出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1532, pp.44-48, 2010-03-15

2月19日、帝国ホテル東京で富士ゼロックスが開いた複写機の販売代理店の表彰式。予告なしに角界を支える横綱が登場すると、会場は沸き返った。 もちろん富士ゼロックスの山本忠人社長は、単なる客寄せパンダとして白鵬を招いたのではない。白鵬は昨年12月に発売した中小企業向けの新型複合機「ドキュセンターⅣ C2260」のイメージキャラクター。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1195, pp.139-142, 2003-06-09
被引用文献数
1

テレビや新聞、電車の中であの懐かしいおじさんを見かけることが増えた。そう感じている読者も多いはずだ。そのおじさんの名は「アンクルトリス」。戦後まもない1946年にサントリー(当時は寿屋)が発売し、60年代に爆発的なブームとなったウイスキー「トリス」のイメージキャラクターだ。
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2017, pp.64-68, 2019-11-18

工場棟の玄関先で社旗を振って出迎えるのは約20人もの従業員。玄関に入れば、「いらっしゃいませ、〇〇様」と書かれたウエルカムボードが目に飛び込んでくる。そして、担当者に促されるまま、新製品やイメージキャラクターの女優の等身大パネルとともに記念…
著者
毛利 資郎 半田 純雄 和田 俊雄 時吉 幸男
出版者
公益社団法人 日本獣医学会
雑誌
日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science) (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.543-545, 1982-06-25 (Released:2008-02-13)
参考文献数
10
被引用文献数
4 4

福岡市, 長崎県, 熊本県の野犬抑留所由来イヌから, 1978年3月から1979年3月までの間に集められた血清796検体について, イヌパルボウイルスに対する HI 抗体調査を行った. その結果1878年6月以前のものはすべて陰性であったが, 1978年7月以降陽性例が認められ, 日本においても1978年7月には, すでにイヌパルボウイルスの浸潤が始まっていたことが示唆された.
著者
植田 隼平 野村 泰伸 清野 健 藤田 壌 西田 直樹 藤尾 宜範 林 洋行 田口 晶彦 川瀬 善一郎 真田 知世 金井 博幸
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.S126, 2018

<p>近年,国内の企業において従業員の健康を経営資源ととらえ,社員の健康維持や改善のための取組や投資を積極的に行う「健康経営」の重要性が認識されるようになった.少子高齢化の日本では,人手不足,後継者不足,年金制度維持のための定年引上げなどの影響により,労働人口の高齢化が急速に進むことが予想されるため,企業の維持・成長のための経営戦略として健康経営を実践する必要がある.我々は,労働者,特に生産現場労働者の健康管理への応用を目指し,ウェアラブル生体センサを用いた体調評価指標を開発した.我々のアプローチでは,ウェアラブル生体センサとして衣料型デバイスを用い,労働中の加速度と心拍数を同時に計測する.これまで,心拍変動を用いた自律神経機能の評価や,心拍数あるいは加速度センサを用いた運動強度の評価については多くの研究成果があるが,日常発生する体調不良を客観的に評価する方法については十分に確立していない.我々は,建設・運送会社約12社に協力いただき,2017年5月から9月の期間にて延べ約7000人の労働者の就業中の心拍数と加速度をモニタリングするとともに,就業前後の主観的体調に関するアンケートを実施した.これらのデータ分析に基づき,加速度と心拍数情報を組み合わせた新たな指標を構成し,この指標が労働者の主観的体調と相関することが見いだされた.講演では,生産現場における生体指標の有用性について議論する.</p>
著者
小林 俊一
出版者
学校法人松商学園松本大学
雑誌
松本大学研究紀要 (ISSN:13480618)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.95-104, 2012-01

二値関数と集合の分割に関する述語論理について成り立つ定理を提案し、その定理の厳格な証明を行った。ここでの述語論理とは「すべての~について」や「ある~について」に関する一階述語論理を指す。本研究の目的の一つは、二値関数に集合の分割の考え方を導入することで、コンピュータの内部で行われる論理動作を、数学的にモデル化することである。デジタルの世界での論理動作を、数学的にモデル化している。
著者
吉田 博
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.3-10, 2022 (Released:2022-02-23)
参考文献数
38

