著者
岡本 紀夫 森本 壮 松下 賢治
出版者
金原出版
雑誌
眼科 (ISSN:00164488)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.975-981, 2019-09-05

要 約目 的:長期経過観察できた外傷性視神経症の2例の光干渉断層計所見について報告する。対象および方法:急性期の外傷性視神経症1例と陳旧期の外傷性視神経症1例に対して,光干渉断層計で平均全網膜厚および黄斑部ganglion cell complex厚について経時的に計測を行った。結果および結論:既報と同じく黄斑部ganglion cell complex厚は受傷後早期から減少し,数か月後には減少傾向がプラトーに達した。一方の平均全網膜厚は1年以上経っても軽度であるが菲薄化が進行していた。陳旧期の外傷性視神経症の光干渉断層計所見は鑑別診断の一助になると考えられた。
著者
桑名 正隆
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.3, pp.470-475, 2018-03-10 (Released:2019-03-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1
著者
森本 新之助 矢田 紀子 眞鍋 佳嗣
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会冬季大会講演予稿集 2013 (ISSN:13434357)
巻号頁・発行日
pp.6-5, 2013-12-18 (Released:2017-06-05)

There are many transparent or translucent objects in real world, for example glasses and plastics. However most of image recognition techniques use the object color information and these can't apply to transparent objects. This paper proposes a method for detection of transparent objects from image using texture analysis technics.
著者
久保 真一
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.13, no.11, pp.770-774, 2004-11-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
22
被引用文献数
1

頭部外傷症例に求められる法医学的課題は,受傷時の模様を再現し,被害者の傷害の責任の所在を解明するための情報(資料)の提供,法的因果関係の解明にある.この情報とは,損傷の種類(名称)のみならず,成傷器具の種類(鈍器,鋭器など),外力の種類,成傷機転(打撲,転倒・転落),受傷時の身体状況(飲酒,薬物摂取,疾病),受傷後死亡までの状態(意識レベル,行為能力など),死亡例では死因の解明である.成傷機転では,同側挫傷が認められた場合は打撲が,対側挫傷の場合は転倒・転落が疑われる.成傷器具は,外表の損傷の種類から判断可能である.受傷時の飲酒の程度は,血液・尿ばかりでなく頭蓋内血腫からも分析可能である.
著者
今泉 史生 金井 章 蒲原 元 木下 由紀子 四ノ宮 祐介 村澤 実香 河合 理江子 上原 卓也 江﨑 雅彰
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2013, 2014

