著者
萩原 恒夫 山浦 道雄 岩田 薫
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.1989, no.10, pp.1791-1801, 1989
被引用文献数
1 4

アニリン(A),ジフェニルアミン(DPA),N-フェニル-P-フェニレソジアミン(PPD),N,N'-ジフェニル-P-フェニレンジアミン(DPPD),N-イソプロピル-N'-フェニル-P-フェニレンジアミン(PrPPD)およびN,N'-ジフェニルベンジジン(DPBz)を含む各種芳香族アミンの化学酸化重合,重合体の構造および導電性について検討した。2mol・dm<SUP>-3</SUP>塩酸中,ペルオキソニ硫酸アンモニウムを用いて化学酸化重合して得られた重合体は,A,PPD,DPPDおよびPrPPDから得られた重合体(タイプII)と,DPAおよびDPBzから得られた重合体(タイプII)の二つのタイプに分類された。前者は比較的高い電気伝導度(10-1~10<SUP>1</SUP>S/cm)を示し,後者は比較的低い電気伝導度(10-6~10<SUP>-4</SUP>S/cm)を示した。タイプIIの重合体は基本的にアニリン重合体と同じ構造からなっており,タイプIIの重合体はN-Cカップリングに基づくN-フェニルアニリン-N,4-ジイルおよびC-Cカップリングに基づくジフェニルアミン4,4'-ジイルとからなる共重合体であることが元素分析や赤外吸蚊スペクトルからわかった。ESRスペクトルから,AおよびDPPDから得られた重合体中には,それぞれ2.3×10<SUP>20</SUP>個/gおよび1.2×10<SUP>20</SUP>個/gの高いスピン濃度が観測されたのに対して,DPAから得られた重合体中には7.1×10<SUP>19</SUP>個/gのスピンしか観測されなかった。前二者は,後者に比較して,motional narrowingに基づくと推定される4Hの大きな温度依存性が認められた。
著者
塚原 伸治
出版者
埼玉大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

形態学的に性差がみられる神経核は性的二型核とよばれ脳機能の性差の構造基盤であると考えられている。マウスにおける性的二型核の性差構築には周生期の精巣から分泌されるアンドロゲンの作用が必要であることが知られているが、近年では、思春期以降の性腺から分泌される性ホルモンの働きも重要であることが指摘されている。本研究では、思春期以降に分泌される性ホルモンの性的二型核の性差構築における役割と作用機序を明らかにするため、雄優位な性的二型核であるSDN-POAとBNSTpおよび雌優位な性的二型核であるSDN-DHを対象とした組織学的解析を実施した。これまでの研究より、雄マウスのSDN-POAとBNSTpのニューロン数は思春期前の精巣除去により減少し、雌マウスのSDN-DHのニューロン数は思春期前の卵巣除去により減少することが分かった。また、これら性的二型核に対する思春期前の性腺除去の影響は性ホルモンの代償投与により回復することも分かった。本年度の研究では、性ホルモンが作用する時期を特定するため、思春期後に施した性腺除去の影響を検討した。その結果、雄マウスのSDN-POAとBNSTpにおけるニューロン数は思春期後の精巣除去により変化せず、雌マウスのSDN-DHにおけるニューロン数は思春期後の卵巣除去により変化しなかった。以上のことから、思春期の精巣から分泌されるアンドロゲンはSDN-POAとBNSTpの雄性化を促し、卵巣から分泌されるエストロゲンはSDN-DHの雌性化を促すことが明らかになった。
著者
杉野 隆一
出版者
埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所)
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2013-04-01

生物の進化は種内に存在する遺伝的変異の集団内での拡散によって起こる。遺伝的変異に働く自然選択は進化的に有利なもの、不利なもの、中立なものに分けて考えられる。有利な突然変異率は小さいものの、正の自然選択により短期間で固定する。不利なものは固定しづらいが率が高いため影響は無視できない。有利な突然変異が頻繁に起こると変異同士が干渉し合うため固定確率が下がる。これはclonal interference(CI)と呼ばれ、有効な集団サイズが大きな生物で見られる現象だと考えられている。ここで組換えが起こると有利な変異は独立に固定することができ、より多くの突然変異が集団中に固定することができる。同じ状況は有害な突然変異についても起こる。集団内の有害な突然変異率が高いとほとんどの個体がなんらかの有害な変異をもつため有害な変異でも固定する。固定した変異は組換えがなければ集団から取り除けないので、次々に蓄積してしまう。この不可逆な進化はマラーのラチェットと呼ばれている。いずれの場合でも、組換え自体が中立でも結果的には有利なシステムとなる。本研究ではシミュレーションを用いて、上の理論が自然界で当てはまるのかを検証した。パラメーター(突然変異率、有効な集団の大きさ、組換え率)はバクテリアで観察されるものを用いた。まず、有利な突然変異では、CIは組換えが起こらない状況で最も影響を及ぼすが、変異率が大きくなりすぎると再びCIの影響が強くなり、有利な変異の固定確率が中立なものと変わらなくなることがわかった。そして、バクテリアのパラメーターは、組換えが有利に働く幅に収まっていた。有害変異においても変異率があがると固定確率は中立に近づいた。そして、観察される組換え率では固定率は下げられていた。以上のことから、バクテリアにおいて組換えは進化的に有利に働いていることが示唆された。
著者
澤崎 博次 信太 隆夫 池本 秀雄 米田 良蔵 工藤 禎 田村 静夫
出版者
日本医真菌学会
雑誌
真菌と真菌症 (ISSN:05830516)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.91-131, 1979

