著者

齊藤 研也 Saito Kenya

出版者

神奈川大学

雑誌

神奈川大学史紀要 (ISSN:24240567)

巻号頁・発行日

vol.01, pp.31-59, 2016-03-31

著者

黒沢 一也

出版者

日本肘関節学会

雑誌

日本肘関節学会雑誌 (ISSN:13497324)

巻号頁・発行日

vol.25, no.2, pp.27-30, 2018 (Released:2019-07-25)

参考文献数

10

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新鮮Monteggia骨折の治療は橈骨頭脱臼の確実な整復が重要である.橈骨頭の観血的整復術を要した新鮮Monteggia骨折を後ろ向きに検討した.対象は17例17肘,骨端線閉鎖前(小児例)は14例で年齢は2~14歳(平均7.9歳),骨端線閉鎖後(成人例)は3例で年齢は18,32,73歳である.14例で手術治療,3例で保存治療を行った.全例透視下に橈骨頭の整復位を確認し,前腕回内でわずかでも橈骨頭が前方脱臼を示した症例は全て観血的に橈骨頭の観血的手術を行った.観血的整復術を要したのは,小児例では14例中5例(35.7%),成人3例は全てであり,小児と成人例を合せると47.1%であった.全例で輪状靱帯と関節包が上腕骨小頭を覆うように腕橈関節に介在し橈骨頭の整復障害因子となっていた.新鮮Monteggia骨折の治療にあたっては前腕回内位での橈骨頭の整復状態を注意深く確認することが重要である.

著者

吉川 正剛 Masatake YOSHIKAWA

出版者

大手前大学CELL教育研究所

雑誌

大手前大学CELL教育論集 = Otemae University CELL journal of educational studies (ISSN:21855641)

巻号頁・発行日

vol.7, pp.057-066, 2017-03-31

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2011年の大学設置基準の改正により、大学でのキャリア教育やキャリア形成支援が原則義務付けられた。今後の就職支援部門の業務は、大学設置基準の趣旨を踏まえて学生のキャリア形成支援に資するよう再構成することが求められているが、そのあるべき姿は明確ではない。本稿では、文部科学省が想定している「キャリア教育」の意義から大学設置基準の条項を検討するとともに、職業紹介機関たる就職支援部門と厚生補導機関たる就職支援部門の位置づけを振り返ることにより、就職支援部門が行う「就職支援」の再定義を試みた。この中で、職業指導の「目標の二重構造」を提示し、今後の就職支援が「卒業後の進路決定」という学生の目標と「人生設計支援」という大学の目標の、2つの目標の二重構造の中で行われるべきことを示した。

著者

関 茂樹

出版者

一般財団法人 日本英文学会

雑誌

英文学研究 (ISSN:00393649)

巻号頁・発行日

vol.65, no.1, pp.89-102, 1988-09-30 (Released:2017-04-10)

著者

南亮進 清川雪彦編

出版者

東洋経済新報社

巻号頁・発行日

1987

著者

間野 英二

出版者

東洋史研究會

雑誌

東洋史研究 (ISSN:03869059)

巻号頁・発行日

vol.23, no.1, pp.1-27, 1964-06-30

著者

坂根 隆広 Takahiro Sakane

雑誌

人文論究 = Jimbun ronkyu : humanities review (ISSN:02866773)

巻号頁・発行日

vol.70, no.4, pp.19-38, 2021-02-10

著者

杉内 友理子

出版者

一般社団法人 日本めまい平衡医学会

雑誌

Equilibrium Research (ISSN:03855716)

巻号頁・発行日

vol.80, no.4, pp.303-310, 2021-08-31 (Released:2021-10-02)

参考文献数

31

被引用文献数

1

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Descending information from the labyrinth to the spinal motoneurons is mainly conveyed through the vestibulospinal system, which consists of the lateral and medial vestibulospinal tracts. The lateral vestibulospinal tract (LVST) arises mainly from the lateral vestibular nucleus and descends ipsilaterally in the ventrolateral funiculus. It mainly receives input from the otolith organs, extends throughout the length of the spinal cord, and exerts excitation on the extensor muscles of the lower leg. Single LVST axons have multiple axon collaterals at different segments along the entire length of the spinal cord, thus playing an important role in maintaining the posture. In contrast, the medial vestibulospinal tract (MVST) originates in the descending, medial and lateral vestibular nuclei, and descends bilaterally in the ventromedial funiculus of the cervical cord. It conveys mainly semicircular canal inputs to the neck motoneurons, and single MVST axons have multiple axon collaterals terminating on neck motoneurons in different segments of the cervical spinal cord, thus playing an important role in the vestibulocollic reflex.

