著者
伊川 徹
出版者
関西大学フランス語フランス文学会
雑誌
仏語仏文学 (ISSN:02880067)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.63-77, 2000-02-29

山村嘉己教授退職記念号
著者
桜井 弘
出版者
日本薬史学会
雑誌
薬史学雑誌 (ISSN:02852314)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.7-12, 2015 (Released:2020-12-02)

PMID: 26427095 [Indexed for MEDLINE]
著者
Ken-ichi Okumura Kazuyuki Honki Shin-ya Ohba
出版者
The Japanese Society of Systematic Zoology
雑誌
Species Diversity (ISSN:13421670)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.247-252, 2019-11-25 (Released:2019-11-25)
参考文献数
27
被引用文献数
2 1

Iwogumoa songminjae (Paik and Yaginuma in Paik et al., 1969) is recorded for the first time from Japan on the basis of specimens collected in the Tsushima Islands, Kyushu and previously identified as I. insidiosa (L. Koch, 1878). The relationships among the Japanese species of Iwogumoa Kishida, 1955 are analyzed using mitochondrial cytochrome c oxidase subunit I with various Japanese species of Coelotes Blackwall, 1841 sensu lato as the outgroup. A new synonym is proposed through a comparison of morphological characteristics and the results of our molecular analysis: Coelotes iyoensis Nishikawa, 2009 (known only from the male) is a junior synonym of Coelotes mohrii Nishikawa, 2009 (known only from the female).
著者
左貝 潤一
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.567-574, 1993-06-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
47

位相共役波が発見されてから約20年.その特異な性質ゆえ,種々の媒質を用いて位相共役波を発生させ,応用することが試みられてきた.本稿では,位相共役波の性質,発生法,応用などを,特に初心者にも分かりやすいように,基本にたちかえって説明するとともに,研究の最前線の一端までを紹介する.
著者
恩田 彰
出版者
日本超心理学会
雑誌
超心理学研究 (ISSN:1343926X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.16-19, 2021-06-25 (Released:2021-06-29)
著者
村瀬 信一
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.90-100,256, 2003-02-28 (Released:2009-01-22)
参考文献数
51

田中義一内閣下の第56議会(1928年12月∼1929年3月)において,与党•政友会と新党倶楽部が共同提案した選挙法改正案は,選挙区を小選挙区制に戻すことを骨子としていた。しかし,政友会•新党倶楽部ともに,小選挙区制採用を焦眉の急と考えていたわけではなかった。政友会にとっては,将来の議会対策上,新党倶楽部を吸収する必要から,また新党倶楽部とそれを率いる床次竹二郎にとっては,より有利な政友会復帰への道筋をつける思惑から,成立するか否かは度外視して提出されたものであった。

1 0 0 0 OA 樹木の寿命

著者
勝木 俊雄
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.239-247, 2019-10-31 (Released:2021-03-22)
参考文献数
58
著者
小林 匡子
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1134, 2021 (Released:2021-12-01)
参考文献数
3

腸管粘膜には食物などに対する免疫応答を抑制する機構(免疫寛容)が存在し,この機構に異常が生じると炎症性腸疾患や食物アレルギーなどが引き起こされる.末梢での免疫寛容に重要な役割を担うのが,Foxp3によって免疫寛容能を獲得した制御性T細胞(regulatory T cells: Treg)であり,Foxp3の変異により食物アレルギーを発症したマウスにTregを移植するとアレルギー反応が抑制されることが知られている.最近,中国において潰瘍性大腸炎の補助療法薬として認知されている白頭翁湯が,腸管粘膜に存在するTregを増加させて免疫寛容を促し,炎症性腸疾患を改善することが報告されたので紹介したい.なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.1) Miao Z. et al., Front. Pharmacol., 11, 531117(2021).2) Yamamoto T. et al., Biochem. Biophys. Res. Commun., 516, 626-631(2019).3) Nagamatsu T. et al., Am. J. Reprod. Immunol., 80, e13021(2018).
著者
松沢 佑次
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.27, no.7, pp.662-669, 1995-07-15 (Released:2013-05-24)
参考文献数
9

高比重リポ蛋白(HDL)が動脈硬化を予防するリポ蛋白であることが疫学的に証明されて既に20年になるが,必ずしもその分子機構は明らかにされていない.最近の研究によりHDLは,コレステロール逆転送系(本来コレステロールは肝臓で作られ末梢細胞へ運ばれるので,その逆の末梢から肝臓へ運びもどす系)の中で主役をなしていることが明らかになっており,その逆転送系が組織におけるコレステロールの畜積を防御するものと考えられるようになってきた.従って,HDLが欠損するとコレステロール逆転送系が作動しなくなるため,atherogeniclipoproteinが少なくても動脈硬化が伸展するのである.しかし,私達は,HDLの血中レベルが増加しながらこのコレステロール逆転送系が障害されている病態として,コレステロール転送蛋白欠損症を見出した.この異常が動脈硬化と直接結びつくかどうかは,未だ結論は出ていないが,少なくとも日常診療で測定されているHDL-コレステロールの血中レベルのみで,動脈硬化との関連を考察することは不十分であり,HDLの機能的評価が重要であることを示す病態である.
著者
堀口 真弓 大澤 葉子 山浦 小百合 野溝 明弘
出版者
一般社団法人 日本フットケア学会
雑誌
日本フットケア学会雑誌 (ISSN:21877505)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.208-212, 2018-12-25 (Released:2018-12-25)
参考文献数
5

【要旨】当施設の通院透析患者 172 人中,巻き爪のある患者は 32 人であり,その内,糖尿病または 70 歳以上である患者は 65.6% であった.糖尿病及び高齢者は足趾潰瘍のハイリスク群であり,巻き爪による足趾の損傷はできるだけ回避する必要がある.早期に適切な介入をすることにより巻き爪による足趾の創傷を防止することを目的に,看護師でも扱える巻き爪矯正具,巻き爪ロボと巻き爪ブロックを導入した.巻き爪ロボによる矯正では殆どの症例が処置開始初回で爪の皮膚への陥入は解除できた.多くの巻き爪症例は爪の根元から変形しており,矯正後 1 週間前後で元の形状に戻る傾向がみられたが,処置を繰り返し継続することで爪甲の弯曲は徐々に矯正され,皮膚への陥入を解除することが可能であった.透析時間を利用した今回の巻き爪矯正方法は合理的で有効な方法である.
著者
大滝 悦生 山口 洋一郎 塩月 由子 片淵 幸彦 松石 豊次郎 松浦 伸郎 山本 正士
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.502-506, 1987-11-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
18

単純ヘルペスウイルス1型脳炎 (以下HSV1型脳炎と略す) 罹患後, 著明な精神運動発達遅滞, 両側片麻痺を認め, 8カ月後シリーズ形成する点頭てんかんを発症した1歳4カ月男児を報告した. 病初期の脳波でperiodic sharp wave, CTで左右側頭葉の低吸収域が認められ, 造影剤注入後にはstreak linear enhancementを認めた. 急性期を過ぎた発症後8週のCTでは著明な左右側頭葉, 視床の低吸収域, 第III脳室拡大, 脳皮質萎縮が認められた.髄液でのenzyme-linked immunosorbent assay (以下ELISAと略す) による抗体測定によりHSV1型脳炎と確定した. HSV脳炎は, 局所症状を呈することがよく知られているが点頭てんかんを認めたという報告はわれわれが調べた範囲では見当たらなく極めてまれと考え病巣についても考察を加え報告した.