動脈硬化性心血管疾患の予防には, 脂質異常症をはじめとする多様な危険因子の包括的管理が重要である。代表的な危険因子である脂質異常症の治療は, 薬物療法に先んじて食事療法が基本であり, そのなかで機能性食品等の役割も期待される。また, LDLコレステロール (LDL-C), HDLコレステロール (HDL-C), トリグリセライド (TG) などの血清脂質の量的評価のなかで, LDL-Cの高値は主要な動脈硬化リスク因子として位置付けられているが, 高TG血症やHDL-Cの低値はリスク因子として未解決の課題がある。我々は動脈硬化危険因子に対するより優れた包括的な管理の確立を目指し, ビタミンEやカロテノイドなどの抗酸化物質により脂質代謝関連バイオマーカーの改善, 血清脂質の量的精密分析および質的評価の開発などをはじめ, 一貫して代謝栄養学的な研究を展開してきた。これらの成果が人々の健康寿命の延伸に役立つことを期待する。

1 0 0 0 OA 玄齋詩跋

著者
林 宏作 Honq-zuo LIN
雑誌
桃山学院大学人文科学研究 = THE JOURNAL OF HUMAN SCIENCES, St. Andrew's University (ISSN:02862700)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.A1-A41, 1989-01-30

唐・宋詩の名作五十余篇を取り上げ、それぞれの内容や作詩の背景及び文学の特色などについて、五言あるいは七言絶句の詩体(字数・句数・平仄の一定した定形詩)で論じたものである。
著者
山田 健三
出版者
信州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

平安時代から三種の文字種を使用し続けている日本語において、「平仮名」概念には、その成立期から現在に到るまで、様々な変容があったことが、これまでの研究によって、ある程度語られてきている。一つの書記システムの三種の文字が使われる以上、それぞれに価値変容があることは当然考えられるが、本研究は、その中でも2つの社会変動時期にスポットを当てて、それぞれの時代にいて「平仮名」がどのように認識されていたかを確かな証拠を以て明らかにすることを目的としている。二つの時代とは「近世末~近代初期(幕末明治期)」と「近代終期(戦後期)」である。
著者
塹江 清志
出版者
公益社団法人 日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会誌 (ISSN:03864812)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.185-192, 1990-08-15 (Released:2018-12-17)

本論文の目的は, 日本人の根源的・根底的心理特性が, 「一体感」の心理であることを明らかにすることである.本居, 中根, 小此木, 土居, 源, そして木村の理論がとりあげられた.諸家の主張する日本人の心理特性について検討された結果, それらの特性が「一体感」の心理に基づいて成立することが確認された.それゆえ, 日本人の根源的・根底的心理特性が「一体感」の心理であると結論された.
著者
島村 宣男
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学文学部紀要 (ISSN:02861216)
巻号頁・発行日
no.122, pp.47-65,

アメリカ映画 Gran Torino(邦題「グラン・トリノ」)は、ハリウッド屈指のフィルムメーカー Clint Eastwood の監督・主演にかかる2008年度作品、翌2009年初頭に全米公開されるや大きな話題を呼んで映画ファンの評価も上々、国内の興行成績でも予想外の高収益を挙げた。朝鮮戦争で勲功を立てた元英雄で、フォード社の熟練機械工として勤め上げ、現在は悠々自適の生活をおくる老人ウォルト・コワルスキとラオス系移民(モン族)の少年タオとのこころの交流を、人間の誇り、父性、老いと死、暴力と贖罪といったテーマを軸に、悠揚迫らぬリアリズムの手法で描いた作品である。本稿は言語文化論の立場から、脚本家 Nick Schenk によるスクリーンプレイを通して、Eastwood 独自の語りの世界を読み解く試論である。
著者
吉原 泉 矢田部 健一 村上 文生
出版者
栃木県農業試験場
巻号頁・発行日
no.46, pp.43-48, 1997 (Released:2011-03-05)
著者
松本 和浩 李 忠けん 千種 ひつ
出版者
園芸学会
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.293-297, 2008 (Released:2011-01-27)

韓国産イチゴ品種‘Mae-hyang’、‘Seol-hyang’および‘Keum-hyang’と‘章姫’を4℃または20℃で4日間貯蔵し、果肉硬度、可溶性固形物濃度、滴定酸度、アントシアニン濃度および糖組成の品種間差異を調査した。各品種の糖組成をみると‘Mae-hyang’および‘Keum-hyang’はスクロースが、‘Seol-hyang’および‘章姫’はフルクトースとグルコースが主体であった。また糖蓄積型ごとに各貯蔵温度における糖組成の変化が異なることが明らかになった。低温貯蔵によりいずれの品種も果肉硬度が上昇したが、特に‘Mae-hyang’において顕著であった。また、‘Mae-hyang’は貯蔵温度にかかわらず酸含量および糖酸比の変化が少なく、20℃貯蔵区における総可溶性糖含量の低下も他品種比べ少なく、安定した貯蔵品質を示した。一方、‘Seol-hyang’は他品種に比べ20℃貯蔵区において酸含量の上昇と糖酸比の低下が起こりやすかった。また、‘Keum-hyang’はいずれの貯蔵区でもアントシアニン濃度が高く、4℃貯蔵区でも糖含量の低下がみられた。これらの結果より、‘Mae-hyang’が他の韓国産新品種に比べ貯蔵中の硬度と品質を保ちやすい長期貯蔵に適した品種であると認められた。
著者
小山 了
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会 九州ブロック会
雑誌
九州理学療法士学術大会誌 九州理学療法士学術大会2019 (ISSN:24343889)
巻号頁・発行日
pp.101, 2019 (Released:2019-12-11)