【はじめに,目的】足関節背屈可動性は,スポーツ場面において基本的な動作である踏み込み動作に欠かせない運動機能である。足関節背屈可動性の低下は,下腿の前方傾斜が妨げられるため,踏み込み時に何らかの代償動作が生じることが考えられ,パフォーマンスの低下やスポーツ外傷・障害につながることが予想される。スポーツ外傷・障害後のリハビリテーションの方法の一つとして,フォワードランジ(以下,FL)が用いられている。FLはスポーツ場面において,投げる・打つ・止まるなどの基礎となる動作であり,良いパフォーマンスを発揮するためにFLは必要不可欠な動作であると言える。しかし,FLにおいて足関節背屈可動域が動作中の下肢関節へ及ぼす影響は明らかではない。そこで,本研究は,FLにおける足関節背屈可動域が身体に及ぼす生体力学的影響について検討した。【方法】対象は,下肢運動機能に問題が無く,週1回以上レクリエーションレベル以上のスポーツを行っている健常者40名80肢(男性15名,女性25名,平均年齢17.6±3.1歳,平均身長162.9±8.4cm,平均体重57.3±8.7kg)とした。足関節背屈可動域は,Bennellらの方法に準じてリーチ計測器CK-101(酒井医療株式会社製)を用いて母趾壁距離を各3回計測し最大値を採用した。FLの計測は,踏み込み側の膝関節最大屈曲角度は90度と規定し,動作中の膝関節角度は電子角度計Data Link(バイオメトリクス社製)を用いて被験者にフィードバックした。頚部・体幹は中間位,両手は腰部,歩隔は身長の1割,足部は第二中足骨と前額面が垂直となるように規定した。ステップ幅は棘果長とし,速度はメトロノームを用いて2秒で前進,2秒で後退,踏み出し時の接地は踵部からとした。各被検者は測定前に充分練習した後,計測対象下肢を前方に踏み出すFLを連続して15回行い,7・8・9・10・11回目を解析対象とした。動作の計測には,三次元動作解析装置VICON-MX(VICONMOTION SYSTEMS社製)および床反力計OR6-7(AMTI社製)を用い,足関節最大背屈時の関節角度,関節モーメント,重心位置,足圧中心(以下,COP),床反力矢状面角度(矢状面での垂線に対する角度を表す),下腿傾斜角度(前額面における垂線に対する内側への傾斜)を算出した。統計解析は,各算出項目を予測する因子として,母趾壁距離がどの程度関与しているか確認するために,関節角度,重心位置,COP,床反力矢状面角度を従属変数とし,その他の項目を独立変数として変数減少法によるステップワイズ重回帰分析を行った。【倫理的配慮,説明と同意】本研究の実施にあたり被検者へは十分な説明をし,同意を得た上で行った。尚,本研究は,豊橋創造大学生命倫理委員会にて承認されている。【結果】母趾壁距離が抽出された従属変数は,床反力矢状面角度,足関節背屈角度,股関節内転角度であった。得られた回帰式(R≧0.6)は,床反力矢状面角度(度)=0.015×重心前後移動距離(mm)+0.299×母趾壁距離(cm)-0.211×膝関節屈曲モーメント(Nm/kg)-12.794,足関節背屈角度(度)=33.304×体重比床反力(N/kg)+0.393×足関節内反角度(度)+0.555×母趾壁距離(cm)+1.418,股関節内転角度(度)=0.591×下腿内側傾斜角度(度)-0.430×足尖内側の向き(度)+0.278×股関節屈曲モーメント(Nm/kg)-0.504×母趾壁距離(cm)+1.780であった。【考察】FLにおける前方への踏み込み動作において,母趾壁距離の大きいことが,床反力矢状面角度の後方傾斜減少,足関節背屈角度を増加させる要因となっていた。これは,足関節背屈角度が大きいと下腿の前方傾斜が可能となり,前脚に体重を垂直方向へ荷重しやすくなったことが考えられた。また,母趾壁距離と股関節内転角度との間には負の関係が認められた。これは,足関節背屈角度の低下により下腿の前方傾斜が妨げられるため,股関節内転角度を増加させて前方へ踏み込むような代償動作となっていることが原因である考えられた。この肢位は,一般的にknee-inと呼ばれており,スポーツ動作においては外傷・障害につながることが報告されているため,正常な足関節背屈可動域の確保は重要である。【理学療法学研究としての意義】FLにおける足関節背屈可動域が身体に及ぼす生体力学的影響を明らかにすることにより,スポーツ外傷・障害予防における足関節背屈可動域の重要性が示唆された。
著者
亀子 光明 北村 弘文
出版者
医学書院
雑誌
検査と技術 (ISSN:03012611)
巻号頁・発行日
vol.36, no.8, pp.764-766, 2008-08-01

はじめに 免疫学的方法を原理とする測定法では,被検血清中に存在する異好抗体(heterophile antibody,hAb)により偽陽性反応が起こり,測定結果が異常高値を示す場合がある.この作用機序は1986年Boscatoら1)により,ヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin,hCG)測定系において報告されており,その干渉に関与する因子をantibody-binding substancesと表現している. 現在では,マウス免疫グロブリンに結合するhAbをヒト抗マウス抗体(human antimouse antibody,HAMA)と呼んでいる. 初期の腫瘍特異的抗体療法では,腫瘍細胞に対するマウスモノクロナール抗体(monoclonal antibody,mAb)を患者に繰り返し投与すると,その抗体は,マウス由来の異種蛋白であるため,高頻度でHAMAが出現し,それが原因でアナフィラキシーが多発したことが報告されている2).また,その治療を受けた患者血清では,サンドイッチ法による癌胎児性抗原(carcinoembryonic antigen,CEA)測定において,偽高値となることも報告されている3,4).本稿においては,免疫反応に及ぼすHAMAの影響やその回避法について述べる5,6).
著者
金子 真 横井 一仁 鈴木 夏夫 谷江 和雄
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.62-70, 1989-02-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