肺アスペルギルス症に就ては過去数回にわたりシンポジウムが持たれている. 今回のパネルディスカッションは従来触れていなかつた点を補い, 臨床に重きをおき, 関連する基礎的な面も検討した.<br>演者は肺アスペルギルス症の臨床に経験の深い方々ばかりである.<br>先づ全国的な剖検例の調査から見てアスペルギルス症は逐年増加の傾向にあることが確認された.<br>(1) 臨床像の現況 (a) 最近見られる様になつたアレルギー性気管支肺アスペルギルス症の診断基準, IgEの高値, central bronchiectasis, 栓子, 気管支発作誘発反応などの詳細に触れた. (b) 菌球型については結核に続発することが多いので結核病院の患者を対象とする調査で入院患者の2%前後の出現で, 非定型的な菌球例も多く, レ線像の変化も多彩であり, 結核空洞の他に硬化病巣部位からも菌球が発生する. また人工気胸, 胸膜炎, 肺切除術後に発生するものが多い. 危険な予後は少いが喀血死がある. (c) 肺炎型は殆んど剖検例で, 白血病などに合併するものが多い. 発病に白血球数の低下が関係する. 抗真菌剤で延命効果が期待出来るので早期診断の立場から菌の発見が重要である.<br>(2) 診断 Ouchterlony 法による血清沈降反応 (寒天ゲル内二重拡散法), 補体結合反応, counterimmuno electrophoresis, 間接 (受身) 赤血球凝集反応等を菌球例の多数例に行い, 高率な陽性成績を得ているので診断法として有用である. 諸種抗原の比較検討も行われた.<br>(3) 菌球型等の免疫能菌球型の細胞性ないし体液性免疫能の程度を検索すると, T細胞の機能低下があり, 体液性では免疫グロブリン値は全例として正常か若干増加の傾向にある. 対照とした結核症でもやや似た傾向が見られた. 基礎疾患として一番多い造血器腫瘍などではT細胞比率のみならず機能の著しい低下もあり, 二次感染の成立に極めて有利な条件となつているのが判明した.<br>(4) 治療及び予後巨大菌球例に対してカテーテルによる5-FCの空洞内注入療法の成功例と, 内科治療に抵抗した多発菌球例に対する空洞切開術の成功例が示された.<br>(5) 病理切除肺について, 菌球よりは空洞壁ないしは周囲肺組織に注意を払つて検索を進めた. 空洞の中枢部は軟骨を有する比較的太い気管支であり, 末梢は肋膜に接する, 即ち空洞はかなり大きい肺実質の欠損である. また空洞の側壁と末梢にも気管支が開口していて気管支の壊死, 化膿性炎が変化の主体である. 内腔にはしばしば真菌が存在する. 稀に気管支内腔に真菌を容れた閉塞性肉芽腫性病変が見られる. 次いでアレルギー性気管支肺アスペルギルス症例の理解に役立つ mucoid impaction の症例が紹介された. 中枢部気管支の拡張とその内容たる少数のアスペルギルスが示された.<br>最後にまとめとして次の想定が提出された. 菌球型の発生には一次性と云わず, 結核症に続発する二次性と云わず, 免疫能その他の抵抗性の低下につけ込んで感染が成立し, アレルギー反応としてI型ないしはIII型, IV型の反応が起り, 中枢部気管支の壁が破壊され, 病変は肺実質に波及し, 比較的広範囲の欠損, 空洞となり, 菌糸は中枢部から発育増大をおこして空洞内を充たす. 一方肺組織の反応はIII型ないしはIV型の形をとるのではないか. 空洞性病変に続発するものもこれに準ずるものであろう. 造血臓器疾患に続発する「ア」症は全くカテゴリーの違う無反応性のものと考えるべきではないか. いづれもいくつかの事実の総合の上に組み立てられた仮説であるが, 今後はその細目を検討して行くべき筋合のものであろう.
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.271-274, 2010-03-01 (Released:2018-08-23)
参考文献数
6

