著者
坂本 裕 秋元 孝之
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.333-336, 2019

<p>知的生産性を定量的、客観的、長期的、非接触、かつ安価に評価する方法として顔認証カメラで評価することができないか検証を行った。この評価方法が確立されれば今後は知的生産性に最適な温熱環境制御など、新たなパーソナル空調用センサとして開発する。</p>
著者
田浦 俊春
出版者
事業構想大学院大学
雑誌
事業構想研究 = Journal of Project Design (ISSN:24336696)
巻号頁・発行日
no.2, pp.23-29, 2019-03-30

革新的な事業やプロダクトを構想するためには,いわゆる知識に加えて,「思想」が重要な役割を果たすと考えられる。その実,「設計思想」という言葉が広く用いられている。しかしながら,その定義や内容は明らかではない。そこで,本稿では,「設計思想とはなにか」について議論する。はじめに,「なぜ設計には思想が必要か」提起をし,「設計思想とはどのようなものなのか」,続いて「設計思想の課題は何か」という問いについて,事例を参照しながら考えていく。
著者
大岡 小霧
出版者
千葉大学
雑誌
語文論叢 (ISSN:03857980)
巻号頁・発行日
no.14, pp.p20-35, 1986

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著者
国立研究開発法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.5, pp.14-15, 2015

<p> JSTの最近のニュースから</p><p>【研究成果】ナノグラフェンを精密に作る</p><p>【研究成果】A-STEPの成果から医療系ベンチャー2社が誕生</p><p>【話題】ナノテクを支える現代の匠</p><p>【話題】千葉県代表渋谷教育学園幕張高等学校が優勝 特別シンポジウムには天野浩名古屋大学教授らが登壇</p>
著者
西日本小児アレルギー研究会・有症率調査研究班 西間 三馨
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF PEDIATRIC ALLERGY AND CLINICAL IMMUNOLOGY
雑誌
日本小児アレルギー学会誌 (ISSN:09142649)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.255-268, 2003-08-01 (Released:2010-08-05)
参考文献数
13
被引用文献数
30 27

西日本地方11県の同一小学校児童を対象に1992年 (n=46,718) と2002年 (n=36,228) にアレルギー疾患有症率を調査し, 次の結果を得た.1. 1992年と2002年のそれぞれの有症率は, アレルギー性鼻炎 (AR): 15.9→20.5%, アトピー性皮膚炎 (AD): 17.3→13.8%, アレルギー性結膜炎 (AC): 6.7→9.8%, 気管支喘息 (BA): 4.6→6.5%, スギ花粉症 (P): 3.6→5.7%, 喘鳴 (W): 5.2→5.3%であった.AD, AR, AC, BA, Pのいずれか1つ以上を有するものは31.3→34.1%で, その累積有症率は45.5→56.3%であった. AD以外の疾患はすべて増加していた.2. 都市部, 中間部, 非都市部別の有症率では2002年には大きな差はなくなり, 性別ではADを除き男子に多かった.3. AR, AC, Pは年長児に多く, Wは年少児に多く, AD, BAは変わらなかった.4. 乳児期栄養, 室内喫煙, 暖房, 冷房別では大きな差は出なかった.5. 家族歴 (父母, 同胞) でアレルギー疾患を有する者, 既往歴に下気道感染症を有する者に有症率が著明に高かった.
著者
鄒 歩浩 福沢 嘉孝 阿部 哲朗 許 鳳浩 太田 富久 鈴木 信孝
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.35-41, 2016

カイジ顆粒は健康食品として日本に入ってきたが,もともと中国では新薬として開発され,処方薬の一つとなっているため,基礎研究や臨床応用も数多く,エビデンスも積み重ねられてきた.カイジ顆粒の応用は多岐に渡るが,本総説はデータのもっとも多い肝臓癌に対するカイジの影響についてまとめた.
著者
李 建志
出版者
学校法人 関西学院大学先端社会研究所
雑誌
関西学院大学先端社会研究所紀要 (ISSN:18837042)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.27-46, 2014