出版者

河出書房新社

巻号頁・発行日

2005

著者

筒井功著

出版者

河出書房新社

巻号頁・発行日

2012

著者

佐久間 俊輔 金原 一宏 有薗 信一 Shunsuke SAKUMA Kazuhiro KINPARA Shinichi ARIZONO

雑誌

リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences

巻号頁・発行日

vol.13, pp.59-70, 2018-03-31

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総説

著者

王 立達 于 康 澤谷 敏行 Li Da Wang Kang Yu Toshiyuki Sawatani

雑誌

Ex : エクス : 言語文化論集

巻号頁・発行日

no.2, pp.107-124, 2002-03-25

著者

中村 民雄

出版者

日本武道学会

雑誌

武道学研究 (ISSN:02879700)

巻号頁・発行日

vol.30, no.Supplement, pp.51, 1997 (Released:2012-11-27)

著者

岡崎 貴裕 前田 聡彦 井上 誠 北薗 貴子 柴田 朋彦 尾崎 承一

出版者

日本臨床免疫学会

雑誌

日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)

巻号頁・発行日

vol.32, no.2, pp.124-128, 2009 (Released:2009-04-30)

参考文献数

10

被引用文献数

1 1

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移植後に発症する慢性移植片対宿主病の発現病態としては稀とされる多発性筋炎を経験した.症例は55歳,女性.T細胞リンパ腫にて実姉よりHLA一致,血液型一致の同種骨髄移植をうけた約2年後に,脱力感を主訴に近医を受診するも改善せず当院を紹介され入院した.筋力低下,筋痛,CPK値,炎症所見,筋電図より多発性筋炎と診断されたが,徒手筋力テストでの筋力低下は近位筋のみならず遠位にも及んでおり,定型的多発性筋炎の障害様式との相違がみられた.筋生検では筋萎縮や大小不同が見られたが細胞浸潤に極めて乏しい所見が得られた.治療は,プレドニゾロン(1 mg/kg/日)を開始するとともに速やかに自覚症状およびCPK値の改善を認め,原疾患である慢性移植片対宿主病に対してミゾリビン150 mg/日を追加投与することによりステロイドの漸減も可能となった.過去の報告では筋組織所見で強い細胞浸潤を認めるとした報告が多いが,慢性移植片対宿主病の病勢制御のための長期間の免疫抑制剤投与や,ステロイド治療が奏効している結果を考慮すると,細胞浸潤の有無は必ずしも筋炎の診断に決定的な根拠とはなり得ないことが示唆された.

著者

足立 淳

出版者

日本教育方法学会

雑誌

教育方法学研究 (ISSN:03859746)

巻号頁・発行日

vol.35, pp.105-115, 2010-03-31 (Released:2017-04-22)

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本研究は,成城小学校における教育方法改革の史的再検討の一環として,同校におけるドルトン・プラン受容をめぐる対立の構造を明らかにすることを目的とする。これまで一般的に,成城小においてドルトン・プランは,同校でそれまで独自に実践されていた自学法と高い親和性をもつ教育法として受容されたと理解されてきた。しかしながら,近年,新たな知見が提出されており,成城小の自学とドルトン・プランとが,同校の人びとが理解したように必ずしも一致するものではなかったことが示唆されている。このことを念頭において成城小におけるドルトン・プラン受容に貢献した主要な人物たちの言説を検討してゆくと,実際には,彼らのなかにドルトン・プランに対する異なる見解が存在したことに気づく。そこで本研究は,まず,沢柳政太郎の自学論の内実を検討し,成城小における自学の背景についてみた。次に,奥野庄太郎と赤井米吉の言説を対比的に分析することで,彼らのドルトン・プランに対する見解が異なるものであったことを論じた。そして,両者の見解の相違が,単なるドルトン・プランの解釈上の違いにとどまるものではなく,教育の目的観の対立構造に根ざすものであったことを明らかにした。

