1 0 0 0 OA 浪速叢書

著者
船越政一郎 編
出版者
浪速叢書刊行会
巻号頁・発行日
vol.第7, 1927
著者
栗岡 理子
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会論文誌 (ISSN:18835856)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.168-177, 2017

ノバスコシア州は,カナダで唯一埋立ごみ半減に成功した州である。現在も目標を定め,ごみ減量に熱心に取り組んでいる。同州の廃棄物政策の中核には,飲料容器のハーフバック・デポジット制度が据えられている。筆者は,同制度が廃棄物政策に果たしている役割を調査するため,ノバスコシア州を訪れた。その結果,ハーフバック制は環境対策財源機能を有した環境賦課金制度であり,それにより得られた資金は廃棄物政策に役立てられていた。すなわち,ハーフバック制では,リターナブル容器のデポジットは全額返金されるが,ワンウェイ容器は半額しか返金されない。その未返却デポジットは制度運営に使われ,余剰はごみ減量努力に応じて自治体へ分配されるなどしている。<br>また,ハーフバック制を図示し経済学的に考察することにより,ハーフバック制には賦課金的性格があることを確認した。
著者
渡辺 直
出版者
日本水環境学会
雑誌
水環境学会誌 = Journal of Japan Society on Water Environment (ISSN:09168958)
巻号頁・発行日
vol.18, no.12, pp.932-937, 1995-12-10
参考文献数
45
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1949年09月19日, 1949-09-19
著者
牛田 あや美
出版者
京都造形芸術大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

日本でのペンネーム北宏二こと、金龍煥は現在では謎の挿絵家であり、マンガ家でもある。活躍した時代は長く、60年に渡っている。資料が多く、散逸しており、まだ調査の最中である。本年度は現段階での調査とし、資料からみえてきた日本の美術の歴史から、北宏二の空白の期間(1945年~1959年、朝鮮・韓国で金龍煥名義)を中心に論文を作成した。彼は1912年、日本統治下の朝鮮で生まれた。韓国では彼の作り出したキャラクター「コチュブ」は、まだ健在である。韓国では漫画・マンガの父として知られているが、日本での彼の活躍はベールに包まれている。時代を経、忘れ去られてしまったことは否めないが、彼の育った時代が、彼の功績を隠している。戦前、戦中において雑誌で活躍した挿絵家や漫画家にとり、読者への戦意高揚を促す日本の国策から逃れられる者はいない。ましてや彼は外地出身者である。彼のように戦前の日本に留学をし、日本の新聞社や出版社と仕事をした人々が解放後、言論の自由を得、新聞社や出版社を立ち上げていった。彼らがアジアの近代化を自国ですすめていった。また近代における「日本のマンガ」を語るとき、学校で勉強をしていた人たちが、マンガ家になったという経緯がある。漫画の父と呼ばれる岡本一平は東京美術学校、現在の東京芸術大学出身である。現在ですら、芸大や美大出身者のマンガ家が多いように、日本が鎖国を解き、国を開いた時から、マンガは独学で、というよりも美術同様に教師から学ぶことから始まったといってもいいだろう。アジアのなかでいち早く近代化した日本には、ヨーロッパからの芸術家が来訪していた。日本の漫画・マンガもルーツを探るとフランス人のジョルジュ・ビゴーとイギリス人のチャールズ・ワーグマンがでてくる。日本での留学時代の人脈、挿絵家としての活躍が、彼の朝鮮・韓国での成功へと繋がっている。
著者
大場 茂 向井 知大
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 自然科学 (ISSN:09117237)
巻号頁・発行日
no.55, pp.21-37, 2014