1 0 0 0 OA 第23回

著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.179-182, 2010-02-01 (Released:2018-08-23)
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.1263-1266, 2009-12-01 (Released:2018-08-26)
参考文献数
3
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.1147-1150, 2009-11-01 (Released:2018-08-26)
参考文献数
3
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.1027-1030, 2009-10-01 (Released:2018-08-26)
参考文献数
3
著者
福田 一郎
出版者
東京女子大学
雑誌
Science reports of Tokyo Woman's Christian University (ISSN:03864006)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.741-762, 1984-03-20

The Japanese Expedition of Nepalese Agricultural Research (Captain: I. FUKUDA, Members: E. YAMAMOTO, T. KONISHI, M. KIMATA and H. SATOWA), sponsored by the Ministry of Education, the Japanese Government in 1983, visited the villages of Imadol (Lalitpur District), Hille (Sunsari District) and Namche (Solukhumbu District) from September to October in 1983. There is collected spice specimens and made inquiries regarding their utilizations. The following specimens were collected. 1. METHI (Fenugreek: Trigunella foenum-graceum L.) Fig. 6. 2. BESHAR (Turmeric: Curcuma domestica VALET.) Fig. 7. 3. JEERA (Cumin: Cuminum cyminum L.) Fig. 8. 4. DHANIYA (Coriander: Coriandrum sativum L.) Fig. 9. 5. JWANO (Lovage: Levisticum officinale KOCH) Fig. 10. 6. TEJPAT (Indian Cassia Leaf: Cinnamomum tamla NEES et EBERM) Fig. 11. 7. LAHSUN (Garlic: Allium sativum L.) Fig. 12. 8. ADUWA (Ginger: Zingiber officinale ROSCOE) Fig. 13. 9. TILL (Sesame: Sesamum indicum L.) Fig. 14. 10. NEPALI SUNP (Dill: Anethum graveolens L.) Fig. 15. 11. TIMMUR (Chinese Pepper: Zanthoxylum armatum DC.) Fig. 16. 12. ZIMBU (Nepal Aromatic Leaf Garic: Allium hypsistum STEARN.) Fig. 17. 13. KOMA (unpublished: Umbelliferae) Fig. 18. 14. KHURSANI (Chilli Pepper: Capsicum frutescens L.) Fig. 19 & 20. a. DHOKRE KHURSANI (Long Pepper: Capsicum frutescens L. var longum BAILEY) b. JYANMARA KHURSANI (Cherry Pepper: Capsicum frutescens L. var cerasiforme BAILEY) c. CHUCHCHE KHURSANI (Cone Pepper: Capsicum frutescens L. var. conoides BAILEY) d. JIRE KHURSANI (Bird's Eye Chilli: Capsicum microcarpum DC.) Utilizations for spices by the Nepalese Tribe people: 1. The CHHETRI people usually use METHI, BESHAR, JEERA, JWANO, TEJPAT, LAHSUN, ADUWA, KHURSANI and RAYO. 2. The NEWAR people use METHI, BESHAR, JEERA, DHANIYA, JWANO, LAHSUN, ADUWA, KHURSANI, NEPALI SUNP, and TEJPAT. 3. The TAMANG people use METHI, BESHAR, JEERA, DHANIYA, JWANO, LAHSUN, ADUWA, and KHURSANI. 4. The SHERPA people use LAHSUN, ADUWA, KHRUSANI, DHANIYA, JEERA, and METHI, and also the wild spices ERMARG, KOMA, and ZIMBU. It is pointed out that all Nepalese people use the same kinds of spices but different tribes use them in different ways. For example, the NEWAR and TAMANG people always use METHI and DHANIYA for Tarucurry. However, the SHERPA people use METHI for Chan drinking and young DHANIYA for fresh salads. The SHERPA have also introduced potatos with Chilli peppers. The Chilli pepper modifies the uniform taste of the potato. It is interesting that such patterns of food preparation change gradually according to the spice use, although each tribe has a conservative life style. As a future problem of the Nepalese spices, it is considered that the Nepalese people themselves can produce the above spices, but each spice needs to do the breeding especially with each utilization in mind. Nepalese cooking combined Indian and Chinese cooking. Spices from both types of cooking can use in more than many different ways.
著者
武政 二郎 横井川 久己男
出版者
日本食品保蔵科学会
雑誌
日本食品保蔵科学会誌 = Food preservation science (ISSN:13441213)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.217-223, 2012-07-31
参考文献数
31

