また,その家族へのケアとしては,キリスト教系病院Aでは月1回の遺族の分かち合いの会が,キリスト教系病院Bでは遺族カウンセリングが行われており,あそかビハーラ病院には院内の仏堂への遺族によるお参りの例があった。 これらの実践からは,「無宗教」を自認する多くの日本人とって,死後の世界や故人の魂につながるために必要な存在が「宗教」ではなく「宗教者」であることが示唆される。これまで地域コミュニティにおいてなされてきた宗教者による「死者へのケア」及び悲嘆者である遺族が「死者へのケア」をできるように宗教者が関わる「『悲嘆者の死者へのケア』をケアすること」が,病院付き宗教者に新たに求められるようになっていることが明らかになった。
著者
佐々木 亮
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌 (ISSN:02850885)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.183-188, 2017 (Released:2018-11-01)
参考文献数
45

ヒトが空間内を自由に動きまわり,同時に動く物体を知覚し,判断するとき,脳は実に複雑な計算処理にさらされることになる.網膜から入力される視覚情報に基づく脳神経細胞の活動を,いかにして知覚,判断へと結び付けているのだろうか.本稿では,物体の動きに関する座標表現について取り上げ,視覚-前庭情報統合の神経基盤について,覚醒行動下のサルの空間物体運動知覚を対象とした,心理行動,神経生理及び計算論的アプローチから得られた総括的な知見を基に解説する.
著者
小野 ?子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
藝文研究 (ISSN:04351630)
巻号頁・発行日
vol.82, pp.20-41, 2002-06-01

1 銀行家と「理想的な幇間」2 「幇間」から「小説家」へ3 「裏づけ」から「対比」へ4 方法の呪縛5 空転する言葉
著者
山浦 一保 古川 久敬
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.63-73, 2008 (Released:2008-11-14)
参考文献数
35

本研究の目的は,医療の質向上に関する行動基準について,その理解と実行の程度がともに高く,かつこれら2つの間の乖離を抑制する要因を明らかにすることであった。ここでは,個人要因として職務遂行に対する自律性,職場環境要因として職場からの期待認知(安全期待と効率期待)を取り上げた。このことを検討するため,3つの病院に勤務する看護師を対象として質問紙調査を行った。その結果,医療の質向上の行動基準は4因子構造(看護計画,ルール遵守,情報交換,変革推進・改善)であり,それぞれの行動基準面に関する理解度は実行度よりも高い水準で評価された。看護師の自律性と職場からの安全期待は,概ね行動基準の実行度を高めることが明らかになった。また,職場からの効率期待は,予想に反して,医療の質向上のための活動を部分的に促進させる傾向が示された。考察では,安全確保と効率向上を別個のものとして捉えず,双方を関連づけるリーダーシップの必要性を指摘し,今後の課題を提示した。
著者
馬場 由成
出版者
佐賀大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

本研究の目的は、蟹や海老殻のバイオマス廃棄物に含まれるキチンから容易に得られるキトサンを原料とする安価で選択性の高い新規の吸着剤を合成し、これを用いて貴金属イオンの選択的分離を行い、これらの分離・精製プロセスの大幅な省エネルギーとコスト削減を実現すると共に、バイオマス廃棄物の有効利用を図ることである。本研究ではキトサンが分子内に反応性の高いアミノ基を有していることに着目し、このアミノ基を利用してキトサンの各種の化学修飾を行い、貴金属イオンの新しい高選択性の吸着剤の開発を行った。キトサンおよびその誘導体による金属イオンの吸着については多くの報告がなされているが、これらは酸・アルカリに不安定であり工業的な吸着剤としては利用できない。工業的な吸着剤として利用するためには架橋が必要であるが架橋すればキトサンの官能基である一級アミノ基が潰され、金属の吸着能を低下させる。そこで本報告ではキトサンにキレート形成能を有する官能基を導入する際にキトサンのアミノ基をシッフ塩基にし、アミノ基を保護した状態で架橋反応を行った。その結果、ここで提案した架橋法を利用すれば、酸、アルカリに安定な、しかも貴金属イオンに対して高選択性を有するキトサン誘導体が得られることが明らかとなった。すなわちこうして架橋された2種類キトサン誘導体であるビリジルキトサンおよびチエニルキトサンを用いて塩酸溶液からの貴金属イオンの吸着特性を調べた。その結果、両者とも鉄、銅、ニッケル、コバルト、カドミウムおよび亜鉛等のベースメタルはほとんど吸着せず、金、パラジウムおよび白金に対して高選択性を有する吸着剤であることが明らかとなった。さらに市販のキレート樹脂などと比較すると、2〜3倍の優れた吸着容量を有することが見い出され、本研究で提案したキトサン誘導体が貴金属イオンに対して優れた選択性を有する新しい工業的吸着剤として期待されることが明らかとなった。
著者
藤井 松太郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:00471798)
巻号頁・発行日
vol.1958, no.58, pp.63-75, 1958-09-10 (Released:2010-08-24)
参考文献数
3

地盤沈下による不等沈下のために変状を生じた大阪駅高架橋の構造物および基礎粘土層の精密な調査を行い, 粘土の圧密特性を調べ, 圧密理論の諸係数および計算数値を将来の沈下量実測値と照査して今後の沈下量の予測を行い, 構造物変状の調査研究と相俟つて大阪駅沈下対策の基本的資料を得た。
著者
鶴若 麻理
出版者
日本看護倫理学会
雑誌
日本看護倫理学会誌 (ISSN:24347361)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.86-88, 2021-03-20 (Released:2021-05-29)
参考文献数
5
著者
神田 祥子
出版者
至文堂
雑誌
国語と国文学 (ISSN:03873110)
巻号頁・発行日
vol.85, no.6, pp.59-72, 2008-06
著者
井上 果苗
雑誌
中京英文学 = Chukyo English literature (ISSN:02852039)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.49-70, 2008-01-01
著者
洪 性珉
出版者
早稲田大学史学会
雑誌
史観 (ISSN:03869350)
巻号頁・発行日
vol.178, pp.四三-六一, 2018-03-25