「兵隊やくざ」は、1960年代に大映で制作された娯楽映画だ。その原作は、有馬頼義によって書かれた「貴三郎一代」であるが、原作小説と映画は並行してつくられており、日本陸軍の内務班について描かれているのが特徴といっていい。この軍隊内の生活を描く小説は、1952年に野間宏によって発表された「真空地帯」以降、1960年から80年にかけて書き継がれた大西巨人の「神聖喜劇」など、いくつかあげられる。この文脈の中に「貴三郎一代」および「兵隊やくざ」を位置づけると、内務班という非民主的な社会を打破するヒーローとして、「貴三郎一代」および「兵隊やくざ」の主人公である大宮貴三郎の存在の意味が見えてくる。また、「兵隊やくざ」と「貴三郎一代」に登場する歌も分析する。当時軍隊で好んで歌われていたのは軍歌ではなく、「満期操典」や「軍隊数え唄」といったものであった。このような兵隊の唄を知ることで、当時の日本軍の生活を知ることができるようになることだろう。また、「貴三郎一代」では、大宮と「私」は朝鮮人女性を連れてきてP屋(慰安所)を経営するのだが、日本の敗戦で彼女たちと別れるとき、「私」は朝鮮人女性から「アリラン」と「蛍の光」を歌ってもらい、感動しているという場面がある。しかし、当時の朝鮮では韓国の国歌である「愛国家」にはまだメロディがなく、「蛍の光」のメロディで歌われていたことを考えると、彼女たちが「私」に歌ったのは別れの歌ではなく、朝鮮独立の歌としての国家だったと考えられる。このような認識のギャップは、現在までも続いているのではないかと考えるのだ。
著者
石川 信一 坂野 雄二
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.71-84, 2005-03-31 (Released:2019-04-06)
被引用文献数
1

本研究の目的は、不安症状を示す児童に対する認知行動療法(CBT)プログラムの開発と、不安症状を示す児童への介入報告である。CBTプログラムは全8セッションで、(1)心理的問題の教育、(2)感情の整理、(3)認知の導入、(4)(5)認知的再体制化、(6)不安階層表の作成、(7)(8)エクスポージャー、からなる。CBTプログラムの特徴として、認知の誤りを測定、改善するといった点において、アセスメントと介入方法が連動していることが挙げられる。対象者は、14歳の不安症状を抱える男児であった。CBTプログラム適応の結果、介入終結時だけでなく、1か月後、2か月後フォローアップ時においても不安症状、認知の誤りの改善がみられた。注目すべき点として、認知の誤りの改善が不安症状の改善に先行したことが挙げられる。つまり、本研究の結果から、不安症状には不安を示す児童の認知が影響していること、不安症状の改善には認知の変容が必要不可欠であることが示唆された。
著者
阿部 洋
出版者
アジア教育学会
雑誌
アジア教育 (ISSN:18822088)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.11-25, 2019 (Released:2020-04-23)
被引用文献数
1

In the latter part of the Meiji Era, from the end of the 19th Century to the beginning of the 20th Century, increasing numbers of foreign students came to Japan. Until the Second World War, the majority of students came from China. In the 1930s, there was an increase in the number of students from Southeast Asia and in 1935, the International Students Institute (国際学友会) was established. This was an extragovernmental organization of the Cultural Department, Ministry of Foreign Affairs of Japan, set up to support these students. This article presents the basic materials for an historical exploration of the International Students Institute. Thirty materials related to Southeast Asia were chosen from “Documents on the International Students Institute in the Showa Era before WWII,” in the Archives of the Ministry of Foreign Affairs. These materials were divided in three periods: 1. The Institute in the early period (1935-39) 2. The Institute operated as a foundation (1940-42) 3. The Ministry of Greater East Asia and the Institute (1943-45)
著者
国枝 慎吾 高島 三幸
出版者
日経BP社 ; 2002-
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.72-74, 2015-03

第9回「世界一の座を死守し続ける方法」と、先駆者として「道を切り開く方法」を、日本人初のプロの車いすテニスプレーヤー・国枝慎吾選手に聞いた。text by 高島三幸 + photographs by 一井りょう──世界で初めて4度の「年間グランドスラム*」を達成し、パ…
著者
大東文化協会 編
出版者
東京開成館
巻号頁・発行日
vol.第4学年用, 1937
著者
宮本 雄一
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.207-212, 1959
被引用文献数
1

