著者
柳内 克昭 平田 京 石田 洋一
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
Journal of the Vacuum Society of Japan (ISSN:18822398)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.220-225, 2012 (Released:2012-06-20)
参考文献数
26

With the increase in the recording density of hard disk drives, the narrower magnetic pole and read-sensor widths in writing and reading heads are required, and techniques used for the magnetic behavior analysis in a nanoscale area is essential. The observation of the in-plane domain structure of the writer pole for a perpendicular recording (PMR) head was performed by electron holography in order to elucidate the mechanism of the pole erasure originating from the instability of the magnetic domain state. The results revealed that the stability of the domain structure is strongly related to the domain wall trapping, and the pole erasure can be suppressed by realizing the stable domain structures. With respect to a current perpendicular to plane (CPP)-giant magneto-resistive (GMR) head, which has been promising candidates of a next-generation reading head element, the insertion of non-magnetic materials, such as Cu, between the ferromagnetic pinned and free layers is known to increase the MR ratio. For realizing the practical use of the CPP-GMR head, effects of the insertion of materials on the increase in the MR ratio were investigated by X-ray magnetic circular dichroism (XMCD). The results revealed that XMCD is a powerful technique to obtain information on electronic states and magnetic moments with the help of the theoretical electronic band calculation. The potential application of secondary cantilever resonance magnetic force microscopy and spin-polarized scanning electron microscope to the in-situ magnetic imaging of PMR heads will be also discussed.
著者
北方 雅人
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.336, pp.42-48, 2003-12

このところ、早い時間帯の集客に悩む飲食店が多い。消費者の外食時間が変化した上、「ハッピーアワー」の効果も薄れたからだ。早い時間帯にお客に来てもらうには、魅力を感じさせる新たな手法を考えることが急務。お客の隠れたニーズに応える有効な集客法を考えよう。(文:北方 雅人) 平日夜の外食時間が遅くなっている。それは特に会社員に顕著だ。
著者
加藤 茂弘 岡田 篤正 寒川 旭
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.233-246, 2008-08-01 (Released:2009-05-14)
参考文献数
81
被引用文献数
3 3

瀬戸内低地帯東部を構成する大阪湾周辺の活断層,とくに六甲山地や淡路島中・北部の活断層や大阪湾断層帯について記述し,それらとの関連において,第四紀における大阪堆積盆地や播磨灘の形成過程を検討した.大阪堆積盆地は約3.3~3.5 Maに形成されはじめ,約1~2 Maには大阪湾断層帯や六甲—淡路島断層帯などの活動開始により,隆起部の淡路島を境にして大阪湾側(狭義の大阪堆積盆地)と播磨灘側(東播磨堆積盆地)に分断された.約1 Ma以降は,大阪湾北西部の活断層帯で右横ずれ断層運動が顕著となり,六甲山地以西の地域の西への傾動運動が始まった.東播磨堆積盆地は,高塚山断層などの活動により約1 Maまで沈降を続けたが,断層運動の衰退と西への傾動運動により,それ以降は隆起域に転じた.一方,約1 Ma以降の傾動運動により西播磨平野や播磨灘の中・西部は沈降域(播磨灘堆積盆地)となった.約0.4 Maの高海面期には,六甲—淡路島断層帯の右横ずれ運動により局地的な低下域となった明石海峡を通じて,播磨灘にはじめて海水が侵入した.その後の播磨灘では,高海面期毎に海域が南西へと拡大していき,最終的に現在の播磨灘が形成されたと考えられる.
著者
中野 英朗
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.40, no.10, pp.663-667, 1992-10-20 (Released:2017-07-13)

茗溪学園は, 筑波研究学園都市に位置する創立14年目の私立中学校・高等学校である。創立時より高校生ひとりひとりが自ら選んだ課題を長期間研究し, まとめあげるプログラムを計画していた。それが準備から数えて今年で13年目になる「個人課題研究」である。これは, 中学1年から毎年行われるフィールドワークの延長であり, 生徒が自分の将来を真剣に考える進路指導の機会でもある。本学園でしかできない特別な内容は一切ない。その方法は多くの学校で応用できるものと考えている。
著者
原辰彦
出版者
東京地学協会
雑誌
地学雑誌
巻号頁・発行日
vol.114, no.3, 2005
出版者
巻号頁・発行日
vol.[19] 十八 河岸地明地往来物揚場之部,
著者
西村 雅史 大嶋 良明 野崎 広志
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.117-118, 1995-09-20
被引用文献数
3

近年,欧米では単語のN-Gramのような統計的言語モデルを利用した口述筆記(Dictation)システムが,まだ離散単語発声ではあるが,実用化されはじめている.一方,日本語に関しては,語順に関する制約が弱いという知見から,N-Gramモデルの有効性について疑問視されていることや,単語の概念が明確でないため,離散発声単位として適したものがないなどの理由で,欧米と同様の構成のシステムはあまり研究されていない.日本語においても,潜在意識的ではあるが意味のある最小の単位としての単語が存在する.ただ,機械による処理を前提とする場合に用いる文法は,これとはまったく異なるものを単語として扱うのが一般的である.今回,実際に人間の振る舞いを観察することで,この"潜在意識的な日本語の単語"を抽出した.また,機械的に自動抽出された形態素解析結果との対応関係を推定することによって,この単語単位を自動生成し,N-Gramモデルを構築した.他の単位とパープレキシティによる比較を行った結果は,日本語においても(大語彙,離散単語発声による)Dictationが実現可能であることを示唆している.むろん,この単位は連続発声による認識にも容易に適用出来る.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.607, 2015-01-12

CheckPoint・新青森─新函館北斗間が2015年度末に先行開業し、函館以北の工事本格化・国土交通省は15年度予算の概算要求で、全線開業の前倒しを求めている 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備中の北海道新幹線では、新青森─新函館北斗間(延長149km、事業費5508…
著者
古川 成道 渡部 広一 河岡 司
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.2(2006-ICS-142), pp.99-106, 2006-01-13

人間は,表から多くの知識を獲得し,その表に関する質問に柔軟に答えることができる.コンピュータが表を理解することができれば,表から知識を得ることができ,コンピュータはより知的になると考えられる.また,表を理解できれば,その表に関する質問にも答えることができるようになる.本稿では,概念ベースや常識判断システムを用いて,表の構造や内容を解析し,自然言語による質問に対する応答が可能となる知的表理解システムを構築する.表に記載されている語句のみで構成される質問文だけではなく,表に記載されていない語句を含んだ質問文に対しても約60%の正解率で答えることができる手法を提案する.
著者
掘,繁
出版者
土質工学会
雑誌
土と基礎
巻号頁・発行日
vol.49, no.9, 2001-09-01