プーリ・ワイヤ駆動系におけるトルクセンシングはこれまでプーリ両端のワイヤにそれぞれ張力センサを押し付けることにより行なわれていた.この万法では対応するトルクは2つの張力信号をアナログ演算回路に入れ両者の差をとることにより得られるため, 原理的に1軸あおり2個の張力センサを必要としていた.さらにこの方法はたとえ駆動トルクがプーリに作用していなくてもワイヤ張力に比例したバイアス力がセンサ部に作用するため, 残留応力やダイナミックレンジが広くとれないなどの欠点を有していた.本論文では駆動軸回りに発生するトルクがプーリ両端の張力差に比例することに着目して張力差動形のトルクセンサを提案している.次にトルクサーボ系を設計する上で重要な指標となるセンサの等価回転剛性を導入し, センサの幾何学的パラメータや外界の剛性がサーボ系のループゲインに及ぼす影響について, アームの慣性モーメントが無視できるという仮定のもとで考察している.
著者
高畑 圭輔 田渕 肇 三村 將
出版者
医学書院
雑誌
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩 (ISSN:18816096)
巻号頁・発行日
vol.68, no.7, pp.849-857, 2016-07-01

頭部への打撃から数年〜数十年の年月を経て,認知機能低下や精神症状,運動症状などの症候が遅れて出現することがある。こうした遅発性の症候に,外傷を契機とする神経変性が関与していると考えられている。本総説では,頭部外傷によって引き起こされる遅発性後遺症について概説する。特に近年問題となっている慢性外傷性脳症,および頭部外傷に続発するアルツハイマー病について重点的に述べる。また早期診断法としてのタウ・アミロイドPETや予防的介入の可能性についても述べる。
著者
日本地学史編纂委員会 東京地学協会
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.127, no.6, pp.835-860, 2018-12-25 (Released:2019-01-30)
参考文献数
260

The development of geomorphology, human geography, history and methodology of geography, regional geography, and geographic education in Japan from 1945 to 1965 are described. Research objectives and methodologies of geomorphology diversified during this period. A series of natural disasters triggered by earthquakes and typhoons raised social demands for disaster prevention and national land-use management. Full-scale geomorphic studies, fused with geology and engineering, started. Historical geomorphology of lowland plains and process geomorphology began to develop, adding to traditional descriptive geomorphology. The Research Institute for Natural Resources and the Geographical Survey Institute contributed to the postwar reconstruction of geomorphology. Aerial photo interpretation and quantitative land surface analyses developed. A hierarchical landform classification for lowland plains was established and applied to many plains in Japan and developing countries, in order to predict areas subject to flooding and land use planning. The postwar education system increased the number of physical geographers. They contributed to the land classification of Japan as a whole and increased interest in Quaternary environmental changes such as climate and sea level changes, as well as crustal movements, which have produced landform diversity. In 1956, they established the Japan Association for Quaternary Research in cooperation with geologists, anthropologists, and archaeologists. Human geographical research in postwar Japan was far more active and diverse than in the prewar years. This was partly the result of an increase in academic posts devoted to human geography in relation to curriculum reforms in secondary and higher education. Initially, settlement geography was a major field of study. Subsequently, historical geography and economic geography were gradually popularized with the establishment of specialized academic societies, which were dedicated to both fields of study. Among the newly emerging fields were urban, social, and cultural geography. The history and methodology of geography were viewed as overarching fields connected to both physical and human geography. Despite ongoing diversification within geographical research, various topics in these fields were addressed by Japanese geographers. This reflected long-lasting debates concerning the disciplinary identity of geography itself. Regional geography and geographic education concerned both physical and human geography. These research fields were invigorated because of the relative importance of geography in Japan's secondary and higher education systems up to the early 1960s.
著者
八木 章好
出版者
慶應義塾大学藝文学会
雑誌
芸文研究 (ISSN:04351630)
巻号頁・発行日
no.58, pp.p80-94, 1990

慶應義塾大学部文学科開設百年記念論文集
著者
冨士井 睦
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.64, no.2, pp.107-113, 2015 (Released:2015-08-13)
参考文献数
20

〔目的〕頭部外傷による錐体骨骨折後に, 遅発性顔面神経麻痺 (delayed facial palsy: DFP) を発症することがある。今回, 我々は顔面神経麻痺出現時に用いられるHouse-Brackmann grading system (HBS) に基づいた重症度とDFPの改善に要した期間との関連を後ろ向きに検討した。 〔対象と方法〕頭部外傷による錐体骨骨折282例のうちDFPを認めたのは33例であった。DFPの経過観察中に医学・美容上問題のないHBSⅡへ改善した時点を治癒とした。33例のDFPのうち最重症でもHBSⅡであった3例と顔面神経開放術を行なったHBSⅤの1例を除いた29例に対し, 麻痺の重症度とDFPの改善までの期間についてlog rank検定にて統計学的に検討した。 〔結果〕HBSⅤの重度群 (n=7) はHBSⅢ, Ⅳの中等度群 (n=22) に比べ統計学的有意に治癒期間が延長した (p=0.02)。後者は全例治癒に至り, 治癒に至るまでの中央値は50日, 前者では1年の経過観察後も2例で顔面神経麻痺は継続し, 治癒に至った5例の治癒に至るまでの日数の中央値は93日であった。 〔結語〕DFPはHBSによって予後予測が可能である事が示唆された。またDFPでもHBSⅤに至れば顔面神経麻痺を後遺する可能性がある。