研究ノート先が尖った六角柱状の透明な水晶で, 底面がc軸(伸長方向)に垂直にカットしてあれば, 右水晶(右旋性の水晶)か左水晶かを光学的に見分けることができる。ガラス製三角プリズムを水で濡らして水晶の先端の斜面に密着させ, 水晶の底面からc軸方向へ直線偏光をあて, 三角プリズムおよび円偏光板を通して見ると, 虹色の渦巻き(エアリースパイラル)が見える。その渦巻きが右巻きならば右水晶, 左巻きならば左水晶である。この干渉像は水晶の複屈折と旋光性に起因する。水晶中では複屈折により, 光の進行方向がc軸から傾くと, 正常光に対して異常光の位相が遅れる。光の通過距離が長くなればなるほど, この位相差δが大きくなる。しかし, c軸に対して光線の角度が少し小さくなるだけで, 位相差δが減少し, 通過距離の違いによる影響が解消される。このため, 干渉縞がほぼ同心円状に見える。ただし, エアリースパイラルを明瞭に観察するには, 割れや濁りがなく, 光学的に質の高い水晶に限られる。
著者
美川 英二 平田 育夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.940, pp.78-80, 1998-05-11

問 横河電機と言えば、昔から家族主義の温情的な会社として知られてきましたが、美川さんは早くから年俸制や実力本位の人事を導入したりと、厳しいことを進めているようです。 答 いや全体としては温情主義なんですよ。雇用はきちっと守る。給料や賞与もメーカーとしては日本で最も高いクラスのものを払っています。しかし、甘いだけではデレーッとしてしまう。
著者
横田 美智子 秋元 典子
出版者
一般社団法人 日本がん看護学会
雑誌
日本がん看護学会誌 (ISSN:09146423)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.98-107, 2008

<p><b>要 旨</b></p><p>本研究の目的は在宅で終末期がん患者を介護した家族の体験を明らかにすることである.対象は訪問看護を受けながら終末期がん患者を在宅介護した家族員(遺族)15名(13家族)で,半構造化面接を実施し,面接内容を逐語訳し質的帰納的に分析した.分析の結果,在宅で終末期がん患者を介護した家族の体験は【無力さを感じる】【医療・保険制度に不満と怒りを感じる】【介護者自身の心身の安定を求める】【介護の主体者であることを自負する】【専門職者とのつながりを支えに頑張る】【患者に死期が迫りつつあることを意識し苦悩する】【介護に奮闘する】【患者の状況に気持ちがゆれる】【在宅介護の良さも困難さも実感する】【介護の力を高める】【家族成員間のつながりを再認識する】【新しい家族の姿を模索する】の12に集約された.明らかにされた12の体験には,以下の4つの特徴があることがわかった.すなわち"患者の死の過程に向き合い苦悩しながら生存と安楽を願う","介護を担う重責を感じ学習し介護の力をつけていく","医療職者との密接なつながりと専門職者間の連携を支えとし在宅介護を継続する","在宅介護がもたらす家族関係の変化と新たな家族の課題に対処する".考察を通じて,家族が主体的にがん患者の介護を学ぶ力をもち,家族の新しい課題に対処しようとしていることが示唆された.</p>
著者
木村 苑子 浅谷 公威 菅原 俊治
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回全国大会(2018)
巻号頁・発行日
pp.3O2OS1b03, 2018 (Released:2018-07-30)

人は様々なコミュニティに所属し,それぞれのコミュニティ内の環境に適応しながら意見形成をしているため,コミュニティ間で異なる意見を表明することがある.このような意見の一貫性のなさが発覚すると,二枚舌として批判され炎上し,その圧力により意見の表明をやめ沈黙することがある.SNSなどのコミュニケーションツールの発達により,意見の一貫性のなさが発覚しやすくなった.このため,複数のネットワーク上での意見形成を考えるとき,意見の一貫性のなさへの圧力を感じて意見の表明を躊躇したり沈黙したりするメカニズムを考慮する必要性が生じている. 本研究では,多層のコミュニティをマルチプレックスネットワークとしてモデル化し,意見の一貫性のなさの発覚による沈黙が意見形成に与える影響を調べた.そのために,Bounded Confidence Modelに基づいた意見形成方法を用いた先行研究のモデルを,異なる意見形成方法やネットワーク構造を取り入れることでより現実に即したモデルに拡張した.シミュレーションの結果,意見形成方法の違いやネットワーク構造の違いが,意見形成の結果に影響を及ぼす可能性があることがわかった.