著者
コリー 紀代 清水 弘美 高橋 望 小水内 俊介 近野 敦 金井 理 二宮 伸治 大塚 健 浅賀 忠義
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.117-125, 2018-04-25

背景 : 在宅医療の高度化により, 気管内吸引等の高度ケアを担う人材の育成が喫緊の課題である.方法 : 気管内吸引を行う看護師と看護学生の眼球運動を測定し, 気管内吸引中の認知・判断面を含めた多重タスク構造を気管内吸引オントロジーとして可視化した.結果 : 構築された気管内吸引オントロジーの階層構造からは, 手順という手続き的知識のみならず, 医療機器に関する知識, 気管内吸引が無効であった際の選択肢に関する知識など, 多岐にわたった専門知識が要求される行為であることが示された.考察 : オントロジーは「できる」能力の範囲や評価すべき能力の定義を示す教育評価ツールとしても活用の可能性がある表現法と考えられた.
著者
青木 克仁 Katsuhito Aoki
出版者
安田女子大学大学院
雑誌
安田女子大学大学院紀要 = The journal of the Graduate School, Yasuda Women's University (ISSN:24323772)
巻号頁・発行日
no.24, pp.79-89, 2019-03-31

私達は,「生きるために働く」という理屈によって,自分の労働を正当化しようとする。日々,生活の糧を得るために,嫌な仕事であろうが辛い仕事であろうが,「生きるためには働かなければ」と自分に言い聞かせながら働き続けている。しかし,「過労死問題」は,「生きるために働く」という,この正当化の陰にあって決して光が当てられることのなかった選択肢の存在,即ち,「生きるか,あるいは働くか」に気付かせてくれる。高橋まつりさんが亡くなる前に残した「生きているために働いているのか,働くために生きているのかが分からなくなってからが人生」と書き込みに表現されているように,彼女の場合,「働くこと」と「生きること」は,あたかも鳥もちで分かち難く貼り付いてしまっており,「生きる」ために「働く」を選択しないという可能的なあり方に向かう扉が閉ざされてしまっていた。本論考では,「生きるか,あるいは働くか」という選択肢に示される可能性を,ハーマン・メルヴィルの小説『書記バートルビー』の読解によって得られる政治的な可能性と重ね合わせることによって追求する。バートルビーのように,「生きること」と「働くこと」に分断線を刻み入れることで見えてくる「非意味」という名の政治的抵抗の可能性に道を開く。
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.44-47, 2015-05

竹中工務店がタブレットを使ったワークスタイル変革に挑んでいる。ウェブカメラも併用し、場所を問わず、どこでも仕事を進められる環境を整えた。タブレットを使いこなす3人衆に密着した。
著者
北村 泰一
出版者
日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.421-428, 1995-03-29
参考文献数
22
被引用文献数
1

自然災害を受けやすいわが国では, 土砂災害・水害に対する安全性を確保しつつ多様な水辺環境を保全しなければならない。水辺の植生復活に配慮した河川工法として水制工が注目されているが, 空中写真の比較判読と現地調査の結果, 木曽川下流部の水制域では施工より約60年を経た1975年以降, 治水事業による洪水低減効果に起因してヤナギ林を主体とする水辺林が形成されたことが明らかになった。水制域の水辺林は, 湿地・干潟・草地・樹林帯など様々な微地形が形成推移する自然立地的空間であり多様な生物空間を提供しているため, その保全維持管理に果たす造園の技術的可能性は大きく, 関連する河川構造物との有機的連携が必要である。
著者
北村 泰一
出版者
日本造園学会
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.421-428, 1995 (Released:2011-03-05)
著者
山本 太郎 関良 明 高橋 克巳
雑誌
研究報告コンシューマ・デバイス&システム(CDS)
巻号頁・発行日
vol.2012-CDS-5, no.19, pp.1-8, 2012-10-10

我々は,情報工学と社会科学の学際的アプローチにより,インターネットを利用する際の 「安心」 に関する研究を行っている.その一環として,不安を制御することによる安心の獲得を実現するための現実的なソリューションを検討するにあたり, 23 種類の実在ネットワークサービスの各利用者を対象として,各サービスにおける不安に関する Web アンケート調査を 2011 年に実施した.本論文では,そのうちソーシャルゲームサイト・複数参加型オンラインゲーム各 2 種について,それぞれ不安を感じるサービス利用者各 78~120 名が,どのような不安を,どのような理由で感じ,どのような解決策を望んでいるのか等について,調査結果を提示するとともに,得られた知見と考察について言及する.
著者
南沢 良彦
出版者
日本中国学会
雑誌
日本中国学会報 (ISSN:03873196)
巻号頁・発行日
no.44, pp.p32-46, 1992

1 0 0 0 多層薄膜

著者
原 和雄
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.4, no.11, pp.470-473, 1961
著者
大八木 成男 佐藤 吉哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1457, pp.124-126, 2008-09-15

問 大八木さんは社内外のメンバーに経営内容の評価や助言をしてもらう「アドバイザリーボード」の指名を受けて就任した初めての社長ですね。 答 長島徹会長(前社長)が社長に選ばれた時、アドバイザリーボードは既にありましたが、安居祥策社長(当時)が健康を理由に辞任したことによる緊急対応的なところがありました。

1 0 0 0 巡査の記録

著者
溝淵増巳著
出版者
立花書房
巻号頁・発行日
1950