【目的】本院では圧迫骨折や脊柱管狭窄症の保存療法患者に対し、治療の第一選択としてコルセットを装着し、不安定となっている骨折部の固定を行うことで、早期離床を可能とし、不動による筋萎縮・骨萎縮を予防する方法をとる事が多い。しかし、コルセット装着時の欠点として受動的に脊柱・骨盤帯の安定化が図られる為、体幹筋の働きが代償され、体幹筋の活動量の低下がおこることが考えられる。コルセット着用時の筋活動量についての報告が散見されるが、筋量または筋細胞の質的変化を検証したものは少ない。体組成計in body770にて計測可能な位相角は、細胞の栄養状態や老化程度を表す指標として使用されており、慢性疾患患者における重症度の評価に用いられている。本研究の目的は、コルセットの有無が筋量または筋細胞の質的変化にどう影響するのか位相角を用いて検証し、臨床の治療に活かすことである。【方法】 対象は、◯◯に入院または通院されたことのあるダーメンコルセット着用者35名(男性9名、女性26名、平均 79.7±12.5歳)とダーメンコルセット未着用者32名(男性8名、女性24名、平均79.4±12.0歳)とし、体組成計in body770を用い、位相角、筋肉量体重比(以下、%MV)、体幹筋量を測定した。統計処理にはSPSS ver25を使用し、コルセット着用患者とコルセット未着用患者の比較にはマンホイットニーのU検定を用いた。有意水準はいずれも5%未満とした.【結果】 コルセット着用者の入院当初の体幹筋量は15.1±3.98、2か月後は15.0±4.02であり、有意差は認められなかった。また、入院当初の位相角は3.9±0.79、2か月後は3.9±0.82であり有意差は認められなかった。コルセット未着用者の体幹筋量は入院時で14.9±3.15、2か月後の体幹筋量は15.0±3.30であり有意差は認められなかった。【考察】 今回の検証においてコルセット着用群・未着用群ともに、2か月間では体幹筋量や位相角に大きな変化はみられなかった。しかし、今回の課題として入院中のリハビリ介入を行っていたことを考慮されておらず、コルセット着用患者は、比較的体幹トレーニングを、コルセット未着用患者は下肢トレーニングを中心にリハプログラムを組む行う傾向にあった。そのことが筋量・位相角の変化がみられなかった要因とも考えられる。【まとめ】 コルセットの有無に関わらず、2か月間という期間では体幹筋量・位相角の著名な変化は見られなかった。【今後の展望】今後は、統一したリハプログラムでの検証や部位別の位相角、日中の運動量・血液データを加味し、継続した検討を行っていく。 【倫理的配慮,説明と同意】福岡県済生会大牟田病院の倫理委員会の承諾を得た上で,ヘルシンキ宣言に基づき全ての被験者には動作を口頭で説明するとともに実演,同意を得たのちに検証を行った
著者
島村 宣男
出版者
関東学院大学[文学部]人文学会
雑誌
関東学院大学文学部紀要 (ISSN:02861216)
巻号頁・発行日
no.119, pp.173-195,

アメリカ映画Gran Torino(邦題「グラン・トリノ」)は、ハリウッド屈指のフィルムメーカーClint Eastwoodの監督・主演にかかる2008年度作品、翌2009年初頭に全米公開されるや大きな話題を呼んで映画ファンの評価も上々、国内の興行成績でも予想外の高収益を挙げた。朝鮮戦争で勲功を立てた元英雄で、フォード社の熟練機械工として勤めあげ、現在は悠々自適の生活をおくる老人ウォルト・コワルスキとラオス系移民(モン族)の少年タオとのこころの交流を、人間の誇り、父性、老いと死、暴力と贖罪、自己犠牲といったテーマを軸に、悠揚迫らぬリアリズムの手法で描いた作品である。本稿は言語文化論の立場から、脚本家Nick Schenkによるスクリプトを通して、Eastwood独自の語りの世界を読み解く試論である。