1 0 0 0 藥業ノ性質

著者
長井 長義
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
no.74, pp.148-154, 1888-04-07

1 0 0 0 欧州薬学史

著者
長井長義
雑誌
薬学雑誌
巻号頁・発行日
vol.38, pp.139-145, 1885
被引用文献数
1
著者
一瀬 航 嶋田 和孝
雑誌
研究報告情報基礎とアクセス技術(IFAT) (ISSN:21888884)
巻号頁・発行日
vol.2017-IFAT-124, no.4, pp.1-6, 2017-02-03

近年,機械学習を用いたテキストマイニング手法によって,テキスト情報と市場変動の関係性を発見し,市場分析に応用する研究が増えている.また,Web ニュースは企業の株価に少なからず影響を与えており,世に存在する個人投資家がこのニュース記事を参考にしていると考えると,Web ニュースから未来の株価が予測できる可能性がある.そこで本論文では,Web ニュースを対象とし,より多くの投資家が市場の分析に用いていると考えられる指標である日経平均株価の予測を目的とする.テキストを用いた金融予測では膨大なテキスト情報を用いて機械学習を行うことが一般的である.しかし,投資家は市場に影響を与える多様な情報を自ら取捨選択し,独自の着眼点にしたがって市場の分析を行っている.本研究では,この着眼点,つまり,分析にどのような情報が必要なのかという知識を専門家の分析記事から抽出し,これにより機械学習の精度が向上するかの検証と新素性の提案を行う.
著者
柳田 絵美衣
出版者
医学書院
雑誌
検査と技術 (ISSN:03012611)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.75, 2015-01-01

どうも,はじめまして.「検査と技術」の新コーナーが始まりましたよ! おぉ! 「突然おまえは誰なんだ!」という皆さまの心の声がビッシビッシ伝わってきています.そのツッコミ,待ってました! 記念すべき第1回目は自己紹介致しましょう! 私は,神戸大学医学部附属病院病理部の臨床検査技師「柳田絵美衣」と申します.職場の仲間から(教授からも……),「やなさん」と呼ばれております.「エミイちゃんが国家試験に受かったなんて……奇跡だぁ!」と学校中の先生に驚かれ早9年.卒業後は病理検査専門の会社に入り壮絶……な4年間を過ごした後に,現職場に入りました.趣味は仕事,車,絵画,カメラ,旅行,寺,プロレス観戦……片っ端から興味をもつ,好奇心旺盛の育ち盛り真っ盛りでございます.「柳田の血液型は何型だと思いますか?」と質問すると即「AB」と,誰もが高い正解率を誇るほどの典型的な変人AB型……だそうです(本人は普通の人間だと思ってますからね.本気で).
著者
外山 寛 田中 弘之
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.141-149, 1985-06-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
24

塩分摂取量の多寡が運動時の生体に及ぼす影響について検討する目的で健常な成人男子5名を対象に, 高塩分食および低塩分食をそれぞれ6日間摂取させた後, 65%VO2max.の強度で30分間の持久的運動を負荷した.さらに, 同一被検者1名に対して低塩分食を4週間摂取させ, 1週間ごとに70%VO2max.の強度で60分間の持久的運動を負荷し, 以下のような知見を得た.1.高塩分食摂取下では運動中の心拍および最大血圧の応答が低く, また, 血清BUN値の低下が認められた.2.低塩分食摂取下では運動負荷によって血清CK-MB活性値の血清CK活性値に対する比率が上昇し, クレアチニン・クリアランス値は低値を示し, その回復も遅れた.また, 血糖値の低下と血清BUN, 尿酸, トリグリセライドの各値の上昇を認めた.3.尿中へのNa排泄量は塩分摂取量の変化に伴い増減した.K排泄量は高塩分食摂取下では普通食摂取下と差異を認めなかったが, 低塩分食摂取下では増加した.これらの結果から, 塩分摂取量の急激な変化はそれ自体で生体にとってストレスとなり得る可能性を有し, このような状況下での運動実施には慎重な配慮が必要であると思われた.