著者

権上 康男

出版者

政治経済学・経済史学会

雑誌

歴史と経済 (ISSN:13479660)

巻号頁・発行日

vol.46, no.1, pp.20-37, 2003-10-30 (Released:2017-08-30)

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With the spread of deregulation in the business world beginning in the 1980s, the concept of "neo-liberalism" has attracted the interest of more and more people. Our understanding of this idea, as well as the movements or practices based on it, however, is still very limited. In fact, scholarly literature hardly mentions it, and we have no authoritative definition which fulfills both the needs of historical studies and those of economic theory studies. Based on French public archives, and private French archives recently opened to the public, this study demonstrates three points concerning neo-liberalism. First, neo-liberalism has its "official" roots in the "Walter Lippmann Symposium" held in Paris in 1938, in which such famous liberal economists as F. Hayek, L. Mises, W. Ropke, and J. Rueff participated. Second, at this symposium, discussants reached the conclusion that (neo-)liberalism should be based on two key conceptual foundations: that the price mechanism (not the pursuit of maximum utility) should be considered the "fundamental postulate" of liberalism; and that state intervention should not always be eliminated, as some types of state intervention are compatible with the price mechanism, and are therefore acceptable. Third, after the end of World War II, Germany was the first to carry out an economic and social policy involving neo-liberalism, which was called a "Social Market Economy." As early as 1958 France followed, and the successive Gaullist governments, following the recommendations of J. Rueff, the founder of the French School of neo-liberalism, began to grapple with a large-scale "structural reform" in three fields of finances, economy and credit. Therefore, neo-liberalism did not originate in the Anglo-Saxon World as is commonly believed, but in continental Europe.

著者

定金 恒次

出版者

加計学園倉敷芸術科学大学

雑誌

倉敷芸術科学大学紀要 = The bulletin of Kurashiki University of Science and the Arts (ISSN:13443623)

巻号頁・発行日

no.12, pp.259-270, 2007-03-01

著者

片山 剛 Takeshi Katayama 千里金蘭大学 教養教育センター

巻号頁・発行日

vol.11, pp.87-99,

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後白河法皇の嗜好によって制作された『伴大納言絵巻』は、九世紀に起こった応天門の火災に取材した説話を絵画化したもので、炎の描写、多様な人物の躍動感にあふれた表現、劇的な展開などの魅力に溢れた絵巻物屈指の名作である。しかし、絵画の読み解きは必ずしも完全に行われているとはいえず、また絵巻物という性質ゆえに原本の体裁をそのまま伝えているとも思えないなどの問題を孕んでいる。 本稿では、従来の説に多くを依拠しながらも、未解決の問題に私見を加え、併せて細部の読み解きを試みるものである。

出版者

偕行社

巻号頁・発行日

0000

著者

森茂 智彦 山口 穂高 藤巻 吾朗 生駒 晃大

出版者

情報処理学会

雑誌

情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)

巻号頁・発行日

vol.64, no.2, pp.289-300, 2023-02-15

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棚卸作業において,画像認識によって部材の数量を求めることは有用である.しかし,その精度が100%となることは保証されないため,正確な数量の把握には目視による認識結果の修正も必要である.当然この修正は速く正確に行えることが望まれる.そこで本論文では,画像を格子線で区切ることによって修正作業が効率的に行えるとの仮説を立て,検証する.木製の丸棒部材を用いて検証した結果,未検出の部材のみが含まれる画像の修正では格子線の影響が限定的であり,誤検出の印を消す修正および未検出と誤検出の同時修正が必要な画像において格子線を用いた条件で未修正数が減少した.一方で,修正に要した作業時間は格子線の有無によって変わるとはいえなかった.よって,丸棒部材において格子線は,画像認識後の修正作業を阻害する可能性は少なく,誤検出した印の修正に有効であると結論づけられる.