腸菅出血性大腸菌(EHEC)O157のべロ毒素(VT)産生に対するクミンの抑制能力を調べた。クミン抽出液は70%エチルアルコールを用いて調製した。0.02%クミン抽出液を添加したLB(Luria-Bertani)培地を用いて,37℃で定常期までEHECO157を培養したとき,ベロ毒素生産はVT1とVT2共に有意に低下した。また,この培養条件では,増殖抑制や誘導期の遅延は認められなかった。クミン抽出液の活性成分は,HPLC法によって精製され,4-イソプロピルベンズアルデヒド(IPBA)と同定された。EHEC O157のVT生産に対するIPBAの抑圧効果を調べた結果,細胞内および細胞外のべロ毒素量は,IPBA濃度の上昇とともに低下した。この結果は,IPBAがEHEC O157の有害性を低下させることに有用であることを示唆する。
著者
武政 二郎 横井川 久己男
出版者
日本食品保蔵科学会
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.217-223, 2012 (Released:2013-10-08)

腸菅出血性大腸菌(EHEC)O157のべロ毒素(VT)産生に対するクミンの抑制能力を調べた。クミン抽出液は70%エチルアルコールを用いて調製した。0.02%クミン抽出液を添加したLB(Luria-Bertani)培地を用いて,37℃で定常期までEHECO157を培養したとき,ベロ毒素生産はVT1とVT2共に有意に低下した。また,この培養条件では,増殖抑制や誘導期の遅延は認められなかった。クミン抽出液の活性成分は,HPLC法によって精製され,4-イソプロピルベンズアルデヒド(IPBA)と同定された。EHEC O157のVT生産に対するIPBAの抑圧効果を調べた結果,細胞内および細胞外のべロ毒素量は,IPBA濃度の上昇とともに低下した。この結果は,IPBAがEHEC O157の有害性を低下させることに有用であることを示唆する。
著者
福田 一郎
雑誌
Science reports of Tokyo Woman's Christian University
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.741-762, 1984-03-20

The Japanese Expedition of Nepalese Agricultural Research (Captain: I. FUKUDA, Members: E. YAMAMOTO, T. KONISHI, M. KIMATA and H. SATOWA), sponsored by the Ministry of Education, the Japanese Government in 1983, visited the villages of Imadol (Lalitpur District), Hille (Sunsari District) and Namche (Solukhumbu District) from September to October in 1983. There is collected spice specimens and made inquiries regarding their utilizations. The following specimens were collected. 1. METHI (Fenugreek: Trigunella foenum-graceum L.) Fig. 6. 2. BESHAR (Turmeric: Curcuma domestica VALET.) Fig. 7. 3. JEERA (Cumin: Cuminum cyminum L.) Fig. 8. 4. DHANIYA (Coriander: Coriandrum sativum L.) Fig. 9. 5. JWANO (Lovage: Levisticum officinale KOCH) Fig. 10. 6. TEJPAT (Indian Cassia Leaf: Cinnamomum tamla NEES et EBERM) Fig. 11. 7. LAHSUN (Garlic: Allium sativum L.) Fig. 12. 8. ADUWA (Ginger: Zingiber officinale ROSCOE) Fig. 13. 9. TILL (Sesame: Sesamum indicum L.) Fig. 14. 10. NEPALI SUNP (Dill: Anethum graveolens L.) Fig. 15. 11. TIMMUR (Chinese Pepper: Zanthoxylum armatum DC.) Fig. 16. 12. ZIMBU (Nepal Aromatic Leaf Garic: Allium hypsistum STEARN.) Fig. 17. 13. KOMA (unpublished: Umbelliferae) Fig. 18. 14. KHURSANI (Chilli Pepper: Capsicum frutescens L.) Fig. 19 & 20. a. DHOKRE KHURSANI (Long Pepper: Capsicum frutescens L. var longum BAILEY) b. JYANMARA KHURSANI (Cherry Pepper: Capsicum frutescens L. var cerasiforme BAILEY) c. CHUCHCHE KHURSANI (Cone Pepper: Capsicum frutescens L. var. conoides BAILEY) d. JIRE KHURSANI (Bird's Eye Chilli: Capsicum microcarpum DC.) Utilizations for spices by the Nepalese Tribe people: 1. The CHHETRI people usually use METHI, BESHAR, JEERA, JWANO, TEJPAT, LAHSUN, ADUWA, KHURSANI and RAYO. 2. The NEWAR people use METHI, BESHAR, JEERA, DHANIYA, JWANO, LAHSUN, ADUWA, KHURSANI, NEPALI SUNP, and TEJPAT. 3. The TAMANG people use METHI, BESHAR, JEERA, DHANIYA, JWANO, LAHSUN, ADUWA, and KHURSANI. 4. The SHERPA people use LAHSUN, ADUWA, KHRUSANI, DHANIYA, JEERA, and METHI, and also the wild spices ERMARG
著者
上杉 志成
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.45, no.9, pp.925-927, 2009-09-01 (Released:2018-08-26)
参考文献数
6