著者
片桐 浩司 若原 正博
出版者
水草研究会
雑誌
水草研究会誌 (ISSN:13484761)
巻号頁・発行日
no.102, pp.10-18, 2015-11
著者
黒田 浩之 沢田 史子 満岡 周士 藤原 民雄 大薮 多可志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.300, pp.11-16, 2004-09-09
参考文献数
6
被引用文献数
2

オフィス空間において,植物を設置することにより癒しや空気汚染軽減など様々な恩恵を人間は享受している.その他に微量ではあるが二酸化炭素の吸収が挙げられる.本研究においては,実験チャンバーを用いて植物の二酸化炭素吸収効果を調べた.さらに,オフィス空間に実際に植物を設置しその効果を調べた.無人時においては,ある程度の二酸化炭素を吸収するものの,在室者により排気される呼気を吸収するにはかなりの植物鉢を設置する必要があるとの結論が得られた.本研究においては,二酸化炭素濃度の変化特性より,植物の吸収効果を評価する手法を提案し,ポピュラーな10種類の室内植物の評価を行った.最も高い能力を有していたのは,ポトスと青ワーネッキーであることが判明した.二酸化炭素吸収効果は,屋外のみならず,室内,とりわけオフィス環境において有効であると思われる.
著者
吉沢 淑 石川 雄章
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.148-152, 1979-03-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
19

原料米に粗白米を用いる際の欠点の1つとされている多量の脂質による清酒香味への悪影響を改善する方法として, 筆者らがリパーゼ浸漬法を開発, 全国的な試験醸造をはじめてから3年経た。本法を試みようとする酒造場は着実に増えつつあるが, 効果あるリパーゼ浸漬法を行っていただくために, その理論的背景と現場で実際に行うにあたっての留意点などについて解説していただいた。
著者
齋藤 智寛 佐竹 保子 冨樫 進 川合 安 堀 裕 長岡 龍作 斉藤 達也
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2019-04-01

唐・道宣の編纂した中国の仏教史書『続高僧伝』玄奘伝について、テキストと内容の双方について総合的に研究する。テクスト研究としては宮城県の名取新宮寺一切経本について日本古写経諸本との関係を明らかにし、新宮寺一切経全体の解明の布石ともする。内容については、中国思想・歴史・文学、インド考古学、僧伝文学など分野横断的な記述をもつ玄奘伝の資料価値を最大限に発揮して考察をおこなう。
著者
安達 登 梅津 和夫 米田 穣 鈴木 敏彦 奈良 貴史
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.122, no.2, pp.157-166, 2014

青森県尻労安部洞窟より出土した2本の遊離歯について,理化学分析に基づいた個人識別をおこなった。これら2本の歯は1つが下顎左第三あるいは第二大臼歯,もう1つが上顎右第二大臼歯と同定され,重複はなかった。これらの試料の炭素・窒素安定同位体比は非常に近似しており,同一人物に由来すると考えて矛盾しない結果であった。また,較正放射性炭素年代はそれぞれ4286–4080 calBP(68.2%)および4280–4080 calBP(68.2%)と測定され,同時代のものと考えて矛盾しなかった。ミトコンドアリアDNA(mtDNA)解析の結果,これらの試料は解析した範囲で塩基配列が一致し,ハプログループは北海道縄文時代人およびアムール川下流域の先住民・ウリチにみられるD4h2と判定された。mtDNA解析の成功を踏まえて,より個人識別能力の高い核DNAのShort Tandem Repeat(STR)解析をおこなったところ,解析した座位の全てで正確な判定が可能であり,その判定結果は完全に一致した。上記の分析結果から,この2本の大臼歯は同一人物に由来する可能性が極めて高いものと考えられた。本研究は,遺跡から解剖学的位置関係を保たずに出土した,相互に接合しない複数の縄文時代人骨試料が同一人物に由来することを,理化学分析によって証明した最初の事例である。

1 0 0 0 OA 官職要解

著者
和田英松 著
出版者
明治書院
巻号頁・発行日
1931

1 0 0 0 OA 伝説の朝鮮

著者
三輪環 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1919

1 0 0 0 OA 朝鮮童話集

出版者
朝鮮総督府
巻号頁・発行日
1924
著者
SASAKAWA,Mitsuhiro
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, 1983-06-25

Five new species, H. crucifera, Lagena, matsumurai, sphincta and triphylla, are described. Biology of H. interstincta is presented.
著者
SASAKAWA,Mitsuhiro
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, 1985-09-25

Five new species, Homoneura pyriformis, trifurcata, tridentata, aulatheca and securigera, are described, and two species are recorded from Japan for the first time. A key to the species is given.
著者
SASAKAWA,Mitsuhiro
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, 1982-09-25

The known Japanese species of Homoneura, s. str., have been revised. Six new species, H. hymenophallus, panniculata, repanda, spinicauda, spinosa and yamagishii, are described. Four species are synonymized, 3 of which hitherto have been assigned to the Tephritidae. The biology of 2 reared species, euaresta and unguiculata, is presented.

1 0 0 0 OA 碁と将棋

著者
幸田露伴 著
出版者
国史講習会
巻号頁・発行日
1922
著者
西郷 貴洋 小松崎 俊作 堀井 秀之
出版者
社会技術研究会
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.87-98, 2010 (Released:2011-09-14)
参考文献数
27
被引用文献数
1 2

2006年から2007年にかけて高知県東洋町で発生した高レベル放射性廃棄物(HLW)処分地候補の文献調査への応募を巡る紛争においては,住民間で激しい対立が起きて冷静な議論ができず,町内に禍根を残した.本研究では今後の処分地選定においても懸念される対立の緩和に資する教訓を得るため,東洋町での紛争の政治過程分析・対立要因の抽出・解決策の導出・解決策のシナリオ分析を行った.その結果,公募に基づく当時のHLW処分地選定制度に起因し,住民の対立感情や住民間の禍根といった問題の解決を困難にしている要因の一つとして,「自ら応募し,交付金を受け取るという構図」の存在により,金目当ての応募であるという批判に反論できないという要因を抽出した.