1) 低温下 (0&sim;2&deg;C) で乾燥し, 無酸素下 (5&sim;10&deg;C) で貯蔵した, 病葉中のコムギ縞萎縮病ウイルス (WYMV) およびオオムギ縞萎縮病ウイルス (BYMV) はともに, 2年後においてもかなり強い感染力を示した。<br>2) 前報より引続き行つた実験の結果, 病土から分離濃縮された粘土部分 (<2&mu;) 粒子の病原性の強いことが, 播種試験および摩擦接種試験により, 再確認された。これらの粘土部分の粒子中には線虫類を全く認めず, また特記すべき頻度であらわれる糸状菌または細菌類を認めなかつた。さらにこの粘土フラクション中には, 根毛と判別できる植物の組織を認めなかつた。<br>3) 罹病植物汁液を粘土鉱物およびその他の土壌に吸着させ, 比較的高温下 (10&sim;15&deg;C) で貯蔵した結果, WYMVおよびBYMVはともに, 約8カ月後の次のシーズンまでわずかながらその病原性を維持した。<br>4) 以上の諸事実とこれまでの実験結果から, ムギ萎縮病ウイルスの土壌伝播機作を説明するためには, 必ずしも特定の微生物的媒介者あるいは罹病植物の残根の存在を必要とせず, 蛋白質を吸着し保護すると考えられる粘土部分の土壌粒子 (無機および有機のコロイドを含む) がこれらのウイルスを吸着して伝播者の役割を果しているものと考える。
著者
柴原 弘明 今井 絵理 植松 夏子 木下 早苗 眞野 香 山本 絢子 青山 昌広 西村 大作
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.104-108, 2011

症例は80歳台女性。肺癌の骨転移による疼痛に対し緩和ケアチームに依頼があった。オピオイド,ロキソプロフェンナトリウムに加えて,鎮痛補助薬としてガバペンチン,イフェンプロジル酒石酸塩投与の追加,さらにオピオイドの増量・変更を行なったが,疼痛の著明な改善はなかった。そこで,ガバペンチンをプレガバリンへスイッチしたところ,疼痛の著明な改善がみられた。プレガバリン内服以前は,疼痛が強いときには臥床していることが多かったが,プレガバリン内服以降は疼痛の改善が得られたため,元気に車いすを押して歩行する姿がみられ,日常生活の活動は改善し,笑顔が多くみられるようになった。ガバペンチンからプレガバリンへのスイッチは,癌性疼痛に対する鎮痛補助薬を考慮するにあたり有効な選択肢のひとつである。
著者
岡崎 章 伊藤 弘樹 恩田 浩司 内藤 茂幸 吉川 佳孝
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.24-27, 2007
参考文献数
7
被引用文献数
2

子どもが治療や手術に対して心の準備ができるように説明するためのプレパレーション・ツール"Smile"を開発した。プレパレーシ灘ンとは、子どもが治療や手術に対して心の準備ができるように説明することである。"Smile"には、大きく2つの特徴がある。1つは、看護師と子どもが操作する両面が融合(=同時に表示)していることである。もう1つは、すべて3D CGで制作しているので、鳥瞰図のように全体を見る視点、子どもの視点、看護師の視点の3つの視点を切り替えることができる点である。一定の効果が検証できたので、"Smile"を看護師等医療関係者に対して無料ダウンロード提供を開始した。なお、本研究は.H17年度科学研究費補助金基盤(B)の「入院患児に対するプレパレーション・システムの構築とその効果」の研究の一部である。
著者
坂本 謙二 ブルガレビッチ キリル 三成 剛生 安田 剛 三木 一司
出版者
一般社団法人 日本液晶学会
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集 (ISSN:18803490)
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

<p>We have fabricated arrays of organic field-effect transistors (OFETs) with an active layer of poly(2,5-bis(3-hexadecylthiophen-2-yl)thieno[3,2-b]thiophene (pBTTT-C16), and evaluated the device-to-device variation of the OFET properties. The pBTTT-C16 active layer was formed by a flow-coating method, which has a potential capability of aligning polymer backbone structure along the flow-coating direction. The device-to-device variation was evaluated for each set of the parallel and perpendicular OFETs, where the "parallel (perpendicular)" indicates the channel current direction with respect to the flow-coating direction. The OFET array showed a very small device-to-device variation, indicating high spatial uniformity of flow-coated pBTTT-C16 films in charge transport.</p>