著者
唐澤 太輔
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2012-07

制度:新 ; 報告番号:甲3722号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2012/7/12 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6092
著者
中野 さやか
出版者
日本中東学会
雑誌
日本中東学会年報 (ISSN:09137858)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.59-98, 2012-07-15 (Released:2018-03-30)

In this article, I will focus on 97 singers whose biographies are recorded in Kitāb al-Aghānī, written by Abū al-Faraj al-Iṣfahānī. The aim is to analyze the parent-child and teacher-student relationships between the singers and the way in which the singers were connected with the courts of the Umayyad and Abbasid dynasties. In the first chapter, I will analyze the 97 singers appearing in the book according to the periods during which they lived and the social status they had, with reference to a list of the singers. Subsequently, I will attempt to identify a large faction of professional singers existing among the 97 singers. In the second chapter, I will analyze how this large group of singers was connected with the courts of the Umayyad dynasty and the Abbasid dynasty. Through this analysis, I would like to make clear the social role the singers took on and also the cultural continuity between the Umayyad court and the Abbasid court. In the third chapter, I will focus on 100 Songs, that were selected from those sung in the Abbasid court. Those songs were applied by the author, Abū al-Faraj al-Iṣfahānī, as the first criteria in selecting songs for Kitāb al-Aghānī. Here, it should be noted that 100 Songs includes lyrics written by singers whose individual biographies and anecdotes are not recorded in the book. A comparison between such “anonymous” singers and the large faction of major singers whose information is recorded in the book in detail will reveal the way in which people from the ninth century through the tenth century adopted and rejected information concerning the court.

8 0 0 0 OA 鉄道夜話

著者
根本仙太郎 著
出版者
南郊社
巻号頁・発行日
1924
著者
金子 ひろみ
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.105, no.7, pp.447-454, 2010 (Released:2016-01-21)
参考文献数
6

この度日本酒造組合中央会は,日本酒が常備されていない家庭にも,飲用以外の用途で日本酒をおいていただくことを目的として,「日本酒を,すべての家庭に」というキャンペーンをスタートさせた。健康や美容に良い日本酒を健康的に飲むためのおつまみなどについて研究をしてこられた管理栄養士,料理研究家そして日本酒スタイリストとしてご活躍中の筆者に,その経験を生かして,飲用以外に日本酒を使う実例やその効果・効能などをわかりやすく解説をしていただいた。このキャンペーンをとおして,日本の全世帯に日本酒が備えられ,料理などに幅広く活用されることを願っている。
著者
橘, 保国
出版者
柳原喜兵衛
巻号頁・発行日
vol.[1], 1806
著者
久場 敬司 木村 彰方
出版者
秋田大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2007

新規ACE ファミリー分子であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)はアンジオテンシンII を分解してレニン-アンジオテンシン系を負に調節し、心血管機能の制御などに関与する一方で、SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスの受容体であるとともに、急性肺傷害において肺保護作用を発揮する。しかしながら、その肺保護作用の分子細胞メカニズムは不明であった。本研究課題において、私たちはACE2 の発現が酸化ストレスにより制御されることを見出し、遺伝子改変マウスを用いた解析からアンジオテンシンを介したマクロファージの活性化が重要であることを明らかにした。さらに酸化ストレスによる酸化リン脂質の産生を介した自然免疫シグナルの過剰な活性化が、SARS のみならず高病原性H5N1 インフルエンザによるARDS/急性肺傷害の病態発症に重要であることを見出した。実際にSARS などに加えて幅広い原因によるARDS/急性肺傷害の患者検体の肺病理組織においても酸化リン脂質の産生が認められた(Cell, 2008)。これらの成果は、SARS、急性肺傷害の治療のみならず幅広い疾患の病態解明、新しい治療法の開発に貢献することが期待される。
著者
辻 由希
出版者
日本選挙学会
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.90-102, 2013 (Released:2017-12-06)
参考文献数
33

日本における女性の過少代表性はつとに指摘されてきたが,近年,国会・地方議員に加えて首長にも女性が進出している。そこで本稿では,女性首長の増加の要因を明らかにするため,戦後全女性首長の経歴調査と現役女性市長の事例分析を行う。女性首長の経歴調査からは,女性を周辺化してきた労働市場構造を反映し,二つのキャリアパス(公務員・資格職と,地方議員)を経た女性たちが首長となっていることが明らかになった。とくに市町村では地方議員出身の女性首長が多い。また現役女性市長の事例からは,当選の背景に旧来の地方政治行政への批判があったこと,当選後はケアサービスの供給拡大と財政健全化という今日の地方政府が共通に直面する課題への対応がみられることが分かった。以上から本稿は日本における政治経済レジームの再編,すなわちケアの社会化と地方分権とが女性首長の登場を促していると主張する。
著者
木舩 崇
出版者
九州大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2020-04-01

自閉症スペクトラム障害(ASD)は、最も頻度の高い神経発達障害の一つである。ASDの発症には、松果体系とドーパミン系の機能不全が関与する可能性があり、それぞれ独立してASDへの関連が研究されてきた。しかし、松果体から分泌されるメラトニンは、睡眠導入の他、抗酸化、抗炎症、抗アポトーシスなど多様な作用を示すことから、この両者の間にはASDの発症に関する病理学的相互作用が推定される。本研究では、病態モデルとしてASD児から供与された乳歯幹細胞(SHED)をドーパミン作動性ニューロン(DN)に分化誘導し、両者の相互作用を細胞生物学的解析により明らかにする。本研究は、ASDの発症機序解明と治療法開発に寄与すると期待できる。

8 0 0 0 OA 自由討論

出版者
日本爬虫両棲類学会
雑誌
爬虫両棲類学雑誌 (ISSN:02853191)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.120-122, 1976-12-31 (Released:2009-03-27)
著者
須貝 哲郎
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.310-317, 1987 (Released:2010-08-25)
参考文献数
3

酢酸デキサメタゾン0.025%を主薬とするS-3470軟膏 (シオノギD軟膏®) の治験をアトピー性皮膚炎13例を含む湿疹皮膚炎群26例と虫刺症20例の計46例において試み, 全例に副作用を認めず, 前者で92.3%, 後者で90.0%の高い有用率をえた。