出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.446, pp.91-95, 2019-07

1限目初回は、米国の著名ファンドマネジャー、ピーター・リンチ流の銘柄発掘のコツを学びます。自分の趣味や仕事など、身近なところから、大化け株の候補を見つけるのがポイントです。果たして、受講者5人の反応は?イラスト/木山綾子 司会者の紹介を受けて…
著者
青柳 憲昌
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.75, no.654, pp.2073-2080, 2010

The design for the reconstruction of the primitive dwellings at the remains of Toro was entrusted to Masaru Sekino who had been got involved with this nationally monumental research project from the beginning when the site was discoverd in 1943. In the process of making an &ldquo;ideal&rdquo; form of the dwellings, Sekino focused on giving a reasonable structural system to the image of ancient dwellings shown in archaeological relics, which was based on his architectural thought relating to the concept of <i>design(style)</i> and <i>technology</i>. In order to recreate the original design, as a consequence, original building technique, such as construction process, details of joints of structural members, and especially its structural system, was deliberately and eagerly recreated grounded on inevitably scarce academic evidences that was to be completed with his &ldquo;imaginary restoration,&rdquo; although adding structural reinforcement in the back or anti-deterioriation devices due to the actual demands as a contemporary construction.
著者
吉岡 邦彦 青木 啓介 坂本 英雄 久留 優子 小澤 祐 小池 慎 伊関 亮
出版者
日本泌尿器内視鏡学会
雑誌
Japanese Journal of Endourology (ISSN:21861889)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.254-257, 2020

<p> 術式によらず, 熟練した手術チーム (術者, 助手, 麻酔科, および看護師等手術室スタッフ) を固定して手術を施行する事で安全性が高まることは周知の事実である. ロボット支援手術も同様で, 術者のみのSolo Surgeryではなく, 短時間で安全な手術を目指すには術者の技量はもとより優秀な手術チームが必要であり, その中でも助手は最も重要な役割を担う. ロボット支援手術において, 助手の技量・経験の多寡が手術成績に影響するか否かは議論が分かれるが, 術者が熟練者であれば助手の技量によらず周術期アウトカムが大きく損なわれることはない. しかし, 助手の技量が拙い場合, 手術時間は有意に長くなり周術期合併症の発生につながる可能性がある. また, 特に勃起神経温存術や拡大リンパ節郭清等の高度な技術を要する手術操作では術者が術式を微妙に変えることを余儀なくされることで, 長期的にはデメリットを受ける症例の存在が危惧される. 一方, 術者が導入期の場合, 助手の技量は周術期成績のみならず機能温存や癌制御全般に影響する可能性がある.</p><p> ロボット支援手術における助手は, 術者の快適な手術操作のサポートのみならず, 執刀医から離れている患者側の安全管理, および機械操作の責任者かつ手術室のムードメーカーとしての役割を持つ. 術前の準備として, 助手は術者と同等の手術解剖の知識と, 目指す術式の詳細を理解すべく, 術者と共通の文献やDVDを用いてイメージトレーニングに励むべきである. 術直前には, 術者と手術各ステップにおける詳細な打ち合わせを行うとともに, ダビンチ<sup>TM</sup>機械操作の基本的事項を再確認する必要がある. 自施設で実機を用いた訓練が不可能な場合はトレーニング施設を活用する. また看護師, ME等手術室スタッフとも患者入室から退室までの手術の流れを共有し, 術中に孤立しがちな術者と手術室スタッフとの橋渡しをするチームの要たる自覚を持つことが肝要である. 特に導入期には, 助手の操作は手術成績に影響するという意識を持って手術に臨むべく準備を怠らない事が重要である.</p>
著者
三並 めぐる 仁科 弘重 續木 寛子 高山 弘太郎
出版者
生態工学会
雑誌
Eco-Engineering (ISSN:13470485)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.47-55, 2011-04-30 (Released:2011-06-02)
参考文献数
39
被引用文献数
3

This study analyzed the effects on the psychological state of high school students of having plants in the classroom and of raising plants. Two separate experiments were carried out, using students from three classes of Ehime University Senior High School. Analysis of psychological state was carried out using Semantic Differential Method and Profile of Mood States, along with analysis of brain waves. The subjects also completed a questionnaire. In the first experiment, the three classes were divided into three groups. The classroom of the foliage plant group and the flower group contained foliage plants and live roses placed in the classroom, respectively. As the results, the foliage plant group was evaluated higher for “sense of tranquility” than the flower group and the control group, and more students in the foliage plant group than the flower group felt positive effects. In the second experiment, students were divided into three groups: Group A, no selection of plants and no care of plants; Group B, no selection of plants but care of plants; and Group C, selection of plants and care of plants. A single foliage plant was distributed to every student and students were allowed to place their plants where they liked. As the results, scores were high for the first factor (pleasant) and the second factor (emotional changes) in group. Proactive involvement with plants in the Group B and C increased attachment to and interest in plants, and was effective as a method for relieving stress and increasing communication.
著者
吉田 善章
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.6-13, 2019-09-25 (Released:2019-12-26)
参考文献数
12

The creation of macroscopic hierarchy (such as fluids or plasmas) is studied in the context of noncanonical Hamiltonian systems. We study the origin of noncanonicality in two perspectives; (1) the reductions from canonical systems, (2) the Lie-Poisson algebras and their deformations, and show how the dynamics of macro-systems can be different from those of microscopic canonical systems.
著者
岩島 範子 金子 信博 佐藤 邦明 若月 利之 増永 二之
出版者
日本土壌動物研究会
雑誌
Edaphologia (ISSN:03891445)
巻号頁・発行日
vol.88, pp.43-53, 2011
参考文献数
32

キシャヤスデとミドリババヤスデは周期的にかなり大きなバイオマスで出現する大型土壌動物であり,それらが摂食活動を通じて生態系の物質循環に及ぼす影響を調べた.これら2種の成虫のヤスデについて,餌の違い,種の違い,生育密度の違いが,糞の化学性に及ぼす影響について室内の飼育実験により比較した.八ヶ岳土+針葉樹リター+キシャヤスデ(キシャY),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+キシャヤスデ(キシャS),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+ミドリババヤスデ(ミドリS),三瓶山黒ボク土+落葉広葉樹リター+ミドリババヤスデ(高密度)(ミドリS密)の4系で1週間飼育後,糞を採取した.糞,土壌及びリターの全炭素・全窒素,強熱減量を測定し,糞と土壌については培養による二酸化炭素発生量,無機態窒素も測定した.その結果,以下に示すようなことがわかった.1)いずれの成虫も土壌とリターを摂食した.2)キシャヤスデにおいては生息地以外の土壌とリターに変えても土壌とリターの混食を行った.3)キシャヤスデは針葉樹リターも広葉樹リターも摂食し,リターの摂食割合もほぼ同程度であった.4)ミドリババヤスデの方がキシャヤスデよりもリターの摂食割合が多かった.5)ミドリババヤスデは高密度にすると土壌を食べる割合が大きくなった.餌や種,また,密度の変化に伴う糞の化学性及び有機物分解の促進と無機態窒素の放出特性の変化は,1)リターの摂食割合の増加は,糞中の全炭素・全窒素及びCN比を増加させた,2)糞中のリター由来の有機物の増加は,8週間培養における糞の二酸化炭素発生量を促進させた,3)CN比の増加は糞中の無機態窒素の有機化を生じさせ,無機態窒素の放出を遅らせた.
著者
小野 良平
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.409-412, 1996-03-28 (Released:2011-07-19)
参考文献数
37

東京の上野公園は, 明治初期に内務省の主導の下, 博物館事業や内国勧業博覧会を推進する国家的公園として開設された。本稿では, 明治期の国家的イベントとして最も重要である天皇が臨幸した儀礼的行為に着目し, たびたびその会場となった上野公園を対象に明治期の公園の空間構造の形成に及ぼした影響について考察した。現在に至る空間の骨格は明治初期に形成され, はじめに上野に国家的性格を与える儀礼が行われ, つづいて天皇を視覚化して国民に示すという政治的要請が, 公園の空間的特性を規定する一要因となったこと等が明らかになった。
著者
石川 裕次 岡本 晴彦 石井 修 廣重 隆明
出版者
日本コンクリート工学協会
雑誌
コンクリート工学年次論文報告集 (ISSN:13404741)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.1389-1394, 1997-06-01
参考文献数
6

端部S造中央RC造梁について、RC部主筋をU字形定着とし(1)鉄骨フランジ面のスタッドの有無,(2)中央RC造部から端部S造部に移行するSC部におけるせん断補強を変数とした曲げせん断実験を行った結果、以下のことが分かった。Lスタッドの有無により最大耐力が異なる。H.鉄骨フランジ面にスタッドを設けることによってSC部でのてこ反力を低減し、端部S部の材料特性を反映した紡錘形の復元力特性が得られる。
著者
後藤 元彰 山内 仁史
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子学会予稿集 第59回高分子討論会
巻号頁・発行日
pp.3472, 2010 (Released:2012-03-28)

水酸化アルミニウムにて架橋されたポリアクリル酸ナトリウムから形成されたゲルは,パップ剤として外用医薬品に広く使用されている.ポリアクリル酸‐アルミニウム架橋高分子ゲルの特性について紹介する.
著者
佐藤 典子 原 笙子 角野 猛
出版者
東都大学
雑誌
東都医療大学紀要 = Tohto University bulletin (ISSN:21861919)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.33-40, 2019-03

「埼玉青ナス」は、巾着型で果皮は鮮やかな緑色をした深谷市の伝統野菜である。明治時代に奈良漬の材料として導入された品種で、「中山道ナス」とも言われ、市内では、うどんや煮ぼうとうの具、あぶらみその味噌炒めとして食されてきた。近年は、生産農家の減少に伴い、直売所等に少量出荷される程度である。そこで、「埼玉青ナス」のPRに取り組む第一歩として、栽培過程の観察、食べ頃の「埼玉青ナス」の一般成分及び遊離アミノ酸の分析を行い、次の2点についての結果を得た。1.エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム、食塩相当量、水分及び灰分量の平均値は、それぞれ、25.3kcal/100g、1.0g/100g、0.1g/100g、5.1g/100g、1.0mg/100g、0.0g/100g、93.4g/100g及び0.5g/100gであった。2.遊離アミノ酸総量は平均244mg/100gであった。いずれの検体ともグルタミンが平均68.7mg/100gで最も多く、次いで機能性成分であるγ-アミノ酪酸(GABA)は、平均42.3mg/100gであった。近年、GABAは、代謝系や神経系、更にはストレス軽減への効果が報告されており、今後は調理や保存時の含有量の変動等を明らかにしたい。(著者抄録)
著者
佐藤 宏祐 杉本 敏樹
出版者
公益社団法人 日本表面真空学会
雑誌
表面と真空 (ISSN:24335835)
巻号頁・発行日
vol.63, no.9, pp.476-481, 2020-09-10 (Released:2020-09-10)
参考文献数
19
被引用文献数
2

Photocatalytic steam-methane reforming is an attractive chemical technology for hydrogen production from abundant resources of methane and water. In the case of photocatalytic reaction, photo-generated electron plays key roles in hydrogen production. However, the dynamics of photogenerated electrons under reaction condition have been unclear. To uncover the behavior of reactive photo-excited electrons, we conducted operando FT-IR spectroscopy of metal loaded Ga2O3 photocatalysts under irradiation of intensity modulated UV light. We succeeded in observing a correlation between the reaction activity and a broad mid-infrared absorption band derived from the photo-generated electrons shallowly trapped at the photocatalyst surfaces.
著者
雑賀 公美子
出版者
特定非営利活動法人 日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.261-265, 2015-08-20 (Released:2015-09-24)
参考文献数
5
被引用文献数
1 3

がん罹患の年次推移は地域がん登録の精度のよい地域(宮城,山形,福井,長崎)において1985年から2007年,死亡は人口動態統計において1958年から2012年まで報告されている.粗罹患率(人口10万対)・粗死亡率は男女ともに年々増加傾向であるが,これは主に高齢化の影響であり,年齢分布の変化の影響を除いた年齢調整率でみると,男性罹患に1990年代後半以降増減はなく,死亡は減少している.女性では,罹患は緩やかな増加傾向が続いているが,死亡は,1980年代後半以降増減はみられない.肺がん罹患・死亡の動向を2029年まで将来予測した結果によると,高齢者の増加により,男女ともに罹患数も死亡数も増加が続くが,年齢調整罹患・死亡率は2015年あたりを境に増加は止まると予測されている.
著者
山崎 義和 青野 逸志 大宅 辰夫 芝原 友幸 門田 耕一
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.149-153, 2002-02-25
参考文献数
18
被引用文献数
1

14歳齢で死亡した雌ピューマに胃・十二指腸腺癌と直腸腺腫が認められ, 胃ではヘリコバクター様細菌感染が, 直腸ではスピロヘータ感染を伴う慢性炎症がそれぞれ観察された.肉眼的には種々の大きさのポリープ状腫瘤が, 胃, 十二指腸, 直腸の粘膜面に散見された.組織学的には胃の腫瘍は腸型腺癌で, 腸間膜リンパ節, 脾臓および肺に転移を示した.十二指腸の癌細胞は粘膜内に留まり, 多くの腫瘍細胞が増殖細胞核抗原(PCNA)免疫染色に対し強陽性を示した.直腸の腺腫においてもPCNA陽性細胞は散見されたが, その数は癌組織に比べはるかに少なかった.以上の結果から, 今回認められた消化器腫瘍の発生と上記の細菌感染との間に何らかの因果関係